6463.2025年1月22日(水) 体調を崩す。高齢により胃に問題か?

 メディアではトランプ大統領就任のお祭り騒ぎで、アメリカの保守派が盛り上がっている。それに世界中が振り回されているが、反トランプの動きも現れ始めた。日本政府もどうトランプ外交と取り組んで良いのか分からないようで、首脳会談も予定が立たない。

 国内では、兵庫県斎藤元彦知事のパワハラによる解任、その後の再選挙当選に絡んで事件が起きている。その中で斎藤知事が内部告発された件に関して、県百条委員会が真相解明に努めていた元県議が突然亡くなった。自殺と見られている。亡くなった元県議が誹謗中傷に悩まされ、またひとり犠牲者を生むことになった。

 今世間を騒がせている世俗的な事件は、タレントの中居正広が一昨年起こした女性性暴力事件の後始末である。フジテレビの社員が仲介していた云々で、フジがやり玉に上がり、企業でフジへCMを止めた企業が75社以上もあるというから、経営上も大きな問題である。まだ、第三者委員会を通じた結論次第では、今後どう解決へ向かうのか不透明である。他にもいくらでも首を傾げるような事件が多い。

 嬉しいニュースは、日米プロ野球界で活躍したイチロー選手が一昨日日本の「野球殿堂」入りが決まったのに続き、本日アメリカMLBの「野球殿堂」入りが記者らの圧倒的な賛意を得て、そのまま決定したことである。満票とはならなかったが、投票した記者394名の内、反対はたった1名だったという。メデタシ、メデタシである。

 その点で最近私自身はあまりプライベートの問題に喜んだり、悩むようなことはなかったが、昨日になって胃の痛みにやや往生している。昨夕肋骨の辺りが痛み、さすっていたが、入浴して多少痛みが引いたので、早めに床に就いた。ところが、中々寝つかれない。普段は寝付きがよく時差を感じない男などと冷やかされたくらいである。夜中3時15分ごろに突然吐き気を催し、急いでトイレへ直行して口から吐き出した。嘔吐である。そして4時に再び嘔吐だった。この時は、トイレへ間に合わずそのままベッド横の床に吐き出してしまった。床と布団を汚してしまった。その後も寝付かれず、重い気持ちのまま朝を迎えた。どうも頭と身体がすっきりしない。朝食も食べる意欲が湧いてこない。それでもお茶を一杯飲んでいた時、突然吐き気を催した。テーブルの上とキッチンの流し台に、併せて5度も嘔吐をしてしまった。妻も気遣い、直ぐクリニックで診てもらった方が良いと勧める。こんなことはこれまで経験したことがない。吐き出した中には、昨晩食事で食べたすき焼きの具材が大分含まれていた。消化し切れていなかったのだ。それでも気分的には少しすっきりしたので、昨日も出かけた通いつけの内科医院に2日連続で診てもらうことになった。

 医師が身体に聴診器を当てたり、身体に触りながら痛みのある個所を探ってくれ、結局「胃」に問題があるようだと仰り、取り敢えず内服薬をいただいた。

 我が人生でもこんな1日に5度も嘔吐をやってしまったのは初めてであり、醜態である。想像もしていなかっただけに、ちょっとこれからの先行きを考えると少々憂鬱な気分にもなる。

2025年1月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6462.2025年1月21日(火) トランプ大統領就任⇒民主主義国家崩壊

 世界中から注目されていたドナルド・トランプ氏のアメリカ大統領就任式が昨20日、日本時間の今朝未明アメリカ連邦議会議事堂内で行われた。78歳7か月での大統領就任は、史上最高齢である。数日前から相当冷え込み長い時間戸外に留まっていることは、健康上問題があるとして40年ぶりに議事堂内で行われた。実際議事堂の外は雪が降っていた。

