中東エリアでは、今アメリカ・イスラエル軍のイラン攻撃に伴う復讐戦が世界的に注目を集めている。個人的に残念だと思っていることに首都テヘランにあるペルシャ時代の歴史的宮殿の世界遺産ゴレスタン宮殿が、かなり破壊されたことである。テレビ画像で観ると宮殿内部の豪華な装飾や置物が大分やられていた。歴史のないアメリカ人の感覚では、あまり史跡の価値が分からないのだろう。実にもったいない。アメリカ軍はイラン各地を空爆したようだが、かつての首都だったイスファハンも攻撃したと伝えられた。その破壊ぶりは分からないが、あの街のイマーム広場の青のアラベスク模様のタイルで作られたモスクや、宮殿が何とも言えず印象的だった。損傷していなければ、好いがなぁと願う。
一方、日本国内では、昨日東京高裁が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対して、東京地裁に続いて解散命令を下したことが話題となっている。
旧統一教会の母体は韓国にあるが、その韓国で巨額資産を所有する韓鶴子総裁が、政界への贈賄容疑で逮捕され取り調べが進んでいる。日本の旧統一教会は信者が多額の資産を教団へ寄付したことにより、多くの信者の家庭が崩壊させられたことから一部の信者が教団を訴え、それが安倍晋三元首相殺害事件へ繋がった。文部科学省が昨年旧統一教会に対して解散命令を出して以来、教団が上訴し、地裁の判決を経て、昨日高裁が改めて解散を決定した。この判決を受けて、昨日高裁は早速旧統一教会の清算手続きを開始した。この高裁の決定に対して、教団は国ぐるみで教団を解散させようとしていると反発し、司法判断に納得せず、信教の自由を守るとの決意の下に戦うと述べ、最高裁への特別抗告を行う行動を選ぶようだ。
教団は、安倍元首相が殺害されたことで大きく報道されるようになったが、全国に340カ所ほどの関係施設があり、職員も1,200名いて資産も約1千億円あると推察されている。
安倍元首相が暗殺されるに至った経緯には、自民党と教団との政治協力を含む金銭問題などがあり、金銭感覚の鈍い自民党員の中には、教団にどっぷり浸かった党員も多いようだ。
共産党の調査によれば、旧統一教会と安倍派に属していた高市首相との関係もかなり根深いものがあるようで、過去25年間もの長期に亘り両者は12回もの接点があるという。教団の創始者であった文鮮明氏が創刊した「世界日報」紙には、高市首相はこれまで何度も登場し、同紙社長とも面談しているそうだから、両者の関係はかなり昵懇だったと思われる。。高市首相ももう逃げ出すわけには行かないだろう。その闇の関係が、裏金問題を追及せずに、ウヤムヤにしてしまう自民党の体質となっているのではないかと思う。
今後旧統一教会の裁判、或いは清算の過程で保有財産の処分などについて、旧統一教会はもちろん、自民党、また高市首相がどういう対応をするのか、注視したいと思っている。