137.2007年9月28日(金) ビルマと日本相撲協会はどうなる?

 20日に東京医療センターで受診した、大腸の内視鏡検査の結果を、今日専門医から説明を受けた。いつも感心するのだが、大腸の映像が局部的にきれいに写っている。その写真を1コマ1コマパソコンで説明していただけるので、大変分りやすい。検診結果は、それほど心配するには及ばないということで、やれやれ一安心である。ただ、毎回内視鏡検査の度に、「憩室」が多いと指摘される。今日も実際に「憩室」を見せてくれたうえに、小さなポリープもひとつ教えてくれた。ポリープは良性なので、現時点では心配は要らないとの所見だった。血圧についても相談したが、普段から測るようにしないと本当の血圧が分らないとの説明に納得。実は、11月にチベットへ行こうと張り切っているが、少々血圧が上がり気味なので、海抜5,000mを超えることがちょっと気になっていた。もう少し時間をかけて考えてみようと思う。

 心配していたビルマ情勢が、いよいよ風雲急を告げてきた。昨日射殺されたカメラマン、長井健司さんは当初流れ弾に当ったと報道されたが、実は近距離から治安部隊に狙われて胸を撃たれたという。ブッシュ大統領は怒るし、欧米のマス・メディアは非難轟々だし、日本もソフトに抗議した。今日のマス・メディアはビルマ情勢一辺倒で、北朝鮮の各施設稼動停止を求めるための6カ国協議もどこへやら、影が薄い感じである。日本の旅行会社も予定のツアーをほとんど取り消した。品川のビルマ大使館の前では、在日ビルマ人が民主化と軍政反対で気勢をあげている。かつて、何度もお邪魔したところだし、懇意にしていただいた駐日大使、ウ・チ・コー・コーさんとの思い出も多い。

 ラングーン(現ヤンゴン)の街頭も随分映像に映り、シュエダゴン・パゴダやスーレイ・パゴダも懐かしい。しかし、各社とも常駐の特派員を置いておらず、主にニュース源はロイターの配信なので、各テレビ局の映像も似たり寄ったりで臨場感が乏しい。その映像や記事についても、軍政はジャーナリストを追放しようとしているし、インターネット回線の停止措置をとったとのことで、これから臨場感のある現場の映像やレポートが消えていくのではないだろうか。後ろにいる中国、ロシア、インドの支援と対応がいやらしい。今日の新聞切り抜きは大きなもので、12枚になった。

 大相撲で6月に一人の犠牲者を出した。入門間もない17歳の力士を稽古?で殺してしまった。嘘がばれて数日前から行過ぎた稽古と問題になっていたが、ビール瓶で額を殴った時津風親方にしても、北の湖理事長以下の相撲協会幹部にしても、ほとんど他人事で無関心に近く、きちんと説明していない。仮にもひとりの若い命を奪ってしまったのだ。まったく無責任であり、こんないい加減な親方日の丸の財団組織なんか解散させるべきだ。本件についても、遺族はただ泣き寝入りするしか術がないように見える。朝青龍の謹慎問題にしても、師匠の高砂親方の未熟な指導と対応が問題になったばかりではないか。また、同じようにお粗末で手際の悪い対応を繰り返している。

 今日、北の湖理事長が渡海文部科学大臣にいやいやながら謝罪したが、謝る相手を間違えてやしませんか。最初に謝罪すべき相手は、17歳の青年力士の両親であり、遺族ではないのか。こんな常識もなく思いやりに欠ける、文科省掌下の財団法人・日本相撲協会は、解散して出直し、運営を民間のマネジメント会社へ任せた方がよほどすっきりする。

2007年9月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

136.2007年9月27日(木) ご先祖の墓石脱魂の儀式

 檀家である中野の宝仙寺墓地で、古い先祖の墓石の脱魂の儀式を行った。近藤家の墓を守っているのは、明暦年間の初代から数えて兄が八代目に当る。私は次男なので本家を継ぐわけではないが、出来ればこの墓の空いている場所に自分の墓を建立したいと考えていた。兄弟の了解もとりつけたので、昨年から話し合いを始めたが、時間が割けなくなって、しばらく頓挫していた。

 今日午後宝仙寺の僧侶に古いご先祖の墓石二基にお経をあげていただき、ご先祖の魂を抜いていただいた。この後立ち会ってくれた石屋さんに、魂を抜いた墓石を処分していただくことになる。私の生前墓は十二月に完成するということなので、それを待って整備された近藤家の墓地内に建立し、儀式を行うことにした。

