4351.2019年4月11日(木) BREXIT、またもや期限延長

 昨日は雨も降っていたせいで気温が低く、真冬の気候と言われ実際に寒かったが、今日は気温も上がり春爛漫というポカポカ陽気となった。昨日は日中ほとんど5℃前後で湿度は100%だったが、今日は15℃前後で湿度はぐんと下がって40%以下だった。とにかく気温の変化が著しい。そのせいだろうか、桜が長い間花を咲かせてくれている。我が家の2階のベランダから宮前公園を見るとまだ大分開花している様子が見える。例年に比べて桜を鑑賞できる期間が長い。嬉しいことに、もう半月以上花見を楽しませてもらっている。

 さて、行き詰ったイギリスのEU 離脱は、昨日からベルギーのブルュッセルで開催されたEU緊急首脳会議で長時間にわたる協議の末、今朝になってイギリスから求められていた離脱の決定期限を再延長し、明日の期限を10月末日まで延長する結論を出した。イギリスのこれまでの動きを見ていると新しい航海に乗り出す前に港内で座礁したような印象を受ける。今夕刊には「‘BREXIT’出口見えぬイギリス」とも、「突進メイ首相結局孤立」とも書かれている。かつての栄光と国力が失われたイギリスではメイ首相が東奔西走しているが、果たして10月末にイギリス国内世論とEU諸国を納得させるようなすっきりした形で問題解決出来るだろうか。

 一方で、またアラブの春が訪れるのか、アフリカのスーダンで軍部によるクーデターが起き、現職のバシール大統領が辞任を表明して失脚した。当のバシール大統領も今から30年前に同じようにクーデターで政権を握った人物である。しかし、その後独裁色を強め、国民を弾圧し殺りくしている。特に2003年にダルフール地方で勃発した紛争の際には、30万人もの国民を大量虐殺した罪で国際刑事裁判所から殺人者として逮捕状が出ているほどである。

 それにしてもアフリカでは次から次と軍人によるクーデターが企てられ、その挙句に軍人が独裁者となり国民を弾圧するパターンがあまりにも多い。このままでは、アフリカに民主的な国家が生まれる希望が見えない。悲しいことである。

2019年4月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com