3096.2015年11月4日(水) 大企業の不祥事続きは何が原因か。

 このところ内外ともに世界的な大企業の不正が後を絶たない。東芝の不正会計、欠陥エアバッグの自動車部品大手メーカーのタカタ、免振ゴム不正使用の東洋ゴム工業等々が問題となってまだ間もないうちに、大手不動産業者の三井不動産レジデンシャルが販売した横浜市内のマンションで建物が傾いたことが明らかになった。その影響が糸を引いているばかりでなく、被害が全国的に拡大している。結局販売元の同社だけではなく、重層構造になっている下請けの建築施工業者が手抜き工事を行っていたことが徐々に暴露されている。それらの工事を請け負った建設会社や工事会社が、発覚しないだろうと経費を削って法律で決められている通り工事を行わなかったことが原因である。儲けのためには、一見して目に付かない箇所で手抜きをやる悪質な行為を、大手企業がやっていた。一旦失った信用はそう簡単に取り戻すのは、並大抵のことではない。まだ、原因等を調査中ということでもあり、これからもこういう杜撰な建築工事によって建てられたマイホームが明らかになるだろう。

 そして、今日原子力規制委員会が高速増殖炉「もんじゅ」について、運営主体の日本原子力開発機構に代わる運営主体を示すよう馳浩文科相に勧告した。恥ずかしいことに度重なる点検不備により、原子力規制委員会は原子力機構に「もんじゅ」の運転を任せるのは不適当とまで断罪したのである。この後どういう対応を取るのかは分からないが、今まで「もんじゅ」では、点検漏れの事故が頻発し、再三改善を促されていた。しかし、一向に改善される見込みがないと見透かされたのである。

 こんな重大なことが一向に修正されないとは、ことは技術以前の問題であり、モラルに問題があることは間違いないと思う。東芝然り、三井不動産しかりで、民間大手企業のスキャンダルと歩調を合わせるかの如く、国の事業でも同じように次元の低い事象が発生している。

 これでは、政府が原発再稼働に当り、いくら世界で最も安全だと吹聴しても原発の検査自体がどこまで信用出来るのか分からない。こういう路線の上で、危険をはらむ原発の再稼働が続々とスタート台に立とうとしている。

 大企業の不祥事は、国内だけに留まらず海外企業でも起きている。先月ドイツのフォルクスワーゲン(VW)社は、ディーゼル車の排気ガス規制で不正を犯した信用失墜により販売高を急速に落としているが、今日新たなVW社の不正が明らかになった。販売前の型式認証手続きというのがあるそうだが、VWでは二酸化炭素(CO2)の排出量の数値が実際より低くなるよう不正を働いたという。VWの場合、これまでディーゼル車の不正のみと見られていたが、わが家の車「POLO」やアウディまで、その対象は広がるほどの全社的な不正事件である。

 どうしてこのようなモラルを問われる事件が連続的に起きるのだろうか。メーカーには自助作用が働かない社内構造になっているのだろうか。VW社の不正も許せないが、真面目な技術大国と言われた日本の製造業も好い加減なものだと言われないよう反省して欲しいものである。

2015年11月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3095.2015年11月3日(火) 「文化の日」喜寿の誕生日を迎える。

 今日「文化の日」は77歳の誕生日である。来し方を振り返れば、77年の歳月に万感の思いが湧き上って来る。この日は日本憲法が公布されてから69年目でもある。この間公私ともにさまざまなことがあった。

 節目として大きな影響を受けたのは、何と言っても太平洋戦争であり、60年安保闘争だった。更に言えば、個人的には入社5年にして、今から思えば無謀にも会社へ辞表を提出して当時のチェコスロバキアへの留学を実行しようとしたことである。だが、生憎1968年突如勃発した「プラハの春」の煽りを受け、チェコ行きの志を通すことが難しくなり、初志貫徹することは出来なくなった。あれがひとつの転機となった。