 こういう儀式は初めての経験なので、戸惑うことがあるが、自分の人生にとってひとつのけじめであり、残る家族に先行きの心配をかけないためにも必要なことである。幸い地理的にも近くて交通も便利なので、将来的にも息子たち子孫が参拝に来れなくてお墓を粗末にするようなこともあるまい。お墓を建立した途端、安心してぽっくり逝かないようこれからも健康管理に気をつけなければいけない。

 さて、気にかかっているビルマ情勢だが、お坊さんのデモ隊に業を煮やした国軍が、お坊さんの寝込みを襲い、宿泊所からお坊さんを拘束して、連れ去ってしまった。何とも荒っぽい兵士たちである。これでは益々収拾がつかなくなる。

 各国ともにビルマ情勢を憂慮して、ビルマ政府に過激な行動や弾圧を慎むよう圧力をかけていたが、毎度のことながら中国とロシアが国連の制裁決議に反対して、効果の薄い安保理議長の非公式声明に留まってしまった。

 今日になって軍政府の締め付けは、軍隊がデモ隊に発砲し、ついに日本人カメラマンが死亡する極めて危険な事態となった。朝刊、夕刊、テレビの報道番組は軒並み、ビルマ情勢を伝えている。明日以降も当分の間ビルマから目が離せなくなった。

2007年9月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

135.2007年9月26日(水) 福田内閣発足はともかく、ビルマの政情が心配だ。

 昨日衆参両議院で首班指名選挙の結果、参議院に優先する衆議院で指名された自民党福田康夫新総裁が、内閣法により内閣総理大臣に決定した。今日任命式と認証式を終えて正式に福田康夫氏が、わが国の第91代首相に就任した。昨日すでに閣僚が決まったが、ほとんどが留任で変わり映えのしない、皮肉を言えば、実に実直な福田氏らしい布陣となった。

 安倍前首相のご乱心に始まり、その後首相代理を置かなかった危機管理能力と国政の停滞、国民無視は、日本人はおろか世界中の失笑を買った。前途にいろいろ問題を抱えているが、今回醜態を曝け出した、国家の統治者が欠けるという事態だけは、止めてもらいたい。どこの組織でもトップがいない組織なんてない。中央政府だけ、トップなしでいられるのは、政治家の無能と国民の寛容心のおかげである。しかし、こんな馬鹿な事態は二度とあってはならない。

 日本の政治が迷走している間に心配していたビルマ情勢が一層険悪になってきたようである。例によって内政不干渉宣言をした中国を除き、国連人権委員会、及びほとんどの加盟国が非難したり、追加経済制裁をほのめかしている中で、ブッシュ米大統領が、ミャンマーと呼ばずにビルマと敢えて呼んでいたのが、印象に残った。この国に愛着を抱く人は、現軍事政権が改名したミャンマーという呼称を好まず、元のビルマと呼んでいる。旧日本軍人は例外なくビルマと呼び、私もビルマと呼んでいる。今日、遂に軍はデモ隊に対して催眠銃を使用し、すでに5名の死者を出したという。この先どうなるのだろうか。心配でならない。

 昨日の太田道灌公の「追憶の碑」儀式の記事が毎日新聞外のマス・メディアに紹介されたと、わざわざ「江戸城再建を目指す会」鈴木武朗理事がFAXを送って下さった。

2007年9月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

134.2007年9月25日(火) 太田道灌公江戸城築城550年記念

 太田道灌公が江戸城を築いてから今年で550年になる。昭和11年7月26日に道灌公没後450年祭に際して、東京市がその遺徳を偲び皇居東御苑外堀に「追憶の碑」を建立した。そのまま70年が経過して、碑は充分な手が加えられずに汚れたままになっていた。最近になってその碑を洗い清め、記念すべきこの年に、その傍に記念の標を立てることになり、今日その除幕式を行った。その碑に、居城について謳った‘吾庵は松原つつき海ちかく富士の高嶺を軒端にぞ見る’と当時の江戸の情景を彷彿とさせる和歌が、歌人らしい鋭い観察眼で表現され刻字されている。

 石川雅巳千代田区長、高山肇千代田区議会議長、高木茂千代田区観光協会会長、太田道灌家18代目当主太田資暁氏、江戸城再建を目指す会・丹羽晟会長、同小竹直隆理事長を始め、関係者数十人が参列した。

