充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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6061.2023年12月17日(日) 広島市長、失効した「教育勅語」を教育研修に
松井一実・広島市長が新規採用の職員研修の際、あるまいことか「教育勅語」を資料に使っていたと知り、原爆被災地の市長のイメージとはあまりにもかけ離れたものではないかと疑問に思っている。今朝の「天声人語」でも次のように指摘している。「教育勅語は天皇のために命を捧げよと求めている。部分的に共感できる表現があったにしても、わざわざ勅語を引用する必要はあるまい。本質を無視するのは何か別の意図があってのことか。そもそもあの戦争で私たちは何を学んだのか。どんな思惑にせよ、右向け右と、国民が同じ方向を向かわされることの怖さではなかったのか。その象徴の一つが教育勅語であった歴史を、忘れるわけにはいかない」。
そもそも「教育勅語」とは、明治憲法発布の翌年、明治23(1890)年に天皇が直接国民に発する言葉として制定され、教育の基本として戦前、戦中の学校教育の場で生徒たちに教えられたものである。「朕惟うに我が皇祖皇宗國を肇むること宏遠に徳を樹つること深厚なり~」で始まる315文字の冒頭の言葉は、意味は分からないなりにテンポがよく、今以て結構覚えている。天皇を国父とする家族国家観による愛国主義と、儒教的道徳を基本とすることが基本にあった。それが、軍国主義が発展するにつれ、私が誕生した昭和13年に国家総動員法が生まれ、本来の主旨から離れて軍国主義を正当化する教典として利用されるようになった。
しかし、敗戦によりGHQが教育面でも、監視、指導するようになり、軍国主義が流れている教育勅語がやり玉に上がり、衆参両議院の文教委員長を呼び出し、干渉の形跡が残らないよう口頭で教育勅語の廃止を命じた。昭和23年6月に衆参両院では全会一致で教育勅語の排除失効決議を行い、明治23年に制定された教育勅語が、戦後昭和23年に廃止されることになった。
松井現市長は、任期3期目ですでに12年目になるが、官僚上がりだが、被爆二世の被爆地市長として「脱原発」を唱えている。その市長が、軍国調の教育勅語を研修に採用していることに疑念を抱かざるを得ない。確か父母に孝行を尽くし、兄弟は仲良く、夫婦は助け合い、友だちは信じあい、学問を修め、等々は教育面では今日においてもあるべき姿ではある。しかし、戦後これらの教育的指導方法は軍国主義を助長するとして失効したものである。それを敢えてこの原爆投下地において指導要領として採用しているのが理解出来ない。松井市長! これからも「教育勅語研修」続けていくのか? さあどうする?
さて、今日もパレスチナ・ガザ地区ではイスラエル軍によるハマス掃討作戦が続けられ、ハマス側に捉われた3人の人質がイスラエル軍によって殺害されたことが国際社会から厳しく非難されている。3人は白い旗を掲げていたと言われ、交戦規定に違反するとされ、それをイスラエル側は認めた。イスラエルに対しては、最近になって同盟国のアメリカや国際社会から停戦を求める圧力が高まっているが、ハマスを殲滅させることが停戦の要件と主張しているネタニヤフ・イスラエル首相は、「嘆きや国際的圧力はある。それでも我々は最後まで作戦を続ける。我々を止められるものは何もない」と相変わらず強気の姿勢である。
6060.2023年12月16日(土) 大谷選手の記者会見と日大アメフト部の対応
昨日行われたMLBドジャース入りが決まった大谷翔平選手の入団記者会見が、ドジャースの地元ロサンゼルスを中心にアメリカ国内ばかりでなく、日本でも1日中メディアで取り上げられている。昨晩のテレビ朝日「報道ステーション」では、冒頭から約45分間大谷トピックを集中的に取り上げていた。このため現在話題の自民党安倍派の裏金問題も影が薄れた感じだった。それにしても大谷翔平というプロ野球選手の存在感は、国際的にも群を抜いている。これは、もちろんプロの選手としての優れた実績の結果であるが、爽やかなイメージに真面目な性格、他人への思いやり等々、誰からも好かれる魅力を備えている。これほど人格の備わった選手は、スポーツ界にはあまりいないと思う。今日の朝刊にもかなりのスペースが割かれて、契約、及び今季のファンからの期待について大谷選手自身が語っている。
