3344.2016年7月9日(土) アメリカ社会の根深い2つの病根

 このところアメリカの市民社会が、異常なほどのアメリカ国内の棘というべきか、憎しみ合いでざわついている。今更始まったことではないが、長年大国が抱えてきた2つの深刻な病がぶり返したのである。ひとつは、アメリカ建国以来の人種差別であり、もうひとつは西部開拓時代を思わせる野放しの銃社会である。いつになったらアメリカ社会はこれらの問題を解決することができるのだろうか。

 事件の発端は、5日にルイジアナ州バトンルージュで2人の白人警官が1人の黒人を押さえつけたうえに銃で殺害した画像がネットで流れたことに始まった。そして翌6日には、ミネソタ州で車を運転していた黒人が警官に停止を求められその場で射殺された。助手席にいた黒人女性が撮影した動画をネットに投稿した。それを観た黒人を主とする人々が警察に対する抗議行動を起こしたことである。これら黒人に対する警官の理不尽な行動に怒った7日のデモの最中に、今度は黒人青年が狙撃して5人の警官を殺した。

 殺された黒人被害者も銃を持っていたとの声もあるようだが、警察と住民側のいずれにも、銃を持っているのではないかとの相互の疑心暗鬼が直情的な行動へ走らせた原因である。銃所有が禁止されていれば、こんな過剰反応はなかったことははっきり言える。アメリカ人の私利私欲と権利欲が法規制を縛っていることははっきりしている。この種の残虐な事件は、アメリカ人に自己規制力がないことを表している。この事態に海外にいるオバマ大統領は急遽日程を短縮して帰国するという。

 黒人に対する白人の差別は、アメリカ社会が移民によって成り立った歴史から考えても、両者間のある程度のトラブルはやむを得ない点もある。だが、キング牧師暗殺前後の市民権運動などで少しは白人と黒人の溝は狭まった。人間が賢くなり社会が進歩していく過程でより良い社会を作っていくためには、壁を乗り越えねばならないことは当然である。それが人間の知恵であり、ヒューマニズムであると思う。それでもアメリカ社会の問題は、近年アメリカ人の気持ちに寛容の気持ちが徐々に薄れて来たことにある。これまで幾多の犠牲を払いながら発展を遂げたアメリカ社会ではあるが、キリスト教社会でありながらどうしても克服出来ないのが、寛容と忍耐である。

 これまでの時代背景の中で部分的にはトラブルが減少した時もあったが、根本的にはこれら2つの難問は解決出来ていない。それが、過激な言動で平穏な池に投石して波紋を広げるような言動をする、次期大統領候補者ドナルド・トランプ氏のような人物が移民を排除しようとする国家の立場が危うくなる排他的なことになる。しかもそれをサポートする人間が悪乗りする。アメリカ社会は異常であると言わざるを得ない。国家国民が問題を直視して本質的に解決しようとの気持ちがないように思える。

 人種差別と銃規制の問題に関して、世界最大の後進国・アメリカ合衆国はこれをどう解決しようというのだろうか。

2016年7月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3343.2016年7月8日(金) 問われたイギリスのイラク戦争参戦の意義

 昨日から引き続き、東京医療センターで受診した結果を近所の森内科へ伝えに行った。森先生は、基準数値が0.3以下であるべきところ12を超えたCRPの異常な高さにびっくりされ、できるだけ早く大病院で精密検査を受けた方が良いと判断されて昨朝わざわざ電話をしてこられた。先生はこのまま入院させられるのではないかと思っていて、今日挨拶した際入院するようなことがなくて良かったですねと慰めてくれた。ただ、11日(月)に再検査をした結果次第では入院しなければならないとお話すると、まだ決着がついていないですねと納得され、抗生物質服用と食事療法をしっかりやって当日少しでも良い結果を出すよう我慢してほしいと仰った。

 一部の知人に結果を知らせたら早速お見舞いのメールをいただいた。昨日からお粥で軽い食事を取っているが、森先生のアドバイスをいただいて、主食はお粥とうどんにすることに決めた。大好きな乳製品やサラダもダメなようなので中々食べるものが見つからない。当分の間窮屈な食事になりそうだ。このまま回復してくれればありがたいのだが・・・。

