ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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2132.2013年3月15日(金) とても三権分立とは言えない韓国の司法制度

 昨日韓国から浮石寺の僧侶ら6人がアポなしで突然対馬の観音寺を訪れ、観音寺住職との会見を望んだ。しかし、観音寺の住職はこれを断った。それは礼儀以前の問題であり、観音寺関係者の気持ちはよく分かる。この観音寺から盗まれた仏像が韓国で見つかったが、浮石寺が仏像は元々自分たちのものであると主張したために、公正より世論を配慮する韓国の裁判所は直ちにこれを日本に返すことは認めず、所有権が確定してから帰属を決めるべきものとの理不尽な判断を下していたのである。自分たちの寺にあったものだとの何の証拠もなく、これまでその仏像が浮石寺のものだと主張したこともなかったのに、それらしい仏像が目の前にぶら下がったのを知るや、突然何の根拠もなしに自分たちのものだと主張するのは、仏の道に仕える僧侶としては少し強欲ではないか。

 この裁判の判例に限らず、韓国の司法は以前から近代国家の司法制度からかけ離れていて、司法検察は権力者の道具と見られていて、権力者の意向を忖度し、そのうえで世論におもねていると思われている。つまり司法が立法や行政に牛耳られているのである。それは権力者の象徴である大統領ですら、その座を去ると後任の大統領の下で訴追されるのが恒例となっていることでも分る。親族に不正蓄財容疑があった李明博・前大統領も近々逮捕されることは確実と見られている。また、司法が世論を気にするあまり、必ずしも中立ではなく国民の意向に沿った判決を下す傾向にある。

 本来国内法より優先されるべき国際条約が無視されることも多く、時効などが蔑ろにされることも日常茶飯事である。去る1月には、靖国神社放火の中国人容疑者が韓国内で捕まったが、日本側の身柄引き渡しの要求を拒否して中国へ送り返すような、唖然とする措置を平然と行うような「無法」ぶりである。

 これらの原因のひとつは、韓国の最高裁や憲法裁判所の裁判官が大統領によって任命されることが大きく影響しているからである。朴新大統領も任期の切れる裁判官の後任に自らに近い人物を充てると見られている。そのため裁判が恣意的に進められることも多く、近年では国家寄りの判断が外交摩擦の火種ともなり、国内経済の足を引っ張る原因にもなっている。

 特に、経済問題の衝突で発生するトラブルに韓国企業有利の裁判は、韓国国内を閉鎖的な市場とさせ、ゴールドマン・サックスやヤフーなど外資系企業が韓国から撤退する要因を作っているほどである。

 それでも中国の司法制度が共産党の下で、司法の独立などは一切構わないのに比べればまだましなのだろうか。ただ、韓国の司法の現状は、経済が発展しても先進国入りは程遠いことを映し出しているし、そんな国内のいびつなやり方をわが国に対して押しつけられても困る。

2013年3月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2131.2013年3月14日(木) 新法王にフランシスコ1世

 小田急山岳部OB会の懇親会が相模大野のホテルで開かれた。昔一緒に山登りを楽しんだ仲間と1年ぶりの再会である。年とともに健康、現在の体調についての湿っぽい話が出るのはある程度やむを得ないが、長年の山の同志が亡くなられた話や、入院、肺浸潤、前立腺の話になると些か暗い気持ちになるのも致し方ない。それでも誰に気兼ねをするでもなく、それぞれ気楽な話をして懐旧談をするのも楽しいものだ。

 中には、中国の天安山脈からパキスタンのフンザに入り、カイバル峠近くのペシャワールまで行った話は羨ましい限りだった。宴会場から喫茶に場所を移して4時間近くも話し込んだ。山仲間がいつまでも元気でいることを願っている。

 帰りは渋谷の紀伊国屋書店から注文していた書籍が入荷したというので、それを受け取りに行くルートとして、相模大野駅から小田急で中央林間駅へ出て、東急田園都市線・中央林間駅から同線渋谷駅まで急行で向かった。約40分かかった。書籍を受け取って東横線渋谷駅へ行った。この東横線・渋谷駅施設自体は明日が最後の一日となる。明後日からは現在地の地下5階に駅施設が移る。聞けば、駅周辺を再開発して平成39年までに5つの高層ビルを建てる構想だそうである。プラットフォームには現在の渋谷駅の姿をカメラに納めようとする多くの人が群がっていた。確かに戦後一貫してここにプラットフォームがあり、われわれも利用してきた。それが無くなるというのは確かに寂しい気がする。明後日から利用する駅施設は、東横線と東京メトロ、東武東上線、西武池袋線との相互乗り入れにより一面利用者の往来には便利になるだろうが、1乗客の立場から考えて地上のJR等への乗り換えが当面不便になることは間違いない。今後JR線との乗り換えなどの点で、どのような効率的な設備を備えてもらえるのだろうか。

