740.2009年5月23日(土) 驚愕!盧武鉉・韓国前大統領が自殺とは・・・

 旧知の鯉江丈山・尺八都山流竹帥が主宰する尺八演奏会のご案内をいただいたので、静かに聴こうとJR中野駅近くの「なかのZERO小ホール」へ出かけた。プログラムに沿って順次演奏されるのは、ほとんどが尺八、琴、三味線の合奏だったが、鯉江さんは流石に主催者で実力者だけに自信たっぷりに独奏された。そして大合奏の時には指揮者を演じられた。鯉江さんの独奏と言えば得意の「石清水」である。ぴんと張り詰めたような雰囲気の中で、会場にも緊張感が漂い聴衆は聞き惚れている。2月の拙著「停年オヤジの海外武者修行」出版記念会の折りにも、鯉江さんは粛々と「岩清水」を吹奏してくれた。参会者にも印象深く心に響いたようである。

 しかし、余計なことを言えば、この「岩清水」はプログラムにも、舞台上にもそのように書いてあったが、確か「石清水」と書いて「いわしみず」と読ませるのが正しいのではないかと少々気になった次第である。

 帰りの山手線内のTV文字ニュースが盧武鉉・韓国前大統領が崖から落ちて死亡したと報じた。先日韓国最高検察庁の尋問を受ける直前取り囲んだマス・メディアの前で「ごめいわくをおかけしました。申し訳ありません。これから行ってきます」とやや沈んだ表情で、しかし、はっきり挨拶された姿が印象に残っている。ニュースを知って直ぐにひょっとするとこれは自殺ではないかと疑いを抱いた。案の定家族に対して遺書を残していたうえに、側近が岩の上から自ら飛び降りたと明らかにした。

 気に病んでいた不正資金疑惑が、想像以上に心に傷を負わせ、かつての最高権力者に死を選ばせたのだろう。韓国では歴代の大統領がほとんど疑惑の中でその職を追われ、悲惨な晩年を送っている。権力を一手に手にした最高権力者が誘惑に駆られ汚辱に塗れた生活の虜になってしまうのだろうか。盧武鉉・韓国前大統領も大統領在任中に妻と息子が有力支援者から巨額の金品を受け取っていたとの疑惑は、前大統領のプライドも名誉もずたずたにしてしまった。政治家としては功罪相半ばしているが、2003年に彗星の如くトップの地位へ上り詰めた時は、インターネットによる選挙民の獲得や、清潔さであれよあれよという間に大統領の座を射止めてしまった。今回の検察側の事情聴取はかなりの証拠があったのだろう。

 前大統領に何としても降りかかった疑念を取り除こうと努力することより、恥辱から逃避する道を選ばせてしまった。小泉前首相とは済州島でトップ会談を行ったが、小泉前首相の靖国神社参拝に拘ったあまり、歴史認識の違い、更に竹島問題が絡んで、日韓関係はとげとげしいものになってしまった。一時的にしろ日韓関係を悪化させた背景には、小泉前首相にも大きな責任があるが、盧武鉉・前大統領にも責任の半分はある。そして、金大中・元大統領の太陽政策を踏襲して、北朝鮮と融和関係を図ったが、結果的には南北関係は裏目に出て、反って関係は冷え込んでしまった。

 しかし、何と言っても盧武鉉・前大統領にとって一番悔しかったのは、清潔さを誇っていた誉れを家族の強欲によって捨てさせられてしまったことだろう。惨めといおうか、栄耀栄華を極めた者が谷底まで転げ落ちる運命はあまりにも儚く切ない。日本の政治家にとっても他山の石となるのではないか。わが国にもほんの2年ほど前自らの命を絶った現職農林水産大臣がいたではないか。

2009年5月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

739.2009年5月22日(金) 「世界遺産を訪ねて」講演会

 新型インフルエンザ感染者が続々と現れてきた。昨日までに292名である。首都圏及び関西6都府県に亘る感染者でほとんどが高校生というのもどうも分かりにくい。個人の名前を出すような報道はないが、それでも企業名とか、学校名は公にされてしまった。学校名が公表されたことが原因で、何件か学校へ嫌がらせの電話があったらしい。結果から言えば一種の不可抗力であるにも拘らず、どうしてこういう不運や悲しみにつけ込んであくどい嫌がらせをやるのだろう。

