61.2007年7月14日(土) 多種多様な発想

 MLBのイチロー選手が、シアトル・マリナーズと来年以降向こう5年間の契約を結んだ。総額で122億円だそうだから、日本人選手の最高額でとても庶民感覚ではピンとこないが、イチロー選手のスピーチがふるっている。契約金総額を、仮に年棒500万円で働くとすると、弥生式時代から稼いでやっと辿り着く金額だとか、平安時代から年棒1,000万円で働いて漸く帳尻が合うだとか、奇想天外の発想に日本人離れの一面を見たような気がした。

 実は、いまから20年以上も前初めてアマゾンに行った時、現地の観光局の人からブラジルは世界中の酸素の1/3を排出し、世界の真水の1/5を産出していると胸を張って話された時、その当時あまりにも荒唐無稽でわれわれの考えとかけ離れた発想に驚いたことがある。彼らはこういう物の考え方をしているのかと、その後面白く、かつ奇抜な考えを聞くたびに、わが国の習慣や発想と比べては、民族、文化の違いや、歴史観の差などに興味を抱いている。

 世界の文化遺産についても、初めて写真でマチュピチュや、ポタラ宮殿を見た時の驚きは、いまでも強烈だ。こういう建築物が存在することすら考えられなかった。マチュピチュはその後訪れる機会があって感動したが、まだチベットのポタラ宮殿は憧れの建築遺産のままである。何とか健康も回復してきたことでもあり、今年中にラサの丘に君臨する宮殿を拝みに参りたいものだ。

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60.2007年7月13日(金) 世界遺産関連記事

 NPO法人「JAPAN NOW観光情報協会」で昨日月例の企画会議があり、理事長、事務局長より今年度実施の活動報告と、この先のスケジュールが発表された。4月に仙台で「観光立国フォーラム」を、5月に総会、5月と7月に金沢で郷土発展振興会主催のシンポジウムに協力した。理事の末席を汚している私としては、いささかの協力も出来ず忸怩たるものがある。9月に広島で10番目の支部立ち上げの中国支部総会フォーラムと、11月に札幌、来年早々には宮崎でフォーラムを開催するので、その1~2に出来れば参加したいと考えている。

 その罪滅ぼしということではないが、隔月刊定期情報機関紙に「世界遺産」に関する情報記事を、シリーズで執筆することを引き受けることになった。この4年来毎号同紙「COLUMN」欄を執筆担当しているが、これは海外での自分自身の体験をベースに、案外日本では知られていない事柄や常識を軽口のエッセイ風にまとめているつもりである。世界遺産については1000字程度でどういう切り口で、書いてみようかと思案している。いま世界遺産として登録された場所は830箇所ほどあり、そのうち私自身も170箇所程度訪ねているので、ある程度取り上げるネタは経験的に揃っていると思っている。日本でもごく最近石見銀山が世界遺産に登録され、世界遺産自体改めて広く関心を呼び、観光業界からも脚光を浴びている。とりあえず世界遺産に関して自分の思うところを自由に書いて、その過程で方向性と視点を探っていきたいと考えている。

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59.2007年7月12日(木) 西山千氏を偲ぶ。

 あのアポロ11号月面着陸の際、TVを通して宇宙飛行士の言葉を日本国民に伝えていた名同時通訳者の西山千氏が亡くなられた。95歳で老衰だった。2年ぐらい前まで、その姿をしばしば日本ペンクラブの例会でお見かけしたが、大分お年を召されたように思えたのでお声をかけるのを遠慮していた。しかし、90歳を超えてなお多くの人が集まる会合に出席されるというのは、ポジティブなご性格のせいであろうといたく感銘を受けた。

 それにしても名通訳者、名翻訳者であったと思う。多くの若い人たちが通訳に憧れて語学を習ったり、留学していったのは、西山氏の影響が非常に大きかったと思う。かく申す私も西山氏に憧れ、何とか一人前の英語使いになろうと、随分英会話を習ったが、仕事に不自由しない程度のもので終わった。特に、先輩の紹介で教えを乞うた亡きカール・ニッフィン氏のような人格的に優れた先生からは、英語だけではないアメリカ人やアメリカという国への関心と理解を深めさせていただき、いまでも感謝している。ニッフィン先生の謦咳に触れたことが、仕事面でも大きな力になったと思っている。もう少し若い時代に気がつき、そういう環境にあればとの思いもあるが、いまさら過去を悔やんでも詮無いことである。ただ、年をとってから、英語にもう少し真剣に取り組んでいたらとの後悔が、私自身の図解自己紹介図に描いた「来世の夢=希望」の中で、「アメリカで教育を受けたい」との強い願望になっている。まったくいい気なものかも知れない。

