充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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6403.2024年11月23日(土) 「103万円の壁」引き上げの実効果は?
国民民主党が先の総選挙で大きく議席を伸ばして強気に、政府与党に対して党の公約のひとつ「所得倍増計画の実現」を迫り、これを超えると所得税がかかる年収の最低ライン「103万円の壁」の引き上げを与党に強く求め、与党も勢力減退の隙を突かれた感じで歩み寄り、自民、公明、国民民主の3党による「3人4脚」により、その実現へ向けて合意した。
しかしながら、話題となった「103万円の壁」について連日のようにテレビニュースや報道番組で解説されているが、中々理解し難い。世俗的な話題を取り上げる大衆誌「週刊新潮」ですら今週号に、「『103万円の壁』完全解説」との特集記事を組んでいる有様である。そのうえ課税ラインを引き上げるとの風潮に、知事ら各地方自治体が地方への納税が減ることにより自治体には受け入れ難く、国が負担すべきであるとの国と自治体の税負担論争が起きている状態である。
それでも国民にとっては、依然として「103万円の壁」を引き上げるとしても、まだ引き上げラインがいくらになるかは分からず、この制度自体も充分分からないまま推移している案配である。それにつけても玉木党代表が不倫事件を起こしながら、これという責任も取らずに、これ一点にのみ集中して自民党に圧力をかけ、より多数派の立憲民主党より以上に国会で活動しているかの印象は、長年過半数を制していた与党へ今後警戒感を持たせることだろう。
上記の「103万円の壁」を採り入れ政府は、物価高対策などを柱とする総合経済対策を決定した。今年度補正予算案を28日招集の臨時国会に提出し、成立を目指すが、国民民主党の賛成を得て成立させるだろう。連立内閣には加わらないが、以降国民民主党は是々非々で与党に近い対応を進めることだろう。
この点では、野党第1党の立憲民主党が遅れを取ってしまった感があるが、これだと次の選挙で多少とも国民に迫られる可能性がある。野田代表は増収について如何なる手を打つのか。別の意味で興味深い。
さて、少々話が逸れるが、伝統の第101回ラグビー早慶戦が今日秩父宮ラグビー場で行われた。57―3で慶應は早稲田に完敗だった。早稲田は対抗戦全勝で来週日曜日の早明戦に勝てば6年ぶりに関東大学対抗戦の優勝を飾ることになる。早稲田ラグビー部は強豪高校からスカウトして慶應に比べて段違いに力を付けている。他にも強豪の大学では、優秀な高校生を早めにスカウトして戦力を充実させている。その点慶應は比較的レベルの高い付属の慶應高校の卒業生を入部させて力を付けているが、中々他の強豪大学の推薦入学制には叶わない。
ラグビー早慶戦が今日「勤労感謝の日」に行われるようになったのは、開催日を決定する参考に当時の天候記録を遡って調べた結果、最も晴天の日が多いのが今日11月23日だった。爾来早慶戦が降雨の中で行われたことはない。「勤労感謝の日」はラグビー早慶戦の日と覚えているが、母校慶應があまりパッとしないので、近年どうもあまり気持ちが入らない。
6402.2024年11月22日(金) 「いい夫婦の日」は「オータニ・デー」
待ち焦がれていた今シーズンのMLBナショナル・リーグ最優秀選手賞(MVP)の発表が今日行われ、予想通りロスアンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の受賞が決定した。2年連続で3度目の受賞である。いずれも満票によるもので、大谷選手にとってもすべて初ものづくめである。両リーグにおける受賞、指名打者(DH)としての受賞は大リーグ史上初めてである。今日の夕刊は一面ほとんどこの大谷選手の受賞と活躍ぶりで埋まっている。
昨年シーズン・オフに右肘を手術したために、今年は二刀流ではなく打者に専念した。投手として登場することがなく打撃に専念出来て、結果的に本塁打王、打点王、そして打率は2位で3冠王一歩手前だった。その他に記憶に残る史上初めての54本塁打と59盗塁をやってのけ、メジャーリーガーとしてシーズン中は「50―50」を成し遂げた唯一無二の選手と称賛された。人柄も申し分ないようで、特に少年野球ファンにとっては、輝き続けた憧れの選手だった。