 さて、今日カトリックの最高位である法王に新たにフランシスコ1世が決まった。アルゼンチンの大司教ベルゴリオ枢機卿である。2千年の歴史上中南米から選ばれたのは初めてである。前のベネディクト16世が高齢のために自ら退位を表明して若い後継者を選んだわけであるが、新法王もすでに76歳である。いつまで自分の希望と判断力でカトリック教徒を導いていくことができるだろうか。

 ここに至るまでコンクラーベと呼ばれる秘密会議が連日開かれ、5回目の会議で漸く新法王が決まった。民主主義が誕生し定着したヨーロッパで、このような秘密裏に決められる法王の選び方はどうも素直に納得できない。これは民主主義国家ではない中国で、今日正式に国家主席就任が決まった習近平・共産党総書記の選出にどこか似ているような気がしてならない。

2013年3月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2130.2013年3月13日(水) 「誰も書けなかった石原慎太郎」を読む。

 過日知人にぜひ読んでみたらと1冊の文庫本を勧められた。昨年橋下徹・大阪市長を「週刊朝日」誌で槍玉に挙げたのはいいが、首を傾げたくなるような杜撰な「部落民表現」によって返り血を浴び、同誌ともども市長へ詫びを入れる顛末となった、話題の佐野真一氏が書いた「誰も書けなかった石原慎太郎」(講談社文庫)である。これは件の「週刊朝日」発行以前のものだが、怖い者敵なしの意気軒昂たる文庫本で、650頁からなる分厚な書である。佐野氏はこれまでソフトバンクの孫正義、ダイエーの中内功、書きかけたが挫折した橋下徹ら、それぞれ個性的であくの強い人物の評伝を書いてそれぞれに話題を呼んでいた。

 本書は月刊誌「現代」に連載された初稿に手を加えて長編として5年前に出版されたものだが、これまで知らなかった慎太郎と石原家にとっては明かされたくはなかったであろう、家族に関するプライバシーをかなりしつこく暴き出している。お蔭で石原家の出自から親族に関わるプライバシーまで新しい事実を随分知ることができた。

 私にとって石原慎太郎氏は母校・湘南高校の5年先輩であり、高校生の頃芥川賞を受賞して若きヒーローとなった時、担任教師がそのことを自慢気に話し、われわれ生徒に激を飛ばしたものである。本書には慎太郎に関して高校時代の恩師や仲間との交流が多彩に紹介されている。

 中でも他のメディアでもこれまで話題になったことがある美術部顧問の奥野肇先生は慎太郎が心から敬愛し心服していた恩師で私自身も美術の授業を受けた。しかし、奥野先生はこう言っては失礼だと承知しているが、東京芸大出身のかなり風変わりな先生で、服装も派手なら態度も横柄で、初めての授業でこれが公立高校の先生かと思ったほどとっぽい印象だった。短気な性格のようで、ある時縄跳びを自慢した途端に失敗して生徒から冷やかされるや、顔を真っ赤にして縄跳びのロープを生徒に振り回し、「ロープが悪いんだ」と言ってそのロープを床に叩きつけたことがあった。

 奥野先生は私が3年生の夏榛名湖で美術部の合宿中にボートが転覆してドラマチックに亡くなられた。一時ボート上で酒を飲んでいてそれが原因で溺死したとあらぬ噂が飛び、先生方が懸命に否定して走り回っていた。2年先輩の元美術部員で後に画家となられた故佐藤亜土さんの母で、オペラ歌手だった佐藤美子さんが葬儀で歌われたアリアが素晴らしかったと葬儀に参列された他の教師が話してくれた。だが、ひょっとすると奥野先生と慎太郎とはお互いに変わり者同士で案外気心が合ったのかのではないかとも思っている。

