ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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2586.2014年6月12日(木) 懐かしの南アルプスがエコパークに登録

 地味なニュースであるが、今日「南アルプス」と福島県「只見」について国連ユネスコが「エコパーク」への登録を決めた。世界自然遺産が手つかずのまま自然を守るのに対して、「エコパーク」は生態系の保全と持続可能な利活用の調和を目指す。地域の自然と文化を守りながら地域社会の発展を目指して、生物多様性の保全機能、学術的研究支援、経済と社会の発展の3つの機能が求められる。登録には①自然環境を守らなければならない「核心地域」、②環境教育や観光・レジャーに利用できる「緩衝地域」、③社会と経済の発展が図られる「移行地域」、の3つの地域を設定することになっている。

 厳しい条件もあり、喜んでばかりはいられないようだが、それでも真夜中に登録承認を知らされた南アルプス市長や只見町長は大喜びである。確かに地域の活性化には繋がると思うが、考え方によっては世界自然遺産以上にその管理保全に真剣に取り組まないと後になって泣きをみることになる。

 私自身南アルプスについては、学生時代から何度も登山しているが、中でも1960年安保条約が改定され、我々安保改定に反対派の学生たちが意気消沈していた同年7月大学アルペンクラブのリーダー・原田先輩と同級生長友くんの3人で全山縦走にトライしたことがとてつもなく懐かしい。テントを背負って東海道線金谷駅から大井川鉄道に乗って千頭駅で降り、後はひたすら北上し南アルプス全山を越えて中央線韮崎駅へ出る約

 3週間の縦走だった。北アルプスと異なり、一つ一つの山を麓から頂上をアタックしては下る登山の繰り返しだった。丁度台風直後ということもあり、南アルプスの南部では風倒木に悩まされた。ラジオでその頃世間の話題をさらった誘拐事件・吉展ちゃん事件の犯人が捕まったことを聴いた。

 7月16日にスタートして寸又峡から光岳、聖岳、大沢岳、赤石岳、悪沢岳、赤石岳、荒川岳などを経由して26日登山道で不覚にも足を踏み外して谷へ転落して腹部を強打し、リーダーから登山続行は困難と判断され三伏峠で合流したアルペンクラブの他のグループとともに下山することになり、数日後飯田線伊那大島駅へ出て辰野駅経由で新宿へ着いて藤沢へ帰って来た。当初の目標通り全山縦走ができなかったことが後々まで悔やまれてならなかった。

 その後リーダーと長友くんは予定通り韮崎へ出ることができた。今思い出しても途中で挫折したこともあり残念な思いがある。他の2人にとってもよほど印象的な登山だったとの思いがあったようで、その様子を記したリーダーの登山日記を先般送ってもらった。

 その後も会社の山岳部仲間と度々南アルプスへ出かけ60年に挫折した北岳、間の岳、農鳥岳、鳳凰三山などはその後踏破したが、南アルプスには北アルプスのような派手さはないが、あまり他の山にはない奥深い魅力があるのが南アルプスの山々だ。

 今年から8月11日を「山の日」として祭日にするという。最近山の遭難者、特に高齢者の遭難事故が目立っている。エコパーク登録を機会に「山」ということについてじっくり考えてみる必要があるのではないかと思う。

2014年6月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2585.2014年6月11日(水) 虎ノ門ヒルズが開業

 日本で2番目に高いビル・虎ノ門ヒルズが開業した。数年前アークヒルズのラウンジで高校の有志同窓会の席上亡くなられた森稔前森ビル社長が窓外を見下ろし、この虎ノ門ヒルズを含む話題のマッカーサー道路(現環状2号線)一帯の都市計画について将来ビジョンを話されたことを思い出す。惜しくも森さんは2年前亡くなられたが、斬新な都市計画に鮮烈なひらめきと理想を注ぎ込んだ。森さんは高校の4年先輩だったが、現在の森ビルを創り上げたとも言える人だった。

 今日華やかに行われた開業式に安倍首相や舛添都知事も出席したテープカットでは、それぞれスピーチを行ったが、舛添知事がこのエリアを東京シャンゼリゼと呼びたいと言った。気持ちは分かるが、ちょっと悪乗りしている。シャンゼリゼとはギリシ神話で極楽浄土を表す言葉で、パリにあるエリゼー宮もそれをもじっている。

 聞くところによると虎ノ門ヒルズは純然とした民間の建物ではなく、東京都が森ビルに委託したものだそうだ。商業施設などのテナントはほとんど入居せず、大きなコンベンションが開かれるような会議室や、事務所、ホテル、レストランなどが入居する複合ビルである。これでまた東京の中心街も少しずつ欧米風に変身していくのではないか。それにしても東京のひとつの目玉になることは間違いないようだ。

