3394.2016年8月28日(日) 迂闊にもバスタブで転倒し、頭と腰を痛める。

 えらいヘマをやってしまった。バスタブでこけてしまい頭から外のタイル張りの床に落ちてしまったのだ。後頭部には大きな瘤ができて痛くてしょうがない。

 実は今朝1時ごろ風呂に浸かってゆっくり休もうとバスタブにお湯を入れようとしたところストッパーがなく、止むを得ずシャワーに切り替えたがそのシャンプー中にバスタブ内で転倒してしまったのだ。バランスを崩して咄嗟にカーテンを掴んだがそのまま洗面所の床に後頭部を強くぶつけてしまった。大きなこぶができ、痛みが激しく、しばらく唸っていたがその後寝てしまった。ところが、朝起きてみると頭の痛みが小さくなるに従い、腰の周辺が痛んで思うようにベッドから起き上がれない。ゆっくり時間をかけて少しずつ体調を整えて漸く歩くことができるようになったが、ちょっと尋常ではない。取り敢えず、屋上のレストランまで上り朝食を済ませてこの様子を池上さんと偶々グループに同行している医師の荻野先生、看護師をされておられる娘さんにお話をし、今日の予定はこのまま様子を見るためにも出かけることにした。少しずつ痛みは解放に向かっていた。

 ところが、午前の観光を終えてホテルに戻り3時間ほどベッドで休憩を取り夕食のためベッドから立ち上がろうとしたところ、今朝と同じ現象にすんなり起き上がれず身体が痛むばかりである。時間をかけて少しは痛みが引いたのを見計らって夕食に出かけた。

 ところが突然降り出した雨のため、今夜の屋外ショーは中止となった。別のオプショナル・ツアーを企画してくれたが、真夜中の12時に開演ということだったので、身体のことも考えて諦めて不参加にした。年齢を重ねて来ると自分が意識しなくとも、不意に想定外のことが起きる。こういうアクシデントにどう対応するか少し考えた方が良いと思っている。

 さて、今日の観光でキューバ人が何かにつけお祈りに出かける丘の上の‘Santuario Yaturived de la Virgen del Cobre’という教会を最初に訪れた。カトリック系の教会で日曜日午前中というせいもあり、ミサを行っていた。その後革命の発端となった「モンカド兵営」を訪れた。そこでは兵営のガイドさんの説明で1953年7月26日にフィデル・カストロらが兵営を襲撃し、政権側に捕えられ失敗に終わった革命の聖地を見学することができた。何と言っても生々しい現実を写真や関係資料によって説明を受けた。キューバや革命について思うところはいっぱいある。少々現実離れしているようだが、これこそキューバ革命が起きた現場なのだ。その後世界文化遺産にも登録されている「モロ要塞」を訪れた。写真が貴重なフランス語と英語の革命に関する書物を2冊買いこんだ。

 革命に関する聖地を訪れ、これまで読み込んだ書籍と合せてカストロ、ゲバラ革命の形が少しずつイメージできるようになった。明日はまたアメリカ空軍の基地のあるグアンタナモ基地を訪れる予定だったが、どうなるのか。池上さんのお話しでは、アメリカとの話し合いの中で外国人観光客に見せる、見せないのトラブルが持ち上がっているという。折角見学に来たのだから、何とか見せて欲しいと願っている。

2016年8月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3393.2016年8月27日(土) 改めてチェ・ゲバラに尊敬の念を深める。

 昨晩ホテルにチェックインしたのが遅かった。遅れた最大の理由は外貨の両替だった。キューバが通常の国と異なるのはUS$を簡単に両替できないことと、一級のホテルでさえUS$の両替を扱ってくれないことである。空港の両替所事務員がひとりでてんやわんやの末に、やっと補助員がアシストに駆けつける有様である。憧れのキューバだったが、最初に降りたハバナ国際空港のイメージは良くない。

 宿泊のアルマドレス・デ・サンタンデルへチェックインしたのが今日の1時過ぎだった。取り急ぎ床に入ったのが2時だった。空港からホテルへの真っ暗になった道すがら感じたのは、革命は成功したが、社会資本の遅れが目につく。通りや首都の公園でありながら街灯は数少なく、薄暗くなっており、ガイドのエライネ・パラシオスさんが暗い路地を一人歩きは慎むよう注意があったが、とてもひとりで夜間外出はできそうもない。

