4224.2018年12月6日(木) トルコへの原発輸出計画中止

 東日本大震災以来原子力発電に対する国民の目は厳しいものがあり、国内で新たな原発建設の計画はない。そのため安倍政権は海外へ原発輸出することを成長戦略の大きな柱として、政府及び民間一体となって海外に原発施設建設を働き掛けてきた。そこへこのところ相次いで輸出計画が頓挫している。それは安全基準が厳しくなったため予想以上に事業費が高騰したことが大きい。トルコでは当初予定していた事業費は4基で2兆円だったが、総額で4兆円以上に膨らむ可能性が見えてきたからである。それによりトルコにおける建設計画も難しくなり、計画を断念する方向でトルコ側と調整に入った。最近ではベトナム、リトアニア、台湾の事業の撤退があり、残るは日立が手掛けるイギリスの原発計画のみとなった。もともと国内でダメだから、海外で商売しようという発想自体がおかしい。国内で原発が事故を起こしたら核が漏洩して危険であるとするなら、これは海外でもいけないということではないのか。

 安倍首相はインフラ輸出を成長戦略の柱に据え、原発を新幹線と並ぶ目玉と位置つけていた。それがほとんど難しくなったり、取りやめたことは担当の経産省ともども情勢分析に甘さがあったからではないだろうか。過日のヴェノスアイレスで開かれたG20サミットでも、安倍首相はトルコのエルドアン大統領と直接交渉したが事態は解決出来なかった。昨今の安倍首相は東奔西走で多忙を極めているが、常にトランプ大統領の太刀持ちのような存在であり、実質的に存在感を示せるような立ち回りは演じて来なかった。そろそろメッキが剥げてきたようだ。もう少し、国内で自ら行おうとする政策をきちんと片をつけることに気を遣うべきだと思う。

 今朝1時40分ごろアメリカ軍岩国基地所属の戦闘機と空中給油機が室戸岬沖合で、訓練中に接触し墜落した。戦闘機には2名が、空中給油機には5名が乗っていたが、その内2名が海上自衛隊機に救助された。危険度の高い夜間の訓練で、結果的に自衛隊が救助し、その原因の究明などについては米軍が調査中であるが、ここで日米地位協定が捜査を邪魔している。地位協定上日本側が米軍の事故については一切手を出せないからである。日本がいくらアメリカ軍のために骨を折っても肝心なところでは日本の意思を通じさせることが出来ない。これは以前から問題になっている。アメリカに対して物申す人物が自民党内にまったくおらず、この不平等協定を正そうとの行動が見られない。1日も早くアメリカ政府との交渉で対等の立場を確保して欲しいものである。

 今日は例年通り下北沢で牡蠣料理を食べようというゼミ仲間の集まりがあった。牡蠣が身体に合わないという人もいるが、今日は思い切り牡蠣を味わうことが出来た。体調を崩した人もいて、いつもより少なく8人だったが、それでも懐かしく楽しい話が出て、やはりゼミの仲間は好いなぁと感じた。

2018年12月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4223.2018年12月5日(水) 加齢とともに壊れゆく健康をどう管理すべきか。

 自分では至極健康体だと思っているが、傘寿ともなるといつの間にか悪魔が体内へ忍び寄ってそこかしこでいたずらを始める。夏頃に松本整形外科医から右足の甲部分がややむくんでいると言われて、対症療法を続けている。この3週間ばかりは朝起きるとき右の脇腹周辺が痛むのでこれも何かの原因があるのではないかと今日森内科で診てもらおうと出かけた。しかし、これは時間が経つと痛みは去る。直接的な原因は分からない。森医師には先般の血液検査の結果を教えてもらったが、内臓から来る病とは別で心配ないだろうということだった。血液検査では尿酸値の数値が上がっている。数値は7以下が標準であるが、7.8に達した。このところ外食、特にパーティが多かったので、甘いものを食べたことが影響しているらしい。排便についても尋ねた。これまで朝食後と就寝前の1日2度の排便だったが、最近午後に排便することが多くなった。これについて先生はむしろ排便しない方が問題で3度も快調に出来るなら結構だと仰った。健康管理には気を付けているつもりだが、どうしても甘いものを口に入れる機会も多く、私自身好物でもあるので、すべて甘いものをシャットアウトするのはかなり難しい。

