4706.2020年3月31日(火) 桜満開の年度末にコロナウィルスの猛威

 令和元年度も今日が年度末である。新天皇の即位に始まった令和最初の年度も、世界に衝撃を与えた悪魔のような新型コロナウィルスに立ちはだかれて幕を降ろすとは、あまりにも切なく寂しい年度越えである。経済界も大きな影響を受けてこの1年間で株価が10%も下がったという。

 今日もメディアの話題は相変わらずコロナウィルスである。今日東京都内の感染者は78人となり、昨日は13人とちょっと減ったと思っていたが、またぶり返した。今日国内で新たに計244人の感染者が判明し、クルーズ船の乗員乗客を含む国内の感染者は計2918人となった。東京都は全国一の521人もの感染者を数えることになった。日本医師会では政府が緊急事態宣言を発動して感染者を防止する意味で外出禁止を期待しているようだが、小池都知事は外出を控えるよう自粛を要請する段階である。但し、接待を伴う食事を自粛するよう求め、特にバー、ナイトクラブ、カラオケ、ライブハウスなどへは極力出かけないよう要請している。外出禁止令の出ているインドでは、警官が外出中の市民にビンタを食わせたり棒で殴ったり、かなり乱暴なことまでやっているが、流石に日本ではそんな手荒な手段は取れない。

 それでも飲食店では、営業的にかなり追い詰められているようだ。ライブハウスでは公演の中止などによって経営的に大きな影響を受けたと署名を提出して国に損失の補償を求めると発起人らがインターネットで記者会見を開いていた。

 今日までに世界の感染者数は70万人を超えた。筆頭はアメリカの16万3千人、以下イタリア10万1千人、スペイン8万5千人、中国8万1千人、ドイツ5万7千人、フランス4万4千人、イラン4万1千人となっている。また、死者はイタリアが最も多く、1万1千人、以下スペイン7千3百人、中国3千3百人、フランスとアメリカ各3千人、イラン2千7百人と続いている。各国とも医療崩壊の危機に晒されている。

 日本では、この数日海外からの帰国者に感染者が判明しており、ほとんどの国への渡航を停止している。しかし、昨日亡くなったタレント志村けんのように誰から感染されたかも分からないままあっという間に冥界へ旅立ったことに皆驚いている。しかも死後も感染の恐れがあるとして親族が別れの挨拶もできず、死顔を見ることもなく遺体を焼かれお骨になって遺族の元へ戻って来たということだった。

 今日は2日間家の中に籠りきりだったので、午後妻と近くの駒澤公園にウォーキングに出かけたが、やはり人出は少なかった。公園内の桜が今を盛りと咲いていたのが、もったいないような寂しい気がした。実際いつになったらコロナウィルスは終息するのだろうか。

2020年3月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com