充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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3184.2016年1月31日(日) オリンピック開催国ブラジルに芳しくないニュース
また負けるかも知れないと思っていたので、昨晩行われたサッカーのオリンピック・アジア予選決勝戦の対韓国戦実況中継を観なかった。ところが、今朝ニュースを観ると「案ずるより生むが易し」の諺通り、日本が韓国に逆転勝ちしていた。しかも、2-0の劣勢スコアから3連続得点を挙げて3-2でひっくり返したというのだから「あっぱれ!」と誉めてあげたい。これまで日本の23歳以下の代表チームは韓国にまったく勝てないどころか、アジアの大会でもベスト8が勢一杯だった。気の毒にも谷間の世代と皮肉を以って呼ばれていた。それが手倉森監督が就任してから見違えるように力を上げて来た。この優勝を手土産にアジアの王者としてリオ・オリンピックに堂々と乗り込んで行くのである。アジア代表チームとしては、日本の他に日本に敗れた韓国とイラクが出場する。
そのリオ・オリンピックであるが、今ブラジルは経済低迷で厳しい社会・経済環境の中にある。失業者が溢れているうえに、犯罪が頻発して治安も悪化している。そこへこれまで聞いたことがなかった「ジカ熱」という伝染病が流行の兆しを見せて来た。まだ日本ではあまり知られていないが、妊娠中の女性がこれに罹ると小頭症という小児を産む可能性があり、知能の発達が遅れた赤児の出産の可能性が高まるとされ警戒されている。ブラジルからの帰国者に対しても注意を促している。
さて、今日まで日経朝刊に連載されていた「私の履歴書―小椋佳編」が終わった。小椋氏はユニークな経歴を持った、天才肌の作詞・作曲家であり、楽しみにしていた。実際お堅いイメージの銀行家として持てる才能を発揮しながら、その一方で余業として音楽活動をやっていたような一風変わった人だった。とても凡人には足元にも寄れない才人であるが、その人生訓にはちょっと驚く。病気がちのため、人生を達観した眼で見ているような人である。癌の手術で反って糖尿病が良くなったとか、一日にタバコを40本を欠かさないなど呆れるような行動もある。変わった方であるが、数々の自作品にもヒット曲が多い。私より5歳ほど若いが、古稀を迎えた一昨年4日間に亘って生前葬コンサートを行い、来られた1万数千人の聴衆に対して身勝手な葬式にご参列いただいたと感謝の言葉を述べている。そして、昨年秋には一周忌コンサートで全国を巡っている。今では、普段「死に装束」と称する白い作務衣姿で過ごしているという。いくら何でもちょっと真似出来ない。
この人は、銀行家としてもそれなりの実績を上げ、音楽家としても際立った業績を残して、恐らく天才と呼べるカテゴリーに入る人なのだろう。毎日読んでいてとにかく愉快な「私の履歴書」だった。
3183.2016年1月30日(土) アメリカ大統領選候補者の呆れた行動
アメリカ大統領予備選を前に最後の共和党テレビ討論会が一昨日アイオワ州デモインで開かれた。フォックス・ニュース社の主催だったが、現在共和党内で最有力候補者の実業家ドナルド・トランプ氏が、司会者である女性人気キャスターのメギン・ケリーさんと昨年衝突したことを理由に、彼女を忌避する行動に出て討論会に欠席するというとんだ茶番劇となった。では、トランプ氏はどうしたかと言うと、近くの会場で同じ時間帯にひとりで気炎を上げて演説会を行っていた。
最近日本でも出廷しなければならなかった裁判所へ無断で欠席し、次回裁判では拘引されて無理やり出廷させられたふざけた元県会議員がいた。しかし、仮にも世界中の注目を浴び、責任の重いアメリカ大統領選挙において、司会者が気に入らないからと言うだけの理由で討論会を欠席するなどその行動は極めて幼児的であり、選挙民に対する責任感もなく言語道断であると思う。こういう人物が、例え経済センスは優れているにしても果たしてアメリカ大統領として適任なのかどうか、大いに疑問である。この人はこれまでも物議を醸す発言を行い、一部で強く顰蹙を買っていた。その厳しく非難されるべき発言は、移民やイスラム教徒に対する侮辱である。イギリス議会では、トランプ氏の入国を禁止するとの議案まで成案しそうだった。仮にトランプ氏が次期アメリカ大統領になっても入国を拒否する国が増えるだろう。これでは国際的重要事項がまとめられる可能性が確実に減る。こういう人をアメリカ人は許容するのだろうか。それこそアメリカ国民にとって恥ずべき人物となる可能性が高い。
討論会では他の候補者は、トランプ氏を欠席裁判に見立てて、徹底的に非難口撃したようだ。
しかし、不可解なのはこのような破天荒な言動を繰り返すトランプ氏への支持が下がらないことである。日本とは選挙制度は異なるが、仮に日本にこのような人物が現れたら果たして日本人だったらどういう反応を示すだろうか。
3182.2016年1月29日(金) 「マイナス金利」って何?