 ちょっと気になったのは、空港を出て暗い中で道路が濡れているような気がしたので、エライネさんに尋ねてみると雨が降ったといい、この時期のキューバは気象が変わりやすいとあまり旅行には有難くない話だった。それが今日の午後現実となった。

 ところで、このホテルは1875年に開業したという。ハバナ市内に大小取り交ぜて似たようなビルがたくさんあるが、このホテルも昔風のロココ建築風で天井が高く内部は重々しい。帰国前日の宿泊を別にすると昨晩1日だけの宿泊だったが、単刀直入に言って使い勝手が必ずしも良いとは言えない。だが、ダイニングルームを含めて館内に高級感がたっぷりと漂っており、昨今の東京や世界の大都市の近代的ホテル・ラッシュの中では貴重な滞在経験とも言える。

 さて、キューバ滞在第1日目は、ハバナ市内の観光とサンチャゴ・デ・クーバへの移動で終わった。ハバナと言えば話題になる半世紀以上も昔のアメ車を5台チャーターし、市内を巡った。現在工事中の国会議事堂前を通り過ぎ、名高い革命広場へ向かった。キューバの英雄であるホセ・マルティ像、郵政省ビル、壁にチェ・ゲバラの肖像がある内務省ビル、劇場、防衛省ビルに囲まれた広場には多くの観光客が訪れていた。この後モロ要塞、カバーニャ要塞を訪れてチェ・ゲバラ第1邸宅を外観だけ見て、ゲバラ第2邸宅を見学した。ここはいまではチェ・ゲバラ研究所と名付けられチェ・ゲバラについて多くの展示物が飾ってあった。

 旅行前に書物やDVDでチェ・ゲバラについて知った彼の人間性とひたむきな革命への強い意思を、展示された私物や写真を通して改めて知ることができた。広島を訪問した時の写真を見て、改めてチェ・ゲバラに対する尊敬の念を深めることになった。

 ハバナからサンチャゴ・デ・クーバへのキューバ航空国内線のチェックイン・カウンターの対応の悪さを実感した。予告もなく搭乗機は2時間近く遅れ、加えて出発直前に雷雲が発生し、ロシア製アントノフ158機は揺れっ放しのまま雨のサンチャゴデ・クーバ空港へ到着し、ホテルで手早くチェックインを済ませて夕食のためレストランへ徒歩で向かった。ここで食べた伊勢海老が量も豊富で味もよく、今日1日の印象が一転して良くなった。

 明日以降が楽しみになった。

2016年8月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3392.2016年8月26日(金) カストロの故郷・革命の地キューバへ向けて

 久しぶりに羽田空港国際線ターミナルへ妻に車で送ってもらったが、新国際線ターミナルビルが完成してから利用したことがなかったので、その必要はなかったが、カーナビを使用して大失敗してしまった。わがカーナビは10年前の旧式で複雑化した道路の新規要望に応えられないのか意思とは別の方向へばかり案内しようとするので、面倒になって空港近くでoffにしてしまった。空港までは迷うことなくやって来たが、空港敷地内に入ってから以前韓国に行った時利用した掘っ立て小屋風の建物はすでになく、新しい国際線ターミナルビルへは思うように車で行けず、第2ターミナルビルから巡回バスのお世話になってしまった。

 一応案内によるとキューバ行きの人は世話役のキューバ観光情報局の池上和徳さんと神谷嘉一さん以下私を含めて14名だった。この池上さんと仰る方は、戦時中父親が同盟通信ベルリン特派員だった人で、キューバ革命後カストロ前議長からアジアでただひとり会合に招待された方だそうである。

 普通の団体とは違い、すでにエア・カナダ航空の予約を始め、座席まで確保されているので、個人的にチェックインして機内へ乗り込む。今キューバとアメリカとの間には直行便が運航されていないため、カナダのトロント経由でキューバへ向かう。そのためカナダ入国用にeTAという手続きを済ませてある。これも今年になって施行されたものだ。他にもキューバ入国用にはビザに該当するツーリスト・カードの取得と海外旅行保険証書が必要というから少々面倒臭い。