 その後は旅行エージェントとして自分なりのやり方で、新しい企画を作り多くのお客様に助けていただいて旅行業を自分の終生の仕事と考えるようになって行った。プライベートでも自由に好きなことをやった。その間家庭的にも伴侶を得て2人の子どもに恵まれ、幸せな家庭を築くことが出来た。

 77年を今振り返って悔いることはない。自分に合った旅行業という仕事に従事して思い切りやり遂げることが出来たと思っている。紆余曲折を重ねたが、思い残すようなことはない。高校でラグビーを、大学では登山を思い切ってやって学問以外にも学園生活を楽しんだ。大学ゼミナールでは良き師に恵まれ学友と充実した気持ちで学ぶことが出来た。他にも多数の素晴らしい友人に恵まれた。

 その意味では幸せな77年だったと言うことが出来る。今の著述業はおまけの人生で自由気ままに活動しているが、あまり自分勝手な我儘も出来ないし、そろそろ終活の準備に手を染める時期に来ているかなと思っている。今後は健康状態を入念にチェックしていくことが最も大切だと考えている。

 さて、今日は所属する認定NPO法人「江戸城天守を再建する会」の江戸城天守再建に関する復元調査の報告会が、神保町の学士会館で開かれた。当初から復元の青写真を作成している三浦正幸・広島大学大学院教授の報告と、東京をもっと魅力的な都市へと訴える伊藤滋・早稲田大学特命教授の特別講演、更に神保町にある共立女子大生による神保町活性化デザイン計画のプレゼンテーションが行われた。

 個人会員の数が4500人まで増えて少しずつ江戸城天守再建への関心と希望が高まっているが、前途は決して楽観出来るものではない。77歳の我々が生きている間に天守再建が実現出来るかどうかという次元の話になる。ひょっとすると難しいかも知れないと考えると少々寂しい気持ちになる。

 今日三浦教授の講演の中で、改めて知ったことは、江戸城は徳川家康が築城したものであるが、防御用というより美的感覚が強く世の中にもう戦いがないという自信があったからだろうということと、城の形があらゆる点でどこから見ても美しいということである。

 一日も早く江戸城天守閣の美しい英姿を見てみたいものである。

2015年11月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3094.2015年11月2日(月) 日本ラグビー界に福来る?

 ラグビー・ワールドカップも昨日早朝の決勝戦を以って1ヶ月半に亘る大会の幕を閉じた。決勝戦をビデオ観戦したが、ライバル国同士の好試合のうちに予想していた通りニュージーランドが勝ち、前回に続いて連覇、3度目の優勝を飾った。今回は準決勝に勝ち残った4チーム、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチンといずれも南半球のチームばかりで、相変わらず過去において帝国主義時代の植民地だった国が強かった。これで過去8回の大会で優勝回数はニュージーランド3回、南アフリカとオーストラリア各2回、イングランド1回で強豪国はごく限られた国ということになった。

 その中で日本チームが南アフリカを破ったことは、今大会最大の番狂わせと言われ、世界中が驚き興奮した。だが、それだけに留まらず日本は決勝トーナメントこそ勝ち点の差で進出出来なかったが、一次リーグで3勝1敗の好成績を挙げ、その健闘ぶりは世界中のラグビー・ファンから広く称賛されている。代表チームが帰国して以来国内でもラグビーの俄か人気が高まり、注目されるようになった。そこへ今日大きなご褒美が知らされた。

 ひとつは、新設された過去8回の大会の「ワールドカップの最高の瞬間」に日本対南アフリカ戦が選ばれたのである。日本が3点リードされたノーサイド直前にトライを奪い34-32で逆転勝ちした、後輩のあのNHK豊原アナが絶叫し視聴者を興奮のるつぼに追い込んだ決定的なトライ・シーンである。