「マイナス金利」という金融政策があることを初めて知った。今日日銀が民間銀行に対して、来月1日から 「マイナス金利」を行うことを決定したのである。日銀に預ければ、日銀に0.1%の金利を支払うことになる。まだ、銀行制度について知らなかった子どもの頃に、銀行に預金する際に預金者は手数料を支払うものだと思っていた。それと同じことが行われると公表された。市中銀行から日本銀行へ資金を預ける際マイナス0.1%の金利を適用するといことになった。もちろんこんなことはわが国の金融政策上初めてのことである。
原油価格の下落や中国経済への不安で世界経済の先行きの懸念が強まり、国内の景気や物価に悪影響が及ぶ恐れが高まったからだという。原油価格について言えば、直近の本ブログにも度々取り上げたが、石油原油価格は一時1バレル=26$台まで値下がりした。だが、偶々古いブログをチェックしていたところ、2008年7月には原油価格の値上がりに世界中が悲鳴を上げていたことがあった。当時の原油は実に1バレル=142$だった。最近の価格の6倍近くの高値だったのだ。
とにかく最近の原油の下落は、世界中に不安感を醸成しつつある。
日銀の史上初の「マイナス金利」の目的は、民間銀行は貯まった資金を日銀へ預けるのではなく、銀行自体の融資や有価証券の購入に振り向け、日銀が供給した資金を実態経済に循環し易くしようとの狙いがある。専門家はいろいろ奥の手を考え出すものだ。
しかし、金利低下で銀行の収益力が悪化してしまうため、銀行の中小企業向け融資などが逆に減る懸念もあり、「マイナス金利」は「もろ刃の剣」と見る専門家もいる。
さて、フィリピン訪問中の天皇・皇后両陛下は今日マニラ市の近郊、カリラヤ地区にある日本人戦没者慰霊碑に巡拝され供花された。慰霊祭のシーンを観ていると、かつて戦友の方々やご遺族にお供して訪れた戦地の慰霊祭を思い出す。
このところ連日のように先の戦争によるフィリピン人犠牲者の数が、日本人犠牲者を2倍も上回ったことから、フィリピン人の対日感情について憶測も交えていろいろな報道がなされている。その中で戦後日本人戦犯が、キリノ大統領の特別の恩赦により釈放され帰国することが出来たことを取り上げている。終戦後間もなくは確かに対日感情は悪かった。それが、徐々に好転して、キリノ大統領の決断以降は対日感情が見違えるように良くなったという。
まだ、高校生だった頃だと思うが、亡父がキリノ大統領という人は凄い人だとほめそやしていたことを思い出す。
今年は戦後71年になる。生き残った旧日本軍兵士も数少なくなった。私が知っている戦友会の方々もほとんど彼岸へ旅立たれた。どうしても感情移入して感慨深い気持ちになる。
3181.2016年1月28日(木) TPPの交渉人・甘利大臣辞任
先週発行の「週刊文春」で、千葉県の建設会社総務担当者から金銭授受の疑惑を報道された甘利明・経済再生担当大臣が、今日夕刻の記者会見で経済再生担当大臣の職を辞すると表明した。今回の疑惑は金銭授受が暴露されたケースとしては、これまでのケースとはやや趣が異なっていた。全体像が不透明のうえに大臣のこれまでの説明もやや歯切れが悪かった。疑いは残ったが、これと決めつけることが出来ない不鮮明な事件だった。大臣自身首を傾げていたが、大臣と当該の人物が会った際の録音や映像が残っている点などから、大臣や自民党幹部の中にも大臣は嵌められたのではないかと感じた人もいたようだ。