 さて、昨日の朝刊によると、イギリスのブレア政権がイラク戦争に参戦した経緯や、その後の占領政策について検証した独立調査委員会がその報告書を公表した。報告書の骨子は以下の4点に絞られている。

  1.イギリスは平和的な方策を尽くす前にイラク侵攻に踏み切った。

  2.開戦に法的根拠があると判断するにはほど遠かった。

  3.情報機関がブレア元首相に開戦すれば、イギリスへのテロの脅威が増し、イラクの兵器がテロリストに流出する恐れがあると警告していた。

  4.対イラク政策が不完全な情報と分析に基づいていた。

 結局アメリカのブッシュ大統領にお先棒をかつがされて参戦させられ、179名もの若い命を失わされ、今日ISがはびこる原因を作った。また、テロリストの暗躍を招いたことが反省として示された。アメリカに無条件に支持し、従うことはなかったというのが大凡の報告書の内容である。

 翻ってわが国もイラク戦争でイギリスほどの戦闘状況に巻き込まれたわけではなかったが、アメリカの意向に従い、初めて陸上自衛隊をイラクに派遣した。幸い日本人に犠牲者は出なかったが、この時防衛大臣を務めたのが、今都知事選に出馬を表明した小池百合子氏だった。彼女は防衛のトップでありながら、イラクへ派遣された自衛隊員を現地で激励することはなかった。口は達者だが、現場に立ち会うことから逃げる小賢しく狡いタイプの政治家である。

 日本の対応は終始アメリカ追従であり、アメリカには反対できないという日本人の弱点からなされた決断であり、その意味ではまったく日本に利することのない派遣だった。にも拘わらず、日本政府は未だかって検証することもなく、検証しようとの気持ちもなく、議論は公には伏せられたままである。

 今度の独立委員会の報告書は260万語からなり、「ハリー・ポッター全7作の2.4倍のボリューム」に匹敵すると噂になるくらいの分量だそうだ。その意気込みたるや並みではないと思う。因みに私の10年間の思いが詰まったこのブログは400万語もあり、日米語の違いはあれどボリュームでは負けない。報告書にはぎっしり問題が詰め込まれており、その姿勢は自国の汚点を敢えて暴露して毅然として反省するイギリス政府の勇断であると考えている。その点を考えると、いつもながら日本政府のやり方は生温い。

2016年7月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3342.2016年7月7日(木) 東京医療センターの診断は「憩室炎」

 朝食を終えてのんびり朝刊を読んでいたところ、一昨日、昨日と2日続けて診てもらっていた掛かりつけの森内科医から突然電話をいただいた。わざわざ昨日の血液検査の結果を知らせてくれたのである。ところがその内容は、CRPの異常に高い数値や白血球の多さが気になるので、直ぐにもしっかりした病院で精密検査をしてもらった方が良いとのアドバイスだった。そこで近所の国立東京医療センターへ行くと即答したところ、予約なしの初診の場合、10時前に受付へ行かなければならないので、すぐ来られるなら紹介状を書きましょうということだった。

 取り急ぎ森内科へ伺ってアドバイスをいただいた後、妻の運転で医療センターへ出かけた。これまで何度も診てもらった馴染みのある大病院で、かつていろいろお世話になった故折田さんが看護部長を務めていたところだ。

 10時前に医療センターで受け付けてもらい、総合内科の福島龍貴先生と話し合った後、血液検査、超音波検査、尿検査、レントゲンを済ませ、再び福島先生と診断の結論と今後の対策を終えた時には午後3時を過ぎていた。急いで自宅へ戻り出直して5時に予約していた代々木の歯科へ向かった。今年に入って都内最高気温37.7℃を記録する暑く、忙しい1日となった。

