7056.2026年9月7日(月) ドイツの極右化とトランプ氏のテロ追悼式欠席

 今日のタイトルの2つがどうも気になって仕方がない。

 昨日の本ブログ蘭に書いた最近のドイツの右翼化傾向について、昨日行われた旧東独のザクセンアンハルト州の州議員選挙で、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」勝利の可能性が高く危惧していた。結果的に、戦前の予想通りAfDが43.8%を獲得して勝利し第1党となった。5年前の前回選挙から得票を倍増させる圧勝だった。メルツ首相率いる保守与党の「キリスト教民主同盟(CDU)」は、前回の半分以下の17.2%で惨敗を喫した。連立を組み中道左派の社会民主党(SPD)も9.3%と振るわなかった。メルツ首相は、党内でも求心力を一層失い首相交代を求める動きが活発化するようである。

 偶々中道左派の社会民主党(SPD)との連立によってメルツ「キリスト教民主・社会同盟政権」政権は、昨日発足してちょうど1年を経過した。今後の政権運営はメルツ首相にとって茨の道であろう。それにしても国内の経済停滞がメルツ政権にとって大きなマイナスだったようだが、仮にAfDが取って代わった場合、極右的な主張をどこまで貫くつもりか不明だが、ナチズムと同じ道だけは歩んでもらいたくないと思う。

 さて、ドイツが極右化の方向へ進むに連れ、トランプ・アメリカはドイツにどう対応するのだろうか。トランプ大統領も保守派であるが、これまでイラン攻撃を続ける都度ドイツから厳しく非難されていた。今後のドイツとトランプ大統領は互いにどう民主主義社会を守っていくのだろうか。

 9月に入ると全アメリカ人にとって精神的に大きなショックを与えた9.11N.Y.同時多発テロを呪わしく想い出す。毎年テロの現場である世界貿易センター跡地で追悼式典が行われる。今年は奇しくもテロから25周年の節目となる。ところが、何とトランプ大統領はこの追悼式典へ欠席を決めたというのである。存命の大統領経験者は、高齢で体調が優れないカーター氏を除いてビル・クリントン、ジョージ・W・ブッシュ、バラク・オバマ、ジョー・バイデンの4氏は揃って出席し、3千名の犠牲者を追悼する。トランプ大統領が欠席する理由は、当人は否定しているが、この式典での演説が認められないことであるという。犠牲者を追悼する歴代の大統領が、ほとんど出席する中で現職大統領が個人的に駄々をこねて式典を欠席するとは、どういう了見だろう。人間失格の行動を冒してばかりいたトランプ大統領が、事件から25年経った節目の追悼式典に身勝手にもまた欠席するとは、とても常人とは思えない。

 今跡地はどんな様子だろうか? 2001年4月にテロの標的となった世界貿易センタービル内へ何の意図もなくブラっと入ったことがある。あれから5か月後義母の葬儀に葬儀場待合室でテレビを観ていてあの驚愕的なテロを目にしたのだ。想像も出来ないような航空機のビルへの突進はあまりにも衝撃的だった。

 テロの1年半前にテロの仕掛け人・アルカイダのオサマ・ビンラディンが暗躍していたアフガニスタンを、パキスタン側の国境カイバル峠から遠望したものだが、その前に国境手前の最後の集落で怪しい銃砲類の取引を見て、よもや大きな反米テロが発生するのではないかと予見したことがあるが、それが現実となったと思った。この辺りの経緯は、拙著「八十冒険爺の言いたい放題」に充分書いているので、出来ればご参考にしていただきたい。

2026年9月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com