充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
ブログ一覧
6447.2025年1月6日(月) おうばいとうり(櫻梅桃李)を知っている?
PCにいつもどこからともなく送られてくるBaba-MaiLに、昨日興味深いCONTENTSが紹介されていた。題して「These Japanese Consepts Will Change Your Life Forever」というもので「これらの日本人の考えはあなたの人生を永久に変えるだろう」というようなことで8つの日本的表現が挙げられていた。
1.おうばいとり、2.ワビサビ、3.もったいない、4.がまん、5.仕方がない、6.おもいやり、7.かいぜん(改善)、8.おもてなし
である。
ローマ字で書かれているので、「1.おうばいとり」とは何だろうか分からず、辞書を引いてみた。「おうばいとり」とは「おうばいとうり」のことで、漢字で「櫻梅桃李」と書くことが分かった。なるほどと思えども普段我々があまり意識している言葉ではない。説明書きを読むと人を他人と比較するなということを言っているようだ。何となく分かるような、また分からないような解釈でもある。それより「櫻梅桃李」を辞書で見てみると、櫻、梅、桃、李(スモモ)は、それぞれの花がその特性を発揮して見事に花を咲かせている。同じように人はみな、日々一所懸命に生きている。AさんとBさんは違う、とかCさんに出来ないことをDさんは出来る、のように思っても「違いは違いであって間違いではない」。むしろ同じ人間なんてつまらない。自分にとって個性、違いは力になる。櫻は櫻らしく、梅は梅らしく、桃は桃らしく、スモモはスモモらしく、あなたはあなたらしくということを意味している言葉だそうである。
他にも「3.もったいない」が何年か前に外国人に取り上げられたことがある。また、「6.おもいやり」は、近年のインバウンドの成長とともに日本人の良い意味の性格と称せられるように、最近国際大会などが開かれる度に言われる。「8.おもてなし」は、東京オリンピック招請アピールの場で日本人の客人を迎える際の温かい気持ちを表す表現として使われて来た。日本人の視点から言えば、他にもっと日本人らしさが現れるような「つつましい」などが喧伝されて然るべきだと思うが、現状ではこの程度にしておいていずれもっと外国人が日本を知るようになれば、更に多くの言葉が紹介されるようになるだろう。
それにしても、普段「櫻梅桃李」なんて言葉は知らず、使ったことがなかったが、Baba-MaiLによってひとつ教えられたように思っている。
さて、このところ願っていた雨が今日午後漸く降ってくれた。昨年11月27日以来の降雨だそうである。最近ほんの僅かな間小雨が降ったことはあるが、お湿りにもならなかった。庭木に放水をしてやることもあまりなく、有難いことにこれで庭の樹木や植木は漸く息を次いでいることだろう。
今日仕事はじめの企業が多いようだ。東京証券取引所も今日大発会はを迎えた。理事長の挨拶が、今年の巳年を例えて、蛇はしばしば脱皮するが、その都度大きくなる。日本経済も脱皮して大きくなると思うと述べた。上手いことを言うものだ。しかし、今日の株価は初日早々前回比587円も下落してしまった。果たして思惑通り日本経済が、円安を克服して成長過程を進むことが出来るだろうか。
6446.2025年1月5日(日) 入学推薦制度の国のルールを冒す私立大学
今年は太平洋戦争が終わってからちょうど80年目になる。当時国民学校(現小学校)初等科1年生だった私には、あの恐ろしかった戦争の全体像までは、分からなかったが、戦争自体の恐ろしさや怖さは空襲などにより身体全体で感じていた。今朝もテレビで終戦80年を取り上げて現在の世界の風潮を伝えていた。戦勝国のアメリカでも終戦とともにホッと安堵の空気が溢れ、戦いから解放され新たな平和への取り組みが伝えられていた。それが今のアメリカ人はほとんど戦争を知らない人ばかりになってしまった。同じ番組の中で、世界、及びアメリカ国内の「対立」、「分裂」と「差別」を取り上げていた。特に、トランプ次期大統領のごときは、「戦って、戦って、戦って、勝って、勝って、勝って・・・アメリカを再び世界最大の大国にする」と喚いている愚かな芝居があった。終戦時には生まれてもおらず、戦争の怖さを臨場感で知らないトランプ氏が、当時の国民が知った戦争のない平和時代の幸せを知らずに、改めて戦争のきっかけを作ろうとしている。その意味では戦争を知らない世代の人たちの無鉄砲さが怖い。これからはどうしたら戦争を避けることが出来るかということを、世界中で真剣に考えなければいけないと思う。
