充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
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2192.2013年5月14日(火) 政治家の妄言、放言、失言、虚言と本音
今日から駒沢大学2013年度公開講座が始まった。最初の講義は毎年受講している菱山郁朗講師の「現代日本政治と報道論」で始まった。2008年から毎年受講しているが、これほど多くの聴講生がいたことに驚いた。昨年までは多くても精々20人程度だった。今日は40人ぐらいおられたのではないだろうか。例年に比べて学生が多いようだ。
菱山講師は早速歴史認識、憲法第96条改正と昨日の橋下徹「日本維新の会」共同代表の放言について、朝日、読売の記事を参照しながら話された。
その歴史問題にせよ、橋下発言にせよ、行過ぎた言論の自由は、どうも内外ともに穏やかならぬ雰囲気をもたらせている。韓国スポークスマンのコメントは日本が自分の顔に泥を塗っていると相変わらず手厳しいし、従軍慰安婦を認め、軍隊ではどこの国でもやっていたと開き直ったかの如き橋下発言に至っては、言語道断で常識を疑いたくなる。女性に対してまったく思いやりのない発言で、市田共産党書記局長は「さまざまな奴隷制度の発言を聞いてきたが、本当に人間の血が流れているのだろうか、と戦慄を覚えた。公党の党首の資格がないだけでなく、市長たる資格も国政を語る資格もない。これほど人間をおとしめる発言はない」とまで言って橋下氏を非難している。
橋下氏の無節操さは、よりによって沖縄の米軍司令官に対して基地周辺の風俗営業を活用するよう話して司令官に呆れられ、それにアメリカ国防総省・リトル報道官が橋下発言は話にならないと突っぱねるとアメリカはずるいと自らに理があるような反論を行ったり、あまりに低レベルの言い分に、こんな人物が果たして国民や、市民の先頭に立ってリードして行けるのかととても信じられない。もちろん国内でも石原慎太郎・同党共同代表を除けばクソミソである。この人は何か思い違いをしているのではないか。この人は常に自分の主張が正しいと信じ、自分の力を過信し過ぎている。参議院選挙を間近に控えて「日本維新の会」への支持が大分下がっているとの声に焦りがあったのではないかとも噂されている。だが、今回の発言は「日本維新の会」にとって反って逆効果だったのではないだろうか。
歴史認識の問題では、高市早苗・自民党政調会長の村山談話はしっくりこないとの発言が物議を醸して、党内外から厳しい批判がぶつけられている。党に対して今後党員として言葉を慎みたいと語ったが、どこまで本気だろうか。この女性議員はいつも過激な右翼的持論を抱えている危険な人物だ。政府としても一個人の考えとして処理したいようだが、中途半端な処理をすると問題が再びぶり返さないとも限らない。言論の自由だから自由な発言は当然許されるが、人間の尊厳を傷つけ、周囲に迷惑をかけ、事実を否定するがごとき発言は到底容認されるものではない。その辺りの区別が、若気の至りの政治家諸氏にはどうもよく分っていないようだ。
これから11月まで、講座でどんな話を伺えるか期待したい。
2191.2013年5月13日(月) 5人の孫に恵まれる。
今朝新潟に住む二男から女の子が生まれたと電話で知らせてくれた。息子にとって2歳の男の子に続いて2人目である。生まれる前から女の子と分っていたので、すでに名前を「近藤花」と決めていた。母子ともに健康だそうで、ほっとした。最近のニュースで風疹の危険性が指摘されていたので、多少気になっていた。
ともかくこれでわれわれ夫婦も5人の孫を持つことになった。一応減少傾向にある人口動態の中で5人の孫を持つということは再生産可能になるので、国に対して大きな顔をしても良いのではないかと思っている。
今では少子化傾向は一般に容認されて、1人の女性が生涯に産む子どもの数は一昨年時点で1.39人であり、これでは日本の人口は益々減る一方である。その意味で長男には3人、二男が2人というのは一人っ子の甘やかされとか、我が侭のような成長過程にブレーキをかける性癖から逃れられるという点で子どもたちにとってはプラスだろう。
尤も現代社会では子ども1人を育てるための費用は相当高くつくので、息子たちもこれから大変だと思う。まあ孫たちには健康で明るく、誰にも好かれる素直な子に育ってほしいと願っている。早速木曜日に初対面をすべく日帰りで新潟に行く予定である。
