4210.2018年11月22日(木) これから移民キャラバンはどうなるのか?

 かねてより心配されていたアメリカへ向けた中南米の難民キャラバンがアメリカとメキシコの国境周辺に到着した。トランプ大統領は違法な難民は入国させないと国境周辺に軍隊を派遣し、監視を続けさせている。一方で、国境の街・ティファナには正式に移民申請をする難民が列をなしている。このうちどれほどの人々がアメリカへの入国を許されるのか、はっきりしないが、このままの状態が続くならアメリカにとってはもちろん、メキシコにとっても頭を抱える問題となる。かつて何度もこのアメリカ・メキシコ国境の街・ティファナを訪れたことがあるが、いかにもメキシコ的な商店が建て込んだ街だったように記憶している。この町でアルコール度の強いテキーラを立ち飲みしたことも懐かしい思い出である。しかし、今では別の意味で世界から注目される街となってしまった。

 現時点では大きな問題として表ざたにはなっていないが、遥々中南米からやって来た難民たちにこれからどう対応をしようというのか、些か気になるところである。あの居丈高に叫ぶトランプ大統領が、叫ぶだけでなく、問題解決に真剣に向き合ってもらい、命からがら故国を捨てた気の毒な難民をこれ以上苦しめないようにして欲しいものである。

 そう言えば、19日以来メディアを賑わせている日産のカルロス・ゴーン会長が海外にいくつも高級住宅を持っていると話題になっているが、そのひとつにレバノンのベイルートに住居がある。もう半世紀前のことになるが、ベイルート市内を歩き回り、挙句に地元の高校生・カイールくんと知り合い、彼の自宅へ押しかけたり、ヨーロッパの紳士淑女が集うビーチの明るさが印象に残った一方で、街の曲がりくねった坂道では汚水が流れているのを見て、アラブ市内の派手な街の様子の反面、貧しい街の一角に貧富の差を見たものである。

2018年11月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com