 ある評論家が、トランプ氏は自分と自分の支援者のためだけに行動していると言っていたが、まったくその通りである。反対する人に対しては徹底的に誹謗中傷を交えて非難する。就任式でもバイデン前大統領を目の前に、彼の実績に対し国の発展を遅らせたと批判的に述べ、同時に「アメリカの黄金時代が今から始まる。今日から我が国は再び繁栄し、世界中で尊敬されるようになり、あらゆる国から羨望の的となるだろう」と早くも自己顕示欲を表明した。私流に翻訳すれば、「アメリカの没落時代が今から始まる。今日から我が国は再び低迷し、世界中で軽蔑されるようになり、あらゆる国から嫌われの的となるだろう」というところだ。とにかくアメリカ第一主義に固執して、他の国の人びとをうんざりさせている。就任式を終えた後、ヘリコプターで議事堂を去るバイデン夫妻を見送った後、支持者を集めたイベントでバイデン政権から大幅な政策転換を行うと宣言した。前大統領を手厚く見送るような気持ちはさらさらなかったようだ。

 その後に支援者を前にしたイベントでは、言いたい放題だった。支援者を前にテーブルに座って数々の大統領令に署名した。バイデン前政権時代の「破壊的で過激な大統領令などを撤回する」と言って、懸念されていた世界保健機関(WHO)からの脱退、地球温暖化の国際的な枠組み「パリ協定」からの離脱、を決断した。その他に、2月1日からメキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を課すこと、メキシコ湾をアメリカ湾と名称を変更し、北米最高峰のデナリ山をマッキンリーとかつての名前にもどすことなど、相手の国民感情や、先住民デナリ族の心情を損なうようなことまでやった。今日は公言しなかったが、これからパナマ運河をアメリカに返還させ、グリーンランド領有の意向を具体的に表明するだろう。

 こんな身勝手な大統領を抱えるアメリカを世界の人びとが、羨望するわけがない。それが分からないのが、この人物の世界観の狭いところである。

 アメリカも口では、民主主義国家を謳っているが、こんな国をどうして民主主義国家と言えよう。就任早々に数多くの大統領令に署名したが、早くも海外で非難する動きが表面化している。ロンドン・テムズ川岸には、「トランプ、気候の集団虐殺」と書いてトランプ氏の気候温暖対策の強化を求めるデモ隊が集結している。この様子では、今後4年間は世界中で、反トランプ運動が展開されることだろう。

 すでに数日前にこれまでとても考えられなかった中国戦略として、台湾を中国から絶対守ると公言していながら、台湾を中国との取引材料に使うのではないかと言われている。それは、アメリカは絶対的に台湾を守るわけではないとの発言があったそうである。これは日本にとっても他人事ではいられない。

 就任早々に問題発言が連発されるアメリカ大統領の言動は、今後世界中が注視し、対米外交にどう取り組むのか多くの関心を呼ぶことだろう。それにしてもヒデェ野郎が大統領になったもんだ。

2025年1月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6461.2025年1月20日(月) 沖縄県内で社会運動が沈静化の傾向

 沖縄の自治体首長選の結果に少々驚いている。実は、昨日投開票が行われた宮古島市長選で現職市長が敗れ、6人の立候補者の中で、副市長だった嘉数登氏が初当選した。敗れた前市長は革新ではなかったが、保革共闘の「宮古市民ファースト」や、「オール沖縄」の支持を受けていて、今回の落選によって沖縄県内にオール沖縄系の市長がいなくなった。2014年11月の知事選で普天間基地移設反対を掲げて、当時翁長雄志元知事が反対勢力を結集して「オール沖縄」を立ち上げ当選した。以降運動の精神を継承してきた玉城デニー知事にとっても少なからずショックであったようだ。

 ここには、名護市辺野古の国による移設基地工事の建設を巡り、沖縄県が認めなかったことから設計工事が国の代執行により行われ、すでに1年が過ぎた。「オール沖縄」の内部にも、県民が飽きているとの声が聞かれるという。

 それにしても、今沖縄県内では昨年12月にまた起きた米兵による女性への性暴力行為に対して激しいデモが行われているが、日本側にとっては不利な日米地位協定の改定を目指す動きも起きている。これに伴い、来る26日に実施される沖縄市長選に名乗りを上げているナカムラミオ立憲民主党県議が、協定改定を強く訴えている。「オール沖縄」は市長の座を取り戻すことが出来るだろうか。

