充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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6315.2024年8月27日(火) 秋篠宮悠仁殿下のトンボ研究と大学受験
皇室関係の話題にしては珍しく秋篠宮家の悠仁殿下の大学受験について、メディアをはじめ世間一般から大分高い関心を持たれている。天皇・皇后のご息女である愛子さまの女性天皇の話題が、まったく消えたわけではないが、現状では悠仁殿下は父の秋篠宮に次ぐ2番目の天皇継承者である。
元々やや女系の天皇家と同様に秋篠宮家でも真子さま、佳子さまと女性が誕生された後に待望の男子が誕生されたので、将来の天皇像を視野にとかく話題になり注目を集めてきた。
その悠仁殿下は、皇族の方々が進学される学習院へは進学されず、中学はお茶の水女子大付属中、高校は名門大学受験校として知られる筑波大付属高校へ進学されて、東京大学を含む難関大学への進学を考えたのだろうと推測されている。ただ、東大は日本でも入学最難関の大学であるだけに、将来天皇になられようとしている殿下が、敢えて渦中の栗を拾うような東大受験にトライされようとしている姿勢と動静が関心を呼んでいる。率直に言って、東大を受験してもし不合格になったら、その屈辱は生涯付いてまわり、悠仁殿下のみならず、周囲の関係者、国民をも沈痛な思いにするので、出来れば東大受験は避けて欲しいというのが本音ではないかと想像している。失礼を承知のうえで敢えて言うなら、仮に東大に不合格となって浪人生活を送ったとしても1年後、或いは2年後に東大に合格するという確実な保証はない。特権の推薦で入学できるというのは、やや安易で危険な賭けだと思う。寡聞にして知らなかったが、東大に一般受験生を対象に推薦入学という制度があるとはこの度初めて知った。国立大学の誇り高い東大が、いかに将来の天皇であろうとも、受験の門戸を広げるようなことがあるだろうか。条件は厳しいだろう。噂で聞いた話だが、東大関係者の間には、将来天皇になる殿下が東大を受験するとしたら、合格点に達しなくとも安易に不合格とするわけには行かないとの危惧の声があるそうだ。
悠仁殿下は、来月6日に18歳の誕生日を迎えられる。現在筑波大付高3年生として数か月後に迫って来た受験に備えなければならない。殿下は幼いころより自然に親しまれ、その中でも特にトンボに関心を抱き、国立科学博物館からトンボに関する研究発表をされた。今月25日から開催される国際昆虫学会議でポスターを発表し、研究発表をされると言われている。東大推薦進学の布石ではないかと考えられている節もなくはない。
受験という難しい環境に置かれた悠仁殿下には、周囲の一部皇室関係者や東大関係者の間でも戸惑いが見られるという。無責任な国民のひとりとしては、進学先がいつ、どこへ決まるのかという興味と関心がある。
さて、数日前に南方洋上で発生した台風10号が、大型と言われながらもゆっくりと日本列島へ向け北上している。テレビ各局でもかなりの時間を割いて本土への影響を伝えている。東京では29日、30日、31日ごろにやって来ると予想され、防災に備えることをいろいろアドバイスしている。今日奄美諸島が台風圏内に入り、線状降水帯警報が発せられた。東京でも朝から晴れたり、突然激しい雨が降ったり、空には青空と雲が入り混じっているような不安定な天候で、どうにも落ち着かない。書斎から窓越しに外を眺めてみると近くの宮前公園の桜の大木が大きく揺れている。幸いしばらく外出の予定がないので、自宅に引き籠っている。天気予報からすると、当分降ったり止んだりして外に用件がなければ静かにしているより仕方ないか。
6314.2024年8月26日(月) 鎮火の兆しが見えない2つの戦争
ウクライナ戦争もロシア軍の侵攻以来2年半を経過した。両国の国境を境に激戦が続けられ、ロシア国内でも思いがけずウクライナ軍が侵攻してきたクルスク州では、住民も不安に駆られ慌て出している。現状ではウクライナのゼレンスキー大統領の強気の発言を聞いている限り、停戦の可能性は極めて薄く、ウクライナ国民の苦悩と心痛は収まりそうもない。