 その後に、東京駅前・丸ビル大ホールで「江戸天下祭」ウィークの行事の一環として、「太田道灌シンポジウム」が開催されたので参加した。「『スーパースター』道灌の素顔にせまる」と題して、道灌に所縁の深い前記太田資暁氏、長塚幾子伊勢原市長、太田道灌公菩提寺・静勝寺高崎忠道住職をパネリストに、コーディネーターを東京新聞編集委員田中哲男氏が務め、約1時間半に亘って興味深い話を聞かせてくれた。

 シンポジウムを通して私自身これまで知らなかった道灌公に関する新しい知識を得ることが出来し、疑問も大分氷解した。ひとつは、鎌倉の扇谷上杉家の家老であった道灌が、なぜ江戸に築城する必要性があったのか、との疑問に対する答えである。太田氏の説明で大筋を理解することが出来た。もうひとつは、道灌が神奈川県伊勢原市で、主君の上杉定正に謀殺された経緯である。これまで、太田道灌といえば、江戸城を築城した業績と、教養ある歌人として知られていた。しかし、幼少のころより才知に優れ、兵法に強く、挙句の果ては、疑い深い主君に疑念を抱かせるほどの切れ者であったこと、また伊勢原と縁の深い武将であったことなどは、それほど知られてはいないように思う。主君に尽くしてその主君から討たれるという悲劇は、後の世の判官贔屓の江戸市民から愛されたという。

 江戸城再建を目指す会の会員としては、いささか不勉強で迂闊ではあったが、今日道灌に関して新たな知識を仕入れることが出来たことは良かった。残された文献や、資料はそれほど多くないが、これからもう少し太田道灌公について勉強してみようという気を起こさせてくれるシンポジウムであった。

2007年9月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

133.2007年9月24日(月) 懐かしい国・ビルマのデモ

 ビルマ(現ミャンマー)の様子がいよいよおかしくなってきた。この国は大分前から、強権的な軍事政権が民主化の芽を摘み取り、鎖国的で専制的な軍事独裁国家に成り下がってしまった。国連から経済制裁を受け国民の生活状態は最貧国のレベルにまで下がってしまった。かつては、戦時賠償という償いの気持ちもあって、日本との貿易もまずまずの線であったが、いまやそれもない。戦時中の従軍兵士のビルマへの熱い想いを永年傍で見てきただけに、それを考えると切ない気持ちに捉われる。報道の自由を希望するジャーナリストの常駐を現政権は歓迎せず、ほとんどのマス・メディアの取材は、一旦緩急あれば、隣国タイのバンコックからおっとり刀で駆けつける状態である。

 しばらく鳴りを潜めていた市民のデモが、今度ばかりは大きく広がってきた。ラングーン(現ヤンゴン)におけるデモ参加者は、昨日2万人、今日はついに10万人に達したそうである。大きな暴動にならなければよいがと願う。今度のデモの中心はやはり仏僧である。一般市民は弾圧を恐れて集団行動にさえ加わらなかったが、今日は僧侶のデモに勇気づけられ参加した模様である。民主化運動指導者、アウン・サン・スー・チーさんが自宅に軟禁されたのはいつになるだろう。2003年5月に自宅前に姿を見せてから、4年4ヶ月ぶりの写真が今朝の新聞に公開された。

 個人的にビルマへの思いは格別に強い。随分この国に関わって仕事をしてきた。それも印象深いツアーばかりで、加藤隼戦闘隊の戦没者慰霊団を初めて結成して以来、航空隊の慰霊団で何度も訪れた。他の国とは異なるお国柄で、旅行システムの違いや手配の仕方の違いで随分戸惑わされ、ビルマ流手配方式を一からすべて見よう見真似で独自にマスターして乗り切ってきた。そのおかげで、その後陸軍航空隊慰霊団や、国家事業である戦没者遺骨収集等の尊い仕事を厚生省から取り扱わせていただいた。まさにビルマさまさまである。数えてみるとビルマへ出かけた回数も1970年以来23回に達する。これまで知り合った優しいビルマの人たちとの交流は忘れがたく、いまでも縁が切れない。あんなに素晴しい人間性のビルマ人が、どうして世界中から非民主国家として非難され、敬遠されるようになってしまったのだろうか。世界に比類ない優しいビルマの人たちが気の毒で堪らない。