 しかし、最近の県内選挙戦を見る限り、県民から徐々にリベラル思考が消えつつあり、基地問題や日米地位協定への関心が薄らいでいる傾向が窺える。それは、本土に比べて比較的高かった投票率が、少しずつ下がり出していることでも分かる。今回の宮古島市長選でも前回の投票率65.64%から58.99%へ6.65%も下がったことでも分かる。

 折も折、アメリカでは明日トランプ元大統領が再び大統領に就任する。回り回って日米同盟が今後も沖縄県民に大きな圧力となって押し付けられるのではないかと心配している。その点でも26日の沖縄市長選で「オール沖縄」の火を消して欲しくないものである。

 最近の国内世論にやや保守的傾向が窺えるが、朝日新聞が実施した最近の世論調査によると、石破内閣の支持率が、昨年10月の就任直後は、46%だったが、12月には36%まで下がり、今月には33%にまで落ちている。一時は、岸田政権への支持率を上回ったこともあったが、どうも一過性だったようだ。支持率の下落は保守層への支持が欠けているということではなく、石破茂首相への信頼、支持が落ちているからであろう。国民はこれから「保守」、「革新」のどちらに気持ちが傾いていくだろうか。

2025年1月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6460.2025年1月19日(日) 尹錫悦・韓国大統領逮捕と大相撲の話題

 お隣の韓国で昨年12月初め以来、尹錫悦大統領の非常戒厳令発令が大きな問題となり、その後大統領は昨日収監されたが、今朝未明合同捜査本部は内乱を首謀したとの容疑で大統領を逮捕した。現職大統領が逮捕されたのは、韓国憲政史上初めてのことである。これまで大統領退任後の逮捕者を含めれば6人目である。歴代20人の大統領の内、6人も逮捕されるとは聊か異常ではないかと思うくらいである。いずれにせよ国のトップの行き着く先としてはあまり名誉なことではない。不正資金疑惑で検察から事情聴取を受け、高台から飛び降り自殺した廬武鉉大統領のような大統領もいる。この背景には、大統領の強大な権限が利権を生みやすいことが挙げられている。それにしてもこの1か月以上は、この非常戒厳令問題で韓国内は上を下への大騒ぎで、国内政治もストップし、国内も分裂した状況にある。世界の動きがスピード化している時代にトップ政治を停滞させても国にとってはプラスにならない。1日も早い解決を他人事ながら望んでいる。

 さて、大相撲初場所も今日は中日である。最近はテレビでもほとんど毎日のように観ているが、偶々今年が現在の日本相撲協会の前身である財団法人大日本相撲協会が誕生してちょうど100年になる。現在の両国新国技館が開館してからも40年になる。両国国技館で相撲を見たことはないが、その前の蔵前国技館では1度だけ観戦したことがある。特に今も印象に残っているのは、京都市内の中学を卒業した直後に、友人らと大阪府立体育館で春場所を2度も観戦したことである。2度目の千秋楽には、優勝した大関三根山が優勝パレードに出かける直前に三根山と握手を交わす機会があり、それが今も忘れられない。

 今場所は3年半に亘り一人横綱として頑張っていた照ノ富士が、一昨日引退することを表明した。ケガのため大関から序二段まで番付を落としながら、再び舞い戻り横綱にまで昇進したのは本人の努力によるものであるが、見事なものである。惜しいことに膝のケガと糖尿病に悩まされ、身を退くことを決断した。優勝は実に10回を数える。

 モンゴル出身力士の照ノ富士に続いて、次の横綱を狙っている大関豊昇龍もモンゴル出身である。その豊昇龍の叔父でモンゴル出身最初の横綱となった朝昇龍も、25回優勝を飾っている。モンゴル出身力士が日本の国技である相撲界で、日本の力士を差し置いて活躍している。実際現在42人いる幕内力士の内16人が外国人力士で、モンゴル人はその半数8人を占める。これまでにモンゴル出身力士は、最多優勝45回を誇る白鵬をはじめとして5人もの横綱を輩出している。今やモンゴル出身力士を抜きにしては、相撲界も成り立たないのではないだろうか。