 もうひとつは、ヒーローとなった五郎丸歩選手が今大会のベスト・フィフティーンに選ばれたことである。勿論日本人で初めてである。

 ラグビーをプレイした私自身の経験からも言えることは、例え一時的であろうとも、多くの人々がラグビーに関心を持ってもらえることはとても嬉しいことである。

 女子ラグビーが取り上げられ、車いすラグビーもメディアに取り上げられた。後者に至っては昨日オーストラリアを、一昨日ニュージーランドを破り、アジア・オセアニア選手権で優勝して、来年のリオ・パラリンピック出場権を獲得した。

 夜になって「SMAP」のテレビ番組でも、五郎丸選手は大もてだった。ラグビー・ブーム到来である。シーズンに入るこれからが大いに楽しみである。

2015年11月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3093.2015年11月1日(日) 気になるビルマの国内政治情勢

 つい最近トルコ人とクルド系トルコ人の争いがここ東京にまで波及し、トルコ大使館前で双方の対立による殴り合いが連続的に起きている。ついに他国で喧嘩沙汰になって多数の警官が繰り出す始末である。その原因として、6月に行われたトルコ総選挙で与党がクルド系トルコ人の進出によって議席を奪われたことがその背景にある。これに続いて、今日1日に再びトルコで総選挙が行われている。その結果次第では、トルコ国内に新たな不安定要因が生まれる可能性がある。わが国にとってはえらいとばっちりではた迷惑であるとしか言いようがない。だが、民族間や宗教間の対立や争いは、地球上あちこちで起きていて、それが戦争へ発展する遠因となっている。部外者である我々は、ある面で止むを得ないと見過ごすしかないか。

 ところで、国際的なニュースからやや遠ざかっているが、いつも気になっているのが1週間後にトルコと同様国内総選挙を迎えるビルマである。今朝の日経紙に久しぶりに大きなスペーを取って最近のビルマの政治的情勢と宗教的な問題に関する記事が載っていた。それによると民主化の象徴として国民に圧倒的な支持があったアウン・サン・スー・チー女史の人気に最近陰りが見えて来たようである。

 民主化を叫び、60年代の軍事政権とティン・セイン現政権を批判して大衆を引っ張って来たが、イスラム教徒の多いビルマ西部のラカイン州で彼らへの対応を巡って、仏教徒から公然と非難されるようになったことが、アンチ・スー・チー女史への引き金となった。隣国バングラデッシュから流れ込む不法移民ロヒンギャ族が増えるに連れて仏教徒から益々反感の声が上がり、スー・チー女史への支持が下降線を辿りだした。完全とはとても呼べないビルマの政治形態であるが、それでもこれまでスー・チー女史を中心に民主化運動をまとめ上げ、国民民主連盟(NLD)を母体に民主化路線を築き上げたスー・チー女史率いる民主化路線の火は何としても消してもらいたくない。ついビルマを愛する気持ちからそう願ってしまう。

 実は、毎号NPO紙に書いているコラム欄にも、11月号には40年前のビルマとの連絡通信の苦労話を書いて送ったばかりである。ビルマの民主化とビルマの人々の平安と幸せを遠くから祈るばかりである。

2015年11月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3092.2015年10月31日(土) ハロウィーンは少々騒ぎ過ぎでは?

 今日はハロウィーンで予想通り渋谷のスクランブル交差点など人目に付きやすい場所へ、目立ちたがり屋の若者たちが思い思いの仮装姿で現れた。午後10時現在渋谷交差点の人ごみを画像から観ていると群衆が押し合いへしあいの危険な状態である。先月サウジ・アラビアで巡礼者が将棋倒しで1500人以上もの死者を出した大惨事があったが、渋谷にはこれからまだ人が集まるようだからこれから将棋倒しなどで同じような不幸なんか起きないことを祈りたい。

 ハロウィーンでは、昨年は着替えのために公衆トイレや、近くのデパート、駅などのトイレを長く占領して本来の顧客が利用出来ない状態や、騒音とゴミ投げ捨てなどに対して苦情が寄せられた。彼らの傍若無人ぶりは一体どうしたら良いのか。今年は昨年の苦情例から、都が着替え設備などを臨時に設営したり、ゴミ袋を提供したりしていたようだが、これはこれで費用がかかることでもあり、若者の遊びの代償として自治体が費用を負担することに些か納得し難い点もある。況してや都民でない若者のために都や区が都区民税で設備を提供することには少々拘りがある。