一方、無防備のパレスチナ・ガザ地区住民へのイスラエル空軍の攻撃については、死者がすでに4万人を超え、難民が益々増えている。周辺の国々が仲介の労を取りながら、何とか停戦させようといろいろ交渉に当たっているが、これまでのところ実現していない。そこへ昨25日アメリカ、エジプト、カタールが仲介した停戦協議について、イスラム組織ハマスは、イスラエルの新たな条件を拒否すると表明した。同じころ先月レバノンのシーア派組織ヒズボラの司令官が、イスラエル軍の攻撃によって殺害されたことへの報復として、ヒズボラがイスラエルに対して大規模な攻撃を行った。だが、これにイスラエル軍は即座に反撃し、ヒズボラ戦闘員3人が死亡した。ヒズボラのナスララ最高指導者は、ガザ地区の戦闘が続く限りイスラエルに対する攻撃を継続すると強調した。これに対し、イスラエルのネタニヤフ首相も対抗措置をとる構えを崩しておらず、これからも中東地域の不安定化は現状以上に高まると懸念されている。現状から察すると、イスラエルはやられたらやり返すと度々発言しており、停戦交渉がまとまらない限り、いつまでも反撃を繰り返すことだろう。
問題はまだ残っている。先月31日、ハマスのハニヤ最高幹部がイラン大統領の葬儀に出席した折、イスラエル空軍機により狙撃され死亡したことに対して、イランは直ちに反撃すると怒りを露わにしたが、停戦になれば反撃しないと公言していた。しかし、昨日停戦交渉が不調に終わった。イランは、爆弾を抱えてイスラエルの様子を探っているところだろう。
いずれにせよ、いま世界に戦火が燃えたぎっている地域が2か所もある。いずれにも大きな影響を与えているアメリカが、国内の大統領選で目が行き届かないようだが、大統領選後にアメリカ政府としては2つの戦争に関してどういう関わり方をして、戦争の鎮静化へ導いていくことが出来るだろうか。やはりアメリカの存在と影響力は、世界の平和と安定にとって欠かせないものとなっている。
翻って日本の「小さな戦争」自民党総裁選もメディアの注目度が高まって来た。昨日の本ブログに取り上げた自民党広報ポスター「THE MATCH」は、「時代は誰を求めるか?」というテーマで「国民のニーズと自民党の政策をマッチングさせるのは誰なのか?」と問いかけ、ポスターの他に45秒のムービーをネット上にアップしている。安倍晋三元首相を筆頭に、何人かの歴代の自民党大物首相が一言ずつ絶叫している。田中角栄「国家観を持つのは『誰』だ」、池田勇人「信じられるのは『誰』だ?経済は池田にお任せ下さい」、そして最後に「選ぶのは日本の未来」と訴えているが、所詮投票権のない国民に話しかけても自民党内のマッチングであり、国民としてはどうすることも出来ない。
最終的に候補者が決まり、改めて彼らの考えを聞いてみたいものである。
6313.2024年8月25日(日) 自民党総裁選、「刷新感」をアピールできるか?
アメリカ国内では、11月の大統領選に向けて大分盛り上がっているようだ。9月に行われる民主党、共和党の大統領選候補者と副大統領候補者同士それぞれによるTV討論会を待ち焦がれている。これは私自身にも関心のあるところである。両党の全国大会会場における会場に溢れんばかりの党員たちの熱気と興奮は、普段あまり見かけるようなスケールではない。世界中が注目しているだけに、4年前には結果が判明次第、敗れたトランプ氏が選挙に不正があったと難癖をつけるようなことがあったが、それが尾を引いて不正とか、公平さに疑問が出るようなことがないよう願っている。
一方、日本でも来月自民党のトップを決める総裁選が行われ、岸田首相が出馬を辞退したことによって新しい総裁、及び首相が選出されることになった。同時に、野党第1党の立憲民主党代表選も来月行われる。いずれも今メディアで大きく報道しているが、国民にはどうしても自民党総裁選の方に関心が向き勝ちである。
「自民党総裁➡首相」という現在の政治的構図からすると、総裁選への関心が高いのは当然であるが、現在11人の議員が総裁選に出馬すると見られている。ただ、これほど数多くの出馬意向の強い議員がいると候補者1人につき20人の推薦人を確保するのは容易ではない。いつ出馬表明をするのがベストか、他の候補者の出方を見つつ出馬表明宣言をするようだ。
今回は、古い政治との決別を「刷新感」という言葉で表現しながら、これまであまり知名度がなかった49歳の小林鷹之・元経済安全保障担当大臣が、先陣を切って立候補を表明した。今までのように派閥間の調整のような裏社会と同じように決めるのとは異なり、多少斬新さが感じられる。今日までに出馬を表明したのは、この小林氏と石破茂・元幹事長だけで、他に名前の挙がっている議員は、思わせぶりな言動のままである。しかし、近日中には何人かが正式に立候補を表明することだろう。