さて、そんな世界の情勢とはかけ離れた話題をひとつお知らせしたい。日本の私立大学の経営事情が大分変ってきたようだ。近年少子高齢化の到来に連れて受験生の数が相対的に減っている中で、受験生、学生が増えて名実ともに安定した経営を堅持している大学がある一方で、大学の経営に赤信号が灯りだした大学も表れて来た。それでも受験生の数が減る中で、なお大学新設、定員増などが耳に入ってくるが、大学の実態は、そんなに安定した経営が出来る状態ではない筈である。
最高学府である大学の実態は、外部からはそう容易く窺い知ることが出来ない。女子学生専門の女子大学や、女子短期大学などの中には、男女共学大へ進学する女子高生が年々増えるにつれ、女子大の名門校も経営が苦しくなり閉学の危機にいて、最近では東京女学館大、恵泉女学園大も新入生の募集を停止した。
著名な大学の中でも受験生の減少に危機感を募らせ、受験生に負担をかけない推薦入学制度に重点を置いている大学も多くなったようである。最近では、私立大学の中の多くが4月入学者の過半数を年内に推薦入学者で固めているという。スポーツ選手優先の大学などでは、ほとんど無試験で推薦入学した学生を受け入れ、在学中も合宿所に宿泊しながら授業にはほとんど出席せず、単位も何らかの理由を付して授与されていると仄聞する。因みに今開催中の全国高校ラグビー大会で、昨日準々決勝で敗れた2校の選手はほとんど進学先が決まっていた。受験生の心的負担をなくすために、推薦入学制を採用する私立大学が増える傾向にあるが、国立大学でも天下の東大や、筑波大ですら推薦制を採用しているとは、秋篠宮家の悠仁様が受験するまで知らなかった。そこには、推薦入試であろうと受験料は平均3万5千円にもなるので、大学にとっては受験生が多ければ大きな収入源となるようだ。
ただ、この推薦制度を悪用して、中には勇み足をする大学もある。東洋大学がルールを無視して受験生を攫って行ったとして文部科学省から指導を受け、他の私立大学からも厳しく責任を追及されている。東洋大には、悲痛な願いがあるそうである。それは東洋大が、よく話題となる私立大格付けランク「日東駒専」から抜け出し1ランク上の「MARCH」へ食い込みたいとの願望があるからだそうである。そこで東洋大が冒したルール違反とは、学力試験は2月1日以降でなければ許されていないにも拘わらず、12月1日に2科目の学力試験を含めた推薦入学試験を実施したからである。政治の世界のみならず、学問の府でも違法的行為を冒す非常識な大学が増えている。大学でまともに授業を受けずとも卒業に必要な単位だけは得て、社会へ出ていく。しかし、このような学生が、卒業後に果たして厳しい社会でやっていけるのだろうか。当事者はよくよく考える必要がある。
6445.2025年1月4日(土) アメリカと韓国がやっている非民主的行動
昨日日本の同盟国でえっ!と驚くような決定が2つも行われた。
そのひとつは、バイデン米大統領がアメリカの国家安全保障を損なう恐れがあるとして、日本製鉄によるアメリカの鉄鋼最大手メーカー・USスチール(USS)の買収を認めないとその計画を禁止する命令を出したことである。大統領が民間企業の商取引に禁止を命じるなんてことは初めてである。一昨年12月に両社の間で買収計画が決まり、合意していた。しかし、買収計画が公表されるや、アメリカの鉄鋼業界の労働組合、全米鉄鋼労働組合(USW)が、猛烈に反対し強く抗議した。
結局残り任期が2週間に迫ったバイデン大統領が、自身の思惑でUSW組合員、及びアメリカ国民の信頼を失いたくないとの自己擁護のために資本主義の大義を捨てて無難に退任する道を選んだとしか思えない。日鉄、USSともに失望感を抱えているが、この買収禁止によりアメリカの鉄鋼業界をはじめとして、他の分野も含めた産業界に対する海外からの投資が、今後他の地域へ移っていくことが懸念される。アメリカ経済界にとっては厳しい事態が予想されることも考えられる。
