ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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6489.2025年2月17日(月) デヴィ夫人が起ち上げた「ワンニャン平和党」

 デヴィ夫人こと、デヴィ・スカルノ元インドネシア大統領夫人が、去る12日に政治新党結成と、自身参議院選全国区比例代表として立候補することを公表して、少なからず世間を驚かせている。85歳高齢の今も相変わらず派手な立ち回りで、テレビ出演やCMなどでしばしば目にするほど活動している。時折大相撲の桟敷席で華やかなドレスで観戦している光景が、テレビ画面に映し出されることもある。その派手好きで目立ちたがりやの女性が、何を考えたのか、この期に及んで自ら政党「12平和党」を結成し、党首に収まり国会議員になろうとしている。政党のテーマは、犬、猫と人間が協調する社会を作るという童話のような政策であるが、読み方も「ワンニャン平和党」と呼ぶようで、猫の好きなデヴィ夫人らしい。しかし、名前もやや悪乗りしてふざけたような印象を与える。少々政治の世界を軽視しているようにも感じられる。

 近年政治的理念や確たる信念を抱いて政界へ出ようという人物が少なくなった。成り上がりものが、資金的に余裕があるのか、やたらと立候補する動きがある。NHK党党首の立花孝志氏や、つばさの党党首の黒川敦彦氏のように全国を飛び回って売名行為のように中央政界入りに限らず、地方自治体の選挙に度々立候補している。彼らの行動には、真剣さとか誠実さがあまり見られない。立花氏が別の候補者、斎藤元彦・兵庫県知事を当選させるために立候補したケースや、黒川氏が昨年4月衆議院東京15区補欠選挙における立候補と他候補への妨害行為で起訴処分を受けたような例もある。黒川氏に至っては、今年1月にも東京千代田区長選に出たが最下位だった。昨日行われた埼玉県朝霞市長選でも4人の立候補者の中で最下位、市長当選者より2桁も少ない獲得票だった。とても知名度を上げること以外にとてもその真意と目標は考えられない。

 しかい、デヴィ夫人にとってはいくつかクリアしなければならない大切なハードルがある。まず、日本を代表する日本の国会議員になるためには、当然ながら日本国籍を取得していなければならない。彼女はスカルノ元大統領の何人目かの夫人であり、正式に大統領と結婚しており、インドネシア国籍を有している。その際インドネシア国籍の取得と同時に、日本国籍を放棄した。先ずは、日本国籍を復活させなければいけない。そして、彼女が顔を出すテレビCMが問題視されるので、契約を解除し、その折スポンサーに違約金を支払わなければならないことである。

 それにしても、上記の例のように最近選挙に出ることだけを目標にしている政治家志望の人物が多く現れている。また、立花氏が。自分自身のためばかりでなく他の候補者を当選させるために立候補するケースである。これについては、昨日平井伸治・鳥取県知事ら19府県知事が、政府や国会に対策を求める緊急の声明を発表したほどである。

 最近選挙自体を軽視するのか、他の目的のために利用しようというのか、立候補者、その関係者、更に選挙そのもののレベルが劣化したように感じられる。彼らにはやや公徳心に欠けるところがあるのではないかと懸念している。更に言うなら、自身が立候補することによって公職選挙に余計な経費や負担をかけてはいないだろうかと真剣に考えたことがあるだろうか。

 いずれにせよ、デヴィ夫人の政党創設については断は下されたようだ。メディアも興味本位の取材と報告をするだろうが、新党の犬と猫との共生社会を目指すとの公約や政策方針を、国民が素直に受け入れるだろうか。

 国民及び国政に対する責任感や、真面目さが足りないように感じられてならない。

2025年2月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6488.2025年2月16日(日) トランプ大統領の売名と名誉欲の立ち回り

 ウクライナ戦争を終結させるためと公言してアメリカのトランプ大統領が、ロシアのプーチン大統領と電話会談を行った。トランプ氏が停戦に前向きなのは、戦争を終わらせたという功績と、ノーベル平和賞を授与されたいからであり、強い功名心のせいであろう。そのためにウクライナへ侵攻したロシアと話し合うのは由しとしても、一方のウクライナの指導者を抜きにして話をまとめられるわけがない。案の定ウクライナのゼレンスキー大統領が、昨日ミュンヘンで開幕中の安全保障会議でトランプ氏の進めるロシアとの停戦案を巡って危険だと警戒感を示した。元々ウクライナは、ロシアが占領地域を返還するなら停戦を約束すると語っていたが、このウクライナ案については、プーチン大統領はもとより、トランプ氏の他にも米首脳らは非現実的と語っていた。これでは、ウクライナは停戦交渉の土俵にも上がらないだろう。

