充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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2536.2014年4月23日(水) オバマ米大統領、国賓として来日
アメリカのオバマ大統領が国賓として3度目の来日をした。数日前から厳しい警戒態勢が取られ、今日は警視庁では1/3の職員を警備に割いているほどである。アメリカ大統領の外遊としては夫人を同伴していないのは珍しい。
1979年秋シンガポールの当時のリー・クアン・ユー首相が2度目の来日をした時、レジャーで箱根までロマンスカーを利用するので打ち合わせしたいと外務省から話があり、何度か話し合いをした後箱根湯本まで首相に同行したことがある。その時外務省職員から、リー首相は2度目の来日だから国賓ではなく、「国賓待遇」で迎えると話していた。それが、今回のオバマ大統領は3度目で夫人を伴わずとも国賓だそうである。それに宿泊も迎賓館ではなく、都内ホテルだという。どうもいつもと違うような印象を受けるが、表面上はともかく水面下では日米の連携がスムーズには行っていないのではないか。
オバマ大統領は明後日旅客船沈没事故の対応でてんやわんやの韓国へ向かい、その後フィリピンへ向かう。日米はアジア太平洋地域での日米同盟の重要性を確認し、「力による現状変更に反対」として中国への牽制を行う。
問題なのは現在交渉が行き詰まっている環太平洋経済連携協定(TPP)で、今日まである程度合意点に達している筈だったがまとまらず、オバマ大統領訪日記念のお土産とはならなかった。TPPは双方の主張にまだ大きな開きがあり、かなり時間がかかりそうだ。特に牛肉の輸入関税が38%という高い壁になっており、これをアメリカから1桁を要求されている。しかし、国内の酪農農家の強い反対で中々核心へ進められず大筋合意は困難の模様だ。まだまだ先行きは見通しが立たない。
さて、今日23日は、かの劇作家シェークスピアが生まれてちょうど450年である。1564年4月23日に生まれ、1616年4月23日に亡くなった。受験勉強の余得であろうか、「人殺し(1564)に生まれ、いろいろ(1616)あって死んだ」「誕生日と命日が同じ4月23日」ということである。これをストラットフォード・アポン・エーボンにあるシェークスピア博物館のスタッフに披歴して感心されたことを懐かしく思う。
2535.2014年4月22日(火) 政府首脳の靖国参拝に反対する動き
靖国神社の春季例大祭に安倍晋三首相は参拝こそしなかったが、真榊を奉納した。その前日には古屋圭司国家公安委員長が参拝した。その前には新藤義孝総務大臣が参拝した。外国人は靖国神社に対して、戦争犯罪人を祀った宗教施設と受け止めている。日本人としては大変残念に思う。ただ、東条英樹らA級戦犯が祀られているということはある面で外国人の見方は否定できず、現状ではいくら安倍首相の言うように国のために戦った方々へ尊崇の念を捧げると言っても世界の人からは、戦争犯罪人を崇めているとしか受け取られないのも認めざるを得ない。例大祭で参拝したのは、揃いも揃って外交オンチの大臣ばかりである。世界の受け止め方が正しいかどうかはともかく、靖国神社に対する世界の理解は現状では変わらない時に敢えてこのような行動を起こす必要があるのか。千鳥が淵墓苑にお参りするとか、他の方法がいくらでもある筈である。況やいま反日姿勢を強めている中韓両国がこの靖国参拝を手厳しく非難し、アメリカ政府も先の首相の靖国参拝について失望しているとのメッセージを伝えた後である。
こういう情勢下で安倍内閣閣僚は外交関係の悪化なぞどこ吹く風で靖国へ出かける。彼らの本心はわからないが、敢えて外国の靖国に対する逆風の中で靖国参拝を強行しようというのは、外交関係をまったく斟酌しないということでもある。外交オンチも甚だしい。
こういう政府首脳の軽率な行動が周辺諸国から不安視され、国の権威を失墜させている。その中で一部の戦没者の遺族らが、安倍首相が昨年12月に靖国神社を参拝したことで近隣諸国との関係が悪化したとして首相と靖国神社を相手に、憲法違反と今後の参拝の差し止めを求めて東京地裁に訴えを起こした。
まだ注目を集めるほどの裁判にはなっていないが、こういう反靖国参拝の動きが生まれ、今後動きが加速する可能性はある。軽薄無思慮内閣はこれから外交問題を大きなテーマとしてどう捉え行動して、対立をなくすよう実際に動くのか、残念ながら頼りにならないだけに目が離せない。
2534.2014年4月21日(月) 泰緬鉄道「レイルウェイ 運命の旅路」を観賞
最近観たいと思っていた映画3作品のうち、3作目「レイルウェイ 運命の旅路」を観賞した。今から半世紀以上も前に観たアカデミー受賞作品「戦場にかける橋」と舞台は同じクワイ川である。同じ戦争映画であるが。ストーリーはもちろん異なる。日本軍が泰緬鉄道建設のために労役に徴用したイギリス人捕虜に対する拷問に近い使役ぶりを徹底的に描いている。
とりわけこの作品にこだわりがあるのは、30年以上も前に泰緬鉄道のタイ側カンチャナブリーとビルマ側モールメンを訪れたことがあったからである。特にカンチャナブリーは陸軍航空隊の人たちと、またモールメンにはこの鉄道建設に携わった陸軍鉄道第5連隊の人たちと現場を訪れたことがあるので余計関心があった。
