ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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2172.2013年4月24日(水) 話題の村上春樹を読む。

 先日買い求めた話題の村上春樹著「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」という一風変わったタイトルの書を読み終えた。村上氏の書を読むのは初めてだったが、他の作家の書とは確かにタイトル、舞台設定、話の運び方、意外性等々の点でやはり異質だと思った。ただ、ストーリー性自体は思わぬ展開で興味深く、一気に読みきった。初版発売後1週間内に百万部も発行されたそうだ。話題になるわけである。願わくは、村上氏に今年のノーベル文学賞を獲ってもらいたいものである。

 タイトルの始めに「色彩を持たない多崎つくる」とあるが、親しかった高校の異性グループ仲間(男=赤松、青海、女=白根、黒埜)や、大学後輩の灰田、灰田の父の知人・緑川らが名前に色があるのとは異なり、主人公・多崎つくる自身の名前には色がついていないという単純なことからそのような形容詞がついただけのことだった。尤も実際には、主人公・多崎は他のバイプレイヤーたちと違ってアクの強さがなく、強烈な個性が感じられないということでもある。

 また、タイトルの終わりの部分、「彼の巡礼の年」とは、白根や多崎が好きな名曲で、しばしば彼らが聴いていたフランツ・リスト作曲の「巡礼の年(ル・マル・デュ・ペイ、‘le Mal du Pays’)」を意味している。一般的に「巡礼の年」とはかけ離れた「ホームシック」と訳されているようで、You tubeでAnna Ivanovaのピアノ演奏を聴いてみたが初めて聴いたメランコリックで静かな曲だった。

 あれっと思ったのは、多崎が自由が丘に住み、新宿の鉄道会社に勤務していることである。おかしなことにこれは現役時代の私と極めて似た境遇ではないか。面白い話の展開だったので、いずれまた他の村上ものを読んでみようと思っている。

 昨夕は妻と外食したが、その際「紀伊国屋書店」に立ち寄り、小説を3冊まとめ買いしたところだ。今年の本屋大賞を受賞した百田尚樹著「海賊と呼ばれた男」(上)(下)と岸恵子著「わりなき恋」である。20日には渡部富哉著「白鳥事件 偽りの冤罪」も購入したところだ。「白鳥事件・・・」を除けば、いずれも今まであまり読んだことのないタイプの小説で興味深そうなストーリーなので楽しみにしている。

 さて、一昨日まだお会いしたことがないトラック島故アイザワ大酋長の娘さんのナンシーさんにメールで近日訪問することと、訪問目的をメール送信と手紙を添付したところ、今日丁重な返事をいただいた。すでにフリッツ駐日大使から私の訪問について知らされ、会えることを楽しみにしていると書かれていたので、まずは必要な情報がいただけそうである。早く消防車引渡し式の日時が決定されることによって、一日も早く私も旅行日程をフィックスしたいと考えている。

2013年4月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2171.2013年4月23日(火) 靖国神社参拝で不穏な空気

 安倍政権への支持率が70%を超えるという俄か人気に些か好い気になり過ぎたのか、春季例大祭が行われている靖国神社への閣僚参拝が中国と韓国で大きな問題になりつつある。今日まで3日間行われた例大祭初日の一昨日、以前から過激な右翼的言動で物議を醸し、昨年は竹島へ近寄ろうと韓国まで出かけたが追い返された新藤義孝・総務相が私人の資格と断ったうえで靖国参拝の口火を切った。すると昨日は麻生太郎・副総理と古屋圭司・国家公安委員長は堂々公人として参拝し、安倍総理は「真榊」を奉納した。安倍総理は「参拝は信教の自由。政府が立ち入る問題ではない」と各閣僚の判断に委ねるとしたが、毎年繰り返される問題だけに、せめて考えや方針だけでも未熟な閣僚たちに伝えておいても良かったのではないか。脇が甘かったと言われても弁解の余地はない。

 案の定、今朝の朝日社説で「靖国問題 なぜ火種をまくのか」と安倍内閣の甘さを追及している。「近隣諸国との関係改善が必要な時に、安倍政権はいったい何をしているのか」と手厳しく非難している。 

 仮に閣僚の靖国参拝の事柄の是非は別にしても、日中、日韓間の国交関係が険悪な現在、敢えて火に油を注ぐような閣僚個人のパフォーマンスは必要だったのだろうか。その空気を読めない国会議員たちの行動には国家を代表する公人としての資格や資質が問われかねない。予想通り中韓両国から手ごわい反発がぶつけられている。