 歩くのも遅くなった。後ろから来た若い女性に軽く追い越されていく。歩き過ぎると太ももが痛み出す。加えて耳が極端に遠くなった。昨年補聴器を使用するようになったが、完璧とは行かず、会話相手の言葉が聞き取りにくいので閉口している。

 ただ、年齢的にも無理出来ないと思うし、自分自身の健康問題であるので、なお一層健康管理に留意すべきというより言いようがない。

 さて、今日代々木の歯科へ行った帰りに久しぶりに新宿南口にある新宿高島屋の「THE TIMES SQUARES」内の紀伊国屋書店へ寄ってみた。ところが大分様子が変わっていた。1階から5階まで書店だった筈だが、そこには雑貨販売で実績を伸ばしている「ニトリ」が入っていた。結局6階から上が紀伊国屋だった。希望する書籍はなく、聞けば本店にあるという。高島屋開業当初から大々的な営業展開をやっていた大手書店の紀伊国屋にしてこの有様である。すでに小田急百貨店から三省堂が去り、代々木界隈の小さな書店も閉店してしまった。やはり今出版業界は厳しい時代の中にいる。出版社がダメなら書店もダメでは、本を手に取って読む読者層は確実に減っている。新聞購読者層も減少している。文化の最も基本である、本の文化が確実に消えつつあるのだ。文科省はこの現状をあまり深刻に受け止めているようには見えないが、国語の基本は「読み」、「書き」と言われるように幼い時から読書に、作文、つまり綴り方を学ぶ教育が大切であると思う。文科省はもっと現実を直視し、早く本離れに手を打たないと取返しがつかなくなると思うが、教育の司令部はこれをどう思っていることだろうか。

2018年12月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4222.2018年12月4日(火) 英会話上達方「ePEC」を開発した同級生

 高校の同級生に英語のエキスパートがいて、どうしたら日本人がもっと楽に英会話をマスターすることが出来るだろうかと研究に勤しんでいる。彼は商社に勤めた後、中国の国立東北師範大学で日本語講師を務めたり、海上自衛隊で英会話を教えたりした。ごく最近英語が苦手の日本人が苦労なく英会話をマスター出来る方策を発明したと連絡してきた。その開発した方策を「発話方式英会話ePEC」と呼んでいる。「ePEC」とは「easy play English conversation」の頭文字を取って、最近特許の出願までやったという。私にはあまりよく分からないが、本格的な上達術のようである。ある元文科大臣からも画期的な手法だから特許を申請するようにと勧められたという。英会話マスター方法や、彼の開発した方式がそんなレベルにまで達していたとは正直言って驚いている。彼はメールやツィッターを世界中手当たり放題に発信して何とアメリカのトランプ大統領や、ドイツのメルケル首相からメッセージを受け取ったというから驚きである。日本ペンクラブを通してこの方式を啓発して欲しいとの要望があったが、この開発された方式はペンクラブの行き方では接点がなく、PRの仕様がない。残念ながらお断わりせざるを得なかった。身近に中々奇特な人物もいるものである。

 さて、今年の冬は暖冬と言われているが、まさに今日はその暖冬の1日だった。12月なのに夏日のところがあった。東京都内も24.3℃だった。先日日本旅行作家協会の忘年例会で当たった特賞「にっぽん丸神戸・横浜クルーズ」の各種手配のため自由が丘のJTBに行ったが、マフラーを羽織っていたところ暑苦しくなり、途中で取り去ってしまったほどだった。件のクルーズは、乗船が神戸港のため新幹線で新横浜から新神戸へ行き、翌朝神戸港を11:00に出航するので港近くのホテルを確保しなければならず、その手配のため外出したわけである。

 とにかく12月に入ってからこの暖かさは異常である。実際九州や山陰地方では、20℃台後半の気温である。これでは忠臣蔵で雪の中を吉良邸へ討ち入りした大石内蔵助の信ぴょう性が消えてしまう。

2018年12月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4221.2018年12月3日(月) 憲法と平和に関するシンポジウム

 今日は文京シビックホールで開かれた日本ペンクラブ平和委員会主催「憲法と平和~どう考える9条~」シンポジウムを聴講した。主催者の梓澤和幸氏に誘われペン主催のこの種の会合には初めて参加してみた。最近になって憲法改定について連日自民党が鐘や太鼓で囃し立てている。安倍晋三首相以下自民党の極右グループの頭にあることは、憲法改定が本丸であるということだ。その一里塚として自衛隊の存在を憲法に銘記しようとしている。その後に9条を改定して日本も再び軍隊を持ち、最終的には侵略戦争を厭わないということである。あれほど悲惨な戦いをやって2度と戦争は行わないと口では言いながら、性懲りもなく、また悪夢を繰り返そうとの魂胆が理解出来ない。憲法改定論者はほとんど戦争体験がなく、本心から戦争の恐ろしさ、悲惨さが実感として分からず、知らないからである。