 それにしても平静な対応を求められている国民としては、帰宅時のうがいと手洗いを欠かせないが、外出時のマスクも防止用には効果がある。ところが、そのマスクが薬局では売切れというから困ったものだ。尤も1年中で今が一番マスクの需要が少ない時で、メーカーも問屋もマスク部門から離れて別の商品の製造に注力していたらしい。

 今日は先日高校同級生の小山清くんに依頼されて、彼が主宰している「湘南話し方友の会」の講師を務めた。場所は鎌倉駅前の「鎌倉生涯学習センター」で、テーマは「世界遺産を訪ねて」である。ここで話すのは3回目であるし、旅行関係の話なので、割合気楽に話すことが出来た。重点的に世界遺産を個体で見ずに歴史、文化、現場の雰囲気の中で歩き回って時代を超えた臨場感を感じ取って欲しいと述べた。鎌倉市内在住の高校同級生を中心に友人らに声をかけたら、友人だけで10名ほどが参加してくれた。中には10年ぶりに会う友人がいたり、奥さんともども参加してくれた友人もいて、嬉しかった。高校を卒業してからもう52年が過ぎて鬼籍へ入った友人も増えてきたが、その中で相変わらず元気でわざわざ駆けつけてくれるのは実にありがたい。

 いつも通りパワーポイントのスライド作成に趣向を凝らしたつもりだったが、結果的にはまずまずではなかったかと思う。今回初めて写真をダブらせるテクニックを数箇所で使用してみたり、若干非現実的だと思えるようなトリックも使ってみた。反応を見ていると熱心に聴いてくれて割合受けているなと感じた。これから使えるテクニックのひとつであると思う。いろいろ試行錯誤を繰り返しながら、向上していければよいと思っている。友の会の人たちも小山くんを中心に気持ちの良い人たちばかりで、終ってから夕食にも招かれて楽しいひとときを過ごすことができた。

2009年5月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

738.2009年5月21日(木) 寺島実郎講師が語る日米中トライアングル

 多摩大学の公開講座は、寺島実郎講師2度目の講義である。今日のテーマは「世界潮流の中での日本―日米関係とアジアへの視座」と題して、日米中関係について歴史的視点から分かりやすく解説してくれた。

 冒頭寺島氏は「日米関係は米中関係」との松本重治氏の言葉を紹介された。日米2カ国関係の奥に米中関係があると指摘された。次いで1993年に放映されたNHK特集「トライアングル・クライシス」を1時間に亘って観ることになった。かなり古い特集番組で画面もあまり鮮明ではなかったが、当時三井物産㈱ワシントン戦略研究所長を務めていた寺島氏がリポーターとなって、米中関係が日米関係とは異なることを、タイム&ライフ誌オーナーのヘンリー・ルースの中国人的視点からの分析と、日米・米中関係についての日米の異なる観察を説明することによって解説した点が、新鮮な感じに思えた。

 この特集番組の質的レベルが高いのには感心させられた。資料を提供したと思われる寺島氏の着眼点もすごいと思うが、トライアングル・クライシスを追求して分かりやすく説明した努力には一層頭が下がった。

 アメリカ人の中国と中国人に対する見方は、ルースの出自と生い立ちから身についた中国観に裏打ちされている。それは対中21か条の要求で反日感情が高まり日本が占領した山東半島で生まれ成長したルースが、中国人に同情してチャイナ・ロビーになっていった背景がある。僅か24歳で「TIME」を創刊し、1936年9月のJAPAN特集号で指摘した日本に関する情報の重みと質の高さを注目すべきであるとも寺島氏は言われた。1937年には「LIFE」を創刊して反日キャンペーンを煽った。これに利用されたのが蒋介石と宋美齢夫人だった。モンロー主義のアメリカは対中侵略の日本には余計な手は出さないだろうとの日本の思惑も、国際連盟脱退やルーズベルト大統領の独自観とチャイナ・ロビーの巧妙な舞台回しによってモンロー主義から脱皮していくアメリカによって、ついに対日戦争開戦へ向かわせられた。

 昔の中国を好んでいたルースは、共産主義を嫌っていた。アメリカの対中政策も混迷した。1945年に始まった国共内戦がなければ、日本は中国に遥かに遅れ、発展が30年は遅れただろうと言われている。