 さて、トロントまで12時間余はいくら直行とは言えちょっと長い。機内は満席の状態である。トロントでは普通ならトランジットとして待合室で目的地のフライトを待つだけの筈が、ここでは一応入国手続きと手荷物のチェックを行う。何の問題もない。ここからいよいよ目的地のキューバの首都ハバナへ向かう。ハバナへ着いたのは22時30分を過ぎていた。市街へ向かう途中で垣間見た街の感じは貧しいなということと、遅い時間とは関係なく町中が暗いという印象だった。

2016年8月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3391.2016年8月25日(木) イタリアとビルマで大地震発生

 昨日イタリアの中部都市ペルージャ近郊の山間地帯アマトリーチェでM6.2の地震があり今日までに約250名の死者を生んだ。まだ崩壊した建物に押しつぶされた人が大勢いるようだから、犠牲者はまだまだ増えそうだ。

 それから少し遅れてビルマ中部のパガン周辺でM6.8の地震が起きてパガン名物のパゴダ・仏塔が多数倒壊した。今のところ犠牲者はイタリアほど多くは報告されていないが、今後状況がはっきりするに連れてその数も増えてくるだろう。これまでに24回ほどビルマを訪れているが、パガンも度々訪れた。このパガン平原一帯に建ち並ぶ、仏塔が空気の澄んだ広い地域に広がっている風景ほど心を打たれる印象的な情景はない。12世紀前後に栄えたパガン王朝時代に建立された仏教遺跡が素晴らしい。なんでも今度の地震で2,500基以上あるパゴダの内170基が倒壊したそうだ。残念でならない。ビルマでは漸くユネスコ世界委員会に加入して、一昨年初めて国内で「ピュー古代遺跡群」が世界遺産に登録されたが、残念ながら本命視されていたパガンは認められなかった。いずれ数年内には世界遺産として登録されるようになるだろう。それだけに事前に傷がつくのが惜しくてならない。

 パガンの特に素晴らしいのは、朝日の昇る時間帯と夕暮れ時のポエティックな光景は思わず息を呑むほどである。

 どうにも自然現象によって破壊される貴重な伝統文化や遺跡は、現状では救いようがない。だが、これらの貴重な遺産を無駄な戦争とか、人種・民族の対立によってむざむざ破壊してしまうのは罪悪である。すでにタリバンによってアフガニスタンのバーミヤン渓谷の巨大な仏像が人為的に破壊されたり、シリア国内にある人類の宝である古代遺跡がISなどのテロリストによって意図的に破壊されたが、これらの悪行こそ許容し難い。

 北朝鮮による恫喝の膨張も益々勢い付いている。昨日北朝鮮が今日の先軍節に先立ち、潜水艦から核兵器搭載が想定される弾道ミサイル(SLBM)1発を発射した。海中から打ち上げたミサイルは約500㎞離れた日本の防空識別圏内に落下した。北朝鮮にもこれまでと同様に言い分はあるが、すべて身勝手なものである。今度も米韓合同訓練と韓国に配備される中朝を射程内に睨んだTHAADシステムに強く反対するとしている。こうして北朝鮮の解決策のない軍事増強政策はめくら道に入り込んでいく。

 さて、作家・真継伸彦氏が亡くなられた。84歳である。最近の作家活動はほとんど伝えられなかったので、詳しく知らなかった。だが、真継氏からは若い頃随分刺激を受けた。まだ新米サラリーマンだった半世紀前、当時時代の寵児だった高橋和己のヒット作品「憂鬱なる党派」、そして「新しき長城」を読んだその勢いで真継氏の「光る声」を読んだ。あの頃は私も何事にも一直線だった。あれから随分時間が経った。今では私も年齢を重ねて多少妥協するようになったのではないかと思っている。

 真継氏のご冥福を心よりお祈り致したい。

2016年8月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3390.2016年8月24日(水) 孫とアニメ映画を鑑賞する。

 横浜に住む二男から今日1日だけ5歳になる男児の孫の面倒を見て欲しいとかねてから頼まれていたので、妻とともに二男の自宅へ孫を引き取りに出かけ、打ち合わせ通り桜木町の「みなとみらい」界隈の映画街へ連れ出した。映画は幼児用アニメなので、昨日からシアターへ電話して聞いてみたり、ネットで調べた結果気が付いたことがある。

