充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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2986.215年7月17日(金) 新国立競技場建設計画は仕切り直し
台風11号が四国、中国方面に上陸し、熊野川が決壊して田畑に多くの被害を出している。関東地方も天候は荒れ模様で、11時頃外出した時は猛烈な風雨に遭い、ズボンとスニーカーはびしょ濡れだった。
ところで、昨日の安保関連法案の衆議院での強行採決事件に続き、今日も大きな政治決断が下される事件があった。昨今喧々諤々の議論が交わされていた新国立競技場建設問題が、安倍首相と東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相との会談の結果、現在進められている現行案を見直し、新たな計画を作成することになったのである。当初1300億円の見積もりだった工事費が2520億円に大きく膨らみ、あまりにも高額な投資額が問題となって、一般にも見直し論が浮上してきたことから、両者が会談した結果、原案破棄、新計画案の作成との結論が出された。
問題は工期が果たして2020年のオリンピックまでに間に合うかどうかと懸念されていた。急げば何とか間に合うが、その前年に開催予定のラグビー・ワールドカップには間に合いそうもないということから、前日本ラグビー協会会長だった森さんのメンツを立てて、見直し論が遠ざけられていたようだった。今日の会談で森さんが一歩譲り、ラグビー会場を他の競技場で開催すれば新国立競技場はオリンピックまでに間に合わせれば良いということになり、森さんがラグビー・ワールドカップ開催を新国立競技場に拘らないということで見直し論に同意した。森さんとしては一部で戦犯呼ばわりされるのが余ほど腹に据えかねたと見え、元々競技場のデザインは気に入らなかったなどと鬱憤晴らしのような発言をしていた。
初めてスポーツ・キャスター・佐々木信也さんが私を衆議院議員会館の森事務所へ案内してくれ、高校の後輩でラグビー部員だったと森さんに紹介していただいた時、森さんは最初に「日本ラグビー・フットボール協会会長」の名刺を差し出された。また、「2019年ラグビー・ワールドカップ」のステッカーがマイ・カー車内にも貼ってあるが、それも森喜朗事務所からいただいたものである。それほどラグビーにのめり込んだ森さんである。
森さんの無念の想いが伝わって来る。
それにしても初期のドラフトから資金計画に至るまで、やることなすことすべて素人仕事である。責任の所在がこれほどはっきりしない国家プロジェクトはこれまで聞いたことがない。
見直しが決まった以上、一日も早く新しい計画を作り、工事に着工してオリンピックに間に合わせて欲しい。いつまでだらだらしているようでは、オリンピックの主役である選手たちに気持ちが入らないのではないか。
折も折モスクワで開催された男子フェンシング世界選手権で今日太田雄貴選手が優勝した。フェンシングで日本人選手がオリンピック、及び世界選手権で優勝したのは太田選手が初めてである。これを機会に来年のリオ大会で好成績を上げ、リーダーシップを発揮して後輩たちを東京大会まで引っ張って行って欲しいものである。
さて、科学界、経済学会で実績を挙げた2人の日本人が亡くなられた。ひとりは、2008年ノーベル物理学賞を受賞された南部陽一郎氏である。享年94歳だった。
気になるのはもうひとりの経済学者、青木昌彦・スタンフォード大学名誉教授である。青木氏は難解な「社会の様々な制度や慣習が経済システムに与える影響を多元的に解き明かす『比較制度分析』」という新しい分野を開拓したと言われ、ノーベル経済学賞の有力候補者と見られていた。ただ、個人的に気になっていたのは、東大時代に全学連書記長だった清水丈夫さんらと60年安保闘争でともに活動しながら、その後社会主義の計画経済に疑問を抱き、近代経済学派に転向して、留まった同志に対して裏切るように時流に乗れない遅れた人たちと批判したことである。その時、自らは地道な運動から逃げたうえ残った同志・清水丈夫さんらを公然と批判したのである。清水さんは今も表に出ずに今世紀中の世界革命を目指して地道に活動している。どちらが真っ当だったかは別にして、人間的にはとても青木氏を尊敬する気持ちになれない。青木氏は享年77歳だった。
