4207.2018年11月19日(月) 3人だけのクラス会

 昭和26年に千葉市の幕張小学校を卒業して今年67年になった卒業時のクラス会「和会」も長年幹事を務めてくれていた高橋繁くんが脊柱管狭窄症により体調を崩し、今年5月が最後のクラス会となった。その席で都合のつけられる友だけで今日鎌倉を巡ろうと提案した。鎌倉は5年生時の今日11月19日に遠足で訪れた所だ。それぞれ都合があることを聞いていたので、あまり大勢の参加は期待していなかった。それでも2人の女性が横須賀線の指定列車に乗車して来てくれた。結局3人の旅行クラス会となったわけである。円覚寺を手始めに鎌倉、江の島を巡ろうと一応アドバイスをした。しかし、話し合いの結果効率性と体力的な面を考慮して鎌倉駅から江ノ電に乗って大仏と長谷寺、そして江の島へ行こうということになった。大仏では遠足の折集合写真を撮った。大仏は修復工事も終わって間もないが、その修復の跡が窺えないほど丁寧に工事がなされたようだ。僅か20円を支払って内部へ入ってみた。真っ暗な中で階段を昇ったが、これは比較の問題ではないにせよ、ニューヨークの自由の女神像内部に比べるとあまりにも狭い。

 昼食は江の島で食する予定だったが、9月に美味しいイタリアンを味わった七里ガ浜のレストラン「アマルフィ」いかがかと女性連合に尋ねたところ、是非行きたいというので、七里ガ浜駅で降り、江ノ電線路を跨いで狭い急坂を登りイタリアのアマルフィをイメージさせるレストランへ辿り着いた。やはり正解だった。やや曇りがちな天候ではあったが、天気が良ければ、富士山と伊豆大島も望めたであろうし、ベランダから眺める面前の広い海と江の島の景色には、女性もいたく感動したようだった。食事の味も上々で雰囲気も満喫して、極上のランチとなった。その後江の島へ行こうと海岸道路へ降りた途端に小雨が降り出してきた。雨の江の島は厳しいことになるだろうとの考えと、時間的なことも考え、今日の「和会」をこれで打ち切ることにして江ノ電江の島駅前からモノレールで大船へ出て、帰途に就いた

 まあたった3人のクラス会ではあったが、日本有数の観光地である鎌倉と七里が浜で小学生時代を思い出しながら十分楽しむことが出来た。さあこの次はどうするかだ。

 さて、パプア・ニューギニアが国の威信を賭けて開催したアジア太平洋経済協力会議(APEC)が昨日閉幕となった。近年これほど成果の乏しい国際会議も珍しい。偏にアメリカと中国の対立がその原因である。パプア・ニューギニアとしてはこれほど大きな国際会議を開いた前例がない。従ってハード面で高級ホテルが不足していたため、豪華船をチャーターしてホテル替わりに使用する有様だった。その努力に応えるべき国際会議が米中の通商政策面の対立で、首脳宣言がされなかった。1993年の第1回会議開催以来のことである。代わりに議長国であるパプア・ニューギニアのオニール首相が議長声明を発表した。

 同国は経済的には発展途上国として現在も引き続きその途上にある。今から30年ほど以前に戦没者遺骨収集事業の関係でこの国のガダルカナル、ラバウル、ブーゲンビル島を訪れたことがあるが、ジャングルから抜け出したような身なりの地元民には驚いたものである。それでも国際会議を開催するまでに国力を培ってきたのかと感心する。その彼ら国民の期待を、2大国のあまりの我儘と強い自己主張から裏切ったことにもなる。安倍首相は閉会を待たずに帰国した。各国とも疑心暗鬼に陥っている。これでは国際会議を開く意味があまりないのではないかと思う。

2018年11月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com