ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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2968.2015年6月29日(月) ギリシャ経済、ついにデフォルトか。

 案の定昨日危惧した株価は、取引開始と同時にあっと言う間に日経平均株価が500円安を記録した。朝から東京証券市場は下がりっ放しである。その後アップダウンを繰り返して終値は、先週末に対して596円20銭安の20109円で、今年最大の下げ幅となった。つい先週株価は経済不況下のギリシャがEUから支援を受けられそうだとの観測が流れたことが好感され、遂にはバブル景気を上回る過去18年で最高値を記録して終わった。

 それが、EUから支援のための見返りとして提案された緊縮案が、ギリシャ政府によって断られ、政府は自身の頭で判断することを避け、巧みに国民の意思を聞き出す国民投票という奥の手を選択した。これがEUの怒りを買った。現状ではギリシャは7月5日に国民投票を実施する計画である。しかし、明日6月30日にIMFへ債務返済の期限が急迫している。果たしてその借金をギリシャが返せるのか疑問視されている。その後に一難去ってまた一難とばかり、債務の返済期限が次々に迫っている。13日にIMFに約600億円、20日には欧州中央銀行が購入したギリシャ国債、約4800億円の償還期限が迫っている。8月に入ると同じく同銀行所有の国債約4400億円の償還期限が迫ってくる。

 ギリシャ政府はこれに対していかなる対策を取ったか。EUとの決裂により急遽今日国内の銀行を休業させ、預金の引き出し制限などの資本規制を敷いたのである。これはあくまで銀行からの資金流出を防ぐ狙いとみられている。しかし、EUは明日期限の金融支援プログラムの延長を拒んでおり、危機回避の見通しは立っていない。追いつめられれば、案外知恵が出てくるものだが、お互いのメンツもあり今後どう転ぶか分からない。心配なのはこれが一ギリシャ問題というだけに留まらず、ギリシャのEUからの離脱、ヨーロッパ経済の不況という事態に進みかねないことである。せめてそうならないことを願っている。

2015年6月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2967.2015年6月28日(日) 浅草でコンサートとステーキを楽しむ。

 毎年6月と12月に行われる上野浅草フィルハーモニーの定期演奏会が今日浅草公会堂で行われ、いつも通りゼミ仲間でチェロ演奏者の赤松さんのお世話で楽しむことができた。今日の演奏曲は、モーツァルトの「交響曲第40番ト短調K550」とマーラーの「交響曲第5番嬰ハ短調」だった。マーラーはこれまでにも何度が演奏されたが、中々難しくて馴染めない。今日はモーツァルト曲が聞き覚えのある名曲だったのに比べて、マーラー曲は首を傾げてしまう。そこで事前に解説をよく読んでみた。マーラーとアルマの結婚話の他に、この曲の思わぬ特徴を知った。それは第4楽章「アダージェット」で全体的に極めてゆったりと演奏され、ここで演奏される楽器の説明、特に出だしのハープが良かったことである。静かな演奏が傑作映画「ベニスに死す」で流れた曲であると知った。また、バレエやフィギュアスケートでもよく使用される曲であることを事前に知り、イメージしながら演奏を楽しんだ。あまりポピュラーではないマーラーの曲が、意外なところで知られている点が予想外だった。

 演奏会終了後は、いつも通り永井荷風お気に入りのレストラン「アリゾナ」へ移り、14名でややいつもに比べて少なかったが、お互いに懇親を深めることができた。

 実は数日前永井荷風の実父とお妾さんの間に生まれたのが高見順で、荷風と高見順は互いに異母兄弟であると聞いてしまい、妙な気分を味わいながら荷風を偲ぶことになった。

 次回12月の演奏会ではどんな曲を演奏してくれるのか、興味が尽きない。

 ところで、今日は大失態を演じてしまった。公会堂の座席下にカード類を詰め込んだ財布を落としたまま気づかず、「アリゾナ」で漸く大事なものを紛失したことに気付いた。直ちに取って返したところ、運良く事務室で保管してくれていた。気持ち良く引き取ったが、よほど気持ちが弛んでいると反省しきりだった。それにしても、ある程度見つかる可能性を信じていたが、あまり悪質な人たちの目に触れるような場所でなかったことと、公会堂の関係者が真面目で親切な人たちだったことが幸いしたと思っている。