60年安保闘争から55年がたち、時は流れ世の中が変わっていることを痛感する。
2985.2015年7月16日(木) ついに強行採決された戦争法案
ついに安倍内閣は衆議院で安保関連法案の強行突破を実行した。昨日衆議院特別委員会で強行採決された法案は、今日衆議院本会議で採決された。かつて我々学生と労働者を中心とするデモが国会を取り巻いて猛烈に反対した安保条約改定法案は、1960年安倍首相の祖父・岸信介内閣によって強行採決された。「陽はまた昇る」を実証するように、その岸元首相のできの悪い孫、安倍晋三首相が祖父の物まねを再現して安保関連法案を強行採決したのである。祖父に続き、孫がまた国民を敵に回して憲法違反という大罪を犯すとは何たる無謀な政治家一族であることか。本人はどう思おうと国辱的政治家であることは間違いない。これだから苦労知らず、世間知らずで未熟児の世襲議員は困る。
昨日から国会周辺では法案に反対するデモ集団はその数2万5千人に膨れ上がり、騒然となった。夜半には雨模様だったが、国会周辺はやっと存在感を示した若者中心のデモによって取り巻かれた。法案は今日衆議院を通過したが、与党議員の中にもほとんど高揚感がないようだ。それは公聴会に出席した3人の参考人である憲法学者がいずれも集団的自衛権行使は憲法違反であるとはっきり述べてから、潮目が変わって重苦しい雰囲気になったからのようだ。これで法案は参議院へ回され、60日以内に成立する見通しである。
去る4月首相訪米の折アメリカ議会でこの安保関連法案を夏までに成立させて、「わが日本はあなた方同盟国アメリカの手下となって貴国の言いなりになります」と屈辱的スピーチしてから漸く約束ごとに目鼻が立ち、アメリカとの約束を果たせると思っているようだ。アメリカ国務省は「歓迎している。日本は同盟を強化し、地域や国家間の安全保障活動でより積極的な役割を果たそうと継続的に努力している」と高い評価のコメントを発表した。当然であろう。喜んでいるのは幼稚な世襲政治家を中心とする自民党と、今や抜け殻となった創価学会支援の公明党、そして軍事行動から大分手を抜けると喜んでいるアメリカだけである。
上に挙げた亡国の輩以外に誰も喜ぶような日本人はいない。法案の内容だって分からないという日本人は8割もいる。法案に反対の人が過半数以上もいる。首相は国民には丁寧に分かりやすく説明するなどと呑気なことを言っているが、説明は決める前に為すべきことではないか。こんな状態で憲法を勝手に解釈し、憲法違反を平気で犯す傲岸不遜ぶりで、誰が安倍政権は国家の安全を真剣に考えていると思うだろうか。
いずれ何年後かには、例え望まずとも日本は戦争に巻き込まれ、またぞろ戦没者遺骨収集事業が行われることになるのだろう。それにしても安倍首相の精神構造はどうなっているのか。
2984.2015年7月15日(水) ブランコ・ヴケリッチ没後70周年
セルビアの友人・山崎洋さんの父・ブランコ・ヴケリッチ氏が亡くなられて今年で70年。今日セルビア大使館で「ブランコ・ヴケリッチ没後70年記念イベント」が行われた。山崎さんからご案内をいただいていたので、ゼミの仲間4人を誘って出かけた。後から小中陽太郎さんも来られた。小中さんはゾルゲ事件について現在執筆中でもあり山崎さんと会えたのはタイミングが良かったと思う。他に映画「スパイ・ゾルゲ」を演出された篠田正浩監督が来られた。
故ヴケリッチ氏は敗戦の昭和20年1月にスパイの汚名を着せられたまま収容先の網走刑務所で亡くなられた。生前母上は、もう少し頑張って生きていてくれれば、平和な生活を営むことができたのにと残念がっておられた。夫が亡くなられたと刑務所から連絡があった時、取るものもとりあえず4歳の山崎さんを連れて網走へ行き、亡骸と面会された印象を伺ったことがある。