 西山千氏のご冥福を心よりお祈りするばかりである。            合掌

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58.2007年7月11日(水) 日米マス・メディア比較論講演会とイチローの凄さ

 「知的生産の技術研究会」主催により、永田町の永楽倶楽部でジャーナリスト北岡忠義氏の講演会を開いた。受講者は「江戸城再建を目指す会」理事長小竹直隆氏、人気書評ブロガー浅沼ヒロシ氏、ゼミの後輩で翻訳家遠藤靖子氏、「知研」八木哲郎会長、同事務局長秋田英澪子さん、池中さん、佐藤さん、それに私の7人とこじんまりしているが、それぞれに実績を残されている方々ばかりだし、その中で3人の方が長い在米経験を持っておられてアメリカについて詳しく、個室でアメリカ論をじっくり聞くことも出来た。

 北岡講師は読売新聞記者から代議士秘書を経て、ロスアンゼルスに渡り、同地に27年間在住して邦字紙編集に携わるとともに、日本語TVを設立、経営されていた。現在も日大講師を兼ねながら日米間を往復して、日米のジャーナリズムに関わっているので、日本とアメリカのマス・メディア情報にとりわけ詳しい。日本とアメリカのマス・メディア比較論を始め、個人的な体験に根ざした日本論とアメリカ観を展開された。日本が内心的に崩壊の方向へ進んでいることを憂慮されていた。その後の懇親会でも受講者から同じ意見が出され、安倍政権の将来性、教育劣化現象等について意見続出で大いに盛り上がった講演会であった。講師に人を得ると、こういう少人数の講演会というか、座談会も偶にはいいなと感じた。

 それにしてもアメリカ球界で活躍するイチローはすごい! 今日アメリカ・オールスターゲームでイチロー選手が大活躍して、並み居るスーパースターを尻目に何とMVPを獲得してしまった。野球の世界の最高レベルで、7年連続出場することも素晴しいが、結果的に選りすぐった選手64人の中で、最優秀選手に選ばれるのだから‘すごい’の一言に尽きる。政治家のように、口先だけ偉そうなことを言って実際には実現できないことの方が多いのが普通であるが、彼はいとも簡単にやり遂げるのだからたいしたものだ。3打席3安打というのもすごいが、オールスター史上初めてのランニングホームランまでかっ飛ばして逆転させ、味方ア・リーグを勝利へ導いたとは恐れ入りました。

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57.2007年7月10日(火) 世襲議員の狡猾とバカさ加減

 5月末に政治資金不正疑惑で自殺した松岡農相の後任、赤城徳彦氏が同じ問題で同様な疑念を持たれ、同じような対応に終始している。周囲のコメントも二転三転して、事実を隠蔽しているのが透けて見える。参議院選挙を前にして火種は収まりそうもない。

 折も折、月刊誌「選択」7月号の冒頭インタビューに、清成忠男前法政大学総長が応じている。世襲議員支配は「愚民政治」とこき下ろし、世襲政治家は、苦労して人脈を築き、汗を流して知恵を得るという経験がなく、勉強不足で独りよがりな傾向があると分析している。彼らは、家業として政治を営んでいるのであり、政治の舞台で闘う政治家ではないとまで言っている。同じ「選択」誌では、韓国財閥の後継者問題も検証し、駄目な世襲経営者、特に三代目経営者のせいで企業の将来に期待が持てないことを炙り出している。その分析も、二代目経営者が、創業期の苦労や厳しい創業者の直接指導を受けたのに対し、三代目経営者は、生まれたときから実家が韓国を代表する大企業で、ソウルの名門校から韓国かアメリカの大学を経て、ハーバード、エールなどの大学院に進んで苦労を知らなさ過ぎると手厳しい。安倍首相も岸首相の孫、赤城農相の祖父も岸内閣の防衛長官、農相で、苦労知らずの孫たちが政治ごっこをやって、国民に目くらましを食わせている。韓国の三代目経営者と似たりよったりである。

