日本の人口は、近年減少しつつある。総人口1億2千3百万人から5年間に317万人もの人口が減った。5年間で2.5%も減ったことになり、これは日本だけの問題というわけではない。中国、韓国、台湾、タイなど東アジア、東欧圏のウクライナ、ブルガリア、バルト2国、ヨーロッパでは、イタリア、ギリシャ、ポルトガルに、ロシアなどが年々減り続けている。アメリカ、イギリス、フランスなども出生率は下がっているものの、移民受け入れにより自然減をカバーしているようだ。今では、世界236カ国・地域の内、40カ国・地域で人口が減少しつつあると推定されている。
日本は移民を受け入れるような考えはほとんどなく、このまま放置すれば、将来的には憂慮すべき問題を提起しかねない。
最近人口増加が望まれるとは言え、何と愚かなことをやるのかと思うような事態があった。昨年の国勢調査で、富山市が人口を水増ししていた疑いがあると総務省が警告した。富山市で水増しされた人口は2千人以上で、5月に速報値は40万2千人と発表し、9月29日の確定値では39万9千人だった。どうも人口を40万人以上の都市にしたかった恣意的な策略である。以前に愛知県東浦町が人口を市に昇格するための要件である5万人にせんがために、当時の副町長が部下に命じて303人水増しの偽称を実行した不祥事があったそうである。
行政としては、国、住民を騙すようなことを試みるのは、例え前記のように市への昇格のようなその自治体にとってプラスらしき効果があったとしても、危険を冒してまでやることもない。富山市のような大規模な偽証を行ったのは、選挙がらみの理由があるようだ。それは、衆議院議員選挙区の人口差による格差をできるだけ減らすために、10年毎に定員数の調整を行う。それにしても富山市のような地方自治体が、近年内に実施されるであろう定員調整を目論んでやったのか、その真意は定かではないが、国が実態とは変わって見られることになる偽りの統計を作成する気持ちはとても理解出来ない。
さて、今朝も小雨が降っていたが、8時過ぎには空が明るくなってきた。東京医療センターへ歩いて行ったが、雨の心配はなく、着るものも厚着は必要ではなかった。千葉県を襲うと見られていた台風26号は伊豆諸島を直撃した後、房総半島の南端に雨を降らした程度で太平洋上に去って行った。青空が見えたそうである。数日前から台風26号を警戒して、先日堤防が決壊した印旛沼の緊急復旧工事を国交省が主体となって昼夜を分かたず試みていたが、どうやら堤防の再決壊の危険は去ったようである。ところが、台風一過の後に、また新たな台風27号が、南方のマリアナ諸島近海を彷徨っている。幸いにもこれは北上しても小笠原近海に達するが、日本本土に上陸する可能性は低いようだ。まったくやれやれである。それにしても千葉県民は、26号が直撃せず、取り敢えずホッとしているのではないだろうか。