幕開けは、ネナド・グリシッチ駐日大使が日本とセルビアの友好と交流のために山崎さんの果たされた長年に亘る献身的な努力に対して感謝の言葉を述べられて始まった。引き続き、山崎さんの友人でわざわざセルビアから来られたヴァイオリニスト豊嶋めぐみさんが、バッハ、セルビアの曲、信時潔の曲を独奏された。豊嶋さんの好きな信時の曲の中で、異論はあろうが、「海ゆかば」が中々良かった。信時の名曲と言われている母校の「慶應義塾塾歌」も聞きたかったが、いくら山崎さんが慶應OBとは言え、流石に遠慮があったのだろう。
山崎さんの父上を偲ぶ話は淡々として珍しいものだった。太平洋戦争戦火の直前に聖路加病院で産声を上げた山崎さんの誕生祝いに、贈っていただいたレコードをそのまま蓄音機で聴かせてくれた。ベートーベンの「月光」である。
父ヴケリッチ氏が生前蒐集されていたレコードを他にも何曲か聞かせてくれたが、蓄音機自体も戦前の代物であった。しかし、音声は劣化しておらず相当な高級品ではないかと、昔のリッチマンの心のゆとりを感じたものである。
閉会となった後ゼミの仲間は大使館を去ったが、簡単な飲み物が用意されており小中さんと居残りして多くの人と交流することになった。図らずもそこでオーストラリア在住の山崎さんの異母兄ポール・ヴケリッチ氏とポールさんの元妻ポーリーンさんと話をする機会に恵まれた。ポールさんは子どもの頃日本で生活したことがあったが、日本語はとっくに忘れて話すことはなかった。だが、ポーリーンさんは意外にも慶應に1年間留学したこともあり日本語が流暢だった。私が山崎さんとは慶應の同じ経済学部の同級生だと知るや、先輩扱いされ急に親しく話すことになった。加えて驚いたのは、世田谷区と姉妹都市であるバンバリー市に住んでおられ、両都市の交流メンバーのひとりであることだった。
山崎さんは今日は主役であったが、今後は今年読売文学賞を受賞された佳代子夫人のお供で各地の講演に付き合わされるということだった。
帰りに自由が丘駅近くで小中さんと軽食を取って帰宅したのは午前0時を過ぎていた。だが、楽しい1日だった。
2983.2015年7月14日(火) 無人探査機、冥王星へ最接近
宇宙の神秘的な謎を解明すべく「冥王星」へ向かって飛行している無人探査機「ニューホライズン」がもたらせてくれる探査結果を楽しみにしていたが、今日の新聞やテレビのメディアではさほど関心がないのか、朝から報道を見聞することがほとんどなかった。僅かに読売に記事がある程度である。そこでネットでチェックしてみると探査機が冥王星らしき天体に最も接近するのは、日本時間の今晩8時50分ごろと分かった。
そして、9時のNHKニュースがそれを報じてくれた。日本時間8時49分に探査機は1万2千㎞と冥王星に最も近い距離に近づいた。実に距離にして地球から48億8千万㎞という途方もない数字である。これからも飛行し続ける。冥王星の直径も2370㎞で月の2/3ほどの大きさであることが分かった。以前よりずっと鮮明な映像も得られた。その他にもいくつかの未知で貴重なデータを送信してくれた。これからも天文学にとって有意義なデータを与えてくれることだろう。NASAでは9年半に亘って飛び続け成果を上げた探査機を祝して大騒ぎである。開けてびっくり玉手箱という風に、驚くような想像を超えるような情報も明日以降に得られるだろう。世知辛い俗世界にこんなロマンもあって良いなぁと思う。
さて、世界中の注目を集めているギリシャの財政危機問題は、一昨日から昨日へかけてユーロ圏財務相会議が精力的に行われ、17時間に及ぶマラソン会合の後ギリシャ支援の緊縮案を条件付きで受け入れることで合意をみた。だが、ギリシャのチプラス首相から提案された緊縮案に対してユーロ内部でもその扱いに意見が分かれた。やはりこれまでの経緯からギリシャを信用できないという国と、ギリシャの言い分を安易に受け入れれば、いずれ今回と同じ二の舞を演じることになると警戒する国もある。一応ギリシャを救済するという方向に向かってはいるが、まだまだ猶予ならない。