 まだ初場所は前半戦が終わったばかりで、明日から後半戦に入る。先場所初優勝を成し遂げた大関琴櫻が、横綱へ一歩踏み出すかと期待されながらも大きく取りこぼし、今日まで3勝5敗で、横綱を狙っている大関豊昇龍も6勝2敗で、優勝と綱取りはどうなるだろうか。後半戦を楽しみにしたい。

2025年1月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6459.2025年1月18日(土) 受験生にとって厳しい入学共通テスト

 今日は全国的に大分寒いようで、外出するのもつい手控え勝ちになるが、昨日、一昨日の2日間東京医療センターと慶應病院で診察を受け、その報告方々通いつけの整形外科へ出かけ診察してもらった。今気がかりなのは、心臓の不整脈と昨年暮れに鉄分不足と診断されたことである。そのため一応薬を毎朝服用している。

 さて、この寒さ、しかもインフルエンザが流行している中で、今日大学入学共通テストが行われた。今日、明日と2日間に亘って行われる。全国で約50万人の受験生が試練に挑戦する。今年は新しい学習指導要綱に従い、出題教科や課目が昨年までとは変更になり、ともに増えたようだ。今日は文系教科、明日は理系教科のようだが、明日は理科、数学、「情報」が行われるようだが、この新たに追加された「情報」というのがよく分からない。況してや受験生には初めてのことでもあり、概念も分かり難いのではないだろうか。

 今日の朝日夕刊に昨年の能登半島地震に遭った輪島市の女高生が、受験を前にして受験どころではないと思い、一度は受験を諦めようと思ったとその時の彼女の悩みについて書かれている。その時マイナス思考を切り替えることが出来たのは、避難所で幼い子どもたちと無邪気に遊んだことだったそうである。試験日前日に車で7時間かけて金沢市内で入学共通テストを無事受験でき、志望の大学に入学して、将来は子どもたちの教育に携わりたく小学校の先生になりたいと希望を述べている。彼女のケースは、彼女自身の気持ちも強かったのだろうが、見事に気持ちをプラス思考に切り替え、立ちはだかった壁を乗り越えることが出来た。立派だと思う。

 我々の受験生時代には、こういう共通一次試験のようなテストはなかった。受験する各大学でその大学のテストを受けるだけだった。受験生が例年のように寒空の中で列を作り大学の入り口前に並んでいる姿には、つい頑張れ!と声をかけてあげたい。

 この寒さは、アメリカの首都ワシントンでも同じようだ。明後日に控える大統領就任式を前に、当日の気温がマイナス9℃とかなりの寒さが予想されることから、トランプ次期大統領は宣誓式と就任演説を屋外ではなく、連邦議会議事堂内で行うと明らかにした。ウクライナ侵攻で関係がこじれているロシアからは、ロシアを代表する政治家は誰も出席しない。2日後には、アメリカ合衆国も問題児トランプ氏が大統領の座に再び就く。就任翌日には、シカゴ市内の不法移民を強制的に排除するような発言をしているが、アメリカも自業自得とは言え、このような大統領を奉ることによって、世界中から警戒の目で見られ、友好的な国同士との国交関係に傷がつくのではないかと懸念される。

 日本の対トランプ外交については、石破首相をはじめ、政府から一向に方向性が示されないが、そろそろ態度を明確にしないと反ってトランプ氏に意地悪をされるような気がしている。

2025年1月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6458.2025年1月17日(金) 「阪神・淡路大震災」発生から30年

 今日はこの日ならではの注目される話題がある。国内では言わずと知れた「阪神・淡路大震災」発生から30年目に当たることである。大地震は、1995年1月17日午前5時46分に発生した。犠牲者の数は、実に関連死を含めて6,434人に上る。あれから早いもので、もう30年が経ったのかと感慨も一入である。神戸市内で開かれた追悼式典には、天皇・皇后両陛下が出席され、震災経験と教訓を生かして次の世代へ引き継ぐことを期待しているとお言葉を述べられた。各地でも犠牲者を悼む慰霊祭が厳かに行われた。