偶々今日は、11月22日・1122(イイフウフ)「良い夫婦」の日であるが、仲睦まじい大谷選手夫妻は今年の良い夫婦の1位にランクアップされているほどである。国内外に暗いニュースが相次いだ中で、大谷翔平選手の活躍が闇の中に一筋の光を射してくれたと思わせる1年だったような気がしている。来シーズンの活躍も大いに期待したいと思う。
さて、国内外にあまりパッとしたニュースがない今年も、残り少なくなってきたが、とりわけ最近はウクライナ戦線が激しくなった。特に、残り在任期間が2か月となりレームダック状態のバイデン大統領が、これまで行わなかったウクライナへ対して米軍支給の兵器の使用を認めたことから、ウクライナはアメリカ製長距離ミサイル「ATACMS」を発射した。更にイギリス製長距離ミサイル「ストームシャドー」をロシア領内の軍事目標を初めて攻撃した。ロシアも仕返しに昨日ミサイルICBMをウクライナ領内へ発射したと言われている。ロシア政府は核兵器ICBMではないと否定しているが、核使用の壁を引き下げ、核による脅しを強めている。プーチン大統領は、自らの行動によって侵略を行ったウクライナ戦線が、NATO諸国とロシアの戦いになったと身勝手なことを述べた。
一方、パレスチナ・ガザ地区に関しては、次期アメリカ大統領に先鋭的なトランプ前大統領が復帰することを見越して、イスラエルのネタニヤフ首相がアラブ諸国に対してより挑戦的となり、すでにイランへ空爆を行った。何といってもネタニヤフにとっては、今後背後からトランプ氏が後押ししてくれることが心強いのだ。
そのネタニヤフ首相らに対して戦争犯罪や、人道に対する犯罪の疑いで国際刑事裁判所(ICC)が、逮捕状を出した。すでにロシアのプーチン大統領にも逮捕状は出ているが、同盟国以外の国へは訪れないので、逮捕される可能性は薄い。加えて、イスラエルは、ICCに加盟していないので、例え逮捕状が出されてもどこ吹く風とあまり深刻には受け止めていない。そして、アメリカとともにこのICCの判断を非難する有様である。もう「民主化」なんて言葉はどこかへ行ってしまったようだ。
6401.2024年11月21日(木) 再選された兵庫県知事に露骨な賛否両論
このところ有名人の訃報が相次いでいる。先月俳優の西田敏行が亡くなってから、声優大山のぶ代、日本画家上村敦之、漫画家楳図かずお、元第五福竜丸船長筒井久吉、詩人谷川俊太郎、俳優火野正平、そして昨日元横綱北の富士が亡くなった。他にもおられるが、知る限りざっとこれだけ一世を風靡した有名人が旅立ったことに、これらの人びとと個人的な交流はないが、浮き世の寂しさを感じる。それぞれに思い残すことはなく、精いっぱい生きたのではないかと親しい人たちは語っているが、それにしても近年他界した人たちの中には、私より若い人も大分含まれるようになった。まだまだ個人的には、やりたいことがあっただろう。私とて死地へ急ぐわけにはいかないが、父が93歳で永眠したことを考えると、私も余生は残り数年と考えて悔いのない人生を全うしたいと考えている。
さて、去る17日に行われた兵庫県知事選挙で斎藤元彦・前知事が、県議会で全議員から辞職要求を一致して突き付けられ失職したにも拘わらず、選挙で再び知事へ返り咲いた。県内外を問わず、これをおかしいと思った人が大分いたようだ。中でも前川喜平・元文科事務次官がXに投稿した言動が、兵庫県民を愚弄していると大きな話題となり非難を浴びている。
確かに投稿の主旨は理解出来るが、前川氏の表現が露骨過ぎる印象がある。前川氏は、斎藤氏が当選した翌日早々に、「『バ〇は死ななきゃ治らない』とは言わない。学べば治る。賢くなれる。斎藤を当選させた兵庫県民も」と投稿した。兵庫県民にとっては侮辱された気持ちになるのも無理はない。文部行政を司ったトップのメッセージとしては、あまりにも馬鹿正直過ぎる。実は、私自身開票直後の速報で斎藤氏リード、そして間もなく「当選確実」と報道された時点で、意外感と失望感を抱いたことは事実である。伝えられる斎藤知事に纏わる情報は、あまりにもパワハラが酷く、実際に部下の局長が自死したほどであり、職員の声にも同情出来るものはなかった。ただ、前川氏の単刀直入な言い方は、それなりの常識人としてはやり過ぎの感はある。SNS上の前川氏に対する反論も過激で、県民から「兵庫県民から言うわ。前川喜平のバカは死んでも治らない」としっぺ返しまでされている。憤る県民には、こんな批判もある。「この方が文科相のトップ、初等中等教育局長もやっていたことの方が頭を抱えたくなる」と呆れている。