ユーロは支援再開の条件として主要な財政緊縮策を15日までに法制化することをギリシャに求めた。緊縮策に対して国民投票でNOを表したギリシャ国民がすんなり納得し、国民の声を無視しにくい議会も法制化実行ができるか予断を許さない。しかし、それがダメなら事態解決の糸口すら失って、ギリシャのデフォルトとユーロ離脱が現実味を帯びてくる。この先順次借金の返済期限がギリシャに迫っている。当分の間駆け引きが繰り返されるだろう。
ギリシャの債務が43兆円というから、これをきれいに返済していくことは、ギリシャにとって長い間に亘って大変な苦難であろう。借金を背負いながら更に他人から借金を重ねて浪費をすることにこれまでギリシャ国民は比較的無頓着だった。今も緊縮は避けたいと言っているが、国が破産したことをあまり深刻に受け止めないことに問題がある。
では、ギリシャの問題は別にして、わが日本の財政状態はどうなのか。日本は今年3月時点で1053兆円の借金大国に陥っており、他人事ではないのだ。尻に火が付いていると言ってもいい状態である。日本国債の格下げも相次ぎ、IMFやその他の国際金融機関へ投資していて一部金持ち国の印象はあるが、先進国の中でダントツに多額の借金を抱えている。他国の台所を心配するのもいいが、自分の国の財政に対してもっと真剣に立ち向かうべきだと思う。その点でバラマキの得意な政治家は、財政健全化にはまったく関心がなく、「財政健全化」はまるで絵空事である。いずれ将来次世代層に降りかかってくることは間違いない。
今日も暑い。風も強かった。全国928観測地・ド・うち猛暑を記録したのは、実に99か所もあった。群馬県館林市では、今年全国で最高の39.3℃を記録した。とにかく暑い。暑い。
2982.2015年7月13日(月) 「冥王星」の謎は明日解明されるか?
明日14日はフランスではパリ祭が開催されフランス人はもちろん、世界の多くの人々から祝われるお祭りである。現在新国立競技場建設問題でその渦中にある森喜朗元総理は、パリ祭は自分の誕生日と同じ日だから、誕生日にはフランス人と一緒にお祝いするのだと直接伺ったことがある。
そこへ今年は新たに画期的なでき事が加わりそうで、忘れられない一日となりそうである。実は、以前は9番目の惑星と言われていたが、その後格落ちして「準惑星」とされた未知の「冥王星」の姿が明日もう少しはっきりするのではないかと世界中の天文学会から期待を寄せられている。冥王星の存在の可能性は1840年代に噂されていたが、それが太陽の周囲を回る惑星・海王星の外側を回る惑星、今の冥王星の存在だったのである。だが、それが冥王星なのかどうか、そしてそれは一体どんな星なのか天文学会でもよく分かっていない。
高校時代地学で学んだ不可思議な「水金地火木土天海冥」は、太陽の周囲を回る惑星を太陽に近い順位で表した暗記用語呂合わせである。ここには9つの惑星が並んでいる。それが、冥王星の存在自体に疑問が呈されて、2006年の国際天文学連合総会で冥王星は惑星から準惑星へ移された。
何せ地球から最も遠く、その距離も約50億㎞と想像を絶するほど遠い天体である。今から10年前にフロリダ州ケネディ宇宙センターから打ち上げられたNASAの無人探査機「ニューホライズン」が、何と漸く明日冥王星に最も近い距離、12,500㎞まで近づいて貴重な冥王星にまつわる情報を地球へ届けてくれるのではないかと期待を膨らませてくれている。冥王星とは、地球から時速83,000㎞の飛行速度でほぼ10年かけて漸く辿りつくことができるほど、遥かに遠い距離である。
私自身ほとんど天文学の知識はないに等しいが、それでも冥王星とはどういう天体なのか興味がある。謎が多いだけに秘密が明かされることに強い関心が湧いてくるものだ。明日朗報を楽しみに待ちたいと思っている。