3796.2017年10月4日(水) 企業見学会に参加

 以前に何度か講師を務めたことがあるNPO吉祥寺雑学大学の関係者からお誘いを受けて、慶應OB・OGの集まりのひとつ、「新世紀三田会」の企業見学会に参加した。埼玉県北本市のグリコピアと、千葉県野田市のキッコーマン㈱野田工場内の「もの知りしょうゆ館」を見学した。

 前者はグリコ㈱の新しい施設で広々として、中々清潔で、明るい建物だった。冒頭カレッジホールと称する場所で‘創業者江崎利一物語’というビデオが映写され、その後乳製品の初期段階から製造、包装、出荷までオートメーションによる一連の管理状態をガラスの外から見たり、或いはところどころでビデオを観ながら説明を受けた。随分機械化が進んだものだと感じた。ガイドの若い女性が的確に、分かり易く説明、解説してくれて、父が明治乳業に勤めていた遥か昔に比べて同じ業種ではあるが、随分清潔、かつ効率化が進捗したものだと思った。これも時代の流れだと感慨深く感じたところだ。この施設は約30年前に神戸市に江崎グリコが工場と企業ミュージアムが合体した工場見学施設としてオープンした施設に続く第2号ということだった。こういう広報を兼ねた啓蒙的施設が企業でも採用される時代になったということだろうか。気軽に楽しく見学出来る施設だった。

 後者は、醤油のキッコーマンのPR施設で、グリコに比べて大人向きのものだ。会社は歴史的にはグリコより遥かに古いだけに、写真で見る昔の製造風景につい引き込まれる。取扱い商品が一般家庭で毎日使用される生活必需品だけに、実生活との密着感が興味深い。改めて醤油の原料が、大豆、小麦と食塩だということを再認識した。キッコーマンについては、昨年キューバ旅行中に急逝した中学と大学で同級生だった伊藤嘉信くんが、同社役員の後にマンズワイン社長となった折に、同社を見学して旧交を温めたことを想い出す。案内役の女性に伊藤くんについて尋ねたが、当然であろうが、残念ながらご存じではなかった。

 同行者は大学の先輩と後輩ばかりなので、初めての参加にも拘らず、あまり気を遣うこともなく好いムードのうちに帰って来た。朝10時20分に新宿西口に全員集合して解散は午後6時前で、昼食も割烹料理をいただき、久しぶりに楽しい勉強会の1日となった。

2017年10月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com