前川氏の熾烈な投稿はまだ続く。「叫びたいけど叫ばないでいる言葉→『お前らは笛吹男についていくネズミか、肉屋に尻尾を振る豚だ。鏡でよく自分のあほ面を見ろ(寄稿文はすべてカタカナ表記)』」と毒気の強い表現がある。
かつて前川氏の講演を聴いたことがあった。小学生の授業に作文がないことが文章力を育てる教育と疎遠となっている。私たちが終戦直後に国語の授業を「読み方」と「綴り方」の2教科を習い、初歩ながら「綴り方」授業で文章を書く訓練を受けたものだ。講演直後に前川氏に今後の小学生の国語教育に「綴り方」を採り入れてはどうかと質問したことがあった。残念ながら取り合う気持ちがないようだった。斎藤知事が再選されたことに納得がいかないのは、私も同感であるが、前川氏は高級官僚として晩年失脚し、有終の美を飾ることは出来なかったが、少々上から目線の態度が見えることが気にはなっていた。尤もこの点は、斎藤知事も同じである。今後前川氏はどういう対応をされるであろうか。
6400.2024年11月20日(水) このままでは中国で反習近平デモ発生か?
昨日は今年になって最低気温とされたが、今日も寒かった。都内の気温は最高8.8℃、最低5.5℃だったそうである。
このところ中国の社会的現象となった、無差別な殺害事件について、昨日も本ブログに批判的に取り上げたばかりである。あまりにも国民に対する過剰な国家管理に国民の間から批判、更にエスカレートして意図的に無謀な事件を八つ当たりのように引き起こしているようだが、実はそれは国民の間に蟠る不満の発露で社会、或いは中国共産党への報復であると言われている。それはつまるところ国民の独裁国家への精一杯の抵抗であり、不満であるというのである。自由を抑圧し、国民の権利も押さえつけようとする治安当局の締め付けは、近年になって度を超えていると思う。
このようなうっ憤を晴らすようなトラブルが中国の一般社会に充満しているが、昨日公平であるべきスポーツの分野においても中国の自己本位現象が見られ、このまま放置しておいて良いものだろうか疑問に思っている。
それは、昨日アモイのグランドで行われたサッカー・ワールドカップ2026年大会・アジア最終予選で日本代表チーム(FIFAランク15位)が、中国代表チーム(FIFAランク92位)と戦った試合の出来事である。グランド自体が、FIFA推奨基準のピッチより縦横とも1.5m短縮され、行動範囲が狭い中国BK陣にとっては有利に設営されている。日本人選手はグランドが狭く感じたと言っていた。試合に先立って日中両国の国歌斉唱で、「君が代」演奏中に中国人サポーターの大ブーイングで演奏が聞こえないほどだった。試合中には、中国人サポーターがグランドに乱入し、試合が中断される有様だった。更に日本のGK鈴木選手の顔面にレーザー光線を当てる行為も行われた。選手も興奮したのか、2人の中国人選手に対してイェロー・カードが提示される始末だった。試合が終わって流石に日本の森保監督が、迷惑行為を浴びたと漏らしたほど酷かったようだが、これらも無差別殺害と同様に中国国民のうっ憤の発露だろうか。。
今の中国は、多くの面で常識や礼を欠くことが多い。これは国民がいかに気を付けようとも、政府の抑圧的な姿勢や対応がこのままいつまでも続けば、恐らく遠からず、デモやクーデターの発生によって習近平独裁政権が崩壊する可能性があるとも見られている。
話はまったく異なるが、コロナが薄れて観光客が各地の観光地に戻って来て新たな問題を提起されている。近年言われ出したオーバーツーリズム現象が、各地で交通渋滞を起こし、観光客のみならず、近くの住民の生活をも脅かしている。典型的なのは、外国人観光客にも人気の京都であるが、日本の登山のメッカでもある上高地も例外ではない。学生時代や会社で山岳活動していたため、北アルプスの玄関口である上高地を度々訪れたことがあるが、JR松本駅から上高地へ向かう国道が、観光バスと自家用車で渋滞し、上高地に近い駐車場は満車状態が続いているという。そもそも上高地は平地が狭く駐車場スペースも充分取れず、学生時代当時から一般車両の乗り入れは途中の沢渡までしか認められず、その先は上高地・沢渡間を往復するバスで訪れたものである。このため沢渡周辺にある市営の駐車場が午前5時頃には満車になり、路上駐車が相次ぎ、途中の民間駐車場も午前11時ごろには満車状態だったという。