 赤城農相は国民に疑惑を誠実に説明することなく、また支出経費の領収書も公開することなく、今日ヨーロッパへ旅立って行った。安倍首相も農相を擁護するばかりでこの問題を解決しようとの意図が見られず、まるで他人事のようである。

 一体この国では、世襲政治家を中心とする政治家にブレーキをかけずに、国民はいつまでもこんなバカげたやり方で引きずりまわされていくのだろうか。

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56.2007年7月9日(月) 新・世界の七不思議

 スイスに「新・世界七不思議財団」という財団が本当にある。その名の通り、これまで知られていた「世界の七不思議」に取って代わる新しい「世界の七不思議」を選定するという組織で、一部には反対もあったが、とにかく世界中からインターネット投票約1億を得て七箇所を決めてしまった。選に漏れたエジプト辺りからは、うらみつらみも出たのか、財団が奥の手を出して、ギザのピラミッドに選には漏れたが特別な栄誉を与えるという。世界遺産の決定権を有しているユネスコは、あまり好い顔をしていない。

 選ばれた七不思議は、①チチェンイッツァのマヤ遺跡、②リオのキリスト像、③万里の長城、④マチュピチュのインカ文明遺跡、⑤ヨルダンの古代都市ペトラ、⑥ローマの古代劇場コロッセオ、⑦タージ・マハールである。

 このうち⑤と⑦は行っていないが、どれだけ公平な選考なのか。エジプトでも考古学会事務局長は、専門家が選出すべきだと異論を述べている。いずれも素晴しいところだが、私が訪れたところでも、②より、ルクソールの「王家の谷」や、アンコール・ワット、パガン(ミャンマー)の遺跡群、ギョロメ(トルコ)、ポン・デュ・ガール(プロヴァンス)の方に価値があると思うのだが・・・。これからも外野席が姦しいことだろう。

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55.2007年7月8日(日) 内幸町ホール「小中陽太郎氏ドラマ作品」鑑賞会

 小中さんからお誘いをいただき、内幸町ホールへ出かけた。小中さんがNHK名古屋支局に勤めていた時に演出した時代風刺ドラマで、「しょうちゅうとゴム」と題する小田実作品である。1962年に放映されたもので、私はいままでに2回見る機会があったが、いずれもダイジェスト版だった。幸い今日は全編45分を見ることができたが、ダイジェスト版とは随分印象が違うと思った。その点ではダイジェスト版の編集は難しいと感じた。冒頭に小中さんの解説があった。製作の経緯や四日市石油コンビナートを時代背景に、農民や労働者が埋没していく姿を映し出したものだが、小田実に原作を依頼した過程、モダンダンスは「ウェストサイドストーリー」のパクリではないかと言われたこと、このフィルムの著作権問題など、面白おかしく話された。若き小田の肉声も聞くことが出来て懐かしかった。音楽が前衛作曲家高橋悠治によるもので、その高橋氏もその後の演奏とトークで私には分りにくい前衛音楽をピアノで、またコンピューター音楽で聞かせてくれた。高橋氏はNHK出身であるが、永年海外で学び前衛作曲家として活躍された経歴から、ピアノ曲も「光州1980年5月」と題して、韓国の社会的大事件に正面から取り組み音楽に取り上げるとか、コンピューター音楽にしても英語の声や発音をいろいろな音、響きにしたり、前衛音楽だけに私には少々異色であった。私と同じ年齢だが、やはり傑出した芸術家にはとてもついていけないとも実感した次第。会場は満席で小中さんのお人柄とお知り合いが多いせいか、終始和やかな雰囲気で参加できて良かったと思った。この後のワインバーの懇親会を含めて、かなり大勢の知り合いにお会いした。

 小中さんが最後にいま癌で闘病中の小田さんの病状に触れた。あまり具合が良くないとのことであった。外部の方とお会いできる状況にはないとの話に、小田さんに多大な影響を受けた私としては、暗澹たる気持ちである。

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54.2007年7月7日(土) SRC(高校ラグビー部OB会)学年幹事会