 あの年、1995年の秋出張で四国を回った帰り道、淡路島で生々しい震災の跡形を見たことが印象に残っている。それは道路が一部陥没して30cmほど段差のある道路があり、そこを通ったことである。

 もうひとつ思い出としては、ブラジル人の友人でリオ・デ・ジャネイロに住んでいたアーリンド・フルタードさんから当日朝突然電話があり、日本で大きな地震があり、相当犠牲者が出たようだが、ミスター・コンドーの親戚や親しい友人に犠牲者はいないのかと心配して、わざわざ地球の裏側から電話をくれたことである。その場では、取り敢えず、親戚は震災の地にはいないし、親しい友人も特にいないと応えると安心したのか、直ぐに電話は切れた。その時、遠いブラジルの地から私の身のまわりに犠牲者がいないかどうかを心配して、直接コンタクトして確認までしてくれた友人の思いやりには感動し、嬉しく思ったものである。その友人も10年以上も前に亡くなられた。リオを訪れた際には、サンバ・ショーに招待してくれ、彼が日本に来られた時には、ともに日光と箱根へ出かけて我が家にもお招きしたことがある。この地震の慌ただしい時にアーリンドさんから受けた温かい気持ちが忘れられず、4年前に上梓した拙著「80冒険爺の言いたい放題」にこの辺りのエピソードを取り上げて書いた。あの思いやりのある友人も今では冥界にいる。30年前の今日の日のことを覚えているだろうか。

 さて、海外の話題としては、昨日パレスチナ・ガザ地区で戦闘を続けて来たイスラエルとイスラム組織ハマスの双方が、明後日19日から6週間に亘って停戦することで合意したことである。

 昨年も期限付きで停戦に合意したが、長くは続かなかった。今回も合意した後に直ぐイスラエル軍による攻撃が続き、犠牲者が増え続けている。この合意もやや複雑で、3段階に区切って、第1に停戦期限は6週間で捕虜の交換、そして停止期間の延長などを話し合うのだろう。ただ、強気のネタニヤフ・イスラエル首相が合意したことに対して、閣僚の一部からは猛烈に反対されている。イスラエルが本気で停戦を了解し、納得しているのか複雑で分かり難く、場合によってはまたひと波乱ありそうだ。

 さて、昨日慶應病院で2年余前から定期的に心臓不整脈の診察をしてもらっているが、昨日ホールター心電図を取るために上半身の地肌に電極を貼り、24時間の心電図を測定することになり、昨日は入浴も出来なかった。今日再び病院で体に貼り付けた電極を取り外し、心電図の記録は、30日に担当の医師から説明を受けることになっている。

 帰宅すると訃報のハガキが届いていた。松山市内に住む大学の登山クラブの同級生が亡くなった。登山クラブには2浪の同級生は自分を含めて4人いたが、この内私を除く3人は皆他界してしまった。年々冥界へ行かれる友人らが増えているが、本当に寂しい。私も今86歳であと何年生きられるか分からないが、こうなったら同級生の中で最後に冥途へ土産を届けようと思っている。

2025年1月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6457.2025年1月16日(木) インバウンド業界の目覚ましい成長ぶり

 このところ外国人観光客の訪日によるインバウンド業の好調について、メディアでよく報じられている。昨日観光庁は、2024年に日本を訪れた外国人の宿泊や買い物などの消費額が、8兆1千4百億円だったと発表した。8兆円を超えたのは、統計開始以来初めてで、コロナ禍の旅行客が冷え込んだ苦難を乗り越えて、訪日客の数も過去最多の3,687万人と推定されている。先月1か月だけで、349万人の観光客が訪れている。日本の豊かな観光資源と旅行客に有利な円安などが寄与して、大勢の外国人が日本を訪れるようになったのである。政府は、30年には6千万人、消費額15兆円の皮算用をはじいているが、精々取らぬ狸の皮算用とならないようしっかり対応して欲しい。