 1980年6月号「セリングツアーズ」誌に、ビルマの旅行事情について寄稿した(ホームページ上に掲載)。いま読み返してみて、懐かしい思いが尽きない。当時のビルマはまだ独裁政権ではなかったが、穏やかな市民がいる反面、強面の軍人もいた。軍事独裁政権への素地はあったのだ。しかし、貧しいながらも人々は温和で優しく、刺々しい空気は微塵もなかった。最後にビルマを訪れてから、もう7、8年も訪れていない。ビルマの将来が気がかりでならない。近々ビルマの友人に手紙を出してみよう。

2007年9月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

132.2007年9月23日(日) 自民党総裁に福田康夫氏

 今日午後行われた自民党総裁選挙は、予想された通り元官房長官・福田康夫氏が対抗馬の幹事長・麻生太郎氏を386票VS 141票の大差で破り自民党総裁の椅子を射止めた。安倍首相があのように無責任な形で首相の座を放り投げ、目の前に問題が山積している時だけに、明後日国会で首相指名され、次期首相に就任してもこれから大変な苦労を強いられるだろう。

 早速記者会見を拝見した。そつがなく、党内から評価された「バランス感覚」が随所に発揮され、確かに無難ではあるが面白味に欠ける答弁だった。特に、気になったのは、記者の質問に対して歯切れの良い率直な回答がまったくなかったことである。すべて、これから考えるというもので、立候補から時間が少なかったとはいえ、首相という日本のリーダーになろうという政治家が、国民に対して何ら具体的なメーセージを送れなかったのは、少々情けないのではないか。大体国のリーダーたるものが、バランス感覚で評価されるということ自体、恥ずかしいことである。現在のように多事多難な時に総理大臣を務める以上、すぐにでも国民にヴィジョンとか、力強い施政方針を語るのが首相の最初の仕事ではないか。

 年金、消費税値上げ、テロ特措法延長、北朝鮮拉致、内閣・党新人事等については、どれひとつとして明快に答えることはなかった。また、教育再生、美しい国日本、憲法改正、靖国参拝等については、記者団から質問がなかったせいもあり、まったく触れず仕舞いだった。小泉、安倍路線を踏襲すると言いながら、彼らの看板政策でもあった重要課題について、マス・メディアが追求しなかったのも怠慢の謗りを免れないが、首相になるつもりなら、自ら進んで語るべきではないか。

 父親も首相だったのは、憲政史上初めてだそうだが、その点では典型的な世襲代議士であり、父福田赳夫元首相がかつて「こどものために資産は残さない」と言っておきながら、結果的に「総理大臣への近道」という資産を残した。七光りを継承したリッチマン福田康夫氏は、当面ワンポイントと見られているが「世襲の美味しい味」を知っているだけに、政治を家業としてゆくゆくは子息に世襲させる腹積もりのようで、今後どれだけ国民のために、全身全霊を傾けることが出来るのか、これから当分の間監視する必要がある。

2007年9月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

131.2007年9月22日(土) テロ特措法はザル法だ!

 どうも釈然としない感じがする。一昨日「報道ステーション」で伝えられたテロ特措法に絡む、海上自衛艦の海上阻止活動が、アフガンのための支援活動だけでなく、はっきりとイラクで戦闘中のアメリカ艦に給油していたと新たな証言が現れた。

 今日の朝日夕刊トップ記事にペルシャ湾で作戦展開している米空母「エンタープライズ」のホートン艦長とのインタビューが掲載されている。艦長は、前職「ジュノー」艦長当時、イラク作戦に関わり、海上自衛艦から燃料と食料の供給を受けたと明言した。同艦は、対テロ戦争の後に、イラク戦争開戦により両作戦に参画するようになった。こうなると、もともと日本の自衛艦から給油された燃料を、ふたつの作戦活動に使用することはあり得ることである。実際ホートン艦長がふたつの作戦に関わったと証言したのである。

 問題は、アメリカ政府がこの点について、日本政府に対して何らの事前の連絡も、了解もなく、日本の法律外の行動を独自に行っていたことである。日本政府は、アメリカの意図するままに利用され、協力させられ、騙されていたことになる。由々しきことである。折も折り、特措法成立当時の内閣官房長官が明日自民党総裁に選ばれるかも知れない、福田康夫氏である。しかもこの御仁は、そういう噂が出た時、その噂を断固否定し、後になって嘘だとばれるような苦しい言い訳をこじつけていたのである。実情は福田氏も知らされていなかったようである。これは、日本政府はもちろん、福田氏にとっても決して名誉なことではない。アメリカ政府からおちょくられていたのだ。断固アメリカ政府へ抗議すべきである。

