6748.2025年11月3日(月) 今日「文化の日」に87歳の誕生日を迎える。

 今日国民の祭日「文化の日」は、87歳の誕生日である。私の名前「節夫」も当時の「明治節」から一文字拝借したものである。この年までかなり自由に、好きなことに熱中し、これまでの人生にやり残したことや、反省、悔いなどほとんどない。今でも自分の時間を執筆などに費やし、特に18年余り毎日ブログを書き続け、そのお陰で認知症から若干距離を置いていられる。それでも昨日辺りからお腹の具合がパッとしないが、8歳若い妹からお祝いのメールをもらった。妹からは亡父93歳で他界したので、それを乗り越えるよう励まされたが、どうだろうか。小学校入学以来高校卒業まで12年間を大きな病気に罹ったことはなく、1日たりとて学校を休んだことがなかったので、つい最近まで健康優良児を自認していたが、やはり寄る年波で身体のあちこちに症状を覚えることが少しずつ出てきた。ここ数年間に亡くなった知人も増えた。親しい友人とのいくつかの定期的会合もちょっと先送りしている状態である

 同じ年の有名スポーツ人の中でも、オリンピックの水泳で4個の銀メダルを獲得した山中毅は78歳、大鵬とともに柏鵬時代という1時代を築いた横綱柏戸は58歳、プロレスで力道山の後継者ジャイアント馬場が61歳という具合に、皆早く亡くなられた。

 実は、今年3月にNPO[知的生産の技術研究会]の仲間と新しい雑誌「イコール」を起ち上げ、私自身は編集には加わらないが、毎号寄稿することにしている。中々ユニークな雑誌で、3人の編集長がいて、それぞれ別のテーマを掲げている。私はNPOの元理事長だった久恒啓一編集長が年齢を重ねても頑張ることを主唱する「アクティブ・シニア革命」グループに関わっているが、その表紙に「人生百年時代・新孔子の人生訓」という図が描かれている。それには80歳から95歳までは熟年期ということになっている。考えてみれば、私はいま人生の熟年期の真っ只中にいることになる。それを超えると110歳までは大人期、120歳までは仙人期であるが、とてもそこまでは辿り着けないだろう。精々父親の93歳まで頑張ってみようと思っている。

 ところで、「文化の日」には文化勲章や、他にそれぞれ個別に栄誉ある賞が授与される。昨年の受章者には、受賞者中唯一の女性で高校の同級生だった中西準子さんが授賞した。今年の文化勲章には、王貞治氏が野球人としては、2021年の長嶋茂雄氏以来2人目である。秋の叙勲として4,067人が栄誉に授かったその内民間受賞者は1,910人で48.2%と発表しているが、実は、最も権威ある桐花(2人)、旭日(6人)、瑞宝(3人)など3つの大綬章の中には民間人は1人しかいない。大綬章以下も圧倒的に政治家、官吏、国立大学教授ら公的業務に就いていた人が多い。中でも驚いたのは、旭日大綬章受賞者の中に就任早々の高市首相の夫・山本拓元農水副大臣がリストアップされていたことである。これは高市首相に対する忖度であるとしか思えない。プライバシー優先ではないだろうか。首相もこれを由としているのだろうか。いずれにせよ、依然として日本社会には官尊民卑が常態化しているということを図らずも表し

2025年11月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com