 さて、一昨日BSテレビ朝日で放映された終戦70周年記念ドキュメンタリーで、一部に2年前の放送内容も取り入れた2時間番組「戦いが聴こえた―ラジオが伝えた太平洋戦争」を今日ビデオで観た。今年は終戦70年の節目の年でもあり、各テレビ局でもそれに因んだ作品が多い。これも新しい視点から戦争を描写した見どころのある作品だった。

 出征した兵士たちが戦没の地へ向かう直前に録音したメッセージを家族が聴いている場面と、終戦直前の昭和天皇の玉音放送にまつわる天皇と軍幹部、関係者の関わりを描いたもので、中々見応えがあった。

 1945年7月26日に連合国側から提示されたポツダム宣言の受け入れ経緯と、穏やかに終戦へ導こうと努力する日米当事者の苦労がよく描かれていたと思う。次のようなことも初めて知った。ポツダム宣言には、敗戦国国民が希望を言える「大西洋憲章」がセットされていたことで、親日的なザカライア海軍大佐が日本の知人としきりに無線連絡をして、少しでも敗戦後の日本がダメージを負わないように、また早く国家再建が出来るよう努力していた。大佐は戦前高松宮ご夫妻の新婚旅行の折にアメリカでご夫妻をお世話するなど、日本人の性格を熟知していた人物である。大佐の子息が父親は日本が好きで、何とか敗戦による破滅から日本を救おうと努力していた様子を語っていた。だが、近衛師団内でクーデター騒ぎがあったり、軍の独走によりポツダム宣言受け入れが遅れて原爆の投下となり、終戦となった。

 これまで知らなかった内輪の話が多く紹介され、こんな事実もあったのかと今更ながら戦争の複雑さを思った。

2015年10月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3091.2015年10月30日(金) ハロウィーンって何だ?

 明日はハロウィーンだそうで、早くも派手な仮装姿の若者たちがわがもの顔で街中を闊歩している姿がテレビで映し出されている。どうして近年日本でこんな非日本的な催しが盛んになったのだか、不思議な気がする。今日の日経紙夕刊「明日への話題」に、作家・松井今朝子さんが「ハロウィンと節分」と題したエッセイを寄稿している。それによると始祖である古代ケルト人は一年の始まりを11月1日にしていたので、ハロウィーンは大晦日に当り、今のブームはバレンタインにあやかった菓子メーカーの戦略に乗せられたと穿った見方をしている。いろんな考えがあるものだ。

 ハロウィーンとは、本来カトリック系の収穫祭のようなものらしいが、仮装行列や自分らが敬う神がかった象徴的な人物がいるわけでもない。純粋に子どもたちのためのお祭りなのである。アイルランドから始まって、今ではアメリカ社会に広く根付いている。

 1976年文部省教員海外教育事情視察団にお供してジョン万次郎が成育したニュー・ベッドフォード市(マサチューッセッツ州)で教育施設、学校を訪れた時、偶々季節的にこのハロウィーンにぶつかり初めてこのハロウィーンという行事を知った。当初は同行した先生も誰ひとりとしてこんなお祭りがあることを知らなかった。ただ、学校に大きなカボチャや、派手な衣装が置いてあり、独特な雰囲気があったことは事実で、アメリカの先生から丁寧な説明を受け、ハロウィーンの何たるかを教えてもらった。そのうえアメリカの先生方からいくつかの市民家庭を紹介されて、「Trick or Treat?」(いたずらか、ご馳走か?)と唱えながらそれらの家庭を子どもたちと訪れて、住人からお菓子をいただいた思い出がある。