 アメリカは日本の善意を出し抜き、利用出来るだけ利用している。幼稚で、インテリジェンスに欠ける日本政府は騙され、それでなお特措法の延長を何が何でもやってアメリカのご機嫌をとろうとしている。どこまで未成熟でお人好しなのか。民主党党首・小沢一郎氏が言うように、アメリカと対峙して、両者の言い分を言い合い、お互いが納得したうえで行動するようでないと、また日本は舐められ、最後には世界中から仲間外れにされるばかりである。

 福田氏、麻生氏は、特措法期限切れに際して、ともにアメリカに対して主張すべきは主張する気概をお持ちだろうか。いささか気がかりである。

2007年9月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

130.2007年9月21日(金) アメリカ言いなりの政府と公金泥棒の役所

 昨晩のテレビ朝日「報道ステーション」で、テロ特措法による海上自衛艦のインド洋における支援活動で、自衛艦の給油がイラク攻撃にも利用されていたという日米双方の証言を紹介していた。充分ありうることで、海上自衛艦の給油活動がインド洋以外にも、アラビア海とアフリカのソマリア北方海域だとすれば、給油を受けた米艦がアフガンのテロ支援だけの目的だとは到底考えられない。当然イラク戦争にも加担したのではないかという疑いをこれまでも拭いきれないでいた。

 これらの疑問に対して政府は、いままで精々20万ガロン程度の給油では、インド洋からイラクまでは無理があると突っぱねてきたが、実は20万ガロンではなく、80万ガロンだということが明らかにされ、いよいよ逃げられなくなった。実際海自補給艦「ときわ」から給油を受けた米補給艦「ペコス」を通じて、米空母「キティホーク」へ給油され、そこから飛び立った米軍艦載機がイラク国内を攻撃している。これはもう間接攻撃で、日本がイラク戦争に加担していることは明らかである。オイル・ロンダリングという手法のイラク戦争参戦である。テロ特措法の目的外使用の可能性が大いにある。「キテイホーク」を率いるモフィット少将が、自衛艦から燃料補給を受けたと証言し、論理的にもその方が筋は通っている。また、日本の市民団体「ピースデポ」や、自民党国防族議員までもがその可能性を言い出した。そこへ無理だと言っていたことが、無理ではないと分ったからには、最早申し開きは出来まい。日本政府はアメリカから騙されていたわけだ。安保改定時からアメリカのやり方はいつもこうだ。これに対して日本は何も言わず、言えず、アメリカの要望を黙って受け入れているだけである。この海上阻止活動だけでも、すでに約600億円を投じている。この先、アメリカからどういう説明を受け、特措法をどう取り扱うのか、20万ガロンと虚偽報告した当時の官房長官・福田氏にしろ、麻生氏にしろ、はっきり態度を決めてもらいたい。とても国連安保理事会の謝意で、国連のお墨付きを得たなどと納得している場合ではない。

 さて、社会保険庁の年金問題は、益々泥沼化して、今日3度目の新たな職員の横領、着服事件が明らかになった。その数は33都市で101件、金額にして2兆4千4百億円に上がるというから、もうこの世の話ではない。酷いものだ。しかし、これだけ後から後から判明する職員のあくどい横領、盗人行為を見ていると、公僕たちは悪事をやることを何とも 思っていない。ばれたらお互いに庇いあい、何とかウヤムヤにしてしまおうという魂胆がありありである。推測するに、これはもう厚労省とか、社保庁だけの問題ではなく、他の中央省庁を含め全国の地方自治体でも、悪徳役人の公金横領や着服の可能性があるのではないかと疑わざるを得ない。国民の現金を取り扱っている役所は、この際すべて調査してみる必要があるのではないかと思う。

2007年9月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

129.2007年9月20日(木) 国は国会空転、私は内視鏡検査

 何だかよく分らないうちに、国連がらみでテロ特措法に絡む案件が国内外でいくつか問題になってきた。

 まず、国連安保理事会でアフガンの国際支援部隊の任務を延長する決議を採択した。その前文に(日本の)海上阻止活動へ謝意を表する文言が挿入された。棄権したロシアから一国の国内事情によって、特別の採択がなされたことに対する反発があり、ロシアは棄権に回った。また、他の国からもこれまで全会一致で決議されていたが、今回初めて棄権票を出し、その慣習が崩されたとの批判がある。一方国内では、自民党は民主党が求めていた国連のお墨付きを得たと言うし、民主党は後追いでとってつけたような条項によって左右されるものではないとのコメントを発表し、両党の対立にまったく歩み寄りはない。自民党が企んだのか、外務省が考えて行動したのか分らないが、アメリカに泣きついて外から特措法延長へ支援を求めるような、おかしなパフォーマンスには、なるほどとその手練手管に感心するが、筋道が間違っているのではないかと思う。