 さて、財政危機に陥ったギリシャへの支援が世界中から注目を集めているが、昨日EUのユーロ圏財務相会合は、ギリシャとの支援交渉を打ち切ることを決めた。理由は、ギリシャが支援の前提となる国内改革案について国民投票を行うことを決めたことにEUが反発したのである。これでギリシャは30日に返済期限の来る借金を返す当てがなくなった。ギリシャの国際通貨基金(IMF)への負債は約2100億円である。この金額は偶々経営危機が伝えられたシャープが、減資の条件として主力2銀行から借り入れた金額とほぼ同額である。妙な例えではあるが、現在のギリシャのデフォルトは、赤字会社シャープの倒産と金額において同じレベルと言っては、ギリシャに失礼だろうか。

 この様子では、明日は世界的に株価が大きく下落するのではないだろうか。

2015年6月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2966.2015年6月27日(土) カトリックの世界に関する講義

 池袋の淑徳大学セミナーで「キリストの世界」についてペンクラブの友人・保岡孝顕氏の講義を聞いた。保岡氏はバチカンのカトリックの本家から最も信頼され重職を担っている日本人だけに、キリスト教に関するあらゆる情報に造詣が深く話は充分納得できるものだった。 

 質問を繰り返しながら、これまで漠然としていたバチカン市国という「国家」について少しずつ理解が深まった。バチカンは市国とは言いながら通常の国家とは本質的に異なる。国連では国家ではなく、オブザーバーという立場にいる。しかし、その存在感と影響力は常任理事国に匹敵するほどパワーフルである。G7も顔負けである。現在法王である教皇が国家で最高位の地位にありながら、国籍はアルゼンチンである。その他に多くの国々と国交を結び、大使を含む外交官を派遣しているが、彼らもほとんど外国籍であり、彼らは母国とバチカンの二重国籍を有していることになる。何とも不思議な現象である。講義は内容的にはどうしても固いものであるが、じっくり話を聞いているとなるほどと頷ける。そして、バチカンというものが徐々に分かってくる。

 さて、昨日国内外でいくつか大きな事件が起きた。

 国外では、チュニジア、クウェート、フランスでイスラム過激派とみられるテロ事件が相次いで発生した。チュニジアでは高級ホテルで男が銃を乱射し28人が死亡した。クウェートではシーア派のモスクを狙った自爆テロがあり、25人が死亡、200人以上が負傷した。フランスのリヨン付近ではガス工場に車が突入し爆発が起き、1人の遺体が発見された。同じ日に同じような事件が起きたことは同じ組織が連携した可能性がある。徐々にエスカレートして危険性は日に日に増していく。

 それに比べれば日本国内の事件は、暴力的と言う点ではテロのように危険というほどのことはない。だが、問題はいずれも傲慢さの表れで悪質である。権力で言論に圧力をかけ言論を封殺しようとしている点が邪悪で許せない。

 自民党若手議員の「文化」や「芸術」に名を借りた偽の勉強会で、講師として招かれた右翼の作家・百田尚樹氏が沖縄の2つの新聞社、沖縄タイムスと琉球新報は絶対つぶさなければいけないととんでもない発言をしたことなどが、問題になった。百田氏は以前にも問題発言をして、その時も物議を醸している。更に自民党議員がマスコミを懲らしめるには広告収入がなくなるのが一番効果的で、経団連などに働きかけて欲しいとも述べた。前者については、百田氏は持論、或いは2社の自民党への批判的な論調がお気に召さず、破れかぶれになっている印象を受ける。後者については、言論封殺の典型である。どうしていつまで経っても若手政治家は成長しないのだろうか。

 今朝になって騒ぎの大きさにショックを受けた自民党は、前日の勉強会のまとめ役だった木原稔・青年局長を更迭することに決めた。いずれにせよ、未熟児政治家の次元の低い行動と発言には呆れるばかりである。

2015年6月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2965.2015年6月26日(金) インパール作戦を映画化、短編「インパール1944」

 所属するNPO法人JAPAN NOW観光情報協会が毎月開催する観光セミナーの今日のテーマは、イギリス在住の気鋭の映画監督兼俳優・梶岡潤一氏による自作短編映画「インパール1944」に関するものだった。インパールと言えば、ビルマ戦線で最大の犠牲者を出し、今なお戦没者の遺骨はほとんど母国へ奉還されていない最悪の戦いである。現役時代慰霊団でビルマを訪れるたびにインパールの厳しい戦いについて日本軍の兵隊さんから苦労話を聞かされたものである。インパールへの道はアラカン山脈を超え、ビルマ・インド国境に沿って進まなければならない山岳地帯の難行を強いられる。行軍する軍隊に武器、食料の兵站が追い付かず、兵士にとっては悲惨な戦いとなった。