 子どもたちがこういう「Trick or Treat?」などと家庭を訪問するのは、可愛くて微笑ましいが、日本の場合「Trick or Treat?」などと言って若者が見ず知らずの家庭を不躾に訪れるわけには行くまい。その点でやはり日本の習慣にはちょっと馴染みにくいような気がする。松井さんがいみじくも言い放ったように、菓子メーカーの宣伝戦略というのが当らずとも遠からずだろう。

 それでも民間シンクタンクの調査によると、このハロウィーン効果は1220億円もあるというから、馬鹿にならない。

 しかし、こういう日本人にはあまり馴染まないお祭りがいつの間にか流行する反面、地方の過疎化現象により日本古来の伝統行事のお祭りは神輿の担ぎ手がいなくなり、祭り自体が消滅する危機に瀕しているらしい。

 ともかく明日はハロウィーンだ。渋谷界隈で荒れ狂う若者が羽目を外すようなことがなければ、良いがと思う。

 さて、箱根地区の噴火警戒で箱根ロープウェイが全線運休になってから、ほぼ半年になる今日、一部区間で運転を再開した。やれやれとほっとしている。ただ、それは桃源台から姥子までの部分的な開通であり、そこから大涌谷の上を通過する早雲山までの見どころ区間がまだ開通されないので、興味は半分にもならない。だが、今のまま噴火現象が徐々に収まってくれれば、いずれ見どころの大涌谷観光を楽しめることになる。日本各地で休火山が動き出しているので、楽観出来ないが、少しでも良い方向に道が開けることを祈るばかりである。

2015年10月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3090.2015年10月29日(木) 日本男子体操チーム、世界選手権で金

 今日おめでたいニュースの一番は、イギリスのグラスゴーで開催されている体操の世界選手権で、日本男子団体チームが金メダルを獲得したことである。寡聞にして知らなかったが世界選手権で男子団体が金メダルを取るのは、オリンピック・アテネ大会の金は別にして、1978年ストラスブール大会以来実に37年ぶりの快挙だそうである。こういうスポーツ選手の活躍による話題は、マイナス・イメージがなく本当にすっきりする。

 それに引き換えて国内で政治が絡むとまったく気持ちがすっきりしない事案ばかりが目立つ。

 昨日の本ブログにも書いたが、沖縄辺野古沿岸における沖縄県の埋め立て工事中止の命令を取り消しをした国は、早くも今日埋め立ての本体工事を再開した。これに対して翁長雄志・沖縄県知事は「強権極まれる」と烈火の如く怒っている。それはそうだろう。事はすべて政府の思惑通り素早くスケジュールに則って進められているのである。これでは政府と沖縄防衛局の出来レースではないかと勘繰られても抗弁出来まい。

 沖縄県は国の決定と工事再開を不服として、国の第三者機関「国地方係争処理委員会」に審査を申し出るべく準備を進めている。在日米軍基地の3/4が沖縄県内にある現状から考えると、基地の県内移転だけで済む問題ではない。基地問題の根本的な解決のためには、政府は沖縄県民の苦悩を配慮して、基地の一部を本土へ移転することも検討すべきであり、問題解決のために真剣に考えるべきではないかと思う。

 政府は法律に則ってと言いながら一方的に、かつ強引に「基地」という重荷を沖縄だけに押し付けるのは、我々都民としても心苦しいとの気持ちになる。これを政府は汲み取って時間をかけ、話し合いを続けて合意案を生みだす努力と沖縄県民へのおもいやりを見せる時期に来ていると思う。

2015年10月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3089.2015年10月28日(水) 米中対立と国・沖縄の対立

 昨日中国が造成した南沙諸島の人工島海域内を航行した米海軍イージス駆逐艦を一定の距離を保ちながら中国海軍のミサイル駆逐艦と巡視船が追尾し警告した。アメリカ国防総省はこの行動によって航行の自由をPRする目論見である。数か月はこのまま航行を続けるようだ。中国外務省は強烈な不満を表明しつつも敢えてアメリカと事を構えることはなさそうだ。

