充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
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2600.2014年6月26日(木) 言葉を自分流に解釈する政治家たち
いま日本の政治の在り方、重要な国事の決め方がおかしくなっている。メディアでも再三指摘しているように、民主主義の原則に則って議論を重ね、国民の理解を得てどちらとも決められないとなったら最後に多数決で決めるというのが民主主義のルールである。然るに現在の安倍政権は、言葉を曲解し、立法の精神を斟酌せず、内閣閣僚だけの判断で重要事項を決めようと乱暴にも非民主的な路線を走り出した。それを地方議会も真似するようになったことは、民主主義にとって大きな危険信号である。
例えば東京都議会で昨日ヤジ問題を追及しないことを決めた。海外からも批判がありながら、これをいつまでも対処しないままでいることは、与党自民党と公明党にとってマイナスと捉えて敢えて無視しウヤムヤにすることに決めたのである。すべては自分たちの都合次第なのである。こういう議員には都政を担ってもらいたくない。
一方、本丸の国会では、文言や「政治家のご都合用語」を自分たちの都合次第によって変えることで自分たちの考えを押し通そうとしている。
彼ら政治家が「発明」「生産」した言葉ではメディアも理解に苦しんでいる。今朝の朝日「天声人語」では、集団的自衛権行使を巡る与党協議で示された原案について「これほどわけのわからない文章はない」とまで極言している。それが自民党と公明党の利口な議員には、きちんと分かるというのだ。
こうして安倍政権は、僭越にも「平和の党」を自称する公明党とともに、一歩一歩日本を戦争に駆り立てているのである。
安倍首相は口を開けば、自衛力とか、他国から攻撃を受けた時とか、被害妄想的な発想で専守防衛を踏み越えた自衛隊の行動力の強化をアピールしているが、軍事力の強化、徴兵制が現実となった時、自衛隊の兵力の拡大とか徴兵制度がどういうマイナス作用を及ぼすことになるのか、分かっているのだろうか。危険が伴う海外の戦地へ派兵されることを承知のうえで、自ら自衛隊に入る若者が増えるとはとても考えられないし、徴兵制度から逃れようとする人々は確実に増える。
つい最近も北朝鮮国境近くの最前線で発砲事件を起こし数人の兵士を殺した、除隊前の韓国人兵士の行動を考えると徴兵制度の怖さというものが分かってくる。集団的自衛権の行使や、憲法解釈の変更により、戦争の危険が増す中で確実に徴兵制度のおぞましさが浮上してくる。その時徴兵から逃れられるのは、婦女子、未成年者、高齢者、病人ぐらいだが、その時政治家は恐らく高齢者という範疇で悠々兵役から逃れることができるだろう。それ故に政治家は自分の身が戦争に巻き込まれることに鈍感となり、軍国日本の復活に神経が行き届かなくなるのではないか。
戦争現場の実態とその場の臨場感が分からない政治家たちはこれだから困る。
2599.2014年6月25日(水) ワールドカップで日本丸轟沈!!
日本時間の今日明け方に行われたワールドカップの予選リーグ最終戦で日本は、コロンビアと戦い1-4で敗れた。大会参加前の意気込みはどこへやら、これで1引き分け2敗となり敢えなく予選敗退である。やはり世界は強い。特に中南米各国の抜きんでた強さには脱帽である。それに引き換えアジア勢の不甲斐なさは、出場4カ国合せて未だに1勝もできない体たらくである。
試合では日本チームは精一杯戦い、シュート数ではコロンビアを圧倒していた。前半は1-1で惜しい場面もあったが、終わってみれば3試合で勝ち点1、得点2、失点6というストレスの溜まる結果だった。前回の南アフリカ大会では決勝トーナメントへ進出しただけに、今大会はより大きな期待がかけられていた。確かに日本チームは年々力をつけ、今大会は密かに決勝トーナメント進出が期待されていたが、相手国も日本を上回るスピードで実力を向上させていた。
尤も今大会は優勝候補でもあった、前回優勝チームのスペインを始め、サッカー王国のイングランドやイタリアも決勝トーナメントへ進出できず、予選リーグで強国が姿を消す番狂わせが数多くあった。それだけ世界のレベルが向上して力の甲乙つけがたく、各国がお互いにしのぎを削る戦いの場となったということだろう。
早速「ワールドカップ余話」と題して来月の「JAPAN NOW観光情報協会」紙用にエッセイを書き貯めておいた。
さて、東京オリンピックの翌年に製作された市川崑監督による記録映画「東京オリンピック」をビデオで観た。作られた当時はなんやかんやと喧しい批判があった点でも注目を集めた記録映画である。この映画が上映されたとき、時の建設大臣が「訳がわからん、作り直せ」と命じて、別に「公式」記録映画が作られたと言ういわく付きの作品でもあるが、結果的に空前の観客数を記録した。そんなこともあり、前から観てみたいと思っていたところ、先日テレビで放映したので録画しておいた。