 今の閣僚には、世の常識を知る感覚が麻痺しているとしか言いようがない。こんな非常識な言動しか取れないようでは、とても政治を任せるわけには行かない。外交問題になること自体がおかしいと述べた高石早苗・自民党政調会長のような無神経な発言まで出てくる。どういう育ち方をして、どんな教育を受けるとこういう馬鹿な発言が出てくるのか、直接聞いてみたいものだ。

 挑戦的な北朝鮮の態度に対して、日中韓3国間で対応を協議するために話し合いを始める矢先に、韓国外相が急遽訪日を中止した。日本からも中国へ向かおうとしていた高村正彦・自民党副総裁が中国高官との会談のお膳立てをしてもらえず、訪中を取り止めるという事態も発生した。

 何とも非常識で下手糞な外交交渉ではないだろうか。こんなことで北朝鮮に対して包囲作戦を取りながら、説得工作ができるのだろうか。

 そこへまた、今日はノーテンキな超党派国会議員168人が揃って靖国神社へ参拝した。これが一層火に油を注いでいる。政治評論家の後藤謙次氏はこれには呆れ果て、外交音痴とまで批判していた。中国も韓国もテレビで厳しく日本を批判した。また尖閣諸島領海へ8隻の中国海洋監視船が侵入した。8隻も領海侵犯をしたのは初めてのことである。事態は益々不穏な方向へ向かっている。政府はこの落としどころをどうしようというのか。いくら愚かな国会議員でも、少しはまともな国民の不安と心配にきちんと応えるべきである。

2013年4月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2170.2013年4月22日(月) アメリカ移民社会の暗部が露呈

 ボストンで爆破事件を起こした犯人兄弟のうち、弟が逃走中だったが、昨日身柄を拘束された。市内住宅地帯に非常警戒線が敷かれ、住民は外出を禁じられていたために、犯人逮捕の報を聞いた住民は歓喜して喝采していた。

 今回の事件では、今まであまり表に出なかった移民、或いは異民問題が端無くも露呈される結果となった。兄弟は家族とともに10年ほど前チェチェン共和国からボストンに移住してきた。26歳の死んだ兄は大学に進学しながらボクシングのアメリカ代表としてオリンピックに出場することを夢見ていた。しかし、家庭が豊かではなく大学を中退してからアメリカ人に疎外感を強く抱いて行ったようで、親しい友人がいなくて徐々に孤立して行ったようだ。次第に母国に多かったイスラム教徒の影響のせいか、イスラム教にのめり込んで行ったらしい。

 一方、19歳の弟は成績優秀で奨学金を得て医科大学に通学していたという。そんな兄弟がなぜ見ず知らずの人を殺害するような卑劣な行動に走ったのか、現在捜査当局が調べているところだ。

 アメリカは9.11同時多発テロ以来、テロへの警戒心が強くなり外国人の入国に対して水際で警戒を厳しくしている。だが、今回明らかになったのは2人がイスラム社会のチェチェンから来たとは言え、テロリストとなったのはアメリカ社会の中で成長し、教育を受け、アメリカ人との接触の中で心がイスラム化して過激派となった、いわゆるアメリカ育ちのテロリストである。今話題となっている‘HOME GROWN TERRORISM’である。

 2人のうち、兄は妻子がいる身でありながら、アメリカ社会に溶けこもうとせず、イスラム教がキリスト教より優れているとか、アメリカ社会の悪口を言ってはアメリカから気持ちが離れイスラム教に傾倒して行ったようだ。アメリカにいた一家は流浪の旅の末バラバラになり、両親は生まれ故郷のキリギスに戻って生活していた。もちろん例外はあるにせよ、またある面では止むを得ないとは言え、外国からの移民や外国人の気持ちを腐らせる生活環境、人種差別的言動、固有の文化や伝統に対する排他的な行為、等々が残念ながら現代アメリカ社会の中に育まれつつあるということになるのだろうか。

2013年4月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2169.2013年4月21日(日) 沖縄の「主権回復の日」は何のために?