松本市も対策を講じているようだが、この問題は自治体だけでは解決は難しく、観光庁が仲を取り持ってともども解決策を考えないと、上高地だけの問題ではなく日本各地の人気観光地で同じような問題が生まれると思う。普段現場にあまり手を出さないお役所も、他の省庁と同じように傍観しているだけではなく、国民的、国家的問題に前向きな対応を取るよう求めるものである。
6399.2024年11月19日(火) また、中国で車が暴走、社会へ報復
昨日からぐっと冷え込み、今日も朝からかなり気温が低い。冬型の気圧配置と強い寒気の影響で、各地で今シーズン一番の寒さとなった。北海道や青森では零下を記録し、新千歳空港では朝に最低気温がー10.7℃を記録した。日中でも気温はあまり上がらず、東京は13.2℃だった。明日はもっと冷え込むようだ。秋になっても夏日を記録する日が多く、今年は稀なほどいつまでも夏が続いていたせいで、秋の入りが遅れ、紅葉が見られなかったが、漸く観光地が紅葉となるや、一気にモミジが満開となり、観光客を喜ばせているようだ。
ついては、一昨日の本ブログに取り上げたように、最近中国各地で人が集まる場所や公共の場で殺傷事件があとを絶たないが、また今朝も湖南省常徳の小学校前で通学途上の小学生の群れへ小型のSV車が突っ込み、大勢の子どもを撥ねて幸い現状では死者がいないようだが、多くのけが人が出ているという。孔子や孟子を生んだ道徳の国・中国でかくも残酷な事件が立て続けに起きるというのは、偶然によるものではなく、人々が社会へ対して何らかの不満を持ってやけくそになっているのだろう。今日の事件でもSNSで伝えられた現場の写真が直ぐ観られなくなった。政府が相当気にしているようだ。中国は建国後今日に至っても国民に選挙権を与えず、共産党がすべての人事を取り仕切り、挙句に国民を監視しつつ自由を奪い取っている政治態勢に、抑えていた国民の怒りが暴発したものではないかと想像出来る。経済発展とともに生活が豊かになったことと同時に、国民がスマホを通して外界のニュースを容易に入手出来るようになり、民主主義国では自由を満喫している実態を国民は知るようになった。今は我慢しているのかも知れないが、いずれ国民誰しもが民主主義、自由の実態における彼我の差を知り、不満を覚え国民が不満を曝け出した時、現在の非民主主義体制が揺らぐ可能性があると思っている。
中国は1日も早く国民のための国家として脱皮して、真の民主主義国家として世界へ登場してもらいたいものである。
さて、先日富士山が過去最も遅い冠雪を迎えたが、今では例年通りの冠雪風景が望めるようになった。いつどこから見ても♪富士は日本一の山ぁ~♪と歌われるように、わが高校の校歌にも北原白秋が♪秀麗の富士を高く 西に仰ぐこの丘~♪と作詞してくれたように、ポエチックでありドラマチックで心を爽やかにしてくれる。その富士山も近年外国人観光客による登山が増え、頂上付近はごった返す有様である。
そこでゴミなどの放棄物など汚染防止、混雑防止の考えから山梨県では、今夏から入山規制の一環として1人2千円の通行料金を徴収し始めた。静岡県では2014年から「富士山保全協力金」として任意で1人千円を徴収してきた。しかし、静岡県でも来年夏から入山管理料の名目で3つの登山ルートにおいて入山料を徴収することになった。現在いくらにするか検討中である。登山に当たり入山料を徴収することには、反対も多い。何のための入山料かという説明が充分なされなければ登山者としては納得出来ない点もある。
現在入山料という名目ではなく、目ぼしい所で、「伊吹山入山協力金」、「屋久島山岳部環境保全協力金」、「信越トレイル整備協力金」、「大杉谷入山協力金」などがあるが、いずれも環境保全に対する登山者からの協力金である。「山が汚れている」ということを聞くことがある。加えて安全性の向上のために、入山料徴収も避けては通れなくなったようだ。