 昨日午後になって体調が良くなりつつあったが、今朝起床した時昨日と同じように脇腹が少々痛むので、少々気になっていたところに森先生から不意の電話だった。福島先生が説明された診断は、脇腹が痛かった原因は「憩室炎」とのことだった。大腸にまとわりついた憩室が炎症を起こしたと仰った。来週月曜日に再び受診して、その時症状が悪くなっていたら1週間ほど入院するつもりでいて欲しいと言われ、それまでの間1日3回2種類の抗生物質と軟化剤を服用することになった。まさかこんなことになるとは考えてもいなかった。抗生物質で炎症が消えるかどうかは何とも言えないが、もし悪化するようだと8月下旬に予定しているキューバ旅行を取り止めることも考えなければならないかも知れない。

 食事療法と薬療法でどれだけ食い止めることができるだろうか。ちょっと困ったことになった。

 今日日本人宇宙飛行士・大西卓哉さんが4カ月間滞在する国際宇宙ステーションへ向けカザフスタンから飛び立った。偶々今日は七夕に当たり願を掛けて「成功」との短冊を書いたそうだが、私も「憩室炎根治、健康回復」の願掛けをしたい。

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3341. 2016年7月6日(水) 急激に身体の変調

 3日前ごろから下腹部と左脇腹が痛み出し、腹痛薬やパテックス貼付などで応急処置をしていたが一向に良くならず、昨日通い慣れた森内科で診てもらった。この2,3日前の明け方ごろに突然痛み出してどうも具合が良くない。昨日駒澤大学講座を受講中にはどうも気分が勝れず、結局1時限目の途中で失礼することになってしまった。

 そして今朝になって寝室から起き出して来た私を見た妻が、左肩が右肩より上がっているというので、鏡で見てみると確かに左右の肩の高さにずれがある。左脇腹が痛いのでつい庇って左が上がってしまったのだろうか。そこで午前中に松本整形外科に診てもらったところ、腎臓か、尿道管の辺りが気になるので、もう一度内科でレントゲン検査をしてしっかり診てもらった方が良いとのアドバイスをいただいた。そこでその足で昨日と同じ森内科へ向かった。

 森内科医に松本外科医のアドバイスを話して、同時に痛みの具合を話したうえで下腹部のレントゲン検査、血液検査、尿検査を受けた。検査後すぐに写真を見ながら、下腹部と尿には心配するような点は見られないと言っていただき、ホッとしたところである。血液検査の結果は明日以降に分かる。

 それほど心配するような深刻な事態になっておらず、やれやれと思っている。しかし、こんなことは初めての経験である。そうは思いたくはないが、やはり加齢のせいだろうか。

 当然今日の駒沢大学の講座は欠席することになってしまった。

 夜になって漸く痛みは遠くなってきた。

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3340. 2016 年7月5日(火) テロ犠牲者の中に高校の先輩が

 バングラデッシュで殺害された日本人犠牲者7名の遺体と負傷者が、今朝遺族とともに政府特別機で羽田空港へ還って来た。空港には岸田外相、北岡伸一・JICA理事長、バングラデッシュ駐日大使ら関係者が厳かに出迎えた。バングラデッシュのインフラ整備のために献身的に仕事をして、挙句の果てに銃で相手国のならず者に殺されたのでは堪ったものではない。殺害された7人のそれぞれの友人や勤務先の同僚の話を聞くと、損得なしに使命感を抱いて発展途上国のために尽くして来たことが感じ取れる。とにかくあまりの無慈悲と理不尽に呆然とし虚しい気持ちに捉われる。

 最年少の女性は27歳で、人生の終止符を打たなければならなくなった。まだまだやり残したことも多く、とても悔いのない人生だったとは言えまい。それは遺族の談話を聞いていても分かる。その中で80歳の最年長犠牲者となった、田中宏さんについて兄がメールで知らせてくれた。田中さんは高校の先輩で、兄は1年後輩で私が2年後輩に当たる。母校湘南高校は今年創立95周年を迎えたが、その記念名簿に確かに田中さんの名前が載っていた。私より2年先輩だったのだ。北大理系を卒業後旧国鉄に入社し、その後も鉄道技術の専門家として活躍しておられた。高校時代に顔を合わせていたかも知れない。3年後にラグビーワールドカップが日本で開催され、その翌年には東京オリンピック・パラリンピックが開催される。さらにその翌年、5年後は母校の創立100周年の記念すべき年を迎える。同窓会やクラス会で友人に会うと、創立100周年式典に招待されるだろうからその時点で83歳になっているが、皆で母校の発展を喜び、祝おうと言い合っている。それが健康を維持するひとつの秘訣とも生きがいとも思っている。