 今日の出席者は、浅田次郎・前ペン会長、沖縄の作家大城貞俊氏、テレビ・キャスター金平茂紀氏、作家中島京子氏、早大院卒東大研究員の28歳の鹿島健氏、「PEACE NIGHT 9」実行委員会から22歳の東大生・小泉伊知郎氏の6氏に梓澤和幸・ペン理事兼平和委員長がコーディネーターを務めた。

 印象に残ったのは、浅田氏の自衛隊銘記容認と国民投票は公平ではないという主張と、大城氏の沖縄からの視点、及び金平氏が「憲法を変えようという意図が分からない」と言い、それより日米同盟の地位協定を改定するべきだとの意見だった。また、若い2人が若い世代は憲法他の政治問題が分からないということから逃避的な行動をすることに対して、金平氏が批判的だったことである。個人的にも若者の熱気が伝わって来なかったが、それは現代の風潮であると感じるとともにちょっと寂しくも思った。

 さて、月刊誌「選択」10月号、11月号に連続して書かれたシリーズもの「皇室の風」で意外なことを知った。その中に保守層の現皇室への内に秘めた不満と、靖国神社の皇室への不満を読み取ることが出来る。安倍首相自身あまり皇室には親近感を持っていないらしい。天皇が海外の戦没地に慰霊で行かれるのに、靖国神社へ参拝しないことを佳しとしていないからである。次第に安倍政権の考えていることが靖国崇拝から戦争への道に通じるのではないかとの不安が湧いてくる。一般的には外からは分からないことだが、最近麻生太郎外相の実妹である三笠宮信子妃が、皇宮警察や皇居スタッフに対して厳しい言動をしたことが一部で話題になっているが、どうも皇室関係も相当鬱憤が溜まっているのではないだろうか。

2018年12月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4220.2018年12月2日(日) 冬のスポーツ花盛り

 今年は暖冬と言われて久しいが、今日は少々冷え込んで外気は冷たい。12月の第1日曜日は、毎年アマチュア・スポーツのビッグイベントが行われる。そのひとつは、福岡国際マラソンであり、もうひとつはラグビー早明戦である。

 前者は服部勇馬選手(トヨタ)が2時間7分27秒の好記録で歴代8位の記録。しかも日本選手としては14年ぶりの優勝を飾った。一昨年の覇者エチオピアのツェガエ選手は、1分27秒差で2位だった。今年2月日本記録を更新しながら、10月に大迫傑選手に塗り替えられた設楽悠太選手は4位だった。

 もうひとつのイベント、ラグビー早明戦は、終始リードしていた早大を追う展開となった明大が、あと一歩のところまで追い詰めながら及ばず、結局32-28で早稲田の軍門に屈した。早大は関東大学対抗戦で6勝1敗となり、帝京大と優勝を分け合う形となった。真の大学日本一は正月を跨いで決まる。慶応は帝京、早稲田に次いで3位となった。秩父宮ラグビー場は満席で入場券は完売と言われた。

 さて、アルゼンチンのブエノスアイレスで先月30日から開催されていた主要20か国・地域(G20サミット)首脳会議が首脳宣言を採択して今日閉幕した。米中2大国の対立からどうも空気が穏やかでなく、首脳宣言には、2008年G20サミット開始以来初めてアメリカの反対で「反保護主義」という言葉が削除された。各国に思い思いの思惑があり、首脳ら全員が並んで撮った集合写真の立ち位置が興味深かった。安倍首相は最前列でトランプ大統領の隣に立ち、アメリカと対立している習近平・中国国家主席と、最近友好的とは言えないマクロン・フランス大統領や、メルケル・ドイツ首相が少し距離を置いていた。サウジ・アラビアのジャーナリスト・カショギ氏殺害事件で不穏な関係にあるエイドリアン・トルコ大統領とサウジのムハンムド皇太子が両端に立つという構図だった。