 トランプ大統領は、ウクライナが希望する北太平洋条約機構(NATO)加盟に反対し、軍事費の支援に非協力的である。交渉の場というのは、両者が台頭の立場に立って話し合いをするものであり、ややロシア向きのトランプ氏が肝心の当事者であるウクライナを蚊帳の外にして、プーチン大統領と交渉すること自体話がおかしい。

 更にトランプ大統領には、別の目論見があるようだ。それは、ウクライナ国内にはかなり貴重な鉱物資源が埋蔵されており、大統領はウクライナ支援の見返りにウクライナ産レアアース(希土類)の供給を求めていると言われている。ワシントン・ポスト紙はこう報道している。「アメリカは、将来的なウクライナの鉱物資源権益の50%をアメリカに与えるとする文書への署名を求めたが、ゼレンスキー大統領は丁重に拒否した」。当たり前だろう。

 主人公抜きの芝居を演じている三文役者のトランプ氏は、いずれどこかで躓き存在感を喪失するだろう。個人的にもトランプ氏の存在が疎ましいと思われるのではないかと思っている。

 さて、NPOの定期広報紙にエジプトが誇る世界遺産アブ・シンベル神殿が、川岸から丘の上へ移築することによって水没を免れた経緯と事実を書いているが、当時のナセル・エジプト大統領についてその影響力や人間性に触れた。トランプ大統領の実績に引き比べて革命によりファルーク王政を倒し、エジプトをイギリスから独立させ、スエズ運河の管理権を奪還して国民から絶大な支持と人気を得ていたその実績と人柄は圧倒的だった。日本でも知名度は抜群で一部では「ナセバナル ナセルハ アラブノ ダイトウリョウ」と持て囃されたくらいである。アブ・シンベル神殿を丘の上へ移す工事を完成させた1968年の2年後に、惜しまれながら52歳の若さで亡くなった。それに比べて、老醜を晒していると言っても好いトランプ大統領は、今78歳である。もう少し年の功を見せて欲しいものである。

2025年2月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6487.2025年2月15日(土) トランプ大統領、米国第一主義で「相互関税」導入

 世界中に吹き荒れているトランプ旋風により、各国は困惑しその対策に大わらわである。今朝の「天声人語」に「史記」から派生して生まれたという「馬鹿」という言葉になぞらえて400年もの間使用されていた「メキシコ湾」の名を「アメリカ湾」に、時の権力者が呼び名を勝手に変え、AP通信社のように従わない者にペナルティーを科すことに憤慨し、アメリカから流れてくるニュースに憂鬱な気分になるとぼやいている。その気持ちは、痛いほどよく分かる。

 悪名高き傲慢トランプは、「相互関税」の導入を指示した。これは、アメリカ製品に高い関税を課す国に同じ水準の関税をかけるものである。ただ、この他にもアメリカからの輸出を妨げる規制などの「非関税障壁」についても問題視しており、関税率の低い日本もその例外ではなく、特に、大統領は以前から日本の自動車市場は閉鎖的だと指摘してきたことから日本もターゲットにしそうである。

 現在アメリカの赤字貿易額が多い順位は、中国が断トツで2,954億㌦、以下メキシコ1,718億㌦、ベトナム1,235億㌦、アイルランド867億㌦、ドイツ848億㌦である。日本は台湾に次ぐ7位685億㌦で平均関税率も決して高くない1.9%である。それでもトランプ大統領は、相互関税の標的になり得る国として、関税率の低い日本と8.4%と高い関税率の韓国を名指しで標的に挙げているようだ。日本の場合は、安全や環境についての基準や、そもそも国内製品を優遇する規制が、お気に召さないようだ。日本の制度にお灸をすえる気構えが感じられる。特に前政権時に、自動車市場では日本メーカーに有利な規制があり、日本はアメリカの車の販売を難しくし、為替も円安方向に操作されているとの不満があったと見られている。