 本書の中で著者は慎太郎について、「短気、わかまま、粘りのなさ、骨惜しみ、非寛容、オカルト世界への傾斜、加齢と成熟を拒む幼児志向、強烈な国家意識」と容赦ない。同時に「石原慎太郎ほど評価が極端に割れる男はいない。日本を滅亡に導く危険なファシストという声があるかと思えば、沈没寸前の日本を救う卓越したカリスマ的リーダーとの声もある」と功罪相半ばした評価も下している。

 本書には湘南高校にまつわるエピソードがかなり紹介されている。とりわけ同級生だった(その後日比谷高へ転校)評論家・江藤淳とのやりとりや交流がかなり事細かに取り上げられている。長い間藤沢市長を務め、その後民主党代議士となった葉山峻さんの自宅で社研の集まりを持っていたことは初めて知った。葉山さんの次弟で弁護士の水樹さんとはラグビー部で一緒にスクラムを組んでプレイした。

 また、同期生のスポーツキャスター佐々木信也さんの話も紹介されているが、私が佐々木さんから直接伺った話では、慎太郎の大きな態度に甲子園優勝メンバーの佐々木さんら野球部員はあまり好い印象は持っていなかったようで、佐々木さんはライト方面、つまり慎太郎のいるサッカー部のゴールポスト方面への狙い撃ちの成果が表れ、ライトヒッティングが上手くなったと言っておられたくらいである。とにかく慎太郎は常に上から目線で人を見下して、それは同級生に対しても同じだったそうだ。逆説的に言えば、そういう自己中心的な性格ですべてに有能な人物だからこそ、半世紀の長きに亘って日本社会の中で強烈な存在感を発揮してこられたのではないかと多くの人が認めているのも事実である。これから石原慎太郎氏はどういう道を突き進んでいくのだろうか。密かに漏れてくる情報では、現在大分体調が悪く、今では面会謝絶と聞く。もうしばらく言いたい放題言って欲しいという気もしている。

 いずれにせよ、本書は評伝としても興味深かったし、慎太郎の新たな一面を知る意味でも参考になった。ぜひ多くの人に読んでもらいたい書としてお勧めしたい。

 さて、昨日の朝日新聞「東日本大震災オピニオン」に「除染これでいいのか」と題して3人の有識者のひとりとして高校同級生の中西準子さんが取材に応えている。1,2年生時に同じクラスだったが、地道な科学分野で研究に努めて成果を挙げ、一昨年には同じ湘南高卒業生のノーベル賞受賞者・根岸英一博士や世界的指揮者の大野和士氏とともに文化功労者に推薦された。彼女の肩書きを見ると「除染を研究するリスク評価専門家」となっている。相変わらず地味ではあるが、大切な研究に精進されていることが分る。1年生の時大学出たての新任「生物」担当の与野主計教諭から何でも良いから歌を歌えと言われ、私がつい煽てられて津村謙の「上海帰りのリル」を蛮声張り上げて唄ったお粗末に対して、彼女が「第一インターナショナル」を堂々歌ったことで勝負はあった。懐かしい思い出である。

 中西準子さんの益々のご活躍を祈っている。

2013年3月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2129.2013年3月12日(火) またアカデミー賞作品を鑑賞

 先日観たアカデミー賞受賞作品「アルゴ」に続いて、今日はアカデミー賞音響編集賞受賞、並びにジェシカ・チャスティンが主演女優賞を獲得し作品「ゼロ・ダーク・サーティ」(テーマは「深夜12時30分」というCIAの機密用語らしい)を鑑賞した。前者が1979年のイラン・テヘランにおけるアメリカ大使館人質救出事件を取り扱ったのに対して、今日の作品は一昨年5月1日電撃的に実行されたアルカイダの首魁、オサマ・ビン・ラディン暗殺事件を取り扱ったもので、いずれもCIAのひとりの諜報部員の活躍を主役に描いている。特に今日の作品はジェシカ・チャスティン演じる女性諜報員の活躍ぶりが見ものだった。

 いずれも訪れたことがある都市を舞台に描いているので、当時の情景を思い出しながらイメージを膨らませていた。

 それにしても前作に続き、今日の作品も少々荒っぽいシナリオだったが、その迫力に圧倒された。作戦が敢行されたあの日の様子は、ニューヨーク同時多発テロを計画してアメリカ中から憎悪の目を向けられていたラディンがターゲットで、ホワイトハウスでもオバマ大統領が固唾を呑んで見守っていたうえに、その憎っくきラディンを殺害したことで全米中が喝采し、盛り上がったことをテレビが映し出していたものだ。