昨日青山繁晴・衆議院議員と親しい友人から電話があり、青山議員が総裁選へ意欲満々だそうで、過去3年間党員獲得数で党内1位の自分が候補に挙げられないのはメディアがおかしいとして、メディアにクレームをつけたところ、昨日のTVに出馬の可能性について報道された。しかし、青山議員は、話題に上がっている他の11人に比べて、72歳の最年長者であるだけに、「刷新感」はどうだろうか。その刷新感が取り上げられている最中に、21日に自民党広報本部が発表した‘THE MATCH’と題する「刷新感」とは程遠い、歴代26人の首相の顔を並べた時代錯誤の自民党ポスターを公表した。モデルのトラウデン直美が早速「おじさんの詰め合わせ」とずばり言ってのけた。一部に物議を醸しているが、いい得て妙である。当然ながら、26人の中に女性はひとりもいない。登場の26人衆は、笑顔でマイクを握っているが、アウシュビッツ収容所を想い出させるような全体的に暗いイメージしか画面からは浮かんでこない。過去にとかくの話題を提供した元首相たちの顔を見ていると、これではとても刷新感とか、裏金問題との決別、派閥解消なんて無理だと思わせる愚作だと言わざるを得ない。人は変われどもいつまで経っても自民党は昔の自民党と同じである。
6312.2024年8月24日(土) ハリス氏・トランプ氏TV討論と大谷選手の活躍が楽しみ
19日からシカゴで4日間開催されていた民主党全国党大会は、これまでバイデン大統領、オバマ元大統領、ヒラリー・クリントン元国務長官らがハリス氏の下で結束するよう訴えた後、最終日の22日パリス副大統領が大統領候補の指名を正式に受諾し、40分間に亘って受諾した気持ちと大統領選に向けた政策をアピールする演説を行って閉会となった。
トランプ前大統領には、法律を冒したり、正しいことを不正だと文句をつけて、秩序を乱すうえに、気に入らない人には非人道的な誹謗中傷を浴びせ、その悪質とも思える個人攻撃には辟易させられていた。今度もバイデン大統領が撤退を表明し、ハリス副大統領がその後継者として大統領選に出馬を決めるや、対バイデン攻撃から対ハリス攻撃へ矛先を転じた。
当初ハリス氏は、トランプ氏の攻撃に対して聞き流していたが、ここへ来てトランプ氏に対して激しい個人攻撃を行うようになった。この民主党大会でも、2001年1月の連邦議会襲撃事件の煽動、不倫事件を隠蔽するための偽称、を挙げてトランプ氏の軽薄性と人間性を非難し、彼がホワイトハウスに戻ることがあれば、深刻な結果になるとまで強く批判した。更に、人工中絶の制限や、国境問題について自分にとって優位になるよう周囲に圧力をかけていたとまで批判した。
アメリカにとって特に問題となるのは、外交的にはイスラエルとの関係を現状通りとするのか、或いは修正するのかという点である。これまでバイデン政権が行ってきたことは自身も決定すべき重要な立場にいたので、これまでの立場を大きく変化させることは無いと思う。どの程度ネタニヤフ政権を宥められるかということぐらいであろう。但し、国内的には経済問題をトランプ氏の主張にどう違いをつけて、自らの政策がより優れており、アメリカにとって有利であると説得できるかという点が問われる。
ハリス氏が経済政策として訴えているのは、ひとつには2025年末に期限切れとなるトランプ時代の2017年に成立した減税・雇用法による減税であるが、ハリス氏は更に税控除や安価な処方によりコストを下げ、低・中流階級の経済機会を高めると主張している。これには、10年間で約247兆円の赤字が増えるとの反論もある。ハリス陣営は、この穴埋めに富裕層や大企業への増税に踏み切るという。この減税が大企業から反発を招くのは間違いないだろう。大統領として経済問題をどう納得させるかが、問われるところであろう。
ハリス氏は長年検事として現場の空気を知ったうえで、数多くのいろんなタイプの人物とも議論を交わして今日に至っている。9月10日に行われるテレビ討論でフェイクマン・トランプ氏を相手にどう渡り合い、やり込めてトランプ氏に手ごわい人物と思わせるか楽しみである。
