日本をはじめ多くの国々で人口が減り続けているが、出生率の減少でも分かるように年々若年層の割合が減少しつつある。少子化現象である。特に日本の15歳以下の人口は、2024年度約106万人から39年度には、約70万人と34%も減る見通しである。これにより当然いくつかの問題が発生することが考えられるが、現存する公立高校の在学生の数が減り、このまま放置することが出来ないようだ。文部科学省をはじめ、各教育委員会でも調査を開始したが、少子化の加速が進み、そのうえ授業料無償化が拡充されたことによって、公立高から名門私立高へ生徒が流れる傾向が見られる。
文科省としては、近年デジタル化の流れを見過ごすわけに行かず、今年法改正を経て、今月文科省有識者会議にて大臣指針により、紙の教科書とPCの使用の学年による棲み分けを決めたばかりである。今文科省はこの高校生の少子化により公立高から私立高への流れが出ていることに強い関心を抱いているようだ。
ショッキングなニュースとしては、40年度までに17道府県で145高校を減らす計画である。中でも宮城県教育委員会は、39年度までに現在ある全日制県立高校の数を64校からほぼ半数の34校にまで減らすそうだから、生徒や保護者から通学距離が遠くなるとの声が聞かれる。新潟県では今春の公立高入試の倍率が0.99%で初めて1倍を下回った。その一方で、私立高入試の志願者は増えた。文科省の26年度速報値によれば、全国の全日制私立高の新入生は、35万7千人で前年度を5.3%上回ったが、全日制公立校新入生は、58万5千人で前年度から3%下回った。神奈川県では、国の支援金と合わせて県独自の学費補助金を、最大48万円まで所得制限なしに授業料を補助している。その影響を受けたのだろうか、1995年度には166校もあった県立高が、現在は37校も減って129校になったという寂しい話がある。ある程度までの授業料なら、かなりの家庭が出費出来る範囲にいることになり、進学に当たり学費の高い私立高を選択するか、公立高に進むかは本人の希望と家庭の事情によるものであり、私立、公立の選択に同条件となり、どちらかと言えば、私立がPRに優れていることが私立高を優位に位置付けたものと思う。
どちらが有利かとは言えないが、感想を言えば、時代の流れが随分教育分野においても変化を与えたと思っている。
さて、昨日プロ野球のドラフト会議が開催された。例年とさほど変わることはなかったが、ここまでやるかと思ったのは、巨人軍の選手指名2件である。ひとつは、すでにアメリカでプレイしたいとMLB入りを宣言した横浜高のエース織田翔希投手を強引に指名したことであり、もうひとつは、育成ドラフト5位に指名された川崎市立中学生の関蓮太郎くんである。巨人軍の傘下チーム「ジャイアンツU15 」に所属している捕手で、今年夏開催された15歳以下のワールドカップに日本代表チームの主将・捕手・4番として銅メダルを獲得し、敢闘賞を受賞し捕手ベストナインに選出された。中学卒業まではチームの練習には参加できないそうだが、あまり例がないドラフトである。
今日巨人軍の新しい監督に往年のスター選手・松井秀喜氏が決まった。昨年長嶋監督宅へ弔問に訪れた時、その時点では言えないが、監督と約束したことがあると語っていた。巨人軍の監督を務めるとの約束ではないかとの憶測があるが、松井氏は想像にお任せすると応えていた。プロ野球もクライマックス・シリーズが予想外に早く終わり、長くファンを待たせた日本シリーズが、漸く明日から開催される。楽しみにしたいと思う。