5871.2023年9月18日(月) 日本同様アメリカ政界も人材不足

 今盛り上がっているラグビー・ワールドカップで、今朝日本は第2戦で前大会準優勝のイングランドと戦い、惜しくも34-12で敗れた。日本時間今朝4時のキックオフではテレビ観戦するわけにいかず、今朝のニュースで惜敗の結果を知った。13―12の後半16分に相手がノックオンをやったと思って気を抜いたところをトライされた。TMOの結果ノックオンではないと判定されたが微妙なプレイだった。その後立て続けに3本も奪われてしまった。日本は4PGだけでノートライだった。第1次予選突破に向けて次の対サモア戦は、29日の午前4時に行われるが、もう負けるわけにはいかない。残念ながら朝も早過ぎるので、またもやテレビ観戦が出来ない。

 ついては、今日は「敬老の日」である。近年少子高齢化が進行していると言われるが、実際65歳以上の高齢者の数は、3千6百万人で、総人口に占める割合は29.1%で3割がお年寄りということになる。80歳以上の高齢者は1,250万人で、初めて全人口の10人に1人となった。いよいよ日本はお年寄り王国となった。私も残り2か月足らずで85歳になるので、四捨五入すれば90歳になる(笑)。今以上に健康に留意しなければいけない。

 ところで、驚いたのは年は取っても働く高齢者がかなり多いことで、就業者全体の内高齢者が占める割合は13.6%になるという。年代的に見ても65歳以上は50.8%、70~74歳は33.5%だそうだから、定年は過ぎたが働かなければならず、経済的に苦しい人々が多くいるということである。

 さて、アメリカの政界を見回してみて、日本同様にアメリカでも優秀な政治家が中々いないのではないかと考えている。例えば、来年のアメリカ大統領選挙で民主党、共和党ともに絶対的な切り札候補者がいない。現職民主党のバイデン大統領は、現在80歳で最近高齢による衰えが目立っている。2年後の選挙、更に当選したら更に4年間任期を全う出来るか不安視されている。一方の共和党からは、現時点での最有力候補者はトランプ前大統領であるが、前回バイデン大統領に敗れ野に下ってから理不尽にも4件も起訴されているふしだらさである。現職と前大統領以外にこれという候補者が見当たらない選挙戦となる。ドングリの背比べである。

 そこへ最近取り沙汰され出したのが、ロバート・F・ケネディ・ジュニアが民主党から立候補の意思を表明したことである。あのロバート・ケネディ元司法長官の子息であるが、これが中々いわくつきの人物らしい。現在80歳のバイデン氏の健康が心配であると主張して69歳でボディビルによるマッチョぶりを売り物に民主党から立候補するようだ。

 但し、このケネディ・ジュニアは、アメリカがウクライナ支援を止めることを提案し、ロシアがウクライナの一部を占領することを容認し、海外のアメリカ軍基地約800か所から米軍を撤退させ、台湾支援は2028年までと主張し、ワクチン接種に否定的で、その想像外に過激な言動がアメリカ各界に混乱の種を撒いている。J.F.ケネディ大統領家系の人びとからも、非難の声が聞かれるようで、一部には、民主党のトランプと揶揄される有様である。政治家系としての筋は良いとしてもその激しい性格が各方面から警戒されている。

 アメリカはいろいろの分野で豊富な人材を抱えていると見られていたが、近年は大統領選で観る限り人材払底のようだ。そのために、ついにはバラク・オバマ元大統領が現在62歳の若さ?を買われて、再び大統領選へ担ぎだされようとしたこともあったが、ご当人にその気がまるでなく、それではミシェル・オバマ夫人を大統領へ、そして元大統領を副大統領へという珍案もあったようだが、これも夫妻にその気がまったくなく、アメリカにも人材が中々いないものだと知らされることになった。

 世界一の大国といわれるアメリカに人材が枯渇しているようでは、地球温暖化対策なんて二の次なのだろう。年々地球が熱くなるのも現状ではやむを得ないと諦めるべきだろうか。

2023年9月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com