7087.2026年10月8日(木) 学生よ 若者よ! もっと積極的に行動しよう!

 アメリカ・ニューヨーク州の名門コーネル大学で女子学生が集団で性的暴行を受けたと訴えた事件で、学生らが大学当局の対応をめぐり抗議デモを行って全米中の注目を集めている。2年前に起きた事件であるが、先月女子学生らが大学の対応に納得が行かず、民事訴訟を起こした。それがきっかけで、大学の対応に疑問の声が上がり検察が捜査を再開したという。去る5日には、男子学生たち加害者の処分や学長の辞任を求めて、千人を超える学生たちがキャンパスに集まり気勢を上げた。

 最近の大学生のデモでは2024年に、多発したイスラエルのガザ地区侵攻に抗議したコロンビア大学やUCLAらが、イスラエル関連企業からの投資を引き上げることを求めてデモが行われたことがある。

 実は、フランスでは現在先月から教育環境の改善を求めて高校生らが大規模な抗議デモを行いフランス全土に拡大している。6日には全国で25万~26万人が参加のデモへ発展し、一部は暴徒化して治安部隊と衝突して、多くの身柄拘束者が出る事態となっている。高校生らが訴えているのは、①慢性的な教員不足により授業へ支障が出ている、②老朽化が激しく劣悪な校舎のため、空調設備がなく、雨漏りがする、③教室の過密化により、生徒数に比例した椅子や机の設備が不十分で、生徒が立ったまま授業を受けるケースもあり、④国家財政の厳しさから文教予算削減が行われ、教育への財政支援や大学進学制度の改善を要求している。このような教育事情は、当事者である高校生だけではなく、保護者や学校関係者がその不整備に疑問を感じている筈であり、それを放っておいた教育関係者らの無責任も問われなければいけないと思う。

 このフランスの高校生の積極的な活動に比べて、現在の日本の高校生は、どう思っているかは不明だが、日本の場合はまったく鳴りを潜めていると言える。これは大学生についても言えることで、不十分な社会機構は学生たちばかりでなく、社会の責任とも言える。だが、昨今は若者たちが、社会に対して合理的で新鮮な意見を言おうとしないように感じる。これが、社会の空気にエネルギーが表れない原因ではないかと考えている。必ずしも60年安保闘争時の全学連のような異常なまでの活気のある行動を求めるわけではないが、あのような積極的で、自らばかりでなく社会のために良かれと思う行動を期待したい。

 今日の社会には、自らの生活圏から一歩でも出て行動しようとする積極的な人が大分少なくなったような気がする。他所から言われる通りにことを成すという空気が強い。それが結局物言わぬ社会となり、保守派の人々が力を増し、多くの人々が黙って従う世の中になっているような気がしてならない。この傾向が、政治の世界でも今年2月に実施された衆議院総選挙で、保守派の自民党、日本維新の会、参政党のような政党が支持を増やし、保守安定政権の地盤を固めたように思っている。

 若者よ! 学生諸君よ! 社会のために自らのためにもっと積極的に行動しよう!

2026年10月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com