充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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2963.2015年6月24日(水) 「朝日版姨捨山」、朝日新聞にとって高齢者は邪魔者か。
今月5日の朝日朝刊トップ記事に「高齢者を地方移住に」との見出しで関連記事が書かれていた。普段はリベラルな立場で庶民の味方であることをアピールする天下の朝日が、何と高齢者を軽視し、愚弄するかのような見出しを掲載したのにはびっくりした。「朝日版姥捨山物語」である。その日の本ブログに早速何か割り切れない気持ちを感想にして書いた。元共同通信社の知り合いもこの見出しには驚いていた。そして14日フジTV「Mr.サンデー」でも、元NHKの木村太郎氏がやはり同じような取り上げ方をした東京新聞記事をこれは「姨捨山」であると憤慨していた。誰でもこの見出しを見たらカチンと来ると思う。況してや、高齢者にとっては怒りを抑えきれないのは当然だろう。
記事はよく読めばこれが悪意のある本来の姥捨山でないことは理解できる。しかし、見出しだけ見た読者は驚き、特に高齢者は怒ることだろう。現代の世の中にあって、高齢者を邪魔者扱いにする報道姿勢は断じて許すことはできない。こんな見出しをつける朝日新聞社編集部の神経が分からない。誰もこれを止めようとの良識派が唯ひとりとしていなかったということだ。数々いる編集部員も世間で言うほど碌な奴がいないのだ。
そこで朝日のお問い合わせ受付を調べて、何ゆえこのように高齢者を愚弄するような姨捨山記事をトップ記事の見出しにしたのかとメールを送信して、朝日の回答を待った。しかし、朝日はよほど都合が悪いと思ったのか、今日まで回答がない。しかも、1回だけではない。毎週続けて4回も同じような問い合わせをしたにも拘わらず、まったく頬かむりなのである。いかに読者の質問がまともであろうとも、自分たちにとって不都合なことには応えないとの狡さがある。いかにまともな質問や正論であろうとも、メディアにとっては自社の記事の不行き届きには応えたくないとの気持ちがあるだろう。しかし、一方で読者が抱くごく当然の疑問に対して、記事の内容について充分説明して理解を求めることはメディアの義務でもあると思う。あまりの不誠実さに私も些か穏やかな気分にはなれない。記事の見出しで高齢者を邪魔者扱いにし、その上永年の読者をまったく配慮しようとの気持ちも示さない冷淡な態度には、朝日のご都合主義が表れていると思う。
確かにすべての問い合わせに応じることはできないとは書いてあるが、この質問受け付け法ではすべての質問について回答を与えていないのではないかとの疑念すらある。それにしても天下の朝日の傲慢不遜な対応には、そもそも記事にも真実が隠されているのではないかと信用できなくなる心情が湧いてくるのも致し方ない。こういう社風でどうして公平な報道ができるだろうか。普段からきれいごとを言っておきながら、いざ追いつめられると恥も外聞もなく謝罪する、先の従軍慰安婦問題と今も同じ次元にいるのではないのか。
これまで朝日ばかりは良心的だと信頼し、「反権力」の筋を一本通すリベラルな姿勢を高く買い46年間愛読してきた。だが、これでは普段から正義面して行動しながら、陰ではやるべき責務を果たさず堕落した、そんじょそこらの田舎新聞と変わらないではないか。
2962.2015年6月23日(火) 憲法破りの首相が、沖縄県民に何を語るのか。
集団的自衛権行使容認について、憲法学者を始めとして多くの有識者から憲法違反であるとの声が高まり、困った政府は何とかそれらの批判をかわそうとして恥も外聞もなく姑息な手段を考え出した。