 梶岡氏はロンドンに在住しておられるが、本作品のキャスト募集に応じてインドへ出かけて撮影を待っていたが、いつまで経っても監督が姿を現さず、そのうち代わりに演出をするようになったと夢みたいな話だった。このようにシンデレラ・ボーイの梶岡氏だが、この作品にかける決意と意欲は並大抵のものではない。狙いは、「平和」「和解」と「創生」ということのようである。梶岡氏は、インパールで遭遇した日本兵とイギリス兵が戦後70年後に和解し、それを乗り越えてお互いに新たに生きて行くということを考えておられるようである。ところが、激しいビルマ戦線を題材に採り上げながら、この作品を断片的に観た限りでは、ビルマのイメージがあまり浮かんで来ない。

 映像を交えた講演後、梶岡氏にビルマ側からの視点が感じられないと率直に質問した。それに対して梶岡氏はイギリス兵と日本兵の和解をインパールの地で果たすことに主眼を置いたと言われ、確かにビルマサイトの雰囲気は表れていないことを認めておられた。残念ながら今後ビルマ側から戦争を描写する気持ちはなさそうな印象だった。第2作は「命のビザ」で知られる外交官・杉原千畝を主役に取り上げるようだ。

 戦争を知らない45歳の梶岡氏が、インパールの戦いをビルマの視点に立って描くことは難しいかも知れない。だが、ことはインパールであり、ビルマ戦線事情を考慮すれば「画龍点晴を欠く」そしりは免れない。梶岡氏には、ビルマについて調べるには格好の人物として田辺寿夫氏を推薦し名刺のコピーと、僭越ながらビルマ旅行について書いた拙著「新・現代海外武者修行のすすめ」を差し上げた。インパールを描く以上、少なくともビルマ側から描く気持ちだけはいつまでも持ち続け、いつの日にか、「正伝インパール戦争」を描いて欲しいと願っている。

2015年6月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2964.2015年6月25日(木) 友人の父ブランコ・ヴケリッチ没後70周年行事

 2020年東京オリンピックのメイン会場である新国立競技場が、果たしてその建設が大会開催までに間に合うのかどうか、最近になって憂慮されている。このところ連日のように各テレビ局が話題に取り上げてああでもない、こうでもないと机上の空論を繰り返している。

 そもそも単にスタジアム建設が話題になったのは、あまりにも高額な工事建設費がかかることが分かったからである。当初この建設話が決まった時は15百億円で納まると言われた。ところがそれではとても足りず、一時は設計変更まで検討された。それが部分変更することにより屋根はオリンピックまでは間に合わず、大会終了後に取り付けられるという。それにしても建設費用は予想を大幅に見直されたが、建設自体はほぼ原案通り二本の大きなキールアーチを使用して建設することになりそうだ。

 大体直近のオリンピック主会場工事費は概ね300億円から600億円で建設されている。それが、2020年東京会場になって一気に1500億円超となると、次の開催都市にとっても大きな負担となる。そんなことも考えなくてはならないのが、東京大会準備委員会なのだが、それがどうも計画の決定や事務運営に問題があるような気がしてならない。早く周囲の雑音を消して人々の期待に応えて欲しいものである。

 さて、今朝ベオグラードの山崎洋さんから、7月に奥さんとともに日本に来て15日にセルビア大使館で亡父ブランコ・ヴケリッチ氏没後70周年記念イベントに出席し、彼が終戦直前に網走刑務所で亡くなったお父上を偲んで思い出話を語られるので、ぜひ来てほしいというメールがあった。直ちにゼミ仲間やゾルゲ事件に関心を持っている知り合いにメールで伝えたところである。するとしばらくして小中陽太郎さんから電話で、ぜひ出席したいとすでに大使館に出席を申し込んだと言っておられた。小中さんは現在ゾルゲ事件を取り扱った作品を執筆中なので、ぜひヴケリッチについて話を伺いたいと、当日開催のペンクラブ理事会を切り上げても出席したいとご執心である。

 山崎さんは昨年私の出版記念会出席のため、わざわざベオグラードからやって来てスピーチをしてくれるなどいつも頼りになる友人であるが、今回の訪日は奥さんが主役であるらしい。15日にセビリア大使館で記念イベントに参加してから、今年2月に読売文学賞を受賞された奥さんの仕事に付き添って岡山方面へ婦唱夫随で旅巡りだという。

 ゼミの仲間も喜んで出席してくれるようなので、できるだけ大勢が集まることによって盛り上げてあげたい。

2015年6月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com