大相撲秋場所も終盤に入り優勝争いが盛りあがっている。今日13日目を終えて横綱大の里が2敗でトップ、大関安青錦と平幕の元大関朝乃山が3敗で追っている。また、プロ野球もペナント・レースも最終ラウンドを迎えて、パ・リーグは福岡ソフトバンク・ホークスの優勝が決まった。一方のセ・リーグは昨年度の覇者阪神タイガースと巨人軍の優勝争いが過熱している。そんなプロ・スポーツに押されて、名古屋市内で開催中のアジア競技大会もやや影が薄いように見えるが、中盤に入り日本選手の活躍も目立ってきた。
卓球の日本男子団体チームが優勝したが、1966年のバンコック大会以来60年ぶりである。それまで参加しなかった中国が、その後参加するようになってから中国が8連覇して以来の日本の優勝である。この他にもフェンシング、空手、競泳、体操、ソフトテニス、射撃、トライアスロンなど多種目に亘って金メダルを獲得した。
中でも昨日行われた競泳男子200m自由形で優勝した、17歳の高校生・大橋信選手の活躍に注目が集まっている。他の選手に比べてやや小柄な大橋選手が100mに続く2個目の金メダルを獲得し、2分4秒83の世界新記録を樹立したのである。
今から70年前のメルボルン五輪で同じ種目に金メダルを獲得した古川勝選手の記録は、2分34秒7だった。その記録より30秒も早い。距離に例えれば24mに該当し、50mプールで半分もリードしたことになる。年々スポーツの記録も向上しているが、こればかりは昔も今も同じ条件で競っているわけで、近年選手の実力がかなり上がったということである。
他に男子100m自由形でパリ五輪に世界記録で優勝した中国の潘展楽選手は、前回大会に続き2連覇を飾った。世界記録の46秒40は、1952年ヘルシンキ五輪の同種目優勝記録57秒4に比較して11秒も速くなっている。果たしてスポーツ選手の能力、実力というのはどこまでが限界なのだろうか。
さて、最近すっかり静かになった日本の政治は、保守派傾向が強まり、政界でも自民党が多数派となり、それに日本維新の会や、参政党も勢力を伸ばし、そこへ元社会党の流れを汲む国民民主党が時に同調するという事態になっている。民主勢力であった立憲民主党や共産党、社会民主党、公明党などは存在感が薄れてきた。
その最中に立憲民主党が、公明党とともに中道改革連合を結成したが、まとまらず、中道は解散することになった。その中心であった立憲民主党員が中道の小川敦也代表を中心に新党「民主改革の会」を起ち上げた。しかし、2月の衆議院総選挙前は、144人いた元立憲民主党員が、たった21人となり、その内参加を決めたのは18人で、革新派が動きを稼働させる都度共鳴者は激減するほど革新派にとっては厳しい状態である。
自民党だけ勢力を拡張し、格好の反対勢力であった立憲民主党が総崩れに近い現状に陥った。これで日本は国民目線のまともな政治が出来るのだろうか。