 その中国は先日イギリスとの蜜月関係を国際社会にアピールしたばかりであるが、同時に近年の中国経済の成長と実力が評価され、中国通貨の「元」が国際通貨としてIMFから承認される福音もあった。これで元はドル、ユーロ、ポンド、円とともに天下晴れて国際通貨としてその実力を認められたことになる。とにかく今世界では中国が良くも悪くも大きな話題を提供している。

 中国国内外での騒ぎと同じように、わが国では沖縄の辺野古埋め立て工事に関する国と県との争いが大ごとになっている。

 先に翁長沖縄県知事が、沖縄防衛局の埋め立て工事承認取り消し命令を出したことに対して、国土交通大臣がその命令処分の効力を止めた。防衛省の意向に対して同じ役所の国交省が同意することは予想されていたことであるが、あまりにも短期間に効力停止を命じられたことに沖縄県は強く反発し非難している。これにより、今後国が代執行手続きに入り堂々と埋め立て工事を再開することを決めた。

 一番気がかりなことは、沖縄が戦争で一番悲惨な目に会い、戦後もアメリカ軍政下に統治され、基地問題で散々悩まされていたのに、今また国から厳しい対応をされようとしていることである。

 政府と沖縄県の対立は双方にとって不幸である。どうして政府は苦難の道を歩んできた沖縄県民の気持ちをもっと汲み取れないのだろうか。あまりにも県民との話し合いが足りないように思う。

 さて、日曜日に訪れた鎌倉・円覚寺の「拝観志納金」受取証裏面に「禅のこころ」としてこんなことが書かれていた。

 「世界は広い。小さなことに何もくよくよすることはないのです。何もひっかからずに、サラサラとすることがさとりなのです。朝起きたら、気持ちよく『おはようございます』 ごはんができたら、手を合せ『いただきます』 お茶をいれて頂いたら、心から『ありがとう』 天気には、洗濯物を干せばいい。雨が降ったら、本でも読もう。さとりとは、ひっかからずに、さらさらと」。

 別に取り立てて難しいことのようには思えないが、でも果たしてこんな風に虚心坦懐になれるものだろうか。

2015年10月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3088.2015年10月27日(火) アメリカ艦船、南シナ海の中国・人工島へ

 今日昼間のニュースにはびっくりした。かねがね心配していた南シナ海に中国が造成中の人工島を認めないとしていたアメリカが、島の12海里内にイージス駆逐艦を進入させ、航行の自由を行動で示す作戦を実行した。

 前段の話として9月に行われた米中首脳会談で、オバマ大統領が習近平・中国国家主席に対して公海上に自国領を設けるような人工島は容認出来ないし、周辺諸国に不安の種を播き東アジアの安定に不利益であると説得し、人工島造成の翻意を促した。だが、習主席は、南シナ海の諸島は古くから中国の領土であるとのこれまでの主張を繰り返し、自らの考えを取り下げる気持ちはなく、従来の考えを繰り返したのみだった。これにオバマ大統領はいたく落胆し、以後2人の気持ちは離れるばかりだった。

 この中国の考えに愛想が尽きたオバマ大統領は、それらの島が公海上にあり中国の違法な領土拡張は許すことが出来ないとの考えから、軍幹部の意見を取り入れ、ついに行動に踏み切ったと理解することが出来る。

 もとより中国の人工島建設は、国際法上も海洋法上も筋が通らない。12海里問題はもちろんのこと、世界地図を俯瞰しても地理上からどう見てもこれらの島々が中国大陸と一衣帯水の領土とは思えない。これを自国領として一方的に主張することは、他人の所有物に手を出すことに問題がないと考えることとまったく変わらない。こんな理不尽な行為を中国が主張するとは、中国がドロボー国家であることを天下に晒しているのと同じだと考えざるを得ない。