 それにしてもこれまではテロリストとか、過激派集団のメンバーは組織の広報活動により、やや貧しい生活階層から多くの若者をリクルートして集めていた。だが、今度のテロでは主役を演じたのは20歳前後の若者で、比較的インテリで裕福な家系の出身者である。恵まれた生活を送っていた彼らが何ゆえに罪もない彼らの国の発展のために活動している外国人を殺さなければならなかったのか、とても理解できない。犯人のブロマイドを見ると優しそうで、笑顔で育ちの良さが窺える。何を血迷ったのか、いずれ明かされるだろうが、国の社会組織の中に大きな矛盾が潜んでいたことは間違いないだろう。

2016年7月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3339. 2016 年7月4日(月) もたもたしている都知事選

 このところ毎日暑い日が続いている。所用があって自由が丘駅前まで出かけたら、参議院自民党立候補者が街頭演説で支持を訴えていたが、その傍では同じ自民党候補者がwaitingしている按配で、どこを向いても街宣カーがボリュームを上げて大声でがなり立てている。昨日は空調の効いた音楽ホールにいたので、暑さを格別感じなかったが、東京都心では35.4℃を観測し、今年初めての猛暑日となったようだ。今日は暑いなぁと思っていたら午後遅くなって激しいにわか雨が襲来した。

 10日に参院選の投票が終わると、14日には都知事選が告示される。この暑い最中に大きな選挙が2度も連続して行われる。正式にはまだどの政党も候補者を決めきれないでいる。自民党は漸く増田寛也・元岩手県知事を推すことでまとまりそうだ。東北地方の知事を務めあげたが、東京世田谷区の出身と聞くので、東京に対する思い込みと愛着は、北九州出身の強欲マン舛添前知事よりは強いのではないか。元官僚上がりらしく知事、大臣職をそつなくこなし、総務相も無事勤め上げた。

 すでに、フライング気味に小池百合子・元防衛相が立候補宣言をしたが、自民党としては上昇志向が強く、離党、復党を繰り返した前歴があり、それが素直に自民党推薦の候補者として認める空気にさせないようだ。小池氏はキャスター上がりのせいか、目立ちたがり屋でスタンドプレイが多く、自らの立場を充分認識したうえで職務に尽くすという気持ちがそのパフォーマンスから中々読み取れない。かつて防衛相だったころには、カイロ大学出身というアラブ専門家としての特技を生かし、自衛隊がシリアにPKO活動に出かけた時、担当大臣として現地へ出かけて得意の語学を駆使し、せめて若い隊員を激励していれば、その行動は評価されただろうが、結局行かなかった。やるべきことであっても嫌なことはやらないのが、彼女の最も狡く、政治家として馴染まないところである。

 それにしてもそろそろ知事選立候補者を決めないと、あれだけ騒がれて辞職した前知事の後釜を決める知事選自体が、影の薄いものとなってしまうのではないか。すでに前知事に求め、約束させた説明責任がウヤムヤになりつつあるのではないだろうか。どうも政治に関しては、すべてに甘いと言わざるを得ない

2016年7月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3338. 2016年7月3日(日) 凄惨なテロに比べて、楽しいクラシック音楽会

 一晩明けて朝刊を見れば残忍な見出しに驚かされる。バングラデッシュで日本人7人死亡とある。20代の女性から80歳の男性に至るまで皆働き盛りの技術者だった。イタリア人の犠牲者は日本人のそれを上回り9人となった。事件後、執拗にもイスラム国(IS)から5度に亘って犯行声明が出された。バングラデッシュ政府はどういう根拠かこのIS声明を否定している。日本人を狙った原因は分からない。2014年にバングラデッシュへのODA支援額は日本がトップで、同国からは信頼され、両国間は友好的な関係にある。その日本に対してテロリストが照準を向けたのは、彼らにとって日本の存在が目障りになってきたということだろうか。これから日本の立場は益々難しくなる。