その一貫として昨日も衆議院特別委員会では参考人を呼んで質疑を行ったが、その結果も思わしくなかったのである。その参考人の中に、元内閣法制局長官の阪田雅裕氏と同じ元長官・宮崎礼壹氏がいた。阪田氏は政府が集団的自衛権の行使容認の根拠とする1972年の政府見解「集団的自衛権の行使は憲法上許されない」を勝手に変えて、行使容認をしたことを「憲法を順守すべき政府自ら憲法の縛りを緩くするように解釈を変えるということである」と問題視した。更に宮崎氏は「憲法9条の下で認められないことは、わが国で確立した憲法解釈で、政府自身がこれを覆すのは法的安定性を自ら破壊するものであり、法案は憲法9条に違反し、撤回すべきだ」と厳しく批判した。
にも拘わらず、昨日国会は安保法案を審議し確実に成立させるため、会期を95日間延長することを決めた。安倍首相の頭の中には、悪いことであっても、仮にそれが憲法違反であろうとも、総理大臣である自分がやれば許されることだととんでもない妄想に囚われている節がある。「徹底的に議論し決める時には決める。この議会制民主主義の王道を進んでいくべきだと判断した」と言いきっている。議会制民主主義の何たるかを理解できないご仁が何を寝言みたいなことを言っているのかチャンチャラおかしい。いよいよ付ける薬が無くなってきた。
それら一連の後遺症の影響であろうか、今朝の朝日アンケート調査によれば、安倍内閣の支持率は急速に大きく下がり、その一方で不支持率が上がった。支持率は先月に比べて6%も下がっている。過去一度あった安倍政権の最低支持率と並ぶ39%というから見捨てられかけている。特に戦争に嫌悪感を抱いている女性票は、8%も支持率が下がったことから考えれば、「俺のやることはすべて正しい」と信じ込んでいるお坊ちゃん総理には、周囲がまったく見えなくなっているようだ。いつか自分の間違いに遅まきながら気がついた時には、周りには誰もいないという事態になっているのではないだろうか。
時折しも今日は沖縄「慰霊の日」である。昭和20年4月1日にアメリカ軍が上陸し、今日6月23日を以って全住民1/4の犠牲の上にさしもの沖縄地上戦は終了した。
糸満市摩文仁の平和祈念公園では沖縄全戦没者追悼式が行われ、安倍首相を始め衆参両院議長、ケネディ駐日アメリカ大使らが出席した。毎年決まりきって沖縄県が辺野古移転計画中止を求め、一方で政府が沖縄県民の負担軽減を言いながら、これこそが基地問題解決のための唯一の方法と言い、お互いの言い分は一向に噛み合わない。首相の安保法制に関する考えが余りにも頑ななで思いやりがないために、「帰れコール」の中で行われたステートメントもまるで説得力がない。
2961.2015年6月22日(月) 日本ペンクラブ総会開催と質問
日本ペンクラブ総会に出席し、仲間と打ち合わせしていた通り予算案について5点ばかり質問した。会場はいつもの東京会館と違い神保町の如水会館で開かれた。現在東京会館は改築中である。今年は例年になく会員の現状を改革しようとの意気込みが感じられた。2月に行われた理事選挙の結果では、我々4人の同志の当選はあったが、執行部の顔触れは変わらない。私の財務状況が苦しいことにどう対処しようとしているのかとの質問に対して吉岡忍専務理事も何やら言い訳のようなことばかり述べて、まだ現状認識が甘いなぁという感じを持った。
私が取り敢えずまとめた5つの質問は、①今年度組まれた予算が大きな赤字予想であるが、その意図、②その原因として人件費が収入の50%を超えている。その埋め合わせ策は?③旅費交通費が過去3年間に比較して倍増である。その理由を。④人件費抑制、減額を考えているか。⑤監査制度体制の確立が急務であり、財務室から財務委員会に改組されたが、機能していないのではないか、というものである。
それに対して必ずしも満足できる回答を得られたわけではない。特に経費節約については、現在のペン本部ビルを丸ごと賃貸物件にして貸し出し、もっと安い事務所を借りて入る提案に対しては想定外と驚いている様子では、何をか言わんやである。自ら火中の栗を拾う気がまったくないように感じた。
