「台風一過」の言葉通り、今日は朝から青空が顔を見せている。昨夜まで激しかった強風と降雨がぴたりと止んだ。このところ度々台風に襲われていたが、それが去っても「台風一過」とはいかなかった。その点ではホッとしている。気の毒にも8月13日以来3度目の豪雨に襲われた千葉県では、相変わらず道路が冠水して、もう懲りた筈なのに水中で動けなくなった車が結構ある。今朝になっても5万近い停電が続いている。一躍有名になってしまった大網白里市が、テレビ映像で観るとまた一面水浸しである。今から20年ほど以前に何度か講演に訪れた当時は、まだ市制が敷かれておらず、大網白里町だったが、当時は、土地が低く平野であることまで意識はしなかった。
わが家のお隣さんは8月末以来ご自宅のリニューアルを行っていると聞いていたが、この連日に亘る降雨で業者も仕事にならず、出入りしていなかった。それが今日は朝から大きな声が聞こえてくる。
さぁこれから漸く普段の生活に戻れるのだろうか。
さて、今日の朝刊一面を見て、台風一過の快晴とは裏腹の暗い気持ちになった。3つの大きな見出しにら少なからずショックを受けた。それは①イタリアが脱原発から方針転換し、原発への法整備を開始したことであり、②アメリカがICC制裁を強化し、③国内では寺じまいに手数料を徴収する、というものである。
イタリアは、非核保有国であり、核兵器の開発や保有はしていない。原発もチェルノブイリ事故以来1990年までにすべての原発運転を終えた。問題は、電気、ガス代の高騰が生活を厳しくしたことである。また、北大西洋条約機構(NATO)の「核共有」に基づき、国内の空軍基地にアメリカの戦術核爆弾が配備されており、有事にはイタリア軍機が運用する協定に加わっている。
トランプ政権がICCを敵視して大規模な追加制裁の準備を進めているようだ。日本やヨーロッパ諸国は、トランプ政権の圧力からICCを守る姿勢であるが、近日トランプ大統領と首脳会談を行う高市首相も「大変残念」と感想を述べたが、強い反発があり「大変深刻に受け止めている」と若干軌道修正した。だが、トランプ大統領を正面から批判することは避けている。果たしてこの弱腰で今後の日米両国は友好関係を維持できるだろうか。
近年「墓じまい」をめぐる寺とのトラブルが後を絶たないそうである。檀家が菩提寺と縁を切ろうとすると、檀家は菩提寺から高額な離檀料を請求され、トラブルになっているという。寺が高額な離檀料を要求する背景には、檀家の減少による寺院の経営上の窮迫がある。檀家が減少することは、寺側にとって死活問題なのである。
いずれにせよ、上記3件はあまり明るい話題ではない。原発再開に反対し、アメリカの我が儘であるICC制裁により当然の権利を主張している日本人所長にまで制裁を課そうとは、とても許せることではない。取り敢えず、日米首脳会談の高市発言と会談内容をじっくり検討してみたいと思う。