4880.2020年9月21日(月) 「敬老の日」、益々伸びる高齢化率

 今日21日は「敬老の日」である。先年までは「敬老の日」は15日だったが、今では9月第3月曜日に変わった。あと1か月余で82歳になるので、名前通り敬老されるのも理解出来るが、さりとて格別恩典もメリットもない。むしろ、悲しいことだが、世間からは少しずつ疎んじられつつあるのではないだろうか。今では平均年齢が、男性81.41歳、女性87.45歳となった。その意味では私も高齢者の中でもすねかじりとでも言ったら好いだろうか。幸いまだまだ成すべきことがある。稀には体調を崩すこともあるが、普段は割合健康であるのでまだまだ頑張らなければいけない。

 それでも日本では男女とも平均寿命が毎年伸びて、今では世界で男は5位、女は2位である。これには、国内で内乱や飢餓、経済危機のように生きて行くうえにマイナス要因がほとんどないことが、大きな理由だと思う。因みに男女ともトップは香港であるが、今香港では中国政府の締め付けによる抑圧が強まってデモ騒ぎが頻発するようだと、来年以降は日本がトップの座を占めることになるかも知れない。実際紛争の多い国では、平均寿命が低い。因みに、差別や銃砲所持など不安要因が多い問題山積のアメリカでは男50位、女51位であり、人権抑圧の中国は男66位、女78位である。わがままな金正恩の独裁国家・北朝鮮では男129位、女120位であり、その上を行くのがプーチン王支配のロシア帝国の男137位、女90位である。

 ところが、別の問題として総人口に占める65歳以上の高齢者の割合、つまり高齢化率がある。将来的にこの少子高齢化をこのままにしておくわけには行かない。日本の高齢化率は実に28.7%で、過去最高である。何と世界201カ国・地域のトップでもある。いつの間にか日本は世界一おじいさんとおばあさんの国になってしまった。70歳以上に限ると男性の高齢化率は、22.2%、女性は25.1%で、女性の4人にひとりが70歳以上ということになる。

 当然ながら長寿は必ずしも大万歳というわけには行かない。少子高齢化社会が加速すると、稼ぐ若者世代の数が減る一方で高齢化に伴う経費がかかり過ぎ、若者が負担する経費が重荷になってくる。特に医療費の負担は軽視出来ない。今後も高齢者が増える世界一年寄りの国・日本では、根本的に社会保障制度、特に医療費増大対策を真剣に考えなければいけない。

 ついては、今日は連休の真っ最中で政府が「GO TO TRAVEL」を推進しているせいもあって、各地の観光地はこれまでにないほどの人出があったらしい。高速道路の混み具合も異常なくらいだった。普段は人出も少ない浅草雷門周辺も「3密」どころか、袖触れ合う人出だった。京都市内の商人は、こんな大勢の人を見るのはしばらくぶりだと言っていた。結果が表れる1~2週間後に感染者が増大していなければ良いのだが・・・・・。

2020年9月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com