 アメリカ人は日本人より中国人が好きだったという話は、中国の共産化と朝鮮戦争によって覆った。中々深みのある、ドラマチックな話で実に面白かった。

2009年5月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

737.2009年5月20日(水) 先行きの暗い経済としたたかな役人

 今日内閣府が発表した2008年度第4半期GDPが、対前年15.2%のマイナス成長となった。戦後最大の減少率だそうである。同じく発表された2008年度通年GDPも、実質で3.5%減、名目が3.7%減となった。いずれも戦後最大の減少率である。企業業績の悪化に伴い設備投資や個人消費などの内需も減少幅を広げた。下げ止まりの兆しは見えるもののまだ当分上向きの様相は見えない。

 関西に広がった新型インフルエンザの感染者がどんどん広がりを見せ、今日は滋賀県で大学生が、東京・八王子と川崎市内の同じ高校の同級生が感染したことが分かった。気の毒なのは修学旅行を始めとして、旅行客がキャンセルし出したことによって観光地に大きな影響が及んできたことである。懸念されるのは新型インフルエンザの影響によって国民の消費、サービスが落ち、益々景気に悪影響が出るかも知れない。新型インフルエンザが景気回復の足を引っ張っては泣きっ面に蜂である。

 夏のボーナスは大手企業ですら平均して前年に比べて約20%ダウンと言われている。中小企業にとっては、ほとんど期待できない。それが先日の人事院による国家公務員の夏のボーナス勧告は異例のダウンとのことだが、それでも対前年比約10%減のボーナスを大威張りでもらえるという。これは少々おかしいのではないか。公務員のボーナスはゼロでもよいのではないか。元来公務員にボーナスを支給すること自体、ナンセンスである。国民が汗水たらして企業で利益を生んだ結果のご褒美がボーナスである。自営業ならそんな法外なお手当てなんか望むべくもない。公務員のように予算達成の数値目標があるわけでもないのに、決まってご褒美がもらえることは何としてもおかしい。まして国家財政収支が毎年赤字になり、借金が増えるというのは、公務員が仕事をしていないひとつの証左だとも言える。会社でいえばボーナスをもらえる理由も根拠もない。なぜ役人ばかりがひとり好い目を見ることが出来るのか。

 毎度問題になる公務員の天下りにしてもこのところ反って増えている。天下り反対の声が上がると、公務員は国民の目に触れないように巧妙に自分たちの再就職先を探すのである。昨年夏福田内閣が成立させた国家公務員制度改革基本法は骨抜きになった。何ともしたたかな役人どもである。

 国家公務員には、ボーナスは諦めて月給だけもらうものだと割り切って欲しい。しかも財政の収支が伴わずに赤字決算の場合は、減給も覚悟してもらいたいものだ。自民党議員を中心に79人の賛同署名まで得て、幹部公務員の降格や降給まで踏み込んで検討していた中川秀直・自民党元幹事長や、塩崎恭久・元官房長官らの良識ある声はどうなったのか。公務員制度改革は完全に失敗に終った。それにしてもあまりにも役人に対して甘い。これは絶対おかしい。

2009年5月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

736.2009年5月19日(火) 心配なスリランカとビルマの国内事情

 やはりスリランカの反政府武装勢力「タミール・イスラム解放の虎(LTTE)」プラバカラン議長が殺害された。これで一応4半世紀に亘った内戦が終結したことになる。しかし、これですべてが解決したわけではない。根源にあるのは民族対立であり、反って対立は増幅され、地下に潜って陰湿なテロなどに走らなければよいがと気がかりである。

 今度の内戦によって改めて深刻なスリランカ国内事情を知った。スリランカではシンハラ人が人口の70%強を占める。彼らはほとんどが仏教徒で、国の公用語もシンハラ語で、国は仏教保護政策を行っている。これでは人口20%弱の少数派であるタミール人が、反発するのも無理からぬ話である。首都コロンボでは、シンハラ人がお祭騒ぎをしているようだが、早くも一部にはタミール人を2級国民扱いにしている者がいるとタミール人は憤慨し、タミールの文化やアイデンティティーも否定されるのではないかと憂慮している。このまま放っておくと虐げられた者の圧制者への憎しみばかりが募ってくる。異民族、異文化への軽視、蔑視が時代を超えて内在化され、いずれ顕在化してくる。こういう民族間の醜い戦いは、嫌なものだ。しばらくスリランカ情勢から目が離せない。