 表面はともかく、こういう場では全員腹に一物ではないかと思っているが、実際ロシアのプーチン大統領がムハンムド皇太子に積極的に近づいたり、マクロン大統領がゴーン前日産会長捜査で刑事司法を適正に行ってほしいと安倍首相に注文をつけるなど、皆身勝手な行動面で丁々発止とやっていたようだ。地球温暖化を抑止しようというパリ協定に後ろ向きだったり、「世界平和」「自由貿易」の前に自我が出過ぎて、これから各国は仲良く付き合ってトラブルのない世界を作っていけるのか極めて危ういものだ。

2018年12月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4219.2018年12月1日(土) 半世紀前を想い出させるマレーシアの人種差別的動き

 少々異色だが、興味を惹く記事が朝刊に載っていた。それはマレーシアでまたもや民族問題に火が点きそうな政治的な動きがあることである。半世紀近くに亘ってこれまで国内でマレー系国民を優遇する法律(ブミプトラ政策)が幅を利かせていたが、過日マハティール氏が首相に復帰してから新たな問題が浮上してきた。1969年マレー系と裕福な中華系の間で民族間対立による衝突が起き、多数の死者を生んだ。その結果それまでの中華系優遇を改めてマレー系の優遇を定めたブミプトラ政策が施行されるようになった。それが、再びマハティール政権になって一部マレー系以外の大臣を起用したことが人口の70%を占めるマレー系住民の不安を煽っているようだ。

 実は、1969年の民族衝突による暴動が起きた時、選りに選ってちょうど新婚旅行中でそのとばっちりを受けてしまった。バンコックからマレーシアのペナン島へ飛ぶ予定でバンコック空港へ着いたら、航空会社のスタッフからマレーシアで暴動が勃発したため、戒厳令が敷かれペナン空港は閉鎖されたので、搭乗予定機はキャンセルされたと言われ、私たち新婚夫婦はペナン、クアラルンプール、及びシンガポール行きを諦めざるを得なくなった。翌日特に目的があったわけではなかったが、バンコックから北部のチェンマイへ飛んだ。それはそれで良かったが、えらい事件に巻き込まれたというのがその時の気持ちだった。ほぼ半世紀前、実に49年前のことである。旅行先から妻の実家へ連絡しなかったので、両親はかなり心配していたようだった。

 同じ国内に異民族が居住するとどうしてもトラブルを避けられないことがあるものだ。最近国際的に注目を集めている仏教国ミヤンマー国内へ、戦前当時の宗主国イギリスによって強制移住させられてきたイスラム系ロヒンギャ族が今日大きな国際問題となっているのが典型的な例である。ヤマト民族単一の日本では幸い民族問題は、戦前の朝鮮人、アイヌ民族、一部のエタ問題を除けばほとんどなかったに等しい。それがいま日本でも大きな問題となりつつある。外国人の労働者の受け入れ拡大を目指して出入国管理法改正案が国会で議論されている。すでに法案は衆議院を通過しているが、野党は余りにも拙速であるとして反対している。少子高齢化の影響もあり、労働者が不足していることは間違いないが、細部にもよほど注意を向けないととんでもない「人買い」に成り兼ねない。国会内の動きは拙速のそしりを免れない。どういうことになるのか。

2018年12月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4218.2018年11月30日(金) 北原白秋の甥、邦雄氏の卒寿祝い

 今日は吉祥寺の銀座アスターで北原邦雄さんの卒寿のお祝い会が開かれた。これまで北原さんは詩人・北原白秋の甥だと聞いていた。今日北原さんから頂いた家系図コピーを見たうえでご自身のお話を聞いて、北原さんの父上と白秋が従弟同士で、北原さんは白秋の実弟の養子になったことから伯父と甥の関係になったと知った。邦雄という名は白秋が名付け親だったそうである。大学の先輩でもある。

 30人近い出席者がひとり2分でショート・スピーチを行うことになった。私は北原白秋作詞、山田耕筰作曲による母校・湘南高校校歌にまつわるエピソードを披露した。歌詞は♪秀麗の富士を高く~♪で始まるが、白秋が作詞したのは「高く」ではなく「白く」だったそうである。それを作曲した山田耕筰が白秋に無断で変えてしまったのだ。山田耕筰は「白く」にすると夏は歌えないし、校歌は1年を通して歌われるので、「白く」を「高く」にした方がベターということらしい。先日母校同窓会会長だった天野武和さんから伺った話である。皆さん頷きながら聞いてくれた。