 まず問い合わせの電話はほとんど録音音声で心の籠った会話にはならない。だから聞きたいことが思うように質問できない。そして映画自体で一番気をつけなければならないのは、アメリカ製映画なので画面に字幕が表示されるのはわが孫のように文字が読めない幼稚園児には理解不能な話で、吹き替え版でないと絶対にいけないと、吹き替え版の上映時間に合わせたことである。他にも孫らしき子を連れた何人かのお年寄りを見かけたので、彼らもその点は考えてやってきたのだろう。映画が終わってから帰ろうと思っても孫には折角の機会と思っているのか、どこかへ行きたいと駄々をこねる。その挙句横浜港の大観覧車に初めて乗って港周辺を空から眺めることになった。そしてゲームセンターにまでつき合わされほとほと疲れて帰還することになった。

 さて、オリンピックも終わり日本選手がリオから続々と帰って来た。今日羽田空港に着いたチャーター機では、五輪旗を振りかざしながら小池都知事がタラップを降りて来たが、これから2020年東京オリンピックまでの4年間にクリアしなければならない課題が山積している。最大の課題は、大ぶろしきを広げてオリンピックを成功させるためにできる限りのことをやりたいと言っていた当事者たちも、開催費用が雪だるま式に膨れ上がり、当初予算の4倍になるという試算もある現状をどう解決していくのか。先般行われた都知事選中小池知事は、東京都はオリンピック予算を無駄のないよう極力削減すると公言していたが、その後も度々予算削減について触れている。後から後からたくさんの課題が出されて果たして知事が望むように東京都の予算を削ることができるだろうか。

 他にも予算上の問題がある。過去最大のメダルを獲得したリオ大会を上回るメダルを目指す以上、強化策にもかなりの投資が必要であろう。4年間かけて無駄なく資金を投入して実績を上げてほしいというのは国民の願いであろうが、国と東京都はこれらの問題をどうクリアしていくのだろうか。小池知事にとっても試金石である。

2016年8月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3389.2016年8月23日(火) DVDを観てキューバ革命を考える。

 キューバ旅行を前にしてこのところキューバについて「勉強」している。すでに3冊ばかり革命関連書を読んだが、昨日と今日、アマゾンを通して過日購入したフィデル・カストロの革命同志、チェ・ゲバラに関するDVD2巻を観た。「チェ」と題したダブルパックのセット商品で、1巻は「チェ・28歳の革命」、もう1巻は「チェ・39歳別れの手紙」である。いずれも革命についてその茨の道を強く打ち出したもので、1巻ではキューバ革命を成し遂げるまでのゲバラの半生を描いている。2巻はゲバラがカストロに宛てた別れの手紙に記した通り、革命を成功させてキューバを去ったゲバラがボリビア山中でゲリラを指導しながら新たな革命を目指したが、最後に農民の密告によりボリビア軍に追われて捕まり処刑される39歳までの生涯を追ったものである。

 愛も恋も演じられない革命一辺倒の作品で、革命か、キューバ革命にでも関心がなければ多分退屈するのではないだろうか。だが、中々の力作であることは間違いない。実際2008年カンヌ国際映画祭で、チェ・ゲバラを演じた俳優が男優主演賞を受賞している。何といっても一口に「革命」というが、これこそ所変われば品変わると言われるように、革命と称される革命はそれぞれに個性的でひとつひとつ大分異なる。特に、革命というと社会主義、或いは共産主義と同一線上にあるものと考えられがちであるが、よく調べてみるとカストロ主義、キューバ革命は当時のソ連や東欧諸国が主導する社会主義とは明らかに異なる。ソ連の援助を受けたから両国は蜜月関係にあると誤解されがちだが、それはキューバがアメリカから経済封鎖を受け苦境に陥った時にソ連が援助の手を差し伸べたことから、背に腹は変えられずキューバはソ連に頼ったのであり、決してソ連主義や共産主義に傾倒したわけではない。それは革命を成し遂げたカストロ兄弟やゲバラが目指した革命の理念や意識が、その発想ややり方においてロシア革命や他国の社会主義へ至った経緯とはまったく違うからである。

 DVDを観た限りでもまだキューバ革命については分からない点も多く、またキューバ革命は奥が深いとも思っている。キューバ革命については、現地で充分見聞しあらゆる角度から見て自分なりにキューバ革命とは何かと考えてみたいと思っている。

2016年8月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3388.2016年8月22日(月) リオ・オリンピック閉会