さて、このところ日本の政治家から発せられる右傾化の言葉が、とりわけ外国であれこれ取り沙汰され、それが批判されている一面もある。問題は政治家がこれをあまり気にする素振りを見せず、懲りもせずに同じ持論を益々展開することである。侵略の定義とか、村山談話の踏襲とか、話はいろいろな分野に拡大している。
昨日から今日にかけての言行録のうち、安倍首相は侵略の定義については言を翻さず、アメリカ議会の批判的なコメントについても非公式なレポートには言及しないと言い切った。橋下徹「日本維新の会」共同代表に至っては、「日本は敗戦国。敗戦の結果として侵略だと受け止めないといけない」と言っておきながら、同時にどの国でも慰安婦を必要としていた、とまた愚かな発言をしている。自分自身が女性問題でスキャンダルを起こしたことに何の反省もない。さらに自民党の高市早苗・政調会長は、村山談話は個人としてしっくりしないと述べたり、政治の周辺には国家として外交、政治的トラブルを引き起こさないとの意識はまるでなく言いたい放題の発言をして、文句を言ってきたら言い返すという傲慢な態度が見えることである。これでは日本はいずれ孤立化の道を歩み、北朝鮮と五十歩百歩だと言っても当らずとも遠からずになるのだろう。
2190.2013年5月12日(日) 円安効果もいろいろ
今日から大相撲夏場所が始まった。ひところの八百長騒ぎの影響を受け、まだ完全には客足は元へ戻っていないようだ。偶々NHKがテレビ放送を開始して今年がちょうど60年目になる。その昭和28年から大相撲の放送が始まったと聞いて妙に懐かしく感じた。私が京都の公立中学3年生の時で、学校から帰るとすぐに阪急京都線・桂駅近くの友だち宅のラジオ店で、結びの一番が終わるまで全取り組みをじっとテレビで観ていたものだ。かつての大相撲ファンのひとりとして、一日も早く元通り日本の国技として復活して欲しいものである。
さて、先週末にイギリス南部アイルベリの宮殿と思しき館で開かれていた先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議も終わり、円安が進んだことから日本への批判が強まるのではないかと一部で懸念されていたが、突風は麻生副首相・財務金融担当相と黒田日銀総裁の頭上を通り過ぎて行き、日本としてはひとまずやれやれという安堵感があった。それが原因かどうか分らないが、会議後の記念写真を撮る直前につい気を緩めたのか最前席に座っていた麻生副首相が股の間にスマホを置いていじくっている幼稚な姿が映った。まるで電車内の通学中の高校生と変わらない。こんな無作法で子ども染みた大物は他の国にはそうはいない。ギャングスタイルの親分風として知られる服装はともかくとして、柄の悪さとお行儀の悪さでは天下一品の麻生氏であるが、せめて外国プレスが注目するような場では、軽蔑されるような行動だけは慎んでもらいたいと思う。
円安傾向が進み、輸出企業が利益をあげる中で、当然すべてが上手くいくようなわけにはいかない。輸入に頼る産業、特に食料、石油産業は厳しい。しかし、前期決算や今期決算予想を発表する企業の中で自動車産業「スズキ」のように輸出型企業として円安効果によりウハウハと思いきや、鈴木会長兼社長が製造工程を海外に移転させた以上そこで生産せざるを得ない苦しみがあると明かした。工場を今更日本に持ってくるわけにはいかない。だから必ずしも円安効果が反映されることではないと話されたのは、実感が篭っていた。むしろ円安とか円高ということで一喜一憂することが問題なのだ。
やはり現場で生産に当る人たちの苦労話にじっくり耳を傾けないと実態とか、真実は分らないものだ。況して副首相ともあろうものが、自分たちが日本の今の円安景気をもたらしたとの思い上がりか、高校生レベル程度のパフォーマンスしかできないのはあまりにも未熟で、今後止めてもらいたいものである。大抵の日本人はがっかりする。
2189.2013年5月11日(土) 多士済々の公開講座受講者
小中陽太郎さんの平賀源内の講義も4回目であるが、講義終了後「淑徳大学サテライト・キャンパス」ビル地下にあるライオンホールで飲み会を行った。受講者には私を含めて小中さんの知り合いが多い。特に、小中さんの母校・東京都立大付属高の同窓生が多いが、その中に小中さんの同級生で高野祐子さんと仰る、しっかりものの女性がおられる。ご主人が学生運動にかかりきりだったらしく、高野さんもそういう政治的な運動に大分関わってこられたようだ。