 母校に各学年幹事が集まり、夏の菅平合宿における物心両面での具体的な支援策と、今後のSRCの運営方針を討論する場である。今年の総会で会長を辞し、学年幹事でもないので格別出席する義務はないが、同学年の大島幹事が欠席なので、代理のつもりで出席した。

 現役チームはこのところ県内でもずっとベスト8なので、壁を乗り越えベスト4入り、そして10回目の関東大会出場を決めて欲しいという希望はあるが、まあまあ期待に応えてくれていると思う。OB会としてもずっと資金・技術両面で支援を続けてきたので、後輩たちにとってはある程度頼りがいのあるOB会と考えられていると思う。今日の議題の中に会費問題があった。現在OB会員から安定的に会費を収めてもらっておらず、寄付金に頼りがちである。資金的にきついということではないが、ベースとしては、まず会費の納入ありきで、そのうえで寄付金をお願いするということが、建前としてもSRCの安定基盤につながるはずである。この難問については、検討課題として今後に持ち越しすることになった。       

 菅平の合宿は会長職を務めていた7年間は、毎年参加していたが、今年は仕事の関係もあり、全5日間は少々無理だと思っている。しかし、何とか2~3日でも参加出来るよう日程調整したいと考えている。

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53.2007年7月6日(金) 日本教育大学院大学で「参画教育」を学ぶ。

 かねてより教育養成制度が問題とされ、現実に現行システムを改善することを謳い、制度自体が走り出しているとは聞いていたが、実際にこの新しい形で教員を養成する、日本教育大学院大学の存在は林義樹教授(前横浜国立大学教授)から伺うまでは知らなかった。先生からお誘いを受け、高校の同級生ともども先生の「参画教育」公開講座に参加した。一方的な林先生の講義というのではなく、まず先生が「参画教育」の意図について解説され、その名の通り先生が30年間に亘って研究されてきた「参画教育」を受講者が実際に体験するものであった。20人近い受講生をいくつかにグループ分けして、問題点とか解決策を個々に書き上げ、そのグループの中で話し合うもので、グループごとに代表者が発表し、それを先生がコメントする。久しぶりに学生時代のゼミを思い出した。同大学生や、予備校、日本語学校の教員のように、現在の教育に関わっている人や、関心の強い方が参加されていた。僭越であるが、私は「教師は子どもを教育する以前に、子どもが好きで子どもに対して愛情を注げられる人でなければ、教師になる資格はない」と持論を述べた。どの程度理解してもらえたかは分らないが、心情的には納得してもらえたのではないかと思う。

  いよいよ教育も象牙の塔とか、研究室内ではなく、大学内外で他分野の人たちとの交流を通じて共に学ぶというスタンスに進化してきたのかなぁと思う。

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52.2007年7月5日(木) 防衛大臣の後任に小池百合子氏

  一昨日舌禍事件により已むに已まれず辞職した久間章生前防衛大臣の後任に、首相補佐官で、元環境大臣だった小池百合子氏が就任した。辞任直後に間髪を入れずに後任を任命することなど、出来の悪い安倍首相にしては及第点だ。前回の衆院選で刺客となった小池氏は環境相のとき、クールビズとかいって結構話題をさらったし、美人でマスコミ受けもいい。その辺りを評価したのだろう。一般受けを狙った、そつのない人事だ。 

 さて、一点気にかかるのは、小池大臣が女性ということだ。男女差別だといきり立つ御仁がいるかもしれないが、防衛大臣というのはことの性質が違うのだ。他の省庁の大臣ならともかく、防衛大臣は現時点では女性にはいささかタフ過ぎる業務だと思う。アメリカを始め、外国でも女性が国防部門のトップという例は、聞いたことがない。本人は対外的に注目される国防のトップ人事という点で、二つ返事で引き受けたようだが、国防の本質を理論的にも実感としても体で分っているという点を説明して欲しい。また、自衛官のトップとしては、自衛隊の海外派遣地へも逡巡なく激励に訪れたり、砲弾の飛び交う中で、隊員と寝食をともにする覚悟があるかどうかを問いたい。更に女性大臣を戴くことによる部下の士気や信頼感はどうなのか。気になるところである。これまでも防衛長官は、戦地へ慰問に行くこともほとんどなかったが、危険な地域へも飛び込んで行く気概がないととても防衛大臣なんて務まるまい。取り越し苦労に終わらなければ良いが・・・。

2007年7月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com