大谷選手がドジャースと交わした契約の内容であるが、初めて知る内容だった。その特徴として、総額7億ドル(約1,015億円)という史上最高額の契約の他に、いくつかの付帯条件が付いていたことである。ひとつは、支払い方法である。契約金の内、200万ドル(約2億9千万円)を2024年から33年までに受け取り、残りの6,800万ドルは10年契約が終わった34年から43年までに後払いされる。それは、チームへの入団交渉中の他選手への契約金の制約問題が絡むようなのだが、幾分不利に思える契約も大谷選手がチーム強化のために敢えて申し出て行われたという。もう一点目立った条件は、オプトアウト(契約破棄)という条件を盛り込んだことで、その内容は、契約締結上世話になったドジャースのウォルター・オーナーとフリーマン編成本部長のいずれかが退団した場合、契約解除が出来るというものである。
大谷は選手として来シーズン以降選手生活が終わるまで、ドジャースで優勝を目指してプレーしたいと語ったことが、ファンの心を掴んでいる。
こういうプロの超一流選手のすっきりした記者会見に比べて、アマチュア、それも大学の体育会運動部の釈然としない決定には、失望している。それは、8月以来文部科学省までも巻き込んだスキャンダラスな日本大学アメリカン・フットボール部の今後の扱いである。とりわけ廃部か、存続か、が注目されていたが、昨日の理事会で「廃部」と決定した。その決定も理事11対9の僅差だったというから、存続させたい要望も強かったのだろう。日大アメフト部現役部員の存続希望の署名や、ライバル関西学院大学アメフト部の強い存続要望も通じなかった。ただ、まったく道が途絶えたわけではなく、来年度に現在の部とは関係なく、新しい部を立ち上げ、それを今後再起への道を図れるようルートは残されているようだ。これまでにも日大アメフト部には、トラブルがあった。今回の違法薬物事件は、20人の部員が共同生活を営む合宿所に、大学、或いはアメフト部の然るべき管理者が誰もおらず、部員だけに自主管理させていたことに最大の原因があると思う。これからの日大アメフト部の不祥事とその立ち直りは大学のみならず、他大学の運動部や、集団活動をする組織にとっても他山の石となることだろう。一人前の大人だからと管理を任せるのは結構だが、それを好いことに身勝手に行動させるということがあってはならないと思う。
6059.2023年12月15日(金) 0.415票差で当選の魔訶不思議
選挙では誰しも自身が投票用紙に立候補者の名前を書いて投じた清き1票が、確実に1票と数えられると信じていると思う。それが、昨日東京高裁で4月に行われた東京都中野区議選では0.415票差で当選者が確定したとの判決が出た。この中途半端な数字がどうやって出てきたのか分からない。有権者が1票の投票権を与えられて投票したつもりが、半人前にもならない0.415票としか評価されなかったのである。1人前の権利を認めてもらえなかったことになる。この摩訶不思議な中野区議選は、定数42名の中で最下位で当選した伊佐哲郎(共産党)議員が、都選挙管理委員会による票の再点検の結果当選無効とされた。本人が都議管の採決取り消しを求めた訴訟を起こし、高裁から採決取り消しと認められたものである。
そもそもことの発端は、伊佐議員が次点候補者を0.415票上回って最下位当選したが、次点候補者が異議を申し立てたことにある。区選管は異議を棄却したが、都選管は1票を無効票と判断し、伊佐議員の当選は0.585票差で無効とされたのだ。結果的に元のさやに納まったが、この意味不明の票差が問題である。誰にも分からないし、その記事にも書かれていない。
しかし、それ以上に首を傾げたくなるのは、投票用紙に記入された当選者「伊佐哲郎」の名に関する解釈の相違である。名前はカタカナで書かれ、しかも正確ではなかった。「いさてつろう」ではなく、「いさしんいち」と記入されていた。普通なら、間違った時点で、無効となると思う。それが、このケースでは高裁が拡大解釈をした。他の立候補者の中に「いさ」姓も、「しんいち」名に類する候補者がいなかった。高裁の判断は、「姓は明確に記憶していたが、名は不確かで、誤記したと考えられる。この票は伊佐氏への票で、当選は維持される」と結論付けた。この結論の導き方もどうにも納得し難い。