 さて、毎年2度開催される上野浅草フィルハーモニー管弦楽団の第60回目の定期演奏会が開催された。60回目を記念してホームタウンの浅草公会堂ではなく、豪華な「すみだトリフォニーホール」が会場となった。1800名収容の素晴らしい会場である。ゼミの仲間、赤松晋さんがチェリストとして長らく精力的に活動しているので、恩師が亡くなって今では解散したゼミの仲間も昔を懐かしんでいつも通り集まる。毎度難しい名曲が多いが、今日はショスタコーヴィッチ「祝典序曲」、レスピーギ「ローマの祭り」、そしてサン・サーンスの交響曲第3番をオルガン伴奏付で演奏してくれた。やはり音響効果も良いせいか、迫力ある演奏だった。充分楽しむことができた。

 終演後、いつも通り食事会を行ったが、幹事が手ごろなイタリア・レストランを見つけて手配してくれていた。私も妻を同伴し、全員で22名のクラシック愛好家が一堂に会した。女性を交えて和気藹々としたアトホームな雰囲気の中で、飯田先生のゼミで学ぶことができた幸せを噛みしめていた。来年5月に亡き恩師の7回忌を迎えることになるので、それ以降の計画について説明した。更にこのゼミの親しく好ましいムードをいつまでも持ち続けたいとの申し出があり、来年5月ごろに箱根へ1泊旅行をしようという話がまとまり、行きがかり上私がその世話役を仰せつかることになった。バングラデッシュの犠牲者には申し訳ないが、心地よい爽やかな1日となった。

2016年7月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3337. 2016年7月2日(土) バングラデッシュで日本人がテロの犠牲に

 昨晩遅くバングラデッシュの首都ダッカ市内のレストランにいた日本人8人が、乱入して来たテロリストによって人質にされ、彼らテロリストは突入して来た治安部隊との間で乱撃戦となり双方に多数の死者を出して事件は鎮圧された。日本人のひとりはケガを負って助けられたが、残る7人の安否が心配されている。事件後現場には20人の遺体が残されていた。襲われた日本人は国際協力機構(JICA)へ出向中の民間企業社員で、バングラデッシュのインフラ事業支援のため滞在していたものと思われる。バングラデッシュの国家事業の支援の一翼を担い、現地で苦労されている職員が残忍なテロリストの犠牲になるのは許せないし、気の毒でならない。

 近年日本人が外国でテロに遭遇するケースが増えて来た。しかし、出かけた国の支援業務のためにその国で不幸にして被害に遭うというのは不運としか言いようがない。特にISの跋扈する中東ではなく、アジア地域の中でもこれまであまりテロの可能性が報じられなかったイスラム国バングラデッシュで、このような危険な目に遭うとは大きな衝撃である。実際このレストラン周辺には各国の大使館があり、外国人の往来も多く、このレストランも多くの外国人に好まれていた。レストラン周辺も比較的治安が良いとされていた。

 バングラデッシュは目立つような観光立国ではなく、日本人ツーリストがあまり訪れることはないお国柄だけに、仕事で滞在していた人たちが被害に遭ったのは運が悪かったというしかない。現状では7人の日本人の安否が不明だが、犠牲者が生まれる可能性は限りなく高いようだ。仮にそうだとすると、また海外における安全・危険談義が激しくなることだろう。心配である。

 さて、夜遅くなってテレビのニュース速報で女性2人を含む7人の日本人人質全員の死亡が確認されたと慌ただしく伝えていた。大変なことになった。明日から政府内でも海外における日本人の安全対策について、いろいろ議論が闘わされることだろう。

2016年7月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3336. 2016年7月1日(金) 公的年金積立金の運用が赤字に

