5036.2021年2月24日(水) 古巣の会社でコロナ禍の現状を聞く。

 昨日は暖かかったが、今日の天気予報は冷え込むので、重ね着をした方が良いと気象予報士が話していた。昨日今冬初めて自宅の庭に鶯がやって来たが、今日はシジュウガラが1羽やって来た。冬支度で出かけたが、外はかなり温かくオーバーを着込んだので、汗ばむような気がしたくらいである。今日は1万2千歩歩いた。

 出かけた先は代々木にある昔の勤め先で、旅行業界が新型コロナウィルスの影響を受け、悪戦苦闘している会社を見舞いがてら実態を社長から聞きたいと思った。OBである私なりの考えもお話しして多少なりとも参考にしてもらえればと、先日アポを取った次第である。どの旅行会社も同じように苦悩していたので、例にもれず会社も国内旅行は6割方減少し、海外は100%近く沈んだという残念な話だった。

 しかし、旅行業界の不振はこのコロナ期の極めて稀な不運によるもので、この苦境さえ脱することが出来れば、以前のように好景気を取り戻すことが出来ることは、はっきりしている。今を耐え忍ぶことが出来れば、光が見えて来るということを話した。経営上は苦しいようだが、新入社員も採用したという。彼ら新入社員は主にインバウンド(外人旅行)部門に備えた陣容で、いずれコロナ終息後に外国人旅行者を箱根界隈にガイドしてもらうべく教育していると、前向きなことを聞いたので一安心である。はっきり言って会社は創業期には、我々同世代の旅行業ド素人社員がイロハのイから始めてノウハウを学び掴み取り、事業として他社と競合できるようにしたものだ。社長の意欲と力強い意気込みを知れば、全社員が黙って付いてくるだろう。

 さて、そのにっくきコロナであるが、一昨日時点でアメリカ国内の死者が50万人を超えて、第二次世界大戦の戦死者40万5千人、ベトナム戦争5万8千人、朝鮮戦争3万6千人のトータル戦死者を上回ったことになる。これは昨年2月に最初の死者が出てからちょうど1年間で生まれた死者の数である。最初は軽視していたマスクの着用も最近は増え、ワクチン接種も始まったので、これから拡大は減るだろうと見られているが、共和党と民主党の政治的な分断からマスク着用などの対応が遅れたことが、今の事態を招いた。これらの点から推しても政治家の責任は重大である。

2021年2月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com