中野区と言えば、生誕地で本籍地でもあるが、こういうすっきりしない結果を中野区民は納得しているのだろうか。今以て1票が0.415票とされた理由が分からない。
さて、選挙は結論が出ると、通常市民はそれにどうにか納得させられるが、どう考えても理解出来ない考えや結論がある。それは今世界中から注視されているウクライナへのロシアの侵攻と、パレスチナ・ガザ地区へのイスラエルの執拗な攻撃である。そこには、為政者、或いは独裁者の個人的な偏屈さがあまりにも露骨に表れている。まず、ロシアのプーチン大統領の戦争論である。ロシア人とウクライナ人は一つの民族であり、ウクライナ政権は「非ナチ化」と「非武装化」を追求しなければならないと主張し、ウクライナを併合するつもりである。プーチンの覇権主義が顔をもたげている。スターリンを尊敬し、独裁者スターリンの後継者になるつもりのようだが、スターリンは74歳でこの世を去った。いまプーチン首相は71歳である。余命は残り3年である。そろそろ腹を括った方が良いのではないか。
また、イスラエルのネタニヤフ首相が、イスラム過激派組織ハマスを徹底的に攻撃し壊滅させると執拗に言い続けていることである。「国際的な圧力に直面しても、我々を止めるものではない」。例え、世界中から休戦の要請があろうと、犠牲者が出ようとハマスを駆逐するまで戦いを続けるとの強い意思により、同盟国アメリカの要望も無視しようとする強硬な姿勢である。利己的な独裁者が現れることによって、世界中が振り回されている。棲みにくい世界になったものである。
6058.2023年12月14日(木) 岸田内閣、人事大改造で立ち直れるか。
心臓に若干不整脈が見られると診断されて以来、今日は3か月ぶりに慶応病院で心電図検査を受けた。現状では不整脈も感じられず、その他の数値なども問題なく順調との診断で、次回はまた3か月後に診てもらうことになった。
さて、昨日臨時国会が閉会し、本来なら国会議員はホッとしている時期であろうが、数日前から政治資金パーティの裏金問題が表面化して、メディアで厳しく批判される事態となり、昨日辺りから人事交代についていろいろ報道されている。今日は、朝から岸田首相官邸周辺は慌ただしいようだ。刷新人事が後から後から出てくる。
各メディアの内閣支持率もバラバラではあるが、このところ急降下している岸田政権支持率は、過去最低と言われている。今日公表された時事通信が行った最近の世論調査によると、遂に20%を下回り17.1%を記録したという。保守的な産経・FNNの合同世論調査でも、内閣支持率は22.5%だったというから、20%を切ったというのは、最早末期的な数字と言って良いだろう。しかし、対抗馬である筈の野党、それも野党第1党の立憲民主党の支持率が、この数年期待するように伸びて来ない。かつて2009年に自民党に代わって民主党が政権を握った当時は、民主党が24.5%、自民党は28.4%でかなり接近していた。そのうえ投票日直前になって、民主党が26.4%、自民党24.9%と立場が逆転し、そのまま民主党が総選挙に勝ち、政権の座に就いた。残念ながら現在の自民党は腐っても鯛と言ったら良いだろうか、この低支持率のまま政権を維持し続けることだろう。
これは、何も日本だけに限ったことではないようで、イギリスでは最近スナク首相の支持率が急激に下がり、現在の支持率が21%と岸田政権とほぼ同じだ。ただ、岸田政権の支持率は徐々に下がってきたが、スナク政権は、先月60%の支持率だったというからあまりの凋落ぶりには驚くばかりである。
まだ内閣の後任人事は流動的であるが、現時点で安倍派の閣僚、松野博一官房長官、西村康稔経産相、鈴木淳司総務相、宮下一郎農水相の更迭が決定し、それぞれ後釜に林芳正氏、斎藤健氏、松本剛明氏、坂本哲志氏が決まった。他に自民党内の萩生田政調会長、高木国会対策委員長、世耕参議院幹事長らから辞表を取り付けているようで、党務のために辞任は22日ごろになりそうだ。他に副大臣5名が辞表を提出したが、政務官については安倍派の反発もあり、6人中ひとりだけしか辞任しないようだ。しかし、いずれにせよ、内閣大改造となる。これは、安倍派が派閥ぐるみで脱税して裏金作りに励んだことが、大事件の発端であるが、知るや知らずや、これまでこれを放置してきた自民党総裁でもある岸田首相の責任はあまりにも大きい。今月は、来年度の予算編成も大きな山場となり、何かと多忙な時期であるが、果たして改めて褌を締め直す岸田首相に、それだけの覚悟と実行力があるだろうか。