 さて、ビルマでは国家防御法違反で刑事訴追された、民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんの裁判がインセイン刑務所内法廷で始まった。強硬な軍事政権にはそれなりの思惑があってスー・チーさんを逮捕しただけに、強圧的で民主的な体制とは程遠い。この仕打ちが国民の誰もが敬愛する国父アウン・サン将軍の娘に対するやり方かと言いたい。暗殺された独立の士・アウン・サン将軍はビルマ国民の信頼を一身に集め、「ボ・モ・ジョ(将軍)」と呼ばれ、その愛称はラングーン市内の通りや、ラングーン(ヤンゴン)市内最大のマーケットにも冠せられているくらいである。今のビルマ軍政首脳にとっても、近寄り難い存在の大先輩だったはずである。

 まず、当局側による冒頭陳述はあったが、スー・チーさんには罪状認否など発言の機会も与えられなかった。各国大使の傍聴も拒否された。武装警官隊により刑務所への道路をすべて封鎖してスー・チーさんの支持者を排除した。世界各地でスー・チーさんの即時解放を求めてデモを行った。私もかつて何度も訪れたことのある東京のビルマ大使館前でも数百人のビルマ人が抗議活動をした。中曽根外相もビルマ政府のニャン・ウィン外相に直接電話して道的配慮を要請した。しかし、軍政には今のところ取り合う気持ちはまったくない。スー・チーさんは多分3~5年の刑期を重ねられるだろう。理不尽な話である。

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735.2009年5月18日(月) スリランカ内戦終結か。

 昨日スリランカの反政府武装勢力LTTEが追い詰められた状況について本稿に書き込んだところ、今日になって慌しく新聞・TVが取り上げ俄かに大きく報道され出した。LTTEの指導者プラバカラン議長が殺害されたらしく、急速に内戦終結へ向かっている。LTTEは敗北宣言を出し、「人間の盾」にされた民間人は続々解放されている。その数7万人と言われている。普通なら敗北宣言まで公表すれば、終戦となるのだが、政府軍はLTTEに対して最後まで徹底的な攻勢をかけようとしている。まるで蜂の巣殲滅作戦である。この動きに対して流石に各国政府や国際人権団体が懸念を表明している。

 しかし、この国の内戦には当然ながら複雑な国内事情がある。宗教が絡んだ民族対立である。スリランカは元来人口ではシンハラ人が圧倒しているが、ヒンドゥー教徒の多いタミール人がシンハラ人有利の政策に対して分離独立運動を起こし、それが政府軍とタミール人武装勢力の間での戦闘となり最近激化していた。

 昨年多摩大学の公開講座で講師を務めた明石康・元国連事務次長がシンハラ人とタミール人との対立解決のために、スリランカへもしばしば出かけると述べておられた。日本ではこの民族対立はあまり伝えられていない。しかし、どこの国でも大なり小なり国内問題を抱えているのだ。そこに民族とか宗教対立が入り込むと余計厄介になる。その意味では幸いにも日本国内には民族問題も宗教対立もない。だからと言って知らんふりでいるわけにはいかない。やはり、相当な関心を持って見ないと、世界の情勢が分からなくなってくる。日本人が世界の動静に案外無関心で、国際問題に対して的外れな見方をするのも、案外日本人の日頃の国際問題への無関心が影響しているからではないか。ともかくスリランカの内戦は幸い間もなく決着がつきそうだ。

 さて、新型インフルエンザによる感染者は一昨日から急に増えて深夜近くなって158人になった。海外旅行者ではなく普通の高校生が関西地区を中心にこれだけの広がりを見せるところを見ると、どうも以前からすでに国内感染者は発生していたのではないかと言われ出した。大阪市内では1週間の休校となって、修学旅行に出かける生徒たちも駅まで来ていながら旅行中止の憂き目を見ている。もう少し早く通達を出してやれば、学校側もこういう無慈悲な対応をしなくても済んだのにとつい同情したくなる。このまま感染は広がる一方なのだろうか。もしそうなら、社会の活動も麻痺するのではないか、そんなことを大阪府の橋下知事が言い出した。各自治体も対応に追われててんてこ舞いの有様である。

2009年5月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

734.2009年5月17日(日) 新型インフルエンザの今日の感染者は何と72名

 昨日から関西方面で急激に新型インフルエンザ感染者が増え出した。一昨日まで国際空港の水際検疫が功を奏して感染者は僅か4名で推移していたが、深夜12時のニュースでついに昨日8名、今日72名と大幅に増えた。合計84名の感染者となった。そのほとんどが高校生であることが異常な現象である。

 さて、昨日新代表が鳩山由紀夫氏に決まった民主党では、早速前代表の小沢一郎氏を代表代行・選挙責任者とした。一方代表選挙に敗れた岡田卓也氏は幹事長と決定した。この新体制で来る総選挙に臨むことになる。代表職を辞めたとは言え、小沢氏の選挙上手によって民主党の躍進を後押ししようという魂胆である。

