129.2007年9月20日(木) 国は国会空転、私は内視鏡検査

 何だかよく分らないうちに、国連がらみでテロ特措法に絡む案件が国内外でいくつか問題になってきた。

 まず、国連安保理事会でアフガンの国際支援部隊の任務を延長する決議を採択した。その前文に(日本の)海上阻止活動へ謝意を表する文言が挿入された。棄権したロシアから一国の国内事情によって、特別の採択がなされたことに対する反発があり、ロシアは棄権に回った。また、他の国からもこれまで全会一致で決議されていたが、今回初めて棄権票を出し、その慣習が崩されたとの批判がある。一方国内では、自民党は民主党が求めていた国連のお墨付きを得たと言うし、民主党は後追いでとってつけたような条項によって左右されるものではないとのコメントを発表し、両党の対立にまったく歩み寄りはない。自民党が企んだのか、外務省が考えて行動したのか分らないが、アメリカに泣きついて外から特措法延長へ支援を求めるような、おかしなパフォーマンスには、なるほどとその手練手管に感心するが、筋道が間違っているのではないかと思う。

 それほど切羽詰っているテロ特措法の期限切れなのに、臨時首相も決めずに、ただ国会を空転させて、無駄な経費を使っている。国会は1日の休会で約3億円の無駄が発生するという。こんな中で普段は訪れもしない農村や中小工場を訪れてパフォーマンスを繰り返している二人の総裁候補者は、一体何を考えているのか。世界は日本の政治ごっこを呆れて眺めているのではないだろうか。

 さて、今日近くの東京医療センターで大腸、正確に言えば下部消化管の内視鏡検査を受けた。内視鏡検査はこれで5度目であるが、この総合病院は、かつては国立東京第二病院と呼ばれていた。行革により組織と名称が変わり建物も新しくなった。何よりすべてが衛生的で清潔感が感じられるのがいい。予約してあるので、時間前に行けばきちんと対応してくれ、安心してお尻へ管を入れてもらうことが出来る。昨年の検査時より、検査時間がかかっていい加減に勘弁してくれという気分になったが、こればかりはやむを得ない。点滴をすべて終えるまでに2時間半ぐらい費やした。

 一応自分自身を安心させるために毎年3月に人間ドックの検査を受け、念のために精密検査を受けた方がよいとの診断があれば、この国立の大病院で再検査してもらうことにしている。今日の検査は、3月のレントゲン及び大腸内視鏡検査の結果、肺と消化器を設備の整った病院で精密検査してもらった方がよいと、人間ドックの医師にアドバイスされたので、先日東京医療センター総合内科で相談のうえ、それぞれ精密検査を受けることにしたものだ。肺部分のレントゲン精密検査はすでに終え大丈夫とお墨付きをいただいた。今日は残りの消化器系の内視鏡検査を受けることにしたものである。結果は28日に伺って教えてもらうことになっている。多分大したことはないと思っている。

 内視鏡検査というのは、検査自体よりその前日と当日の食事管理が大変である。毎度のことで少しは慣れてきたが、指定の検査食だけしか食べられないのが、やはり辛い。昨日も一日中指定された食事と水だけなので、お腹は食べた感じがしない。そのうえ、昨夕から今朝まで下剤を大量に飲むので、トイレに行く回数が増え、だるい気分になる。何でも美味しく食べることが出来る健康の有難みを感じるのも、こんな時である。

 神経質になる必要はないが、せめて年1回の人間ドック検査だけは、高齢化社会の予防医学と自分自身の健康管理のために、このまま続けて行こうと思っている。

2007年9月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com