4191.2018年11月3日(土) 「文化の日」にめでたく傘寿を迎える。

 今日「文化の日」、80歳の誕生日を迎えた。少子高齢化の時代であるが、大病を経験することもなく元気に傘寿を迎えられたのは、幸運だったと思っている。私が生まれた昭和13年11月3日は、当時明治天皇の誕生日として「明治節」と呼ばれ、それにあやかって「節夫」と名付けられた。

 昨晩はホテル・ニューオータニで開かれた「日本・ミクロネシア連邦国交樹立30周年記念式典」に出席した帰り道の弁慶橋で足を滑らせ腰を打ち、暫らく起き上がれなかった。周囲を通りかかった人たちから優しく「大丈夫ですか?」と声をかけられたが、年齢的なものを感じるとともに、親切な人がいっぱいいるものだと嬉しくなった。これからは歩行にも気を付けなければいけないと自戒している。

 これから後何年生きられるのか分からないが、健康管理に留意しながらも執筆活動を主に自由気ままに生きていきたいと願っている。

 生きるという問題に関して言えば、人間は生まれれば必ず国籍が付与される。しかし、その国籍について問題児、アメリカのトランプ大統領が、また爆弾発言を行った。今アメリカで出生地主義に基づき新生児に与えているアメリカ国籍を、唐突に誕生間近に入国した親の子には与えない考えであると言い出した。理由はアメリカ国籍を有しない両親が生んだ子どもがアメリカ人となるのは移民と同じだとの考えからである。黒人やヒスパニックらを差別するトランプ氏の有色人種蔑視の主張である。現在迫害から逃れ仕事を求めて徒歩でアメリカへ入国しようと、メキシコ国内を北上中の母国脱出の6千人規模のホンジュラス人と約2千人のエルサルバドル人が、アメリカ軍軍隊が監視するアメリカ国境へ近づきつつある差し迫った事態に対してどう対応するのか。ことは刻一刻差し迫っている。日本のように閉鎖的な血統主義に基づく国籍付与と異なり、入国に寛容なアメリカの出生地主義を、アメリカ民主主義的発想からトランプ氏個人の考えで一気に覆そうというのである。

 大規模なアメリカ入国希望者集団を、果たしてトランプ大統領は軍隊の力で押し返すことが出来るのだろうか。国境戦争?が心配である。

2018年11月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com