 ただ、以前から懸念されているのは、観光客が繁忙期に大都市の観光地に大勢訪れて、施設面や交通面で充分対応し切れず、世界的な観光地で問題となっているオーバーツーリズム現象である。それに対応できるよう受け入れ態勢を整備する必要がある。現状は、大都市圏に偏る宿泊先の分散や、混雑や騒音など人気観光地のオーバーツーリズム特有の対策は、急がなければならない。例えば、京都市内などでは、市内路線バスを大勢の外国人観光客が利用して、一般市民が利用出来ない現象も見られるようだ。また、財政的にはインバウンド業界で国の財政は潤うが、アウトバウンドともどもともに成長することが大事だと思う。その点では、以前は圧倒的にアウトバウンドが多かったが、24年はアウトバウンド業の海外旅行へ出かける日本人観光客が、19年に比較して2/3程度ほどに減少している。国は、インバウンド業の発展ばかりではなく、出費はあるが、アウトとインと合わせて発展するアウトバウンド業の発展のためにも、前向きの対策を考えるべきであろう。

 今や観光業は日本経済を支える大きな柱に成長しつつあり、実際23年の貿易統計によると他産業の輸出額と比較しても観光業の8兆円は、自動車の17兆2千億円に次ぐ規模にまで膨らみ、半導体等電子部品の5兆4千億円、鉄鋼の4兆5千億円をしのぎ、全産業の中でも2番目に国家の財政に貢献しているのだ。

 かつてのお役人の言っていたことなので今となっては馬鹿げていると思うしかないが、以前まだインバウンド業が独り立ちしていない当時は、アウトバウンドの海外旅行は金食い虫で海外旅行者が貿易などで蓄積した貴重な外貨を外国で消費し日本の財政を圧迫し、道楽息子のようなものだと散々皮肉たっぷりにこき下ろしていた。我々旅行業者は使用する外貨の申請などでもこそこそと行ったものである。それが、インバウンド業成長に伴い、観光業全体が成長し、国の歳入に貢献すると分かるや日本経済のひとつの柱だと我が物顔をして話しているのを見ると、かつてアウトバウンドでも、インバウンドでも苦労した身にとっては、何を今更調子の好いことを言うかと昔の反骨心が蘇ってくる。

 それでもとにかく日本の観光業が成長しつつあることは喜ばしい現象である。

2025年1月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6456.2025年1月15日(水) 韓国史上初めて現職大統領を拘束

 日本国内では国会が閉会中のせいもあるだろうが、あまり政治的な問題点とか、トラブルが聞かれない。石破茂首相の国家のリーダーとしての影の薄さも影響しているのかも知れない。それでもNHKの世論調査によると石破内閣の支持率は41%で、意外にも岸田前内閣よりも良いというから分からないものだ。ただ、外国では大波小波が押し寄せている政治や社会情勢を見ると、日本はその点で少し落ち着いているように見えるかも知れない。

 今朝韓国ソウルの尹錫悦大統領公邸敷地内に大統領の内乱容疑などで、合同捜査本部が尹大統領拘束の拘束令状を執行した。現職大統領が拘束されるのは初めてである。大統領も流血事態を避けるため、今度は出頭に応じることにした。しかし、捜査を認めるわけではないとしている。今後48時間以内に高位公職者犯罪捜査庁が逮捕状を請求するかどうかを決める。韓国国内は無政府状態になり、これから韓国政界は動きが激しくなり、このままでは国民が安心した政治を行えるのかどうか、懸念される。興味深いことは、合同捜査本部が機能させる警察と、大統領府側が法に則って行使する警護庁が互いに角突き合わせることになったが、どちらにも法的ルールが定められていて権威において優劣つけ難いことである。今日のところは、大統領側が合同捜査本部に一歩譲った形となった。

 アメリカでは、20日の大統領就任式前にとかく脅迫的な発言を繰り返しているトランプ氏が、大統領就任後に手を付けると思われる不法入国した移民を国外に強制追放の実施を心配している非正規移民たちの行動が、注目を集めている。彼らの数は、約1,100万人といわれ、アメリカ人人口の約3%を占めている。これはアメリカ国内の問題であるが、日本に対しても先日バイデン大統領が、日本製鉄によるアメリカのUSスチール(USS)買収計画禁止を命じた行為にも同じような考えが見られる。この禁止令に対しては、日鉄がアメリカ政府を提訴して、日米鉄鋼業界のみならず、今後日米経済界や日米政府間の懸案の課題として注視されるようになるだろう。

