3782.2017年9月20日(水) メキシコで32年前と同日に大地震発生

 JR成田エキスプレスで成田へやって来た。明日の早い出発に備えてホテル日航成田で前泊するためである。明日のフィンランド航空は第2ターミナルから出発するので、ターミナルからホテルへ迎えのバスで向かったが、その途中で第1ターミナルへ寄った。昨年キューバへ行った時は、羽田から出発した。成田はこれまで第1ターミナルしか利用したことがない。2014年も、15年も第1から出発したが、第2ターミナルの雰囲気から考えると周辺の空気がまるで別の空港のようだ。成田空港の印象も随分変わった。

 さて、メキシコでまたM7.1の大地震があった。メキシコ・シチーに近いプエブラ州で昼過ぎに起きた。1985年にも同じ日に大地震が起きた。日本時間午後9時時点ですでに死者217人を出している。8日に南部で起きた地震はM8.1 だったが、これほど大勢の犠牲者は出なかった。放映される画像が生々しい。日本も自然災害に襲われることが多いが、どこの災害を見ても自然には勝てない。

 今年も国連総会が開催され、アメリカのトランプ大統領が早速北朝鮮を非難した。アメリカの制裁を物ともしない傲慢な金正恩委員長にしびれを切らしたか、金正恩をロケットマンと呼び、ロケットマンは自爆行為に走っていると言い、北朝鮮を完全に破滅させる以外に選択肢はないとまで言い出した。トランプ氏は、ヨーロッパ諸国と結んだイラン核合意についてもやり玉に上げ、イランを攻撃した。日本にとって意外だったのは、トランプ氏が北朝鮮の非人道的行為のひとつとして、北朝鮮によって日本の13歳の少女が海岸からさらわれたと、拉致被害者の横田めぐみさんに言及したことである。

 トランプ演説に対して安倍首相が、今は対話でなく圧力をかけ続ける時だとして、トランプ氏が喜びそうなことを良い続けていることに対するお返しをしてくれたと言えないこともない。トランプ氏は上機嫌だった。善し悪しは別にしても、トランプ氏の言うことも一部的を射ていることは確かである。ただ、北朝鮮問題の先行きは誰にも分からない。米中ロの思惑や、駆け引きもあって北朝鮮には北朝鮮だけの我儘だけではない生き残りの悪知恵のようなものが憑りついているように思える。

 自国第一主義を主張するトランプ大統領に対する強い反発もあった。ブラジルのテメル大統領は保護主義を批判したり、フランスのマクロン大統領も地球環境を主眼にしてトランプ氏とは異なる見解を表明していた。

 国連が協調よりむしろ統制、自己主張に走り出したような印象を持った。

2017年9月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com