 今朝テレビではリオからオリンピック閉会式の実況中継を伝えていた。17日間開かれた南米初のお祭りも今日で幕となった。会場のマラカナン・スタジアムはラテン系の陽気なお国柄らしく賑やかにサンバで盛り上がっていた。オリンピック旗をパエス・リオ市長からバッハIOC会長を介して和服姿の小池百合子・東京都知事へ手渡され、小池知事は左右に大きく振っていた。前任者の舛添前知事はこれをやりたかったのだが、身から出た錆でそのやってみたいことを自ら捨ててしまった。尤も武骨な男より着物姿の日本女性の方がよほど引き立つし、絵になると感じた次第である。小池知事はまだ業務上の実績は挙げていないが、取り敢えずお召し物とその存在感で先取点を取ったと言える。

 セレモニーではいろいろ趣向が凝らされていたが、グランド中央部に次回開催国日本の日の丸が投影され、東京から地球を突き抜けて土管を通って舞台へ飛び出して来たのが、何とスーパーマリオならぬ安倍首相だった。

 それにしてもちょっと残念だったのは、これだけ盛りだくさんの閉会式のスタンドが意外に空席が目立ったことである。それはグランド内の選手席でも同じだった。開会前から入場券の横流しが問題になっていたが、こんなところが原因かも知れない。次回東京大会ではこういうことのないよう気をつけてもらいたいものである。

 今度のオリンピックで日本は、金12、銀8、銅21、計41個のメダルを獲得した。メダル数では過去最多となった。目立ったのは、柔道、レスリング、バドミントンなどで見られたように逆転勝ちが多く、今までの日本選手のイメージが変わったことと、失礼ながら絶対上位入賞の望みはないと思っていた男子陸上400mリレーで短距離王国のアメリカ、カナダなどに勝ち、銀メダルを獲得したことである。選手たちは東京大会では更に良い成績を挙げたいと語っていたが、本当にこれら若者が頼もしく思えた。

 さて、安倍首相のオバマ大統領の核に関する発言について首相のコメントがいろいろ取り沙汰されているが、その前にバイデン副大統領の共和党大統領候補トランプ氏に対して、「日本が核保有国になり得ないとうたった日本の憲法はわれわれが書いた。こんなことをトランプ氏は知らないのか」と必ずしも正確ではないことを言って非難していたが、この副大統領が失言の極めて多い人であることは知る人ぞ知るだったそうである。

 とにかくよく考えずに口からぽろっと喋るからボロが出る。バイデン氏はまもなくオバマ大統領の退任と同時に終わるが、安倍政権はまだまだ継続される。1強多弱になった現状では、周囲に更に長期政権を作り上げるために現在の「3年・2期」の総裁任期を延長しようと考える人たちがいる。現在の自民党則では、安倍首相は2018年に任期を終える。これでは2020年開催の東京オリンピック時に自民党総裁、イコール首相に在任できない。早くも仕掛けられたのか、最近党幹事長に就任した二階俊博・幹事長が言い出して党内には一部反対論が起きている。

 みんな欲得感情で動いているから始末に負えない。

 昨日からの台風9号の影響で北海道から関東まで大荒れである。そんな中で昨日「信念の人」ジャーナリスト・むのたけじ氏が101歳で亡くなった。戦時中従軍記者としてアジアに派遣されたが、国民を裏切ったとして終戦の日に朝日新聞記者を辞め、その後生涯を通してずっと戦争絶滅を訴え続けてきた。以前竹内謙元鎌倉市長から朝日の大先輩だったむのさんの話を聞いたことがある。竹内くんは2年前に他界したが、今ごろは久しぶりに一献傾けているかも知れない。憲法改正論議が喧しい中でまだ活躍して欲しい人が亡くなった。今の朝日にはもういない信念を曲げない正義感の強いタイプの記者だった。実に惜しい。

2016年8月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3387.2016年8月21日(日) 誤解される安倍首相の核に関する発言

 17日の本ブログに書いた安倍首相の迂闊な発言が、こんな魔訶不思議な話になっている。安倍首相がオバマ大統領の検討している核兵器先制不使用政策についてハリス米太平洋軍司令官に懸念を伝えた、とワシントン・ポスト紙が取り上げたことに、首相はハリス司令官とはそんな話をしなかったし、どうしてこんな報道が出てきたのか分からないと言い残してオリンピック閉会式出席のためリオへ旅立って行った。