さて、MLBロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の活躍が目覚ましい。最近打率がやや下がり気味で3割を割ってしまったが、ホームラン39本、盗塁39個の成績を残し、39-39と言われ、史上6人目の40-40が期待されている。今日もタンパベイ・レイズ戦をテレビ観戦していたら、先ず内野安打の後に盗塁に成功して39-40としたところで、9回裏に2死満塁の絶好のチャンスが巡って来た。願ってもないチャンスに大谷選手は、こともなげに期待に応えてくれた。右中間スタンドへ40号を打ち返したのである。これで史上最速の40-40を達成した。役者だなぁと思わず、感心してしまった。記念すべき記録を満塁サヨナラホームランで締めくくるとは、並みの選手にできることではない。地元ロサンゼルスのファンも大興奮である。正に流石は大谷選手と言える。これからもどんな活躍をして、楽しませてくれるか、楽しみにしたいと思っている。
6311.2024年8月23日(金) 戦争犠牲者への補償・京都国際高甲子園初優勝
寡聞にして知らなかったが、戦時中の1942年2月に山口県宇部市陸地近くの海上にあった長生炭鉱で事故が発生し、水没して183人の坑内労働者が亡くなったことがあった。犠牲者のうち136人は朝鮮半島から強制連行された人たちだった。その事故から今年で82年が経った。戦時中だったこともあり、事故処理などは放置され、犠牲者の遺骨は海底に眠ったままである。それでも2013年には念願だった追悼碑が建てられた。今遺族や関係者の願いは、海底に眠る犠牲者の遺骨の収集である。あまりにも時間が経ち過ぎたために、実際に遺骨がどの程度収集できるかは、分からないと思う。
これとは別に、学童が海中で命を落とした戦時中の昭和19年8月22日に沖縄を出航して奄美列島悪石島沖合で米軍機により撃沈された学童疎開船「対馬丸」事件から、昨日で80年が経過して慰霊祭が行われた。この撃沈では学童784人を含め1,484人が犠牲となった。
前記2つの戦禍による犠牲者への補償は未だ行われていない。政府は一貫して民間人への戦時補償は行わないとの姿勢を崩していない。しかし、炭鉱事故にせよ、対馬丸にせよ、犠牲者は国が起こした過ちや、国の政策施行の過程における結果であり、自ずから国が犠牲者に保障するのが当然である。長生炭鉱のケースでは、国が戦争を継続するための必需品である鉄の採掘に当たっていた労働者を犠牲にしたものであり、朝鮮人を合わせてすべての犠牲者に保証するのが、国の責任であると思う。発生から80年が経った対馬丸事件については、昨日田村智子・日本共産党委員長は記者会見で、「国策で無謀な戦争に突き進み、敗戦必至のもと沖縄を捨て石にしたなかで起きた事件であり、事件を掘り起こし被害状況の調査を行い、被害者への補償をどのように行うのか議論すべきだ」と補償を前提とする議論を行うべきだと述べた。
この他にも、沖縄近海では、戦争により対馬丸を含め、沖縄県民を乗せた船舶が26隻も米軍機の攻撃や、座礁などで沈没し、県外の人びとを合わせると4,500人以上が死亡したと言われている。
先の戦争には、まだまだ一般にはあまり知られていない残酷で苦痛を強いられた人々がいることを、国民は認識すべきだと思う。
さて、毎夏恒例の夏の甲子園大会、全国高校野球選手権大会も今日決勝戦を迎え、初の決勝進出を果たした東東京代表・関東一高と京都代表・京都国際高校の間で行われ、タイブレークの延長戦の末、京都代表としては68年ぶりに京都国際高が初優勝を成し遂げた。その68年前の1956年大会当時、私も高校3年生だったが、優勝した平安高(現龍谷大学付属平安高)のメンバーは、私が付属の平安中に在学した時の同級生たちだった。
また、試合後の閉会式でアレっと首を傾げたことがあった。それは、マウンド付近に並んだ選手たちが表彰式を終えた後、大会歌と君が代の吹奏が終わりそのまま閉会となったことである。これまでは、国旗と大会旗を両校選手がスコアボード下で降納し、その後優勝校に続いて準優勝校がブラスバンドに合わせてグランドを一周するのが決まりだった。両校選手、関係者や観衆もそれを楽しみにしていたと思う。だが、どういうわけか、今夏はセレモニーがカットされ簡略化されてしまったのである。折角栄誉の優勝旗を手に持っているわけだから、彼らを従来通りパレードさせて有終の美として送ってあげた方が良かったのではないかと、なぜ今大会はセレモニーの手抜きをやったのか、納得が行かない。