 しかし、誇り高い中国としては、自国領土と考えている人工島内に米軍艦船が入域してくることは、国際世論は厳しかろうとともかくメンツをつぶされたような気になるだろう。各メディアが「中国の反発、必至」と報じるのも分かる。大きな戦争にまで発展することは当面ないと思うが、しばらく双方の駆け引きが行われ、島周辺で局地戦が始まることが心配である。そうなるとわが国にとっても他人事ではいられない心配もある。9月に法案成立した安全保障関連法案により、米軍の要請を受けて自衛隊が南シナ海に派遣される可能性が有りうると考えなければいけない。

 これでは米中対立から当分目が離せない。

2015年10月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3087.2015年10月26日(月) 高校同期生会で語り合う。

 湘南高校同期生会が藤沢市内で開かれた。今年の出席者は80名で、全同期生合せて400名だったので、5名のうち1名が出席した勘定になり出席率はちょうど20%に当る。まだ、現役で活動を続けている同級生もいるが、大体悠々自適の仲間が多いようだ。

 我々は昭和32年に卒業したので、彼らと知り合ってもう60年になる。ほとんど顔見知りだが、しばらく会わない間にご面相が大きく変化した仲間もいるので、そんな彼らとは外で顔を合せてもまず分からないのではないかと思う。

 その中で今日意外な事実を知った。現在安倍内閣官房参与の浜田宏一・イェール大学名誉教授が、今日も出席された同級生浜田(現姓富安)恵子さんの実兄であることを初めて知った。浜田教授は高校の3年先輩で経済学者として日本人ノーベル経済学賞に最も近いと言われ、秀才の誉れ高いが、妹さんも優秀で同期女性の中でただ1人東大へ進学された。

 親しかった加藤靖典、山田勝久、轟貞雄君らが顔を見せなかったのが、ちょっと気になる。山田君は体調が勝れないと聞いているので、心配である。ほぼ1年ぶりに大塚武夫さんと話をしたが、よく私のブログを読んでくれる。ブログの形態をもう少しナウい画面に変えた方が良いとのご託宣をいただいた。確かに指摘された通りで、広く読んでもらうためにはもう少し垢抜けたデザインで、より機能的に、現代的な画面に進化させた方が良いと言ってくれたが、その点は承知していてお互いが知っているITコンサルタントとはそういう方向の話になっている。遠からずグレードアップしたソフトを使って、洒落た、それでいて見易くより現代的なデザインに変更する計画である。

 大塚さんからは、SNSの使い方についても貴重なアイディアをもらった。つまり現状は私が思い切ってFacebookとTwitterを使いきっていないとの鋭い指摘をもらった。外部の意見を採りいれることをあまりやっていないことについても再検討し清濁併せ呑むようトライしてみてはどうかとのアドバイスである。

 友人らしく全般的に活動をよく見てくれているなと有り難く思っている。

 さて、今日中村時広・愛媛県知事が四国電力伊方原発の再稼働に同意した。これは鹿児島県薩摩川内市の2つの原発再稼働に次ぐものである。いよいよ安倍政権のエネルギー政策は原発再稼働へ向けて着実に歩み出す。

 この画期的と言ってもいい日に当り、朝日朝刊の一面いっぱいに反原発の意見広告が掲載された。「3・11のあと日本は、原発ゼロでやってきた。これからも。」「原発は、安全で、一番安く、クリーン。これ、全部うそだ」とアピールしている。元首相の小泉純一郎・発起人と同じく</B>元首相の細川護熙・代表理事が強く訴える原発再稼働反対のキャンペーンである。これを推進する組織は一般社団法人自然エネルギー推進会議JANFRE(Japan assembly for Nuclear Free Renewable Energy)と呼ばれている。

 2人の元首相は売名とか、私利私欲、単なるパフォーマンスで活動しているわけではない。心底から原発に反対し、本来なら首相の座を離れて後輩へのアドバイザーとか悠々自適の生活を送っている筈であるが、敢えて火中の栗を拾おうというのは、相当な覚悟であると思う。これから小泉氏らの活動はどういう道筋を辿って行くのだろうか、注視したいと思う。

2015年10月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com