 2時半に会場を後にして藤山一郎さんの甥の増永基文さんと藤井悦子さんとカフェで話し込んだが、お互いに話が合ったのか、気が合ったのか、気が付いたら6時半を過ぎていた。こんなにカフェで時間を費やしたのは初めてである。初めてお会いした藤井さんの娘さんの夫君は現警視総監だというから圧倒される。それにしても今日のお祝い会は、北原さんご自身も大分乗り気のようにお見掛けした。実際いただいた資料がものすごい。出席者の姓の謂われを一人ひとり書いてくれたり、ご自身の誕生以来の流行り言葉の列記、ご自身が誕生された日の読売新聞のコピー、など熱の籠ったものばかりだった。おまけに貴重なクラシック曲集の書籍までいただいた。北原さんは、傘寿の私より10歳年長で、来年結婚60周年だそうだから来年金婚式を迎える私にとってはこれもまた10年先輩になる。帰りがけに元気で、また会いましょうと言いながら別れた。皆さん北原さんを敬愛している人たちばかりで、気持ちの好いお祝い会だった。

2018年11月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4217.2018年11月29日(木) 「NATIONAL GEOGRAPHIC」誌12月号に拙稿掲載

 今日配送されてきた「NATIONAL GEOGRAPHIC」(日本語版)12月号の「読者の声」欄に投稿した拙稿が掲載されている。9月号の特集でアフガニスタン、パキスタン、ヒンドゥークシ山脈、カラコルム山脈周辺を旅したフォトグラファーのサロペック氏の山岳紀行記「山を越え、時を超える」に触れて、自分自身がカイバル峠を訪れた時の印象をイメージして書いたものである。内容が一般的ではなく珍しいから採用された一面があるが、それでも同誌に掲載されたのは、これで6度目である。

 さて、またもや日韓両国の間に難しい問題が持ち上がった。今年従軍慰安婦問題につき、韓国最高裁が彼女らの訴えに対して日本政府が謝罪と賠償を行うべきだとの判決を下した。更に先月新日鉄で働いていた徴用工についても新日鉄に対して賠償するよう命じた。すでにいずれも1965年日韓請求権協定で解決されたことである。それらを再び蒸し返そうというのである。

 そこへ今日戦時中広島と名古屋の三菱重工で働かせられていた韓国人の元徴用工と元女子挺身隊員が、同社に損害賠償を求めた最高裁上告審で彼らの主張を認め、同社に原告への賠償金を支払うよう命じた。

 日韓両国の間には、竹島問題も横たわっている。今の様子では、両国間でこじれた問題はそう簡単には片付きそうもない。韓国外交省は「政府は司法判断を尊重し、被害者の苦痛と傷を癒すため努力する。これと別に韓日関係の未来志向的な発展のためにも続けて努力する」との立場を発表した。かつての日韓国交回復に関する協定内容には一切触れていない。自分たちの都合の好いように解釈している。心の底から和平を感じられるようになるのは、一体いつのことだろうか。

日本政府としては到底納得出来ない上告審判決であり、早速河野外相が極めて遺憾であるとの声明を発表した。ことの解決には相当時間がかかりそうであるし、その間日韓両国間にはギクシャクした空気が漂うだろう。

2018年11月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4216.2018年11月28日(水) びっくりした! 特賞当たる!!

 日本旅行作家協会の忘年例会と称する懇親会が飯田橋のホテル・メトロポリタンで開かれた。ほぼ3年半ぶりに出席した。監事の近藤聰氏を日本ンペンクラブ会員に推薦し、26日の理事会で承認されたことを近藤氏に直接伝えたいという気持ちと同じく推薦者になっていただいた栗山定幸氏とも話をしたいと思ったからである。日本旅行作家協会会員の中には、日本ペンクラブ会員も何人かいる。当協会会長の下重暁子さんも日本ペンの副会長である。

 今日びっくりしたのはお開き前の最後の抽選会で何と特賞「にっぽん丸クルージング」が当たったことである。クジ運は決して悪いわけではないが、これまで上位当選なんてことはなかった。それが今夜は最後の出し物で特賞を得たのだから本人が一番びっくりした。壇上で商船三井客船㈱嶋田和芳常務から目録をいただき、挨拶する羽目になった。目録には「にっぽん丸 神戸/横浜C to Seaクルーズ、2018年12月25日(火)~12月26日(水)2日間1室2名様(客室タイプ:コンフォートステート)」と書かれている。嶋田常務には、乗船体験記を書きましょうと約束した。