 また、とりわけインドに対して手厳しい。対インド貿易額は457億㌦の赤字で、対赤字国の中で10位ではあるが、アメリカ製品の輸入に対して12%という高関税を課している。一昨日アメリカ・インド首脳会談では、インドのモディ首相はトランプ大統領に一切反論せずにアメリカ産の石油・天然ガスの輸入や、武器の購入拡大に向けてアメリカと合意し、近々相互に利益のある貿易協定の締結を目指すと言ったが、本当に大丈夫だろうか。ホワイトハウスの関税関連文書には、インドの高関税を徹底的に糾弾し、「農産品関税はアメリカ5%、インド39%、オートバイはアメリカ2.4%、インド100%」とまで皮肉たっぷりに非難している。

 何でもかんでも法の名の下には可能であると、個人的な偏見で押し付けがましく大統領令を発令し、多くの国々や人々に圧力を課すような言動が罷り通っていること自体がおかしい。「馬鹿」を生んだ秦の国の大臣趙高の極悪非道ぶりに、部下は黙り媚びへつらうようになったようだが、トランプ大統領も21世紀の趙高となってしまったのではないだろうか。

2025年2月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6486.2025年2月14日(金) 石破内閣支持率が意外にも上昇

 今日は、バレンタイン・デイである。お菓子にまつわる大きなイベントのひとつで、この日に「女性が思いを寄せる男性にチョコレートを贈る」という風習がある。よく出かける内科医院の隣にチョコレート製造・販売で知られる「Mont St.Clair」というお店があり、X’masや今日のような日には、道路上にまで客待ちの列が出来るほどである。今日は、それほど並んではいなかった。若者にとっては憧れのお店のようだが、我々世代にとってはまったく無縁のお店である。

 さて、NHKによる世論調査で石破内閣支持率が、発表された。昨年10月の内閣成立以来、これまでの首相に比べて、明るく威勢の良いイメージがあまり感じられず、ぼそぼそっと役目を果たしているような印象で、これでは人気に陰りがあるだろうと思っていた。ところが、今年に入って就任当時の44%という支持率を取り戻したのである。動作が何となく大儀そうではあるが、真面目そうで業績をそこそこ挙げてくれるのではないかという点が評価されたのかも知れない。この支持率は近年では、岸田前首相が2023年5月の広島サミット開催時に獲得した46%に次ぐ比較的高い支持率である。岸田前首相は、それ以来支持率は下がりっ放しで昨年9月に離任した時は、何と20%という惨めな支持率しか残せなかった。今後石破首相はこの支持率を維持して行けるのか、やや心許ない感じもしている。

 アメリカではトランプという稀有の大統領が就任して、世界に大きな衝動を与えている。同盟国に拘わらず、アメリカ第一主義を主張して、対米貿易で黒字の国に対しては、貿易収支をゼロにするよう圧力をかけるような人物である。この個性的な大統領に対して、石破首相は果たして対等に渡り合って行けるのか、懸念されるところである。

 それでは、どうして石破首相の支持率が予想外に良いのか、考えてみた。先般初の日米首脳会談で首相は、トランプ大統領に対して、主張すべきは主張する姿勢ではなかったように思えた。事前にトランプ氏を首相はやや手強いと感じていたと思う。そこでメディアに対して、五分、或いは対等に渡り合っている印象を与えるために、日本がアメリカに対して下手に出ることを避けたようだった。例えば、日本製鉄のUSスチール買収計画については、トランプが言う買収ではなく巨額の投資であることを黙認した。事前に大統領はこの買収計画によってアメリカのメンツが台無しになるとして大反対だった。そこで、首相は買収という言葉を投資に置き換えられても黙っていた。だが、その時首相の頭の中には、投資額はどの程度認めてもらえるのかとの不安があったと思う。公式の会談、及び事後の共同記者会見では投資額については言及がなかった。首相帰国後に大統領はアメリカ人記者団を前に、首相の前では語らなかった「投資額は最大で50%未満で、USS自体はアメリカ人の会社であり続ける」と一方的に述べた。首相は、後になって大統領に騙されたというか、赤っ恥を掻かされたようなものである。この辺りの経緯については、大統領が本音を暴露する前にNHKアンケートが回収されていたので、首相が、大統領に仕掛けられた落とし穴に嵌ったことは、支持者には知らされていなかった。