偶々元禄15(1703)年の今日、赤穂浪士47士が吉良上野介邸に討ち入りした、日本史上画期的な1日だった。岸田政権にも自民党浪士が討ち入りするやも知れない。
6057.2023年12月13日(水) 旧日本軍兵士の「戦争トラウマ」
今月8日は太平洋戦争(開戦時:大東亜戦争)開戦記念日だった。今ウクライナへのロシア軍の侵攻、そして2か月前からイスラム過激組織ハマスの砲撃に始まるパレスチナ・ガザ地区に対する、イスラエル軍の仕返しによる容赦ない攻撃で多くの犠牲者や被災者が出ている。連日メディアが細かく伝えているが、小さな子どもや赤ん坊が傷ついて泣き叫ぶシーンはとても観ていられない。戦争は悪魔のようなもので、多くの犠牲者を生み悲惨な跡形しか残さない。その跡形について、朝日朝刊で一昨日から今日まで3回に亙り、「戦争トラウマ」とのテーマで戦闘に参加したことにより、戦後トラウマに捉われた旧日本軍人と日常生活をともに送った家族が父親の心荒れた家庭内生活をドキュメンタリー風に取り上げている。私自身30年近くに亘り旧厚生省の戦没者遺骨収集事業に携わり、また、各戦友会の戦跡慰霊団で旧戦地を幾度となく訪れ、戦争に直に関わった人々や、遺族の方々から話を伺っているのでとても他人事とは思えない。
3回連続の「戦争トラウマ」では、第1回目で、歌手の武田鉄矢の父親が中国戦線で多くの中国人を日本刀により殺害し、復員後酒に気を紛らわせては家の中で暴れ回ったという。武田鉄矢の名は、は父親から武器の「鉄」と「矢」を取って名付けられたそうだ。2回目に、中国や朝鮮で戦い戦後は家庭で酒浸りに陥り最後に自殺してしまった長野県の女性の父が紹介されている。そして今日紹介された3回目のケースは、首都圏に住む男性のケースで、父が開業医だったが、旧日本軍の細菌戦部隊「731部隊」の医師として従軍し、戦後は酒や薬物に溺れるようになり診療所は休業状態となり、生活も困窮した。大学へ進学したが、父への反発などもあり、うつ病になって大学を中退した。そして終戦35年後に父親は自殺した。いずれもお気の毒としか言いようがないが、戦争とは力の優劣などには関係なく、最前線で死闘する兵士の誰の心をも残酷に蝕んでいくもので、中々正常な心を保つのは難しい。
私の父親も赤紙徴兵され、朝鮮半島へ出兵したが、幸か不幸か病に罹り除隊して復員したので、肉親にそのような悲劇はない。だが、随分同じような悲劇を聞いている。戦争では、従軍兵士はもとより、残された家族にとってもいつまでも心の傷となって家族にも同じ苦しみを与えるものだ。
大分前から気になっていたのは、最近防衛力強化策として防衛省の一般会計予算が雪だるま式に膨らんでいる。自衛隊が重装備をし、敵基地攻撃能力などを備えて、誕生したころの警察予備隊とは名ばかりで、国際的にも軍隊として引けを取らない軍事力を備える実質軍隊となったことである。昨今は、憲法改正論議も盛んであるが、憲法第9条第1項に「戦争の永久放棄」を、第2項には「陸海空の戦力と交戦権の不保持」と「交戦権の否認」をはっきり表示しているが、今ではこの9条はあまり守られていない。日本の防衛政策は、明らかに憲法違反である。この息苦しさから逃れるために、80年余世界に自負していた平和憲法を、戦時憲法に変えて堂々と戦争準備を始めようとしている。
このまま行くと遠からぬ将来、日本が再び戦争に首を突っ込むことは容易に想像出来る。特に、現在の政治家たちは、戦争を知らず、特に実戦を全く知らない。そのため戦争を怖いものだとの認識が身体全体で分かっていない。戦争の臨場感がなく戦争を机上でやっているようなものである。
実は、いま日本ペンクラブが、会員に「明日の言葉」というテーマで寄稿を呼び掛けている。「臨場感で戦争の怖さを知る」ことをアピールするために、「臨場感」について寄稿文を考えているところである。