アメリカのメディアもバイデン大統領の決定について批判的なコメントを掲載している。ニューヨーク・タイムズは、「アメリカで培われた開かれた投資という文化からの逸脱」と指摘し、ウォール・ストリート・ジャーナルは、この決定はUSWにとっては勝利だとしながらも、124年の歴史があるUSSの将来に暗い影を落とす、と厳しく批判している。実際USSは2024年10月~12月決算で、最終赤字に陥ると見られ、日鉄の買収や追加の投資がなければ、今後の成長戦略が描けないと指摘されている。その一方で、日本製鉄は大統領による禁止命令は適正な手続きや法令に違反していると主張して、アメリカ政府を相手取って訴えを起こす方針を決めたと伝えられた。一方のUSSのCEOはバイデン大統領の行動は恥ずべきものだと批判的な声明を発表した。同盟国である日本との関係が悪化する可能性もある。
日本政府もこの決定については、武藤容治・経産相が早速不満を表明し、今後バイデン政権に対して説明と不安払拭に向けた対応を求めていくと述べた。今後この結末はどういう落としどころを探すのだろうか。
もうひとつの猶予ならぬ事件とは、お隣の韓国でのことである。この1か月間連日のように尹錫悦大統領による非常戒厳令発令とその撤回、そしてその後の大統領の弾劾訴追を巡る動きの挙句に、合同捜査本部が大統領拘束の令状を発行し、昨日その執行を試みた。ところが、大統領公邸の敷地に入った捜査官らは、大統領警護庁が大統領の警護を理由に公邸の捜索を許可せず、警護庁の関係者らによって阻まれた結果、合同捜査本部は令状の執行を中止した。国家の最高権力者の周辺がこのような治安状態で、政治が機能する筈がない。この様子では、韓国政界は世界に置いて行かれるだろう。この政治的混乱の解決の道は、まだ不透明である。一刻も早く事態を解決させるよう国が一体となるべき時である。
このように日本の同盟国では、わが国に直接、或いは間接に影響を与える事態に晒されている。今年の政治的安定を祈るしかないか。
6444.2025年1月3日(金) 権力者でも勢いに流されるものだ。
昨日から行われていた関東大学対抗箱根駅伝は、昨日往路でトップだった青山学院大が5人の選手が安定した走りをして大会記録で総合優勝した。一方、昨日はやや精彩を欠き期待を裏切ったかの感があった4位の駒沢大が、今日は奮起して2位に入り、記録も優勝した青山を上回って復路優勝となったが、昨日の記録がやや遅すぎて残念ながら2位に甘んじることになった。見事だったのは、出雲と全日本を制した国学院大が初優勝を目指しながらも3位に入ったことである。以下4位は早稲田大、5位中央大となった。
今日は全国高校ラグビー大会の準々決勝4試合が大阪花園ラグビー場で行われたが、テレビ中継がなくて観られず残念に思っている。昨年優勝の神奈川県代表・桐蔭学園が大阪桐蔭学園に勝って準決勝へ進んだ。これに関して思うことは、私が高校時代にラグビー部主将を務めた県立湘南高校は、近年かなり実力が上がり良いところまで勝ち進むが、強豪私立校が出揃うベスト8までが精いっぱいで、いつも私立の強豪校の壁をぶち破れずにいる。昨年もそうだったが、今年度も後輩たちは、この桐蔭学園と県大会準々決勝で顔を合わせ0-148のスコアで大敗を喫した。
さて、世間には公表されなくても秘匿されたビッグニュースもいつかは公に明らかにされることがよくあるものだ。このほどイギリスのフィナンシアル・タイムズ紙が明かにしたところによると、昨年大晦日にロシア軍の機密文書が明かされ、今から10余年も以前のことであるが、ロシア軍が日本や韓国との戦争を想定して、160か所もの攻撃対象リストを作成していたと伝えた。関門トンネルや東海村の原発施設、北海道奥尻島の航空自衛隊レーダー基地などがターゲットとして含まれていたという。もっと他の施設も明らかにして欲しいものである。他にもたくさんインフラ設備などが対象になっていたのでないかと考えるとおぞましい気がする。しかし、恐らくアメリカ軍の手には、それ以上に日本国内の重要施設で致命傷となりかねない施設なども日本には知らされず、アメリカ軍の掌中にあるのではないかと考えられる。