 昨日アメリカの鉄鋼大手「クリーブランド・クリフス」CEOが、日鉄から提訴された逆恨みもあって、日鉄及び日本に対してとても大企業のトップとは思えない下品な喚き方で買収に反対の声を上げた。「中国は悪で邪悪で恐ろしい。しかし、日本は中国よりもっとひどい。日本の方が断然悪い。ここはアメリカだぞ! 日本は自らが何者か理解していない! 1945年から何も学んでいない。我々がいかに善良で親切で寛大化学んでいない」と、まるで外国人はアメリカではアメリカ人に従い、アメリカ式に行動しろとテレビで下品に喚いていた。

 流石に日鉄もUSSも呆れたように、このCEOの発言は、偏った固定観念で、アメリカの同盟国日本に対する言葉の攻撃に失望感を表明している。

 先日も本稿に書いたように、トランプ次期大統領は個人的な物欲と他人お構いなしの政策実行によってアメリカを三流国に貶めようとしているに過ぎない。いつも思うことだが、このような大統領や似たような経営者を生むアメリカ人というのは、どうして常識と礼儀を忘れ、善悪の区別すらつかなくなってしまったのだろうか。

2025年1月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6455.2025年1月14日(火) 自然災害と人災によって犠牲者が生まれる。

 昨晩9時半前に宮崎県で日向灘を震源地とする震度5弱、マグニチュード6.6の地震が発生し、九州地方を中心に四国方面まで揺れと津波が及んだ。昨年8月8日に発生したマグニチュード7.1を記録した日向灘を震源地とする地震が、「南海トラフ地震臨時情報」と伝えられたが、今回も同じ規模のものとして一時的に同情報と同じように警戒を発表した。日向灘では地震活動が発生後も活発になり、震度1以上の揺れを観測する地震が今朝4時ごろまでに9回もあったという。気象庁は今後1週間ほどの期間中は最大震度5弱程度の地震に注意するよう警告している。

 この日本の地震の多さに対して、南米、オーストラリア、アメリカなどでもしばしば山火事のような自然災害が起きるが、今回のロスアンゼルス近郊の山火事は、去る7日に発生して以来、1週間が経過したが、まだ延焼しつつあり、12日現在死者が24人となった。4か所で起きた山火事は一時6カ所に拡大したが、その後3カ所が鎮火した。それでもまだ3か所は炎々と燃え拡がっている。避難指示や警告の対象になっている住民は、最大で30万人以上だったが、13日時点で約18万人にまで減った。

 このような自然災害の発生の都度思うことは、地震ばかりは今以て現代科学では予知することは難しいだろうが、火事などはそれなりの原因があり、何とかして早く食い止めることは出来ないものだろうか。戦争とて同じである。

 戦争については、停戦どころか、戦火が一向に収まらず、ウクライナ戦線とパレスチナ・ガザ地区では死者が増え続けている。ウクライナ戦線へロシアの傭兵として駆り出された北朝鮮軍兵士に少しずつ傷が見えて来た。昨日夜韓国の情報機関は、北朝鮮軍兵士のうち約300名が死亡した上に、北朝鮮当局は、北朝鮮軍兵士に対して捕虜となったら自決するよう命じていると伝えた。残酷な話である。ゼレンスキー・ウクライナ大統領は、ロシア軍の戦闘に参加した北朝鮮軍兵士のうち、死傷者が4千人に上がると公表した。現在ウクライナに捕虜となった2人の内ひとりは、このままウクライナに残りたいと語り、もうひとりは家族を北朝鮮へ残しているので故国へ帰りたいと漏らしているそうである。ウクライナ作戦当局は、クルスク州で北朝鮮軍兵士17人を殺害したと発表した。これが嵩じてくると、いずれ北朝鮮国内では出征兵士の家族を中心に、反対の声が強くなり、金正恩総書記への批判が強まり、その立場も微妙になることだろう。その時金正恩総書記は、北朝鮮国民に対してどういう説明をするだろうか。