 帰宅して妻にこのハプニングを話したら、流石に驚いていた。乗船日は2人とも予定がないので、揃って参加することに決めた。妻とはエーゲ海クルーズ以来の船旅である。今年傘寿を迎え、来年は我々夫婦にとって金婚式を迎えることになる。今年も残り1ヶ月と押し詰まり、終わりよければすべて佳しとの言葉通り、来年もきっと幸多い1年になることを信じている。

 さて、今月初めから中南米の移民キャラバンが大群となって北上し、メキシコ領内を通過して目的地アメリカとの国境にたどり着いた。キャラバンの中の数人は国境線上の高い壁を上ってメディアにアピールしているが、アメリカ領内壁の下では米陸軍兵士が銃を構えて見張っているためそれ以上の行動には出られない。これからどうなるかと気になっていたところ数人が米兵士に捕らえられたようだ。

 一方今月8日以来アメリカ・カリフォルニア州内の山火事が燎原の火の如く拡大して、大勢の住民とともに多くの家屋が炎に包まれ、いつ消火されるとも分からなかったが、25日に漸く東京23区と同じ面積を焼き尽くして鎮火した。過去にないほどの大きな災害となり、90人以上の人が亡くなった。行方不明者の数も200名を超えると見られている。毎年のように大きな被害を出していながら、毎年同じような山火事を起こしている。どうして防止出来ないのだろうか。アメリカのような世界第1の大国にとっても解決不可能なことなのだろうか。これはアメリカ人の思い上がりと自意識過剰によるものだと思う。

 もうひとつアメリカ人が今以て解決出来ないのは、銃乱射事件防止である。これは原因がはっきりしていながら、全米ライフル協会が政界に多額の寄付をして、法律で銃の所有を禁止する制度を遮二無二抑えようとしているからである。悪いことだと分かっていても自分の身は自分で守るという前近代的な思想に凝り固まっているのだ。自らの行き方が最善だと思い込んでいる狭量さから脱皮出来ないうちは、アメリカは世界から尊敬される存在にはならないだろう。

2018年11月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4215.2018年11月27日(火) 箱根ロータリークラブで卓話を行う。

 先日元小田急不動産の野頼清氏から箱根ロータリークラブ会合で「卓話」講演を依頼され、今日箱根湯本の湯本富士屋ホテルでお話した。最近難聴の傾向が表れていたので、このところ講演は極力控えてきた。今日の卓話も昨年4月所属するNPO「知的生産の技術研究会」でキューバについて講演して以来1年半ぶりである。 ロータリークラブの卓話は、以前吉祥寺と品川で行ったことがある。ロータリークラブならではのコースの食事をいただいた後で限られた時間内にスピーチを行う特異な方法である。時間が30分と制約されているので、短い時間内にうまく起承転結をまとめ、内容的にも面白く充実したものにしなければならない。

 会場へ行くに先立ち当初野頼氏が車で小田原駅まで出迎えてくれるという約束だったが、最近駅施設が改装された小田原、箱根湯本両駅を訪れていないので、個人的にそれらの周辺地域を見学したい気持ちもあるうえに、予定より時間的に早く小田原駅へ着けそうだったことから新幹線乗車前にお断わりして、小田原地下街や箱根湯本駅周辺を歩いてみた。湯本駅前には街路のように空中歩道が張り巡らされているのには昔日の感に捉われた。更に最近の観光ブームで承知はしていたが、この箱根辺りも代表的な日本の観光地であるだけに、やはりかなり多くの外国人観光客の姿が見られた。

 今日のテーマはパワーポイントを使いながら「実体験から『海外危険地域の旅』の安全を考える」と題して、副題として「フリー・ジャーナリスト安田純平氏の身柄拘束は事故責任か?」と問うものだった。自分の初期の海外武者修行に出遭ったリスキーだった事件をいくつか採り上げて説明した。懸念していた通りやや時間が足りなくなり後半は駆け足になり、話の終わりの部分で安田氏の行動に関して説明する時間が十分でなく、若干踏み込みが足りなかったのではなかったかと反省している。基本的に安田氏の行動を支援する立場から持論を語ったが、聴講されたロータリークラブ会員の方々にどれほどアピール出来ただろうか。それでも皆さん熱心に目と耳を傾けてくれていたようだったので、最低限の責務は果たすことが出来たのではないかと思っている。

2018年11月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com