昨年も各地で戦火が激しくなったが、今年もあちこちに点火するのではないかと気がかりである。今朝の朝日新聞にこんな記事が出ていた。「百年―未来への歴史・・・デモクラシーと戦争」によれば、先の戦争直前から日本の中枢部には、「勢い」と「大勢」という言葉が、支配していたとして、真珠湾攻撃の直前に緊迫した空気の「天皇絶対」観があった環境下で昭和天皇が戦争を止めようと思ってもどうしても勢いに引きずられてしまった、開戦は避けられなかったそうである。同じように近衛文麿首相にしても日独伊3国同盟は必然の勢いだと述べていたとされる。これについて、政治学者・丸山真男が述べた「つぎつぎになりゆくいきおい」の考えを応用して、「戦前の日本では、時勢の流れの前に人は無力であり、時勢の必然ならばあらゆる人々が全力で順応すべきだとの論理で、『勢い』の概念が成り行きまかせの政治判断・行動を正当化する言説として使われた」と解説する学者もいる。つまりある考えが固まってくるといかに絶対君主の天皇であろうとも勢いに流されてしまうということを言っているのであろう。いざとなってもそういう方向に進まないよう十分気をつけなければいけないと痛感する。
6443.2025年1月2日(木) 新年早々治安三流国アメリカで大量殺戮
正月2日は、毎年テレビのスポーツ中継に魅入られる。今日、明日の2日間行われる第101回関東大学対抗東京・箱根間駅伝第1日目では、予想に違わず、優勝候補の筆頭だった青山学院大が最初の1区では10位だったが、徐々にトップとの差を詰め、最終5区の山登りでトップの中央大を追い抜き、昨年に続き往路優勝を飾った。毎年優勝争いをしている駒沢大が、1度もトップ争いをやることなく往路4位にやっと食い込んだ状況なので、明日の復路も青山学院大の独走になり2年連続総合優勝を飾ることになるのではないかと思う。
レースに直接関係ないことであるが、今年の出場選手のユニフォームを見て、少々変わったなと思った。いつもより黒っぽく地味に見えた。パンツは21チームのうち、約15校が黒っぽかったし、シャツが黒色のチームが半分くらいあった。もう少し若者らしく明るいカラーを使用した方が、チーム全体の雰囲気が明るくなると思う。創価大なんか、昨年までは青と赤を採り入れた若干目立つシャツを着用していたように記憶しているが、今日は上も下も真っ黒だった。どうでも好いようなものかも知れないが、他のスポーツ選手のユニフォームは、年々華やかな色彩を採り入れているのに、どうして箱根駅伝だけが今年になってこのような地味なユニフォームを着るようになったのか謎である。
高校サッカー全国大会の試合も中継していたが、全国大学ラグビー選手権大会準決勝、帝京大対明治大、早稲田大対京都産業大の2試合を今年も観戦した。大会3連覇中の帝京大が予想通り明治を破り、京都産業大を下した早稲田と決勝戦で対決することになった。今年の関東大学対抗戦ですでに対戦していて、早稲田大が勝利を収めているので、帝京大の4連覇は難しいと思うが、13日成人の日に行われる決勝戦は熱戦が期待される。今から楽しみである。
かつては、大学と社会人チームの実力は伯仲して甲乙つけ難かったが、近年は社会人チームのレベルが圧倒的に高くなり、日本選手権もかつては社会人チームと大学チームのチャンピオン同士が日本一の雌雄を決していたが、今では社会人チームの間で日本一のチームを決めている。大学選手権の後は、社会人選手権の日本一決定戦を楽しみにしている。
さて、正月早々に治安面で悪評が高いアメリカ社会で、また大事件が勃発した。何度も訪れたことがあり、ジャズの街として知られるニューオーリンズの繁華街で車が暴走し今日時点で15人が死亡し、35人が負傷したという。銃を所有していた犯人は、その後警察官と撃ち合いになり、射殺されたそうだが、過激派組織「イスラム国」に影響を受けていたようだ。それにしても1年を通じてこうも恒常的に殺人事件が起きるというのは、間違いなくアメリカ社会に大きな欠陥があるからである。バイデン大統領は、「いかなる暴力も正当化できない」といつもと同じコメントを述べているが、それなら解決策をどんどん積極的に進めるべきではないか。問題は根深いところにあり、これまでの政府首脳が一向に治安悪化を解決しようとの意思を示さず、放置しているからである。アメリカのGNPは確かに世界一であるが、厳しく言えば、アメリカは国家としては三流で、アメリカ人自身も三流人と見做さざるを得ない。