4168.2018年10月11日(木) 世界的な同時株安現象

 築地市場が閉鎖され、今日豊洲市場が開場した。同時に築地市場の解体作業が始まった。跡地は取り敢えず、2020年東京オリンピックの選手や大会関係者らの輸送拠点として使用される予定だが、その後はどうなるのだろうか。築地が日本の台所として欠かせない存在だっただけに、豊洲も外国人観光客が見学に来るような施設になって異彩を放ってもらいたいものである。

 さて、今日世界同時的に株価が下落した。ニューヨーク株式ダウ平均株価が今年3番目の大幅な値下がりで対前日比831㌦も下がった。日経平均株価も同じく今年3番目の値下がりで一時1,000円超の安値となり、最終的には対前日比915円も下落して22,590円となった。アジア各国の株価も軒並み下がった。遅れて開場したヨーロッパでもアメリカの影響を受けて同じように各国市場とも下がった。

 その最大の原因は、好況を続けていたアメリカ経済界に対して、連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和から一転して長期金利の値上げを公表したことと、米中貿易戦争による貿易摩擦の不安感が溜まっていたことと言われている。トランプ大統領としては、来月の中間選挙を前に自らが仕掛けた対中貿易戦争による影響が足を引っ張った結果となった。

 ついては、昨年から日本ペンクラブで財務委員を務めていて毎月前月分の支払い伝票のチェックにペン事務局へ出かけているが、今日は伝票チェックの後事務局の担当者とともに税理士を交えて勘定科目の使用方について話し合うことになった。

 経理業務は私にとっては専門業務ではないが、入社2年目に経理部に配置され下っ端経理係として下働きをしていたので、門前の小僧ならぬ伝票の何たるかのイロハ程度は知っている。それがペンクラブの伝票を初めて見た時、「仮払金」の扱いについて疑問を抱いた。仮払金というからには、概算額を支払うという観念が頭に入っていたが、それがペンでは仮払金支出に円単位まで出すことがある。単純にエッと思った。それでは仮払金としてちょっとおかしいと事務局のスタッフに尋ねたところ、今までこれでやってきたし、この方が慣れているのでやり易いという。経理規則に反するわけではないが、このまま続けたいと言うので反対意見を述べる私を説得するために税理士を呼んで同席させたものだ。他の企業の経理マンに聞いても誰もがペンのシステムはおかしいという。今日の税理士はこのままで問題ないと事務局側の考えを擁護するので、納得は出来ないが、あまり無理押しすると先へ進まないので、事務局のし易いやり方を容認することにした。

 専門家ではない私から見てとても納得しがたい。一般的に長い間外部とコミュニケーションを取らないでいると井の中の蛙となる。日本ペンクラブで今後同じような問題点が現れた時、どう対処すべきか考えてしまう。頭の痛いところだ。

2018年10月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com