小中陽太郎さんを始め、知人、友人らからは良い質問だったとお世辞を言ってもらったが、若干心残りはある。質問に対して私が求める回答は必ずしも充分得ていないからだ。しかし、これからは理事選挙制度改革などの面で少しは漸進していけるような気はしている。
その後学士会館へ場所を移し二次会を行った。総会出席者が106名だったのに引き比べてここには同志52名が集まって気勢を上げた。2年後の理事選挙に向けて、会員の間に現状改革の気持ちが強いことを知った。前を向いて歩いて行かなければいけないことを心に誓った。
学士会館でちょっと驚いたのは、隣の席の加賀乙彦氏の興奮ぶりと怒りっぽいご性格だった。キリスト教徒として、また精神科医師として陰で尊敬しているご高名な作家ではあるが、今日初めて言葉を交わしてその考え方に些か違和感を抱いた。加賀氏の著作を読んでいないことを知るや、それじゃ何を言っても駄目だし、そこでお互いの会話は切れるということだった。そうだろうか。そんなことを言っていては人間関係が成り立たないのではないだろうか。今年米寿を迎えられる加賀氏は奥さまを亡くされ、東大近くのマンションに一人住まいと伺った。高齢と寂しさでやや我儘に陥っているのではないかと、つい詮索してしまう。他の人たちも「怒られちゃった」と言っていたから、単に虫の居所が悪かったというだけではなさそうだ。
三次会はこれまでにも何度か寄ったことがある、神保町交差点近くの「なにわ」という居酒屋で、揃った酒好きがわいわい騒いで楽しい打ち上げとなった。執行部の浅田次郎会長以下、副会長に昇進した西木正明氏ら執行部は我々の質問や行動に対してどう感じたであろうか。以前から親しい西木氏とは開会前に一昨年亡くなった共通の友人、竹内謙・元鎌倉市長の墓参りについて話し合ったところだ。
2960.2015年6月21日(日) 油断大敵、少々体調を崩す。
先週から腹の具合が良くなく若干痛みも感じてグーグー鳴るような音もする。その影響だろうか、夜中に目が覚めることが多くなった。普段は就寝後に目が覚めることはあまりなく、多くても明け方に1回ぐらいある程度だった。それが先週は夜中に3回ほど目覚めてトイレに行く有様である。どうもすっきりしないので、昨日森内科で診てもらった。症状を話しただけで森先生からは、整腸剤をいただき毎食後1錠を服用することにした。気のせいか今日は多少具合が良くなったような気がする。普段自分は健康だと思い過ぎると肝心な時にガタガタと来るものだ。もっと神経を巡らしていないといけないということである。
それにしても、常備薬の量も増えてきた。これで6種類である。
ところで、午後ちょっと外出しようと門から道路へ出た時遠くからゆっくりゆっくり身体を大きく揺さぶりながら歩いて来るお隣の大将に会った。以前転んで大腿部の筋肉が伸びて、それ以来健康を害して、生きて行くのも大変だとこぼしていたが、私より若いのにしっかりして下さいとネジを巻いてあげた。大分精神的にやられているようでお気の毒である。
さて、明日日本ペンクラブ総会が開かれる。2月に隔年に1度の理事選挙が行われ、選挙で当選の20名と会長推薦の10名の新理事が明日紹介される。浅田次郎会長は3期目に入る。ひょっとすると私自身も理事の席に座らされる可能性があった。それだけに今年は総会にかなり強い思い込みもあって、明日は一般会員として執行部に対して質問しようと思っている。ペンクラブの理事選挙には立候補制度がなく、全会員による投票であり、人気投票のようなもので、著名な作家が圧倒的に有利である。無名な私のようなケースは、小中陽太郎氏に推されてその気になったから行けたと思っている。他の4人の同志とともに改革派5人組として秘かに意思表示をして静かに運動していた。直木賞受賞者であるお二人の重鎮、三好徹氏、井出孫六氏らの力強いバックアップもいただいた。結果的に他の4人の同志は当選し、私だけが知名度及ばず次点で落選となった。しかし、かなり食い下がったと健闘を称えてもらった。選挙活動を思い切ってやったわけではなく、親しい人たちにメールや手紙でお願いしただけで、かなりの票数を獲得できたので、2年後の次回こそは密かに雪辱を期して溜飲を下げたいと願っている。