 政治の世界では一寸先は闇とよく言われるように、言ってもいないコメントがメディアを通して煙に包まれたかのように伝えられるが、これもその類の話なのか。ことはわが国の防衛、核兵器に関わる重大な事柄である。こともあろうに外国の1メディアが日本の首相のコメントを誤って報道をしたということになる。それが事実なら日本政府としても、首相発言の真偽についてワシントン・ポスト紙に毅然として抗議し、事実をきちんと伝えるよう記事を訂正させるべきではないか。

 安倍首相の一貫したスタンスは、5月に広島を訪れたオバマ大統領の演説を称えてともに核兵器のない世界へ向けて努力を重ね、唯一の被爆国として非核3原則を堅持し、核不拡散条約(NPT)体制の維持、強化の重要性について訴えていくという筈だった。ここには、冒頭の発言について確かに触れてはいない。だが、首相を取り巻く周囲、特に外務省高官のひとりは「核廃絶は長期的目標として掲げるが、もし米政権が核の先制不使用を宣言すれば、日本を守るアメリカの抑止力は弱体化する」と述べていたそうだが、軽薄にメディアに漏らしたことが首相の発言として伝えられたと言えないこともない。首相の発言はこうした雑音がジャーナリテイックに利用された恐れはある。

 広島市内に住む被爆者が、口先だけなら何でも言えると言っていたことが、被爆者の心を傷つけていることに気がつくようでなければならない。これでは益々国民から信頼されないし、安倍内閣の薄っぺらな中身が益々薄く見えるではないか。

 日本政府が核問題についてどこまで本気になって考えているのか、ひとつの試金石となる催しが今ジュネーブで開かれている。同地で開かれている国連核軍縮作業部会が、核兵器禁止条約の締結交渉を来年中に始めるよう国連総会に勧告する報告書を賛成多数で採択した。しかし、ここでも日本の態度は誤解を生み、日本の核に対する理念が理解し難い形で伝えられている。

 つまり核兵器禁止条約を巡って2017年に交渉を開始することを支持した国が約100ヶ国あったのに対して、慎重、或いは反対を唱えた国が33ヶ国もあったのである。禁止条約は安全保障のバランスを崩して危険と主張したのは、核保有国9ヶ国とアメリカの「核の傘」の下にある国などの24ヶ国である。オバマ大統領と同調した安倍首相の言葉から推測するなら、日本は当然100ヶ国の国と同意見の筈であるが、そうではなかった。提案に対して正面から反対意見を提示し難く、棄権を選択したのである。明らかに反対派のアメリカに同調したのである。

 安倍政権の本心はどっちなのか。被爆者の気持ちとかけ離れた政治を核の世界でも行おうとしているのではないだろうか。

2016年8月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3386.2016年8月20日(土) 日本400mリレーで歴史的快挙、銀メダル獲得

 今日オリンピック陸上男子400mリレー決勝で日本チームが銀メダルを獲得した感動的なシーンには思わず興奮した。歴史的な快挙である。1968年メキシコ大会でサッカー日本代表チームが予想もしなかった銅メダルを獲得した時と似たじような感激だった。

 2008年北京大会で男子400mリレーチームが銅メダルを獲得した時には、日本陸上界が短距離でメダルを獲ることはまず可能性は望めず、奇跡ではないかと思ったほど信じられないような気分だったが、今日の日本チームは更に飛躍しアメリカを抜いてジャマイカに次ぎ第2位の順位を確保したことである。そのジャマイカ・チームには五輪史上初めて100m、200mと合せて3つ目の金メダルを3大会連続で獲得したエースのウサイン・ボルト選手がいた。アンカーのボルト選手と日本のアンカー、ケンブリッジ飛鳥選手は最初互角のレースだったが、最後に差をつけられてしまった。選手たちには申し訳ないが、この偉業こそ2度目の奇跡だと思ったほどである。しかも常勝国アメリカを破り堂々の銀メダル獲得である。4人の走者の実力が揃って高いレベルにあることが最も大きいと考えられるが、さりとて4人の内これまで誰も100mを9秒台で走った選手はいないし、今大会で100m決勝に進出した選手もいない。それでいながら、世界で2番目に早いリレー・チームになれたのは、個々の実力が100%発揮できたことに加えて、正に4人の抜群のチームワークと巧妙なバトンパスのなせる技であろう。今日は何度テレビでこの素晴らしいリレー競技を観たことだろうか。とにかく素晴らしい走りを見せてくれた。