 今年もゴールデンウィーク(GW)が近づいてきたが、ミクロネシア連邦トラック島(現チューク島)旅行の予定がまだ決まらない。というより決められない。藤沢市が島に寄贈した消防車はすでに現地に到着したそうだが、引渡し式の日時が未だ確定しないので、渡航予定が立てられない。仮にGW中に式典を挙行するようだと、フライトが混み合ってシートが取れないのではないかと些か気になっている。

 さて、そのGW冒頭の28日に、サンフランシスコ講和条約発効61年を記念して那覇市内で政府主催の「主権回復の日」記念式典が行われる予定である。しかし、事前に記念式典開催を打診された沖縄県は猛烈に反発している。沖縄の言い分はごもっともで、4月28日は沖縄にとって、奄美群島、小笠原諸島とともに日本から切り離され、米軍統治下に置かれた「屈辱の日」であると、県議会野党を中心に「4.28政府式典に抗議する沖縄大会」を開催することにしている。県民感情を考慮して仲井真知事は式典を欠席し、代理に副知事を出席させるという。

 なぜ過去何年間に亘って政府主催の行事が行われなかったのに、今年61年目という半端な年に、敢えて地元の反対を押し切ってでも政府の思いを強引にやり遂げようとするのだろうか。そこには安倍政権の日米関係の修復と固い絆を強めようとの一方的な願いがあるからに違いない。だが、それならそれでもう少し時間をかけて、沖縄の反発を招かず、日本人の誰もが納得できるような催しを考えられなかったのだろうか。それでなくても、政府、並びに日本国民は戦後一貫して沖縄に負担を強いてきた。

 問題は、式典に天皇・皇后両陛下のご臨席を仰ぐとしている政府の方針に対して、専門家のみならず地元からも皇室の政治利用ではないかと疑問の声が出ていることである。これだけ沖縄で反対の声が上がっている中を天皇・皇后両陛下に出席してもらう行為は、皇室の政治利用と受け取られるばかりでなく、下手をすると皇室への不信感、反感を招きかねない。両陛下と宮内庁も出席すべきかどうか頭を悩ませることになるのではないか。

 ところが、一昨日の定例記者会見で菅義偉・官房長官はノーテンキな見解を披瀝した。「『主権回復の日』式典に天皇・皇后両陛下が出席することに対し、政治利用という指摘があることについて『奄美、小笠原、沖縄も含めた日本の未来を切り開くという決意を新たにする式典であり、天皇・皇后両陛下のご臨席を賜るということは、ある意味では自然なことだ』」と述べたのである。官房長官には、天皇は国が主催するものならいかなる行事でも出席されるという意味ではないということがまったく分っていない。こんなに地元で反対の声がある中を強引に式典を執り行い、その渦中へ両陛下にお出ましいただくことが果たして象徴である天皇の国璽行為を行うことに当るのかどうか疑問だらけである。それにしてもわが日本国のスポークスマンである内閣官房長官が、よくもこんなことをぬけぬけと言えたものだとその浅はかな言い方には呆れかえるばかりである。

 国璽行為であるにも関わらず、現時点では都道府県知事は19人しか式典に出席しないそうである。また、専門家の間でも、沖縄問題に詳しい高橋哲哉・東大教授は「政府は、沖縄が新型輸送機MV22オスプレイの配備撤回を求めても無視し、米軍の占領状態をそのままにしながら『主権回復』を祝おうとしている」と批判的である。

 式典まで残り1週間となったが、まだまだ一悶着ありそうである。

2013年4月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2168.2013年4月20日(土) 白鳥事件とゾルゲ事件、伊藤律について聴く。

 白雲なびく駿河台の明治大学リバティタワーで現代史研究会、社会運動史研究会などが主宰する「白鳥事件 偽りの冤罪」発刊記念講演会が開催されと、主催者から案内をいただいたので興味を持って出かけてみた。1時から5時近くまで4人の濃密な講義を拝聴した。白鳥事件といえば、60年以上も前の事件で、今では知っている人も数少なくなったのではないか。

