今日は2026年度上半期の晦日であるが、相変わらず秋雨が降っている。今月は東京都内ではついに1日たりとも晴れた日はなかった。連続降雨日は8月27日以来今日まで35日連続である。そのうえ台風26号が太平洋沿岸を北上し、今夜には伊豆諸島を襲い明朝には東京、千葉方面にかなりの雨を降らすような気象予報である。昨日の人間ドック検査に続いて、明日朝も東京医療センターで変形性膝関節症の定期検査の予定があり、自宅から歩いて行くが、ちょうど台風26号の襲来とぶつかりそうで雨足が気になる。
ところで、最近都内のマンション価格が建築資材や人件費の高騰を受けて値上がり続けて、都内新築マンションも平均1億4千万円を超えて普通のビジネスマンにはとても手が届かない価格にまで上がってしまい、住宅ローンでも支払いきれないほどの高額になってしまった。同時に中古マンションも新築とさほど差のないレベルに達している。
その中でよく目にするのは、「1度住んでみたい街」とか、「住み続けたい街」などが新聞などに紹介されるが、昨日の朝日朝刊東京版にリクルートが発表した首都圏版「住み続けたい街ランキング」という興味深い最近の動向が紹介されていた。東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城の1都4県に住む20歳以上を対象に調査したものである。10位までの内、2~10位が都内23区の千駄ヶ谷、赤坂、本郷3丁目、参宮橋、世田谷区代田、新富町、戸越公園、白金台、牛込神楽坂である。驚いたのは東京23区を押しのけて1位にランクされたのが、何と実家があった江ノ電鵠沼駅近くの藤沢市鵠沼である。私が2度に亘って居住した想い出の残る土地で、戦時中の1年間と、高校入学時に住み始めて結婚するまで青春時代を過ごした土地であり、両親もこの地で亡くなった。わが家も祖父が戦前に別荘として建てたもので、祖父母もここから来世へ旅立った。周りは背の高い松林の中にあり、トンビの他に、珍しい仏法僧の声やその他小鳥の声が聞こえてくる静かで空気のきれいな土地柄だった。昔は周囲が別荘地だったせいもあり、かつて藤沢市は、JR東海道線藤沢駅北側は地元の人、江ノ電が走る南側には移住した人が住む街と言われた。今も鵠沼には妹夫婦が住んでいる。確かに住むには最高の土地であると思う。
交通機関もJR東海道線、小田急線、江ノ電などを利用できる利便性があり、多くの人が東京へ通勤していた。歩いて鵠沼海岸へ行くことができて夏にはここでよく泳いだものである。江の島へは海岸沿いに富士山を見ながら歩いて行けるし、少し足を延ばせば江ノ電で鎌倉めぐりも楽しめる。この地から通った湘南高校ではラグビーに入れ込み、高校生活を満喫した。
あの鵠沼がこういうマスコミ受けの事象で採りあげられるのは、意外であるが、それなりに認知度が高まった証左であろう。今でも高校時代を過ごした友人の何人かは、この辺りに住んでいる。住む環境は文句なしで、青春時代のメモリーが色濃く残っている懐かしい土地である。欲を言えば、あまり知名度が上がって多くの人が押し寄せて騒がしい事態になり、人口過多にならないことを密かに願っている。