半世紀も経つと画面も昔日の感を覚えるほどだが、懐かしい光景がいくつも観られて2時間半の間かぶりつきだった。最後のマラソンを甲州街道傍で直接見たことが印象に残っている。残業中だったが、会社から甲州街道まで走って行き、優勝したアベべ・ビキラ選手や銅メダルの円谷幸吉選手が目の前を走り過ぎるのを見た。
その3年3か月後の1968年1月8日、エチオピア・アジスアベバ市内のハイレ・セラシェ皇帝病院内を歩いていて偶然にもアベべ選手の親戚の医学生、ウォルデ・マルタム・ケベデさんに会い、アベベ選手や円谷選手について話し合ったことが懐かしい。その時ケベデさんがアベべに会えるよう電話をしてくれたが、生憎その時アベべは海外へ出かけていて会えなかったことが返す返すも残念だった。
そして時も時、その数時間後円谷選手は自衛隊宿舎内で突然自らの命を絶った。メキシコ・オリンピックを間近に控えて円谷選手への過重な期待が重圧となり、憐憫の情を催す遺書を残して27歳の若さで彼岸へ旅立った。旅行中でその悲報を知らないまま、1週間後に帰国してその衝撃の事実を知り、ショックを受けたことが思い出される。
走り幅跳びに出場した東急の山田宏臣さんも懐かしい人である。まだ若くして亡くなった山田さんとは仕事のうえでも交流があったが、ソウルで開催された旅行業界の国際コンベンションPATA総会に参加し、同じホテルに泊まって長々と話合ったことも思い出深い。
賛否いろいろあろうが、1964年の東京オリンピックを知り当時の感慨に耽るには、これほど的確な記録映画はないと思う。
2598.2014年6月24日(火) 国から東京都まで政治家に失言の財布
去る18日以来東京都議会で質問中の女性都議に対して、誹謗するようなヤジを飛ばした問題が物議を醸していたが、昨日になってそのヤジの張本人が漸く観念して名乗り出た。やはり自民党の議員のひとり、鈴木章浩議員だった。
しかし、これで解決したわけではなく、海外にまで伝えられた破廉恥事件を、これから都議会としてシコリを残さないようにどういう形で矛を収めるのか、都議会並びに自民党東京都議員団としても正念場である。この件だけに限って言えば問題が解決したわけではなく、対処しなければならないことが2つある。
ひとつは、ヤジを名乗り出たが、鈴木議員本人がこれまで再三の取材に対して自分はヤジを飛ばしていないと大嘘をつき、ヤジ自体は辞職に匹敵するとまで言っていた。にも拘わらず、前言を翻して辞めない理由をプレスから聞かれると少子化や晩婚問題で頑張らせて欲しいと虫の好いことを口走る有様である。空気がまったく読めないし、議員としての資質に欠ける。言い訳と目先だけの謝罪でことを済まし、これからも恥も外聞もなく議員活動を続けて行こうとしている。こういう都会議員は困る。
もうひとつの問題は、鈴木議員以外にも下劣なヤジを飛ばした議員がいるのに、その議員が名乗り出てこないことである。本人はもちろん、周囲の議員も気づいている筈であるが、お互いに庇い合っているのか、火の粉を被るのを避けようとしているのか、何とか時間の経過の中で忘れ去られることを望んでいるようだ。
自民党の支持を受けて都知事になった舛添要一氏は、ヤジは聞こえなかったと火中の栗を拾うのを避けたり、自民党東京都の松原修幹事長のように鈴木議員の斜め後ろ席に座っていながら聞こえなかったと惚けている。自民党には、ヤジを飛ばした議員を何としても見つけ出し処分させるという気持ちなんてさらさらないようだ。「みんなの党」がヤジの主を特定するための声紋検査も考えているようだが、その他のヤジは判別が難しいようで、「犯人」を特定できるかどうか、あまり期待は持てそうにない。
だが、それにしてもヤジ事件で貴重な時間を浪費してもらっては困る。鈴木議員にはとっとと職を辞してもらい、他のヤジ将軍には早く「自首」してもらいたい。
それにしても政治家の間には、先日の石原伸晃環境相の金目発言にしろ、麻生太郎副総理の自分自身を指しているのではないかと思える発言にせよ、失言が大きな話題を呼んでいる。麻生氏は何と言ったか。「学校で一番いじめられるヤツはどんなヤツかと言えば、~勉強はできない、けんかは弱い、だけど金持ちの子、これが一番やられる」と言ったそうである。
大なり小なり、政治家が失言だらけでは、どうにもしようがない。
2597.2014年6月23日(月) ニカラグアの運河建設計画
いま国際的な大プロジェクトが世界中から注目を集めている。中米ニカラグアの巨大運河建設プロジェクトである。