 こういう経緯があったので、この支持率もいずれ岸田前首相らと同じ道を辿るのではないかと不安を感じている。

 そして、同時に行われた世論調査の政党支持率では、大体いずこの政党も前回より上昇していた。その中で、支持率を落としたのは、意外にも日本維新の会だった。現在新年度予算案を審議中で、少数与党となった自民党(支持率31.3%)は、躍進した国民民主党(同6.8%)と日本維新の会(同3.2%)とお互いの政策と主張をぶつけ合っているが、1.1%と最も支持率が伸びた、立憲民主党がどうも蚊帳の外の印象で、肝心の予算案合意に向けた話し合いでは、存在感がないのはどういうわけだろう。また、与党内でも公明党の存在が何となく薄いのはどうしたことだろう。

 これからの国会審議が興味深い。

2025年2月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6485.2025年2月13日(木) 何でもかんでも値上げ、高い米価と医療費

 このところ食料品を中心に物価がものすごい勢いで値上がりしている。卵に始まってトマトやキャベツなどの野菜類に、乳製品も値上がりして、昨今では主食の米が急激に高くなっているようだ。例えば極上米コシヒカリの小売価格は、昨年1月には5㎏で2,440円だった。それが、米不足が深刻化した夏ごろに大きく変動し、9月には3,285円となり、わずか1年後の今年1月には、何と4,185円にまで値上げされた。

 大きく価格が上がった昨年9月には、政府備蓄米の活用を求める声が上がったが、当時の坂本哲志・農林水産相は、「今後新米が順次供給されて、一定の価格水準に落ち着くと考えている」と備蓄米放出要求の声には、応じなかった。ところが、その後も値上がりは止まらず、一昨日には都内スーパーで5㎏4,480円の価格水準に達してしまった。

 今回の米価格の高騰につき、根本的には米不足が原因とみて政府も備蓄米の放出の検討を始めた。そもそも国が法律に基づいて米の備蓄を行うようになったのは、1993年全国的に米不足に陥り、その翌年食糧法により、国がコメの不足に備えて必要な数量を在庫として保有しておくことが定められたものである。現在政府の管理する備蓄米は、100万㌧である。ただ、農水省によると、昨年収穫された米は679万㌧で、一昨年より18万㌧も増えたと見られているという。それでも米の価格高騰が続いている背景には、米の買い付け競争が過熱していることや、昨夏の米の品薄を受けて、例年より多めに在庫を確保する動きなどがあるからだと伝えられている。

 実際生活面では、弁当店などでは弁当自体の価格をこれ以上値上げ出来ず、困惑している。大学の学生食堂などでも材料費の値上げに四苦八苦で、今はひたすら政府の備蓄米の放出により価格値上がりにブレーキがかかることを期待している。この事態に農水省は備蓄米の放出に踏み切る決断をするだろうか。

 他方、値上がりは高齢者の医療費にも及んでいる。それは75歳以上の国民が皆加入する後期高齢者医療制度の保険料である。保険料は、2年に1度値上げ改正されている。例えば、一人当たりの保険料を月額でみると、2022~23年度は6,575円だったが、24年度には7,082円となり、25年度には月額7,192円となる見込みである。

 厚労省の考え方は、少子高齢化を念頭に若い人に大きな負担をかけないよう、また出産育児一時金を全世代で支える仕組みを導入することなどから、高齢者の医療費ばかり補助することは難しいということのようである。また、他にも2024年度から後期高齢者一人当たりの保険料と現役世代一人当たりの後期高齢者支援金の伸び率が同じとなるよう見直すということも考えているようである。

 それぞれ言い分は分かるが、高齢者には仕事はあまりなく、外で稼ぐことは難しくなっており、負担だけが毎年増えていくのは、いずれ耐えられなくなるのではないかと心配である。

 近々2024年分の税務申告をするが、妻と私の2人分の2024年に支払った医療費は、初めて50万円を超えてしまった。年々医療費は増えつつあるが、これ以上高額になると今後支払えるかどうか心配である。

2025年2月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com