 それほど切羽詰っているテロ特措法の期限切れなのに、臨時首相も決めずに、ただ国会を空転させて、無駄な経費を使っている。国会は1日の休会で約3億円の無駄が発生するという。こんな中で普段は訪れもしない農村や中小工場を訪れてパフォーマンスを繰り返している二人の総裁候補者は、一体何を考えているのか。世界は日本の政治ごっこを呆れて眺めているのではないだろうか。

 さて、今日近くの東京医療センターで大腸、正確に言えば下部消化管の内視鏡検査を受けた。内視鏡検査はこれで5度目であるが、この総合病院は、かつては国立東京第二病院と呼ばれていた。行革により組織と名称が変わり建物も新しくなった。何よりすべてが衛生的で清潔感が感じられるのがいい。予約してあるので、時間前に行けばきちんと対応してくれ、安心してお尻へ管を入れてもらうことが出来る。昨年の検査時より、検査時間がかかっていい加減に勘弁してくれという気分になったが、こればかりはやむを得ない。点滴をすべて終えるまでに2時間半ぐらい費やした。

 一応自分自身を安心させるために毎年3月に人間ドックの検査を受け、念のために精密検査を受けた方がよいとの診断があれば、この国立の大病院で再検査してもらうことにしている。今日の検査は、3月のレントゲン及び大腸内視鏡検査の結果、肺と消化器を設備の整った病院で精密検査してもらった方がよいと、人間ドックの医師にアドバイスされたので、先日東京医療センター総合内科で相談のうえ、それぞれ精密検査を受けることにしたものだ。肺部分のレントゲン精密検査はすでに終え大丈夫とお墨付きをいただいた。今日は残りの消化器系の内視鏡検査を受けることにしたものである。結果は28日に伺って教えてもらうことになっている。多分大したことはないと思っている。

 内視鏡検査というのは、検査自体よりその前日と当日の食事管理が大変である。毎度のことで少しは慣れてきたが、指定の検査食だけしか食べられないのが、やはり辛い。昨日も一日中指定された食事と水だけなので、お腹は食べた感じがしない。そのうえ、昨夕から今朝まで下剤を大量に飲むので、トイレに行く回数が増え、だるい気分になる。何でも美味しく食べることが出来る健康の有難みを感じるのも、こんな時である。

 神経質になる必要はないが、せめて年1回の人間ドック検査だけは、高齢化社会の予防医学と自分自身の健康管理のために、このまま続けて行こうと思っている。

2007年9月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

128.2007年9月19日(水) 教育改革はどうなるのか?

 不甲斐ない安倍政権下で、目玉のひとつである教育基本法は改正されたが、その中身とその実行性が問題だ。ゆとり教育は引っ込められ、授業時間数が増えることになり、道徳教育もどうなるのか今のところさっぱり分らない。徒に各委員が自説を主張しているような気がしてならない。中教審が学習指導要領の改定を巡り、道徳を教科として認めるかどうか、結論を出せないでいる。今朝の新聞に拠れば、日本の教育予算はOECDの中で、国民総生産(GDP)比で下から2番目だ。更に主要国の中で、日本は小中学校の1クラス生徒数が最多である。かつて、40人学級が目標とされていたが、今や日本の小学校の1クラス当たり生徒数は28.4人へ改善されたが、まだアメリカの23.1人、ドイツ22人よりかなり多い。アメリカや(西)ドイツの小学校を視察した時の印象では、もっと少なかったような気もするくらいである。その当時、これくらいの生徒数なら、担任教師も目が行き届くのではないかと思ったし、一緒に視察した先生方も少人数を羨ましがっていたほどである。

 振り返って自分自身の小学生時代は、40人前後だった。それが、私立の中学へ進学した途端、60人を超え、2年生時は同クラスに64人いた。当時の先生もさぞかし大変だったと思う。

 あれやこれやで教育改革も試行錯誤と朝令暮改を重ねつつ、安倍首相のお声がかりで教育再生会議等を立ち上げ、張り切っていた矢先に、突然首相辞任ではしごを外された感じの委員たちは戸惑うばかりである。

 後継首相には、最初にきちんとした後始末と、これから先の方向性を国民にはっきり確約してもらいたい。

2007年9月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com