 私もあの時ここまでやるかとこの想像もつかない発想と実行にははっきり言って度肝を抜かれた。これらの国際的事件をこうまで見事に映画化してしまうとはすごいなぁとついハリウッド映画の技術に感心してしまう。とにかく観ていて中々面白い作品だった。

 さて、このところアベノミクスの影響で円安と株価高騰で景気回復を思わせるが、その一方で輸入が増え貿易赤字が増えている。どうも良いのか悪いのか一概には言い切れない。

 その中で今日のニュースで驚くような話題は、渥美半島沖合いの深さ1000mの海底中のメタンハイドレートから天然ガスが取り出されたことである。「燃える氷」と呼ばれ将来の国産燃料として期待されている。このような発掘のやり方は世界でも初めてのことである。日本近海には世界有数の埋蔵量があるとされ、日本の天然ガス消費量の100年分と推定されているそうだから喜ばしい。

 先日も南鳥島沖で、中国が全世界生産量の9割方を産出するとされるレアメタルの大量埋蔵が話題になったばかりであるが、自然資源に恵まれないわが国にとって自力で原材料を得られることは大いに力となる。

 日本の技術水準の高さを世界に示すとともに、話だけに終わらせないよう息長く研究開発を続けて欲しいものである。

2013年3月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2128.2013年3月11日(月) 東日本大震災から満2年

 今日は忌まわしいあの東日本大震災からちょうど2年である。国立劇場では天皇・皇后両陛下ご臨席の下に慰霊祭が行われた。東北の被災地を始めとして全国各地で犠牲者を弔う慰霊の儀式が執り行われた。ここ数日はテレビも新聞も大震災関連のニュース報道が多くなっている。しかし、今朝の新聞やテレビを見ると改めて震災被害が大きく、復興などと言える状態でないことがよく分かる。

 震災からの復興もさることながら、被災地の気持ちに配慮することなく、今では福島第一原発の事故の収束、そして原発再稼動のウェイトの方が強まっているように思えて仕方がない。

 昨日も都内で原発反対のデモが行われたが、大震災2年目に当りニューヨーク、ジャカルタ、台北やソウルでも慰霊と原発反対のデモが行われ、地元でも大きな関心事であることを窺わせた。

 それにしても福島第一原発の現場はとても収束などと言えるようなものではない。野田前政権がなぜこれを収束と考えたのか不思議である。政治的な思惑があったと考えざるを得ない。汚染水がどんどん溜まり、それが新たに深刻な問題となりつつある中で、廃炉までは今後なお40年の長い年月が必要である。

 そんな環境下に2つの場面が印象的だった。そのひとつは、放射能汚染地区から避難させられた人たちが原発再稼動容認派の人たちも放射能防備服を身に着けなければ建屋傍に近寄れない放射線度の高い現場の前に立って、その是非を考えて欲しいと話していた言葉が胸に迫る。

 もうひとつは、原発立地内に居住する原発再稼動容認派の人たちに対して、もし仮に原発が事故を起こした時危険を承知したうえで原発再稼動に賛成をしたのだと責められてもその覚悟はできていますねと迫った声が強く印象に残っている。

 それにしても政府は、安全が担保されれば原発再稼動を容認すると述べたが、それならその後のスケジュールと情報を国民の前に提示すべきである。経済界などの賛成派の意見におもねるばかりで、はっきりどうすべきか本心を公表していない。今後のロードマップも含めて考え方を堂々公表すべきではないだろうか。自分たちの意見を言わないで、いつの間にか私見が政府の考え方に変質しているのが一番怖い。

 怖いと言えば、先日北朝鮮が国連憲章違反で国連安保理事会から制裁決議を受けたことと、米韓両軍合同演習に反発して朝鮮戦争の休戦協定を白紙にすると述べたが、北は今日板門店の南北直通電話を遮断し、本日を期して休戦協定は効力を失くしたと一方的に表明した。エスカレートした北は勇ましく「最後の決戦の時が来た。11日から休戦協定は完全に白紙化された」とも、「侵略の集団を照準鏡に漏れることなく入れ、発射の瞬間を待っている」とも述べている。こうなると最前戦における不測の暴発が怖い。まったく不気味な時代になったものである。

2013年3月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com