 現時点で日本国内に経済不況はあるが、社会不安のある海外諸国に比べればまだまだ天下泰平である。他方アジア各国は国によってその事情は異なるが、いずこもいろいろ政治的、社会的問題を抱えている。

 その最大の問題国であるビルマは、つい先日アウン・サン・スー・チーさんを拘留した。性懲りもない強引な行動は、民主化の芽を摘むものとして国際社会の厳しい非難を浴びている。ビルマ軍事政権の非民主化・独裁の動きは当分変わらないだろう。パキスタンでもアフガニスタンとの国境周辺でイスラム過激派が不穏な動きを見せている。

 ところが、ここへきてスリランカの情勢が揺れ動いている。反政府武装勢力「タミール・イスラム解放の虎」(LTTE)が政府軍との衝突で北部海岸線に押し込められ、多数の民間人を「人間の盾」として抵抗を続けている。これまであまり報道されていなかったニュースだが、狭い地域に立てこもるLTTEに対して政府軍は海上から挟み撃ちにしている。追い詰められたLTTEが集団自決を覚悟して最後の反抗を試みようとしているらしい。「人間の盾」となった民間人も少しずつ脱出して、最近3日間だけでもその数は2万5千人に達した。国連の発表では、盾とされている民間人は5~10万人もいるらしい。戦闘の激化で赤十字の支援物資も届かない。ここ数日が山のようだ。

 それに比べれば、やはり日本はまだ長閑な方である。

2009年5月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

733.2009年5月16日(土) 民主党新代表に鳩山由紀夫氏

 新しい民主党代表が民主党全国会議員の手で選出された。鳩山由紀夫幹事長と岡田卓也副代表の争いとなったが、124対95で鳩山氏が次期民主党代表に選ばれた。同じ党内の争いなので、ほとんど争点がなく選挙戦としては論争もなくそれほど興味の湧くものではなかった。ひょっとすると総理大臣になる可能性もあるので、2人の候補者はかなり気合が入っていたようだったが、選挙期間が短く対立点もなく、民主党挙党一致体制を声高に主張していただけで、今ひとつ盛り上がりに欠けた。その中で若干温度差があったのは、消費税値上げだった。鳩山氏は3年間上げないと述べたが、岡田氏は財政事情から3年間上げないと約束してもよいのか、むしろ検討に入るべきではないかと持論を主張した。

 まあどちらになっても次期首相?としては、現首相ほど下品でないので、ほっとする。しかし、日本の首相ともなれば、本来最も求められるべきはリーダーシップであろう。鳩山氏に果たして日本のトップとして充分なリーダーシップが備わっているだろうか。政治は愛であるなんて言っていて良いのだろうか。今後どういう戦術で政権を取り、国民のために頼りになる政治をやってくれるのだろうか。

 今朝日本国内で初めて新型インフルエンザ感染者が明らかになった。神戸の高校生が国内で感染したというニュースに厚労省と兵庫県教育委員会は朝から慌しい。これまでの4人の感染者は全員外国から帰った直後に成田空港で発見されたので、外国で感染したわけだが、今度の高校生は海外旅行に行ったことがないので、日本国内で誰かから感染されたということが分かった。こうなると他にも国内に感染者がいるし、その感染者が誰か判明しない以上、次から次へ感染者が増えていくのだろう。

 こう書いている内に、夜のTV番組内のテロップで新たに兵庫県立兵庫高校の5人の女生徒が新型インフルエンザに罹っていることが突如発表された。更に神戸高校から2人。大阪の豊中市内の私立女高校生に複数。どっと出てきた。やはりそうかと思う。これから国内発症者がどのくらい広がっていくのか。心配である。

2009年5月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

732.2009年5月15日(金) 駒沢大学公開講座始まる。

 駒沢大学の公開講座が今日から始まった。今年は「現代広告論」と「本と出版の周辺」の2講座を受講することにした。「現代広告論」を担当する岩崎宇雄氏は、電通出身で桜美林大学教授でもあり、実務と理論に精通している。最近の広告業界の低迷ぶりを指摘された。かつては全広告業界の取り扱いが10兆円を超過していたが、今では7兆円まで落ちたという。TVの取扱額も落ちているが、新聞の落ち込みがとりわけ激しいらしい。特に、トヨタ自動車のごとき不況業種は広告宣伝費を30%も削減すると噂され広告業界は戦々恐々のようだ。今日の話は面白かったので次週が楽しみだ。