 4人の講師は、作家の宮崎学氏、本出版書の著者・渡部富哉氏、映画監督・篠田正浩氏、共産党員・伊藤律の子息・淳氏が普通では聞けない話を分りやすく話してくれた。それぞれ興味深い内容だったが、特に渡部氏は日本共産党員として白鳥事件の渦中にいた人物だけに、ディテールを事実に基づいて1時間に亘って一気に話された。渡部氏は白鳥事件は冤罪ではなく、ウソだときっぱり言い放った。それが本書の帯文に「白鳥事件=冤罪説を徹底的に批判!」と主張された所以である。かつて自分が所属していた日本共産党に対してよほど腹に据えかねていたようだ。松本清張著「日本の黒い霧」にも事実誤認があるとして、内容もさることながら、当時の日本共産党の白鳥事件への関わり方と誤った事実認識について厳しく批判していた。「冤罪は組織が最後に逃げ込む砦」とか、「個人はすべて組織のせいにせよ」とか、「完全黙秘は組織を守ることにならない。完全否認せよ」などは自身の体験上悟った信念だろう。

 映画監督の篠田氏は氏独自の視点から持論を展開された。これまでの人生の節目節目で戦争があり、特に氏が生まれた1931年には満州事変が勃発し、その後日本は大東亜戦争への道を駆け上っていった。そんな大変動の時代に幼少期を過ごしたことが、その後歴史認識や人生を考えるうえで少なからず影響を与えたという。ゾルゲと尾崎秀実に関心を抱いたのは、ゾルゲの日本の情勢分析が当時の日本人の誰にも見られなかったほど正確で的を射たものだったことであり、同郷の尾崎の書く論評も抜きん出て優れたものだったからである。特に尾崎は西園寺公一との昵懇な間柄だったが故に西園寺から得た戦争勃発危険情報をゾルゲにまで伝えていた。しかし、折角得た戦争を回避する貴重な情報が軍部上層部まで伝わっていなかったことが、戦争に突っ込んで行った原因だと論じた。

 また、篠田氏が早大陸上部時代に親しかった東大陸上部の先輩から聞いた話として、その当時ヨーロッパに駐在していた商社マンから「日本の商社は昭和16年ドイツが対ソ戦に敗れたことを知っていたとの情報」を聞いた事実があるにも拘わらず、大日本帝国軍上層部が知らなかったという情報、諜報活動の未熟さと不備が、結局日本を戦争に向かわせた原因でもあると話された。 

 伊藤律は1980年67歳の時27年ぶりに中国から帰国した。日本共産党から「反党的反国民的裏切者」としてスパイ扱いされ、共産党から除名という不名誉な扱いをされ、前記松本清張著書の中でも不名誉な表記をされたことに対して、子息・淳氏が出版社・文藝春秋を訴えたがすでに松本死して止む無く和解し、一昨日出版総局長名で同書に追加文章を挿入することを了承したと語られた。その書状コピーもいただいた。 

 比較的難解な話が多く、相当これらの問題に関心と予備知識がないと付いていけないと思う。つまり白鳥事件、ゾルゲ事件、そして伊藤律スパイ事件についてきちんと理解していないと理解が難しい。そのせいもあって、今日の会場には500名以上の聴講者がおられたが、ほとんど中年以上の人だった。

 昨日朝日朝刊東京版に篠田氏の今日の講演について主旨とテーマについて紹介記事があったので、それを目当てに来られた人もいたようだ。先日山崎洋さんから篠田氏にお会いしたらよろしく伝えて欲しいと言付かっていたが、話しかける機会がなく、私の名刺に彼からのメッセージを書いて手渡したところ、目で合図してくれた。

 久しぶりに根を詰めて聞いていたので、少々疲れた。

 さて、今日も世界的に大きなニュースが2つあった。ひとつは、ボストン爆破事件で逃走中の犯人が逮捕されたことである。もうひとつは、中国四川省でM7の大地震があり、124人が死亡し、3千人以上が負傷したという。2008年に近郊でM8の地震があり、死者・行方不明者8万余人もの多くの犠牲者を生んだが、アジアにはどこにも同じような危険の可能性が内包されている。

 正確無比で知られるマヤ暦では、2012年が地球滅亡の年と予言されていたが、実際には2012年に何の異変もなかった。しかし、その予言には閏日が外されていたことが判明し再計算したところ、改めて2015年が地球破滅・人類滅亡と予言し直された。古代エジプト歴でも2015年が地球滅亡の年とされている。さらに、現在世界の核保有国が所有する核弾道弾は2万発で、これは地球を7つも破壊する威力があるという。自然の力であれ、人為的なものであれ、遅かれ早かれ、いよいよ地球最後の日が迫って来ているのだろうか。

2013年4月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com