 さて、現在中々理解しにくい集団的自衛権に関して、与党内で自民党と公明党が具体的な問題に絞って膝つき合せて話合っているが、中々意見が一致しない。自民党は早く閣議決定して憲法解釈の変更により、強引に集団的自衛権を認めようとしている。最近右傾化傾向が益々強くなっている安倍首相は、憲法を恐れずわが道を往くの姿勢である。

 一日も早く集団的自衛権を容認してアメリカに対して顔を立て、憲法を改正せずとも姑息にも実態として憲法改正とも理解できる策を弄して一層ゴーイングマイウェイである。党内でこの動きを誰も止められない自民党も野党を批判するばかりでなく、立ち止まって自分たちの親分がやっていることが本当に国家のためになるのかよく考えてみて欲しいものだ。

 国会論争を見ていると政治の劣化が甚だしい。

2014年6月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2584.2014年6月10日(火) 旅行収支の黒字について思う。

 昨日内閣府が今年1~3月期の国内総生産(GDP)の改定数値を発表した。それによると年率換算で当初の速報値5.9%から6.7%へ上方修正された。単に数値の変更であるので、この修正自体個々にどこかへしわ寄せされるというものではないので心配することはないが、それでも自らの実績を誇示したい安倍首相は、GDPの上方修正はアベノミクスの成果であると早速自慢げに話している。これにより法人税減税など一部にだけ恩恵があるようなことにならないよう願いたいものである。

 その好景気についてどこの新聞もトップ記事扱いだった典型的な例は、旅行収支が訪日外国人の増加により44年ぶりに黒字になったことである。その数も夢だった1千万人を凌駕して今では2千万人を目指す時代となった。1970年大阪万博開催により一時的に外国人旅行者が増えたが、その年を除くと旅行収支が黒字になるなんて夢のまた夢で想像することすらできなかった。それが恒常的に旅行収支黒字の兆しが見えてきたのだ。これまで旅行収支の赤字は、海外からの批判を浴びる貿易収支の大幅黒字を目立たせないための隠れ蓑に使われ、貿易収支が良くなれば日本人は海外旅行で外貨を浪費せよと言わんばかりの国策だった。国は貿易収支の多寡により、海外旅行者の外貨使用額を調整して全体の国際収支を作成していた。その典型は海外への持ち出し外貨を貿易状態によって調整し、旅行会社や旅行者が苦労させられていた歴史がある。

 それが歳月を経て外国人旅行者が増えるに従い、旅行業だけで食っていける時代になったということだ。

 最近になって観光振興やら、21世紀は観光の時代などともてはやしているが、国が真剣にこれまで観光振興に取り組んできたわけではなかった。旅行は国が公的に行うものではなく、民間がすべてを国の支援を受けずに民間ベースで行ってきたものである。すべて民間が行っている旅行を黙って見て違法な点があれば法律で縛って注意していただけに過ぎない。建設的な行政指導や教育的な善導すらなされなかった。従って観光業への国家予算は最低だったし、時代の流れもあり今ごろになって、観光関連産業の雇用創出効果が大きいとか、外貨を稼ぐとか煽てても何を今更という気がしてならない。今ではGDPに占める観光業界の規模は半導体や、家電を超え3.5%との試算もある。

 しかし、観光業は400万人近い雇用を生むとの期待がある一方で、観光業界には構造的に労働者の低賃金というアキレス筋がある。厚労省の統計でも電子・電気や輸送用機械は年収が540万円を超えるが、観光業は精々340万円前後である。見掛けはともかく、皆薄給で働いているのだ。労働もきつい。職場環境も外から想像するほど良くない。国も観光業界のこの実態を知らんぷりして素通りするわけにはいくまい。脚光を浴びるようになった今こそ、観光業界の実態にメスを入れ、健全な業界として育て多くの有能な若者が誇りを持って働ける職場を作り上げなければいけない。

 その他にも国に対して注文がある。口先だけで「おもてなし」や「日本文化」を言うだけでなく、それを正しく理解し、育成していくプロパガンダを行ってきちんと予算を付けて、日本文化を正確に伝えるようなリーフレットを作成するなりして、外国人が日本に来て正しい日本の文化を学び、日本を正しく知ってもらう政策を実行できるようにしてもらいたい。はっきり言って、国は外国人観光客を呼び込んだり、日本の旅行業の発展のためにこれまでほとんど何もやって来なかったと言っても過言ではない。

2014年6月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2583.2014年6月9日(月) 拙著上梓へ向け本格的にスタート