 「本と出版の周辺」の講師は、柴野京子氏で20年間出版取次会社「トーハン」に勤められたそうで、パワーポイントを使いながらわれわれ外部の者が知らない情報を教えてくれた。今の出版業界というのは、出版会社と書店の間で取り次ぎする書籍問屋の内「トーハン」と「ニッパン」の2社で取扱の約70%を占める寡占状態にある。書籍、雑誌を取りまとめた流通機構で日本独特のスタイルになっている。そのせいでもちろん欠点もあるようだが、外国に比べて日本の書籍代は安いらしい。こちらの授業も楽しみにしている。

 さて、知研の出版プロジェクトで北康利氏へインタビューした時の文章を出版社へ提出して担当者の感想が返って来たが、的確なアドバイスをいただいたと思っている。アドバイスに従い修正したいと思っているが、まだ文章を半分ぐらいに圧縮しないといけない。しかし、ある程度担当者の考え方は見当がつくので、何とか早めに文章化して仕上げたい。先陣を切って他のスタッフが書く際のひとつのモデルにしたいと考えているので、良質な文章に纏め上げたい。

 昨日北海道の一部では雪が降った。このところ気候が不順で雪が降ったかと思うと、真夏日になったり普段健康でない人は辛いだろうなとつい同情したくなる。それにしても先日に続いて5月に入って2度目の降雪である。これは何か起きる前触れだろうか。

2009年5月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

731.2009年5月14日(木) ブログを書き始めて2年

 今日この書き込みでブログ「ご意見番の意見」を書き始めてからまる2年が経った。あっという間の2年間だった。最初はどう書くべきか、考えてもこれというはっきりしたテーマも書き方も思い浮かばなかった。自分の周囲に起きたこと、自分が感じたこと、マス・メディアに取り上げられたニュース等々を自分なりに自然体で書いていけばよいのではないかと思って今日までやってきた。実際2月の出版記念会のスピーチで「知研」理事長の久恒啓一多摩大教授は、ブログでは私がいつも何かに対して怒っていると表現されたが、その通りかも知れない。それが私のペースであるのかも知れない。これからもこんな調子で気張らず自由に書いていこうと思っている。

 多摩大学公開講座は「オバマ新政権の行方を読む」と題して、東京財団上席研究員・渡部恒雄氏が講義された。渡部氏は民主党最高顧問・渡部恒三氏の子息でもある。歯科医師上がりではあるが、10年間アメリカで学び、最後の4年間はワシントンD.C.の戦略国際問題研究所(CSIS)に在籍された。今年44歳のアメリカ政治専門家として今マス・メディアに登場したところである。

 与えられた80分間を70分の講義と10分の質疑に充てたが、時間配分もそつなく70分間立て板に水を流すようなしゃべり方に父親のDNAを偲ばせてくれた。

 レジュメに沿って話されたが、オバマ大統領の政策を①閣僚、②ホワイトハウス、③閣僚級以下の重要人事、④アジアチーム、のメンバーの経歴、持論、人脈等の視点から分析された点が、斬新な感じだった。ブッシュ大統領時代の主要シンクタンクとの関係図を示して説明された。スーザン・ライス国連大使の指名、ヒラリー・クリントンとの選挙戦における論戦、ヒラリーを国務長官に任命した戦略について、アメリカの政治研究に深く関わった者ならではの分析が面白かった。

 さて、またビルマで厄介なことが起きている。軍事政権は自宅軟禁中のアウン・サン・スー・チーさんを刑事訴追した。先日ひとりのアメリカ人がインヤ・レイク湖畔にある彼女の自宅へ対岸から泳いで渡り、翌日戻ってきたところを逮捕された。彼女は禁止されていた外国人を自宅に宿泊させたとして訴追された。しかし、刑事訴追の真意はそんなことではない。6年前から自宅軟禁されていて、今年その拘束期限が切れる。来年総選挙を予定している軍政としては、人気のある反体制派の彼女が自由になり、軍政に不利な選挙になることを恐れて事前に手を打ったというのが本当のところではないだろうか。

 また、ビルマ軍政の悪辣なやり方が表面に出てきた。軍政は外国から厳しく民主化弾圧を批判されながら、相も変わらずもぐら叩きのように民主化の芽が出てくるとつぶすという構図を繰り返している。いつになったらビルマに自由と民主化が訪れるのだろうか。

2009年5月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com