 この他にも男子50㎞競歩では荒井広宙選手が3位に入って、競歩では史上初めてのメダリストとなった。そして、女子シンクロナイズド・スイミングがチームフリールーティンで銅メダルを獲得してデュオの銅と合せて、井村コーチのチームへの復帰によりアテネ大会以来3大会ぶりにメダルを勝ち取ったことが特筆される。

 知事選直後に閉会式に出席すると言っていた小池百合子・東京都知事もリオに到着してパエス・リオ市長と会見したようだし、閉会式には安倍首相も出席することになり今日慌ただしくリオへ旅立って行った。いよいよリオ・オリンピックも終盤に近づいている。

 さて、このところ気候が不安定で暑いばかりか、台風襲来による大雨、洪水の被害が続出している。今日も北海道から北日本、関東にいたるまで断続的に激しい雨に襲われていたが、ご多聞に漏れず東京も局地的に激しい雨がやって来た。そうかと思うと、一瞬の間に晴れ間が現れたり変わりやすい気象である。ほんの数日前台風が去ったばかりだが、今日本には3つの台風が近づいている。当分天候は変わりやすく不安定なようだ。

2016年8月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3385.2016年8月19日(金) 真夏のオリンピックで考えられる問題点

 今日もオリンピック関連ニュースのてんこ盛りである。残念ながら期待されていた女子レスリングで、4連覇を狙っていた吉田沙保里選手が決勝で過去2度も圧勝しているアメリカのマルーリス選手に敗れ、銀メダルに終わった。銀メダルだって上々の出来だが、優勝を目指し多くのファンからも期待されていた吉田選手にとっては大きなショックだった。マルーリス選手は目標としていた吉田選手に勝てたことを素直に喜び、吉田は彼女にとってヒーローだっと称賛して話していた。余計なことだが、女性ならヒーローではなく、ヒロインではないだろうか。

 それにしても吉田選手は負けたら大泣きするのではないかと思っていたが、案の定周囲も構わず泣きじゃくる姿には、これまで女子レスリングを支えてきた彼女のプライドと、33歳という年齢と時の流れを感じた。霊長類最強の女子と言われた吉田にもついに退場の舞台がやってきたということだろうか。長い間日本女子レスリング界を引っ張ってご苦労さまと言ってあげたい。

 吉田選手は4連覇こそ逸したが、堂々銀メダルだった。彼女の代わりに初出場した大学後輩の川井梨紗子選手が金メダルを獲得したので、それで佳しとすべきだろう。

 褒めてあげたいのは、初めて金メダルを獲ったバドミントン・女子ダブルスの高橋礼華・松友美佐紀選手のペアである。昨日のレスリングと同様に、追い詰められた末に逆転勝ちで勝利を収めた。最近の日本女性も精神的に随分頼もしくなったものである。

 今たけなわのオリンピックも間もなく幕を降ろす。良いことずくめというわけにはいかないようで、現在話題になっているのはアメリカの800m競泳リレー・メンバーの金メダリスト4人が強盗に襲われ金銭を奪われたという些かショッキングな事件である。ところが、どうもきな臭いと思っていたら、彼らが立ち寄った店の施設を壊して、ピストルを持った警備員に詰問され弁償金を支払わされたことを襲われたと届け出てことが大きくなった。実際には地元警察が選手たちによる狂言と発表して選手らの行動が顰蹙を買っている。アメリカ・オリンピック委員会もこの事実を認め謝罪した。金メダリストたちのお粗末な所業である。

 別の意味で問題とされるのは、カリフォルニア大学チームの発表である。現在の地球温暖化傾向がこのまま強まれば、2085年には夏季オリンピックを開催すること自体が難しくなると提言したのである。標高1,600m以下、人口60万人以上の北半球の645都市について調べ、それらの都市が温暖化対策を取らなかった場合、リスクが低いのはたった33都市に限られると発表した。アジアでは何とウランバートル(モンゴル)とピシケク(キリギス)だけだという。大体現在でも真夏に開催すること自体理由はいろいろあるようだが常軌を逸していると思っている。現在リオは冬だが、4年後の東京は真夏である。東京オリンピック組織委員会はどうやってこの暑さを避ける知恵を編み出してくれるのだろうか。

2016年8月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com