 初校の校正ゲラを持って現代書館へ出かけ、編集担当の福田慶太さんと打ち合わせをした。一番の問題は合せて52枚提供した写真・地図を思い切って相当枚数までカットすることになりそうなことだ。同席した現代書館菊地社長は、あまり写真を多くすると何でも多く見せたがる自費出版と受け取られると警戒しておられた。良い写真がかなりあるのでちょっと残念であるが、その判断はプロに任せることにした。四分の一枚数程度にまで減らされるかも知れない。

 朗報のひとつは、出版が当初予定していたお盆の頃より早められるかも知れないという話だ。

 その拙著に推薦文を書いていただいた近藤誠一前文化庁長官について、今日から日経夕刊の「人間発見」が今週一杯インタビューによる連載を始めた。長官退任後外務省参与の職にあるが、その任命理由は「外交の勘所を知っている」からだそうで、日本は来年秋の国連安全保障理事会の非常任理事国選挙で当選を目指している。近藤前長官は国際的に広い人脈を頼りにされているのだ。近藤前長官はユネスコ大使時代に石見銀山、文化庁長官に就任してからは平泉と富士山の文化遺産登録に国際的人脈を生かし、併せて独特の勘所を掴んでユネスコ世界遺産委員会に対して論理的に説明し登録を成功させた。その実績と外交力を高く評価されている人である。

 昨年富士山に関して文化遺産として三保松原を含む一帯が登録されたのは、北斎や広重に富士の浮世絵を描かせたのは富士山の文化的インスピレーションの成せる技であると、近藤氏の世界遺産委員会への説得が功を奏したからである。

 拙著に近藤氏から文化的な?お墨付きをいただいたということは、氏の推薦文がベストセラーへインスピレーションを与えてくれるのではないかとつい妄想が先走る。今日の文面もユニークで面白いが、今週一杯楽しめそうだ。

2014年6月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2582.2014年6月8日(日) 桂宮さまご薨去

 今日午前桂宮様が急性心不全で薨去なされた。普段からご健康が優れず、現在も車いすの生活でリハビリを続けておられた。桂宮様は珍しく独身のまま宮家を創設されたので、後継者がいないため桂宮家はなくなる。最近テレビでもほとんどお見かけすることはなかったが、以前お見かけした時の姿は右半身不随、しかも右目を失明されて病弱なイメージがあった。学習院大学を卒業されてからオーストラリアに留学され、その後嘱託でNHKに10年ほど勤められたほどでかつてはご健康だったようだ。

 しかし、これで三笠宮ご夫妻は子息3人の宮様全員に先立たれたことになる。ご夫妻もご臨終に立ち会われたというからどんなお気持ちだっただろうか。お気の毒というほかない。今年98歳の三笠宮殿下と 91歳の妃殿下にとっては、大きな衝撃であろう。つい先日3男故高円宮の二女のご婚約が決まったばかりで、宮家にお祝いムードが溢れていたが、これで今秋予定されている婚儀に影響がなければと思う。

 さて、最近テレビで旅番組を観ることが多い。やはり旅自体が好きなことと、長年旅行業に携わっていたこと、一度訪れた都市がどう紹介されるか興味があることなどで楽しく観ている。観られない場合は録画しておき、後日観ることにしている。

 今晩観たベトナムの番組では市内を歩く女性の服装にかつてのアオザイ姿がほとんど見られず、風情がなくなって寂しい。ベトナム戦争中の1967年初めてベトナムを訪れた当時は、アオザイを着ない若い女性は見かけなかったほどだ。町の中にはベトナムらしさがあまり見られず、東南アジアのどこの都市だか分からない有様である。街から個性が失われているということだろうか。

 その点では、3月にダビングして先日観た「極上のクルーズ紀行」シリーズでは「清き心の宿る国」としてビルマのクルージングを紹介していたが、まだまだビルマからは本来の姿、ビルマの良さが失われていないことに乗船客も心を打たれていた。私が毎年ビルマを訪れた当時は、1988年軍政以前で、とてもこんな贅沢なクルージングなんてなかったが、豪華船もライン・クルーズから払い下げられたもののようだ。

 ニュージーランドから来たハネムーナーは「肩の力が抜けた本当に人が魅力的な国」「とても安心でき、誰もだまそうと思ってない。タイとか中国では少なからず感じることでしたが・・。ここでは皆無。本当にみんな心から親切だと思う」と言っていた。ロシア人夫婦は「文化と伝統、人も素晴らしい」と話していたが、私の最も好きな国、ビルマの良さはまだ失われていないようだし、ビルマ人の良き国民性はそのまま残されていて素朴で親切なままだと思うと嬉しくなる。近作のノン・フィクションにもビルマについて触れている。懐かしいビルマにまた行ってみたいと思っている。

2014年6月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com