今では日本のプロ野球以上に人気の高いメジャー・リーグが、昨日ナショナル・リーグ優勝決定シリーズで2連覇中のドジャースが4連敗して、今年のMLBは日本人選手がすべて消えてしまった。昨年はワールド・シリーズで優勝したドジャースでは、日本人3選手が活躍したことを想うとちょっと寂しい気がする。特に、昨年大谷翔平選手がペナント・レースでMVP、山本由伸投手がワールド・シリーズでMVPとなり、オフ・シーズンに入ってもロス市内で優勝パレードが行われ、賑わっていたが、今年はそれがない。
残念なのは、シーズン後半から大谷選手は体調が優れず、打者としての成績が大分下がったことである。それでも、30本の本塁打はチームで一番である。二刀流としても投手としての出場数は14試合と少なかったが、8勝2敗、防御率は1.79という抜群の成績だった。山本投手は自己最多の14勝9敗、防御率2.53、奪三振182でいずれもチーム1位だった。佐々木投手は、5勝5敗、防御率4.49だった。
他のチームでも村上宗隆選手(ホワイトソックス)の35本塁打、岡本和真選手(ブルージェイス)の33本塁打、92打点、鈴木誠也選手(カブス)は打率0.270、147安打、26本塁打は中々の好成績であると思う。日本人選手の活躍が目立ち出し、現地でも評価が高まるにつれ、日本の高校生も、横浜高の織田投手のようにアメリカの野球界に挑戦する選手らが少しずつ現れてきた。いずれにせよ日本人ファンにとっては今年のMLBは終わったようなものである。
一方で、日本のプロ野球界は残念ながらMLBの生中継が放映されるようになってから、MLBの試合に人気を奪われ、いつもMLBの後塵を拝しているようだった。その日本のプロ野球も、今クライマックス・シリーズ(CS)の最中にあるが、パ・リーグではペナント・レースで優勝したソフトバンク・ホークスが、3位だった日本ハム・ファイターズに3連勝していち早く日本シリーズへの出場を決めた。セ・リーグでは昨日まで3位のDeNAがセの覇者阪神に3連勝して、今日も逆転勝ちして4連勝して、日本シリーズへ出場することが決まった。今年の優勝チームが、3位のチームに4連敗して、また下剋上の舞台が整ったようだ。
これからソフトバンク対DeNA戦の日本シリーズが行われることになるが、ひところに比べて興味が薄れてきたことは間違いない。再三本ブログに書いているように、今日まで実施されたCSはDeNA が勝って、また下剋上となりかねない。CSは行う必要がないと思う。ペナント・レースが終了したら、CSなんか止めて早く日本シリーズを行うべきだと考えている。それなら今年はパの優勝チームのソフトバンク対セの優勝チームの阪神戦だった筈である。
さて、野球はこのくらいにして、経済に力を注力すると語っている高市政権の経済について、やや不安な情報がある。それはこのほど国際通貨基金(IMF)が発表した日本の名目国内総生産(GDP)が、2027年に世界4位から6位に落ちるという。現状はアメリカ、中国、ドイツに次いで、日本は4位であるが、27年にはインドとイギリスに追い抜かれる。そのひとつの理由として、成長率の伸び悩みに加えて円安が大分効いているようだ。こんな時に生産性の低い防衛産業に力を注ぎ、防衛予算をアメリカの要望により増額しても良いのか。現状の防衛費も多すぎるにも拘わらず、アメリカの言いなりになって更に増額している。こんなことで日本は、大きな顔をして独立国として他国から指図は受けないと言い切れるものだろうか。