午後は明日の執行部い対する質問に備えて頭を捻った。現在のペンは組織の運営に若干問題があると思っている。また、表現の自由に少々物足りなさを感じている。例えば集団的自衛権行使についてこれだけ世間が熱くなっているのに、ペンとしての意見や態度を表明しないのはペンの存在の意義を否定しているようなものだと思う。
明日はやってみようと思っている。
2959.2015年6月20日(土) 善きにつけ、悪しきにつけ、話題の外国人実業家
今日になって遅ればせながら日本政府は、昨日このブログに取り上げたロヒンギャ族支援のため緊急に無償基金350万$(約4億円)を提供することを公表した。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の要請に基づくものであるが、漸く日本政府も動き出したことで取り敢えずほっとした。
さて、この二、三日唐突に2人の外国人がフラッシュライトを浴びるようになった。2人ともに大企業の実業人である。ひとりはジュリー・ハンプ・トヨタ自動車常務で、もうひとりはソフトバンク副社長のニケシュ・アローラ氏である。
ハンプ氏は何と大企業の役員らしからぬ麻薬取締法違反という破廉恥罪により逮捕された。一方のアローラ氏はこの半年間にソフトバンクから受け取った報酬が165億円余に上がると報じられ、その高額報酬が話題をさらったのだ。
前者ハンプ氏逮捕は想像もできないほどの衝撃的な事件である。逮捕容疑はアメリカから麻薬成分「オキシドコン」を国際宅急便で輸入した疑いが持たれている。本人は麻薬を輸入した認識はないと言っているが、いくら外国人であるとは言え、大会社トヨタが三顧の礼を尽くして入社してもらったれっきとした大物実業人である。日本で働く以上、日本入国に際して何が許され、何が禁じられるかぐらいは自分自身でよく調べるべきである。人間としてまだ未熟である本人も脇が甘いが、トヨタも迂闊だったでは許されないと思う。
トヨタは4月にハンプ氏を女性として初の役員に起用したばかりである。海外から有能な人材をハンティングするのに幾許かの手抜かりがあったのか。昨日豊田章男社長が記者会見して、世間を騒がせたお詫びと捜査への全面協力を語った。それにしても世界一のカー・メーカーが躓いたこの事件には、世界を視野に事業を拡大させたい企業にとっては国際的に優秀な人材をリクルートしたいという気持ちの一方で、その人格までを見抜くのは至難の技であることを暗示している。捜査が本格化する現時点では、当分事件が鎮火することはない。トヨタもつまらないところで味噌を付けたものである。この失点は大きい。
一方もうひとりの外人、アローラ氏の高給については経済界ばかりでなく日本中が目を白黒させている。報酬額の中には契約金と見られる金額が含まれていると聞くが、日本では固有の文化と企業風土からしてこれほどの報酬を受けたら、若干反発も受けやすい。実際高額報酬として一時騒がれた日産のカルロス・ゴーン氏が14年3月期に受け取った報酬が9億9千5百万円と言われ大きな話題をさらったほどである。アローラ氏を口説いてソフトバンク入りさせたオーナーの孫正義社長の役員報酬が株式配当金を別にして、年間1億3千百万円だというから、ちょっと理解に苦しむ。
こうして国際社会で競争しなければならない企業は、国際色豊かな人材をリクルートして獲得し、華やかな話題を提供する。それが、トヨタのようにバッド・ケースにならないことを願うばかりである。