現在江戸川区内に住まれて、近くの元・中川の水質汚染について東京都に調査を願い出ているグループの中心となって活動しておられる。78歳ながら理知的で頼もしいオバサンである。猪瀬東京都知事や担当の都市整備局長、環境局長、下水道局長宛要望書のコピーをいただいたが、諸要点を整理して上手にまとめられている。道半ばのようであるが、気持ちのうえで応援してあげたい。ただ、高野さんがほぼ同世代の全学連の清水丈夫書記長をご存じなかったのは意外だった。
もう1人初対面の人で強い印象を受けたのは、元読売新聞ワシントン支局長の湊和夫氏である。新聞社を辞めてから御茶ノ水女子大と十文字女子大で教授を務めて、81歳の現在十文字女子大名誉教授である。湊氏の中学生時代の凄惨な体験が、今も反戦、厭戦精神を支えているようだ。氏は戦争では敗者と同様に勝者も必ず傷を負うと言われて、戦争は絶対に止めるべきだと主張しておられた。特に、刺激的で生々しい話は中学生の時、長崎県大村で長崎市内への原爆投下を目撃し、その後被災者の救出のシーンを目の当たりにしたことだそうだ。父親が医師だったために手伝いをさせられたと語っていた。悲惨な状況を見てご両親は終戦直後に洗礼を受けてクリスチャンになられ、氏も後日洗礼を受けられたという。
他にも、西山太吉・毎日新聞記者が関わった外務省機密漏洩事件について語った、毎日新聞記者だった女性が夫の教育現場の「君が代、日の丸」訴訟で復職を求めた裁判の体験を話されたが、裁判所は体制派であり、弁護士も体制派であり、判決は結論先にありきだと言われたことがひどく気になった。
皆さん多士済々で、有能な方々ばかりで大いに力づけられた。2週間後に最終講義があり、その後トルコ料理店「カッパドキア」で食事会を行うが、どんなことになるやら今から楽しみである。
2188.2013年5月10日(金) 恩師の3回忌に想う。
大学ゼミの恩師飯田鼎教授の3回忌に当る今日に合わせてゼミからご家族へお花をお贈りしたところ、ご丁重にも奥様からお礼の電話をいただき、懐かしさのあまり20分余も話し込んでしまった。まだ吹っ切れたという感じではないと仰っておられた。思いやりがあり、人情味のある先生だったので、奥様ばかりでなくゼミの誰もが同じように中々忘れられないのだ。
奥様とは最近話題になった書について楽しくお話した。村上春樹著「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」、岸恵子著「わりなき恋」、百田尚樹著「海賊とよばれた男」、そして直木賞作品の黒田夏子著「abさんご」等々に奥様の読書感を伺った。大学で国文学を学ばれただけに大変読書家でおられ、それぞれ細かく分析されるのには頭が下がった。現在私自身読んでいる「abさんご」は、奥様も仰っておられたが、今まで見られなかった製本スタイルで右開きと左開きから成り、一瞬どちらから読み始めるべきであろうかと考えた。縦書きと横書きが混在して、また文章構成上漢字があまり使用されず、一つのセンテンスが長く、全体的に意味不明の文章には解読すること自体四苦八苦している。これはもう一度読むことになるだろう。
偶然であるが、今日はわれわれ夫婦にとっても忘れがたい結婚記念日である。早いもので44年が経つ。大きな波もなく、まあ順調な結婚生活だったのではないかと思っている。われわれは見合い結婚だったが、今ではあまり見合い結婚は少なくなったようだ。2人の息子も好きな女性と結婚した。しかし、機会があると私は見合い結婚を薦めている。理由を言うと笑われるが、一般的に当たり外れがないということだ。
さて、今日は淑徳大学・池袋サテライトキャンパスで「世界遺産」に関する公開講座があったので、講師として参考になるのではないかと思い聴講してみた。講師は旧国際観光振興会(現日本政府観光局)出身で何度か海外駐在経験のある同大講師の田中五十一氏だった。専門家として学術的な視点から深く掘り下げて講義されたが、私の講義方法とはまったく異なる講義の進め方で、参考になることが多かった。私なりに気付いた点は、受講者にとって楽しかるべき世界遺産がテーマであるので、もう少し楽しい話し方をしてみてはどうかということと、パワーポイントの切り替えに大分ロスタイムがあったので、もっとスピーディに、かつもっと大きな画像を映してくれると分りやすかったのではないかということである。だが、私たちが普通入手できない、日本政府観光局にコネがあるからこそ入手できたと思えるような資料を使い説明してくれた。大いに助かるし、来月にも予定している講義で試してみようと考えている。