2315.2013年9月14日(土) オリンピック景気に浮かれて見落とされがちの無駄遣い

 2020年東京オリンピック開催が決定したことを受けて、ここ数日はあれやこれや狂乱第一弾は漸く静まってきた。国内外とも安倍首相のスピーチを評価する声が高いが、国内では昨日辺りから首相の放射能汚染水漏れはコントロールされているとの発言に対して、東京電力の技術顧問である山下和彦フェローがコントロールできていないと言っている。

 安倍首相の発言以後も汚染水の海洋流出が相次いで発覚しており、本当に制御できている、いないで迷走している。

 それでも安倍首相のスピーチ内容は間違っていると受け取られかねない発言ではある。山下氏は東電社員として責任を感じているせいか、生真面目に発言しているが、「予想されるリスクはコントロールされているが、想定を超えてしまうことが起きている」とどうも煮え切らない。IOCのプレゼンテーションで日本の首相が確約したことが、日本国内ではそうではないと考えられていると今後海外で受け取られたら問題である。JOCを含めて政府と東電がよく話し合いをして、外国から誤解を受けないようにしてもらいたいものである。

 そうでなくても日本における2度目の東京五輪開催前に日本の漁業水産物の輸入を止めると発表して日本に対して不利になるような嫌がらせをしたり、東京開催を快く思っていない中国と韓国が、日本でのオリンピック開催は放射能汚染の危険があると噂を広げる恐れがある。一部の反日勢力が日本周辺に治安の悪さとか、騒動を引き起こして開催の雰囲気を悪化させようとしているとの見方もある。実際両国は日本政府に対して開催決定後祝意を表すことは現時点ではまだない。どうして他国の慶事を素直に祝福する気持ちになれないのか理解に苦しむ。中韓両国には普通の常識がないと言うべきか、他人への思いやりに欠けるところがあると言わざるを得ない。

 中国の「環球時報」の電子版では「日本は五輪開催前は武力衝突を避けるため、低姿勢をとらなければならないだろう」と得意になって偏屈な自論を主張している。韓国も東京での開催を素直には喜んでくれない。復活が決まったレスリングでは、5月にニューヨークで角突き合わせているアメリカ、ロシアとイランの親善試合が行われた。こういう友好的な対応が中韓両国にも期待したいところだが、まあ当分無理か。実際中国海軍が公艦を尖閣諸島領域内へ侵入させたり、無人偵察機を飛ばしたり、その挑発行為が益々エスカレートしている。

 さて、その東京オリンピック開催に当り、競技場が改装、或いは新設されるようで、21競技で使用される施設のうち、17競技の会場が新設されるらしいが、現在充分使用できる競技場があるにも拘わらず、新しい施設を建設するのは少しもったいないような気がする。例えば、駒沢オリンピック公園内の競技施設のうち、64年大会でレスリングやバレーボール会場として使われた屋内体育館は使用されないようだが、敢えて臨海地区に集中的に施設を新設することは、現状で使用可能な施設をボイコットすることであり、新規建設は無駄遣いに当らないか。今日もいつも通りウォーキングをしながら駒沢公園をじっくり見てみたが、交通の便は良し、緑も多く環境も抜群であり、このまま使用しないのはいかにももったいないと思う。

 老朽化なら補修すれば済むことであり、なぜオリンピック景気の陰でこのような無駄遣いがされるのか、これでは待ったなしの財政再建も益々遠のくばかりである。

2013年9月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com