 2015年度の公的年金積立金の運用実績が、実に5兆円超のマイナスとなった。その最大の原因は、引き続く株式安が影響したわけだが、あまりにも巨大な額に驚いている。現在積立金を管理しているのはその名の通り、「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF)という組織で、実にその積立金総額はざっと140兆円と言われている。資産のうち僅か1年間でその3.6%がなくなってしまったのである。我々年金暮らしにとっては現時点で直接被害を受けているわけではないが、将来を見据えると大きなショックである。もし、同じような状況が続くようだとこれから年金財政が苦しくなり、将来的に支給される年金が大幅に削減される恐れがある。

 そもそも発端は、一昨年10月に将来の年金支払いに必要な利益を確保するとして、GPIFがその運用基準を見直したことにある。その際株式投資にあまり傾斜すると確実に確保すべき基金が減る恐れがあるとして相当な反対があった。実際それまでの国内債券の比率を60%から35%に下げ、一方で株式比率を従来の25%から50%に倍増したのである。ざっくり言えば、債券投資から株式投資に変えたのである。株式投資、運用に偏り過ぎであり、個人的には私もこの運用基準の変更には賛成できなかった。

 これまでアベノミクスが効果を上げ年金積立金の運用益が増えたと自画自賛していた安倍首相は、3年間で37.8兆円の運用益が生まれたと豪語し得意の絶頂にあった。しかし、例年7月上旬に公表する運用成績を、なぜか今年に限って今月29日に先延ばしし、これを民進党は参院選挙後まで公表を先送りして損失隠しを企んでいると非難している。大事な国民の資産を国民に充分説明することなく、一部の専門家が決め、その挙句に損失を出しているのだ。一番理解できないのは、なぜ安全な債券投資から、リスキーな株式に鞍替えしたのかである。

 ひとつ言えることは、これからも損失を生むことはあっても、関係者の中には誰ひとりとして責任を取る人間は出ないだろうということである。

2016年7月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3335. 2016年6月30日(木) 気になる内向き志向の国際社会

 8月のキューバ旅行は、羽田からカナダのトロントを経由してハバナへ入るが、近年カナダ立ち寄りにはこれまで必要とされなかった入国書類eTA(Electronic Travel Authorization)を求められるようになった。カナダ国内へ一歩も入国せず単なる空港内での一時滞在のトランジット客だが、テロ防止対策のため全到着者にハードルを設けたようだ。ところが、この取得のため申請書に記入して何度もネットでトライしたが、最後の最後で「入力された値が一致しません」と表示される。原因が分からず手の施しようがなくなって、今度の旅行でお世話になる池上さんにお願いしたところ、それがいとも簡単に許可され今夜半にOKのメールが送られてきた。忍術でも使われたのだろうか、どうも私のパソコンがうまく機能しなかったのではないかと思っている。それにしても面倒な手続きが必要になったものだ。この他に在日キューバ大使館でキューバのツーリスト・カードも申請しなければならない。ツーリズムの発展と盛り上がりを考えてビザの相互免除協定を結んでいる国もある中で、各国とももう少し寛容にして開放的になってはどうかと思う。

 今のイギリスのEU離脱の動きを見ていて、移民・難民排斥、外国人排斥問題が徐々に強まり、世界が内向き志向になっていることがどうも気になって仕方がない。それは、アメリカ大統領選で過激な発言を繰り返す共和党候補者ドナルド・トランプ氏にして然り、EU離脱の旗振り役・前ロンドン市長ジョンソン氏然り、そして今日正式にフィリピン大統領に就任した‘フィリピンのトランプ氏’ロドリゴ・ドゥテルテ氏の排外的な言動にも表れている。特にドゥテルテ新大統領は、外交、経済にはまったくのド素人で、22年間に亘ってダバオ市長を務め、汚職撲滅や治安対策では実績を上げている。だが、中国との難しい南シナ海対立問題を抱えて、うまくフィリピン国民をリードしていけるのだろうか、聊か心配である。

 漸く世界へ向けて門戸を開いた社会主義国キューバだが、キューバの実情はどうなのか。自分の目でじっくり観察して来たいと思っている。

 

2016年6月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com