今日の作品では、心理的な面、特に元イギリス人捕虜が戦後になって戦時中の虐待がトラウマとなり、誰にも心を開かなかった悩みを描いている。主人公はニコール・キッドマン扮する新婚の妻にも話すことができずイライラが嵩じていたが、同じ捕虜仲間が自殺したことから、昔の戦地へ出かけ、偶然日本軍通訳に会って乱暴な話し合いにより漸く気持ちにケリをつけることができた。
作品としては、半世紀前の秀作が、デヴィッド・リーン監督製作によりウイリアム・ホールデン、アレック・ギネス、早川雪洲らが出演し、テーマソング「クワイ川マーチ」が爆発的にヒットして大きな話題を提供したのに比べると、スケールは大分落ちる。副題を「運命の旅路」として600円のプログラムの表裏表紙いっぱいに描かれている列車の絵が何と、泰緬鉄道とは大違いのイギリス田園地帯を走る蒸気機関車とはちょっと雑ではないか。
それに日本人通訳永瀬隆役を演じた真田広之は良いとして、戦時中の若い同人物石田淡朗はあまりにも顔つきが別人のようで、外国人ディレクターには分からなかったのだろうが、はっきい言ってミスキャストである。
期待していた割には、少々物足りなかった。この春は3本の映画を観たが、結局最初に観た今年のアカデミー作品「それでも夜は明ける」が一番印象に残っている。
2533.2014年4月20日(日) 漱石「こころ」再び
夏目漱石が「こころ」を東京朝日新聞に連載を始めたのは、実に100年前の今日だった。それを期して今日から朝日でリバイバル連載を始めた。当時は「こころ」とは言わずに、「心」にルビをふっていた。私も漱石ファンのひとりであるが、漱石が朝日の記者だったことは知らなかった。
「こころ」は大学生の頃に読んで、感銘を受けた作品のひとつである。初めて漱石を読んだのは、最も人気のある「坊っちゃん」だった。小学校5年生の時、母親に勧められて初めて手に取った。その後「吾輩は猫である」に進んだのは、ネーミングが面白かったからだ。それから「三四郎」「こころ」「それから」「門」「明暗」等々へ読み進んでいった。
その「こころ」第1回再掲載記念に際して今朝の朝日は全一面を「こころ」特集に当てている。朝日記者だったこと以外にも知らなかった事実が多い。特に、明治天皇が危篤になり、号外が発行され、隅田川の川開きが中止された事実である。明治45(1912)年7月20日の日記に漱石はこう書いている。
「晩天子重患の号外を手にす。尿毒症の由にて昏睡状態の旨報ぜらる。川開きの催し差留られたり。天子未だ崩ぜず川開きを禁ずるの必要なし。・・・演劇其他の興業もの停止とか停止せぬとかにて騒ぐ有様也。天子の病は万民の同情に価す。然れども万民の営業直接天子の病気に害を与えざる限りは進行して然るべし」。
漱石の批判精神が全文に溢れている。漱石の言わんとしたのは、何でも自粛する傾向のある日本人の精神構造について皮肉を交えた批判である。
100年前と言えば、第一次世界大戦が勃発した年である。日露戦争の勝ち戦に乗って軍国調が頭をもたげてきた時代に、この日記は中々勇気のある発言ではないだろうか。
改めて漱石を読んでみたいと思っている。
2532.2014年4月19日(土) 進まない韓国沈没船安否不明者の捜索
韓国で16日に発生した旅客船「セウォル」号沈没事件は韓国内外で連日大きく報道され、事件現場近くから実況中継もされている。少しずつ状況がはっきりしてきたが、現場近くで安否を気遣って待っている家族の絶望的な表情や、関係者に食ってかかる様子、特に現場を視察に訪れた朴大統領に直接不満をぶつける家族や、警察官に体当たりして鬱憤をぶつける家族も見られ、家族のいらいらした気持ちが見てとれる。
修学旅行中の高校生が320名も乗船していて安否不明者の中にも高校生が数多い。気の毒にも引率した教頭が責任を感じて近くで自殺した。今日も潜水夫が沈没した船舶の下まで潜ったが、濁っていて中々船内に入れず窓外から遺体を発見したとの報道がなされている。事故当時の状況として伝えられていることは、船長が職場を離れていて3等航海士に任せていたが、その航海士が急旋回を繰り返し、その時の揺れにより荷が傾き船はバランスを失ったのではないかと見られている。
それにしてもまる3日も経つのに詳しい救助作業の様子がはっきり伝えられず、これでは家族がいらいらする心理が分からないでもない。事故当初から情報が二転三転していたことが、今日不信感を募らせている原因である。今すぐやるべきは、正確な情報を早く流すことだ。
さて、いま最も世界中の気をもませている事象はウクライナ東部の州政府建物などを占拠している親ロシア派に対して、米欧ロとウクライナ暫定政府外相が不法に占拠された建物や公共施設の明け渡しで合意したことを伝えた。直ぐに建物から立ち去るよう促したが、親ロシア派は一向に従う様子がなく、いつになったら解決するのか分からない。ロシアの対応が消極的なせいもある。4者会談も成果を出せず仕舞となった格好である。どうもロシアが不法占拠グループの背後で暗躍していることが問題解決を複雑にしているようだ。プーチン大統領は、ロシアの介入を否定しているが、プーチンの言動ばかりでなく、占拠派の動きもプーチンの意を受けて動いているような印象がある。
それにしても最近は欧米の圧力もロシアに対して一向に効いている様子がない。アメリカも随分舐められたものだ。