3776.2017年9月14日(木) 2020年東京五輪に続いて24年パリ、28年ロスで

 2020年東京オリンピックの次のオリンピック開催地と、その4年後の開催地が同時に決まった。2024年はパリ、そして2028年はロスアンゼルスで開催されることになった。両都市ともいずれも3度目の開催である。今回初めてこのように2大会開催地を決めたのには、それなりの理由があるようだ。その最大の理由は、開催経費があまりにも嵩むので、オリンピックを開きたくてもどの都市もそのための資金の裏付けがないからである。2024年大会には、当初パリ、ロスの他にローマ、ハンブルグ、ブダペストが立候補していたが、巨額の費用負担に対して住民が反発し、後の3都市は撤退してしまった。開催への意欲と熱意はあっても、とても経済的に厳しく開催の見通しが成り立たなくなっている。早くから開催が決まれば、それなりの手は打てるとも言われ、実際パリは7年後なら会場問題も何とかクリア出来ると主張していた。だが、開催に掛かる費用は相変わらず巨額になり、よほど景気が好い国、都市でなければ難しくなっている。これは東京でも同じで、最近になって自治体の経費分担問題がこじれてきている。

 問題を充分承知している筈の国際オリンピック委員会(IOC)は、今日の決定に満足しているようだが、IOCも費用の削減、大会のミニ・サイズ化にもう少し知恵を絞るべきではないだろうか。東京大会ではパラリンピックを合せて競技種目が史上最大になりそうだ。

 さて、安倍首相が4回目のインド訪問で現地において熱烈な歓迎を受けている。トップセ-ルと称し、新幹線建設、原発輸出、資金援助等々インドから歓迎されそうな案件をインドに提示した。ただ、原発建設契約を締結したことは、インドが核を持ちつつも核保有国と認められていない現状では、核保有国との間に今後問題を残しそうだ。

 その安倍首相とインドのモディ首相が、北朝鮮は核実験とミサイル発射を止めるべきだと北朝鮮への圧力を強める共同声明を発表した。これを受けて北朝鮮は、早速今日のテレビでアメリカの制裁圧力に追従して大騒ぎする日本の4つの島を核爆弾で海に沈めるべきだと辛辣な言語道断の発言をした。脅かしているつもりなのだろうが、どうして北朝鮮という国はいつも好戦的になるのだろうか。散々アメリカを始め多くの国々が迷惑至極な核実験に対して忠告を与え、経済制裁を課したことに対して、相手国を沈めるなどと傲慢な言質がどうして生まれるのだろうか。いつでも、どこでも外国へ迷惑をかけ続ける北朝鮮という国は、相変わらず嫌らしく困った国である。

2017年9月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com