第1次世界大戦が始まった100年前にパナマ運河が完成し、船舶による太平洋と大西洋・カリブ海の往来が可能になった。スエズ運河を完成させたフランス人レセップスも中途でさじを投げ、アメリカが引きついたほどの難工事の末に漸く両大洋はひとつに繋がった。
そのパナマ運河の規模を大きく上回る新しい運河がニカラグアに建設されようとしている。総延長がパナマ運河の80㎞に対して、ニカラグアのそれは3倍余の280㎞だというから途方もない。これもパナマ運河同様に難工事が予想されるが、これを41歳の中国人IT企業経営者がこのプロジェクトのために造った民間企業が請け負うことになった。総工事費が約5兆円と言われ、それだけでニカラグアの国内総生産の5年分に当たる。
いま一方のパナマ運河では拡張工事が進められ、工事完成後はネックのひとつだった大型船舶の通航も可能になる。それを考えるとこのような狭い地峡に巨大運河が2つも必要だろうか、疑問でもある。
ニカラグア政府は、経済成長、雇用創出、格差縮小のためと言っているが、その一方で失うものも多い。大がかりな自然破壊と環境汚染である。中でも水質汚染により地元民の飲料水が汚染されることである。また、農民の多い地域で果たして彼らの雇用の増加につながるのか。そこへアフリカ諸国の経済支援工事と同じように中国人労働者の流入と雇用により現地人労働者が雇用されなかった例もあり、ニカラグア人が必ずしも雇用されず労働最前線ではむしろ中国人労働者が雇用されるという計算違いが生じるのではないかと不安視されている。大体請負業者決定にも国際的入札をせず、件の中国企業に指名入札したことなど不明瞭な点が多い。他国のことではあるが、いずれ問題が浮上するのではないかと少々気になる。
さて、旧日本軍の組織的な戦いが終わって69年が経ち、今日糸満市の平和記念公園で沖縄全戦没者追悼式が行われ、安倍首相、岸田外相、小野寺防衛相、ケネディ米駐日大使らが出席された。安倍首相は「米軍基地が集中する沖縄の負担軽減に向け、全力を尽くす。沖縄の発展こそが日本の未来を創る。私が先頭に立って沖縄の振興を進めていく」と語っていたが、最近の集団的自衛権や集団安全保障、辺野古への基地移設計画などに関する言動から考えて、首相が心底からそう思っているようにはとても思えない。口先ではうまく言っているつもりでも、沖縄戦の犠牲者や遺族にとっては首相の言葉は歯が浮いたように感じたのではないだろうか。
2596.2014年6月22日(日) 下劣で不見識な政治家たち
国会では石原伸晃環境大臣の失言に対して大臣不信任案と問責決議案が提出されるお粗末な停滞ぶりである。結局いずれも反対多数で否決されたが、石原大臣は自らの発言を取り消すと言った。何でも福島の放射能廃棄物の仮処分場所が決まらないことに苛立った大臣が、つい「本音」を漏らして解決のためには最後は金目でしょうと軽率に発言したことが大きく取り上げられてしまった。被災地の人々の気持ちを傷つけるものだと不信を買い、多くの人々を怒らせてしまった。被災者の苦しみが分からない、また分かろうともしない政治家が生ぬるい環境の中で発言するとこういうことになる。大臣はすぐにも現地へ向かい被災地の人々に謝罪するというが、その本心は別のところにあるので、いつまた同じような失言が飛び出すか分からない。残念ながら政治家の言葉は軽くて、いつものことながらそこには誠実さが見られない。
そんな折も折東京都議会で都議会議員が飛ばした女性議員への不見識な野次が問題になっている。「みんなの党」の塩村文夏議員が晩婚化対策で質問に立ち、女性の出産や育児について考えを述べている最中に、自民党議席から「あんたも結婚したらいい」とか、「子どもを産めないのか」のような相当下劣な野次が浴びせられた。流石にメディアでも取り上げているが、これがイギリスのガーディアン紙やアメリカのウォール・ストリート・ジャーナル紙など海外の主要メディアでも取り上げられるに至り、東京オリンピック開催都市の議員の発言として東京のイメージダウンにつながる心配が出てきた。
一般からの厳しい非難も含めて、流石に自民党石破幹事長が自ら名乗り出るよう声をかけているが、自らが後ろめたく辞職に追い込まれるのが怖い議員は自ら名乗り出ようとしない。「みんなの党」は、セクハラ、侮辱として誰も名乗り出ないなら「声紋」調査を行うとまで言っているが、野次を飛ばした議員の周辺では誰が犯人か分かっている筈である。お互いが庇い合ってヤジ将軍を公衆の前に出さないのだ。舛添知事にしても、都知事選で自民党の全面支援を受けたせいか、聞こえなかったと逃げの姿勢であり、些か歯切れが悪い。こういう悪しきパフォーマンスを庇い合う低次元の議員が構成する議会の体質だから、何をやっても物事が決められないのではないか。
世界の大都市・東京の議員にしてこの体たらくである。都民としても恥ずかしい。