 ロシア軍への北朝鮮軍兵士の参加については、ロシアは北朝鮮兵士1人あたり月額2千㌦(約31万円)の手当を支払っていると言われ、その大半は金正恩の懐に入っていると見られている。自分のために奉仕し、活動してくれる自軍の兵士らを私利私欲により戦火の真っ只中へ放り込む国家指導者がいるだろうか。時勢が落ち着けば、これらはすべて金正恩総書記に跳ね返ってくる。気の毒なのは、人身御供となった北朝鮮軍の兵士たちである。

2025年1月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6454.2025年1月13日(月) 3連休の最終日「成人の日」に想うこと

 今日は「成人の日」である。3年前の2022年4月1日から民法が改正され、この日から成年年齢が20歳から18歳に変更となり、18歳と19歳の若者は、成人となった。2歳も若返ったからと言って、世界の大勢は成年とは18歳以上が主流なので、それほど驚くことではない。

 明治以来約140年間に亘り20歳未満は大人とは見られていなかったが、それでも公職選挙法では、選挙権の年齢、憲法改正国民投票の投票権を18歳と定めて来た。その延長線上で民法の改正によって、成人の概念も18歳に引き下げられたのである。ただ、一般的な理解としては、成人となれば、大人として扱われ、大人と同じように何でも出来ると考えがちだが、これまでと同じように喫煙、飲酒と、競馬などの公営競技に関わる年齢は、健康面の影響や、青少年保護の建前から今まで通り20歳以上という制約は残る。また、女性の結婚最年少年齢が2年引き上げられ、これまでの16歳から18歳に変わって男子と同じになった。それでも依然として成人式は20歳にならないと招待もなく、参加出来ないようだ。まだ、成人と成人式のイコールはまだまだのようである。

 近年の若者たちは、我々の時代より性格的に二極分離が大きいように思っている。真面目な青年らは、堅実な学びや、仕事などへ気持ちを集中させている一方で、派手な装いで勉学などより遊びに熱中している輩が目立っている。それは成人式の派手な衣装やお化粧などを見ても、目立ちたがり屋が増えた時代の風潮が大いに影響しているものと思う。

 孫娘のひとりが、今年成人式を迎えた。すでに成人式を済ませた孫が2人、来年以降に成人式を迎える孫も2人いる。彼らが、健康で自分の願望を果たせる生活を送ってもらいたいと願っている。

 振り返って、自分自身残念ながら66年前の成人式には出席出来なかった。当時は浪人生活2年目を送っており、2回も失敗した大学受験を目の前にしてとてもそれどころではなかった。考えてみれば、公式行事で参加出来るものを欠席したのは、成人式が唯一無二である。公職選挙法に基づく選挙はすべて投票所に足を運んでいる。

 さて、今日「成人の日」らしく、高校サッカー全国大会決勝戦と大学ラグビー決勝戦が行われた。高校サッカーの決勝戦、流経大柏高対前橋育英高戦が国立競技場で行われたが、試合では勝負がつかず、PK戦で前橋育英高が2度目の優勝を飾った。驚いたことにはスタジアムが満員で5万8千人余の観衆が詰めかけた。昨年の決勝戦も5万6千余人だったというから、サッカーブームも半端ではないと感じた。全国大学ラグビー決勝戦は、帝京大と早稲田大の間で争われ、帝京大が33対15で早稲田を下し、4連覇を飾った。この試合はラグビーのメッカ・秩父宮ラグビー場で行われ、これもほぼ満員に近かったが、高校サッカーほどではなく、この様子では、将来的に高校サッカーが夏の甲子園高校野球大会の人気を追い抜いてしまうかも知れない。技術的には、Jリーグにはとても及ばないが、若さと勝利に向かうひたむきさがプロとは大分違う。気になったのは、中々の好試合だったが、PK戦でも中々決着が付かず、その盛り上がったPK戦の最中にCMで一部観られなかったことである。いくらCMとは言え、この視聴者無視の風潮は何とかならないものだろうか。

2025年1月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com