4041.2018年6月6日(水) 国内外ともに気がかりなことばかり

 近畿、東海地方とともに関東甲信越地方も今日梅雨に入った。予報通り午前中から小雨が降りだし、肌寒い。テレビ・ニュースではきれいなアジサイの花が梅雨らしい時節を伝えていたが、いつ頃まで鬱陶しい梅雨が続くのだろうか。

 さて、来る12日に初の米朝首脳会談が予定されているシンガポールでは、警備上の問題もあってピリピリしているようだ。シンガポールには今世界中の注目が集まっている。会談は市内のホテルではなく、近くのセントーサ島で行われる。今ではこの小さな島内にレジャーランドとして、リゾートホテルや、遊覧施設などが整備されている。今から30年以上も前に何度か訪れたことがあるが、当時の質素、素朴さとは異なり、写真で見る限り中々高級なリゾート地に変貌しているように思えた。ここでトランプ大統領と金正温委員長が、非核化と経済制裁解除を主たる議題に取り上げて話し合いするわけだが、2人ともどこまで本気で当面の課題に真剣に話し合うことが出来るだろうか。日本はあくまで北朝鮮に対する制裁の強化と拉致問題解決を主張している中で、今日安倍首相はワシントンへ向け旅立った。ワシントンでトランプ大統領と日米首脳会談を行い、日本の立場と要望を伝える予定である。その後2人はカナダへ飛び、東部のシャルルボワで開催される先進7か国首脳会議(G7)に出席して米朝首脳会談への対応も話すものと見られている。

 ただ、過日アメリカが輸入品目に高関税を課すと公表したことに対して、日本を含む6か国がアメリカに反発して、日本以外の5か国は報復措置を取ると非難していただけに、アメリカと6か国との間でスムーズに話し合いが出来るか些か気になるところである。

 ついては、このところ国内大企業で検察が動き出すような不祥事が目立っているが、引き続きそれらの事件の実態が暴露されている。今日事件を報道した新聞の中にも、神戸製鋼所のデータ改ざん、スバルの排ガスと燃費の測定値に絡む改ざん、スルガ銀行の不動産投資融資に関する不正などがあるが、日本を代表する企業がかくも非倫理的な事件を次々に引き起こすとは、どういうことだろうか。いよいよ日本企業も政治に倣いモラルが劣化したのだろうか。政治もダメなら、経済もダメというのが最近の日本の実態だろうか。

2018年6月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com