4171.2018年10月14日(日) プロ野球CS制度を考え直してはどうか。

 今年のプロ野球もペナントレースを終え、昨日からクライマックス・シリーズ(CS)が始まった。セントラル・リーグでは2位のヤクルトと3位の巨人が戦い、昨日、今日の2戦とも巨人がヤクルトに勝ちセ・リーグ優勝チーム広島カープとCSセカンド・ステージを戦うことになった。実は今日の第2戦で巨人のエース・菅野智之投手がCSで初めてのノーヒット・ノーラン試合を演じた。こうなるとノリノリの巨人は対広島戦にハンデ1を背負うとしても余勢を駆った勢いがある。仮に広島に勝ち、日本シリーズでパ・リーグ優勝チームを破って日本チャンピオンになった場合、おかしなことになる。巨人はペナント・レース3位である。それが日本一ということになる。かつてロッテが3位から日本一となり、下克上優勝と言われたことがある。

 しかし、今年の場合、巨人はペナント・レースの成績が3位であっても、勝率は何と5割を割る負け越しチームなのである。シーズン中の成績が負け越しで、日本一になるというのはどうも納得出来ない。このシステムは、球団経営の営業成績ばかり重視して本来の戦績を評価していない。勝ち上がったチーム同士が戦う大リーグのシステムとは基本的に意味が違う。以前にも本項に取り上げたが、好きな球団である巨人が今年日本一になることは嬉しいが、それは優勝、ひいては日本チャンピオン・チームの価値を低めることになるのではないだろうか。巨人が日本一になったわけではないが、その可能性はかなり高くなった。プロ野球関係者や、球団経営者には現状のCS制度が良いのかどうか、もう一度じっくり考えてもらいたいと思う。

 さて、私の世界遺産巡りは今では訪問箇所も192カ所になって、同輩の中でも訪問数においてはひけを取らないと思っていたところ、やはり上には上があるもので感嘆するような人が現れた。

 まだお会いしたことはないが、その人物とは会社の山岳部時代の山仲間の弟さんで私より10歳ばかり若い。法政大学時代は探検部に所属していたというから、この活動歴も理解出来る。ツアーに参加して世界遺産を巡るのではなく、個人的に現地で列車、バスを利用して移動し、現地の人々とも交流を続けながら旅している。かつて私がやっていた海外武者修行的な世界遺産巡りに似ている。

 主にアジア、アフリカ、南米をひとりで歩き回り、これまでに訪れた世界遺産は300カ所を超えるというから凄い。特に文化遺産より自然遺産を主に訪れているようだ。先日兄である友人を通して世界遺産を訪問した記録をまとめたアルバム2冊を拝借した。アルバムにはそれぞれ写真がいっぱい貼付され説明文が書かれていたが、珍しい写真ばかりで説明を読んでも私が訪れたことがない土地がたくさんある。何とも羨ましい限りである。また、長い期間に亘って旅行出来るのも独身貴族の特権のようである。

 こういう貴重な資料を拝見させられると一層未知の世界遺産へ行ってみたいとの好奇心が高まってくるが、このところちょっと左膝の痛みが治らず、湿布で痛みを和らげている現状ではその願いも残念ながら難しくなってきたかも知れない。

2018年10月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com