それはそれとして、大臣本人は参議院本会議で自らの説明責任を果たし、与えられた職務を遂行すると語っていたが、最終的に受け取った金銭に関する秘書の不手際について、監督責任を取る形で辞める決断をした。大臣自身もお金を受け取っていたことを認めた。いつもながら金銭問題で辞任するケースには理不尽で、不透明な印象が付きまといどうもすっきりしない。
甘利大臣は安倍総理に辞意を申し入れ総理は受け入れ、後任に石原伸晃氏を任命した。
国民としては今後原因の解明を期待したいところだが、謎深い行動をした建設会社の担当者に対するメディアの追及も激しくなるだろう。現在開会中の国会審議が停まりかねない状態から一段落はすれども、政局の停滞は免れないだろう。
安倍内閣発足後、これまでに任期途中で辞任した閣僚は、小渕優子経済産業相、松島みどり法相、西川公也農林水産相に次いで4人目である。安倍内閣としては、彼らの辞任に比べて甘利大臣の辞任は、漸く合意して最終段階に入ったTPP交渉がいよいよ仕上げ段階の時期にあるだけに厳しい選択である。長い時間をかけて漸く関係諸国との間で何とか折り合いがつき、近いうちに契約、発足の時が近づき、それまで再三難しい交渉に当って苦労された甘利大臣としては、身から出た錆とは言いながら、無念で最後まで結末を見届けたかったであろう。
それにしても、毎度政治家の金銭授受疑惑問題を聞くたびに、またかとの呆れた印象を受ける。今回もまた同じ轍を踏んだ。
3180.2016年1月27日(水) 日本サッカー、6回連続オリンピック出場
日本のサッカー・U23代表チームが、オリンピック・アジア予選準決勝でイラクを2-1で破り、決勝に進出した。同時に、今年開催のリオ・オリンピックへ6回連続10回目の出場が決まった。何はともあれ、喜ばしいことである。対イラク戦はこれまで苦戦続きで、この日本チームも2回連続して負けており、不安視されていた。だが、堂々先取点を挙げて、一度は同点とされながらもタイムアップ寸前に決勝点を挙げて見事勝ち名乗りを挙げた。
この試合は因縁だらけだった。今から23年前のワールド・カップアジア最終予選で日本が勝てば日本にとって初のワールド・カップ出場が決まる大事な試合が、試合終了直前のアディショナル・タイムにゴールを決められ、2-2のドローで初出場を逸した。「ドーハの悲劇」と言われ長く語り伝えられてきた。それが場所も同じカタールのドーハで、相手も同じイラクに対し試合終了直前のアディショナル・タイムで逆に劇的なゴールを決めてオリンピック出場を決めたのである。そしてゴールを決めた2人の選手がいずれも「ドーハの悲劇」の年、1993年生まれの22歳だったというのも何かの因縁である。
厳しい条件の中で頑張るこの種のガンバリズムは、昔の選手に比べると今の選手たちの方がむしろ逞しいように感じている。全般的に日本サッカーのレベルが上がってきたせいもあるのだろう。決勝戦はライバル韓国であるが、ロンドン・オリンピック3位決定戦で屈辱を味わわされた相手だけに何とか借りを返したいものである。
さて、今朝の日経紙にこんな記事が載っていた。南極大陸1,500㎞初の単独横断を目指し、誰からの支援も受けずに、そりに食糧とテントを積んで走行していたイギリス人探検家ヘンリー・ワースリー氏が、疲労と脱水症状のためついに途中で救助を求めていたが、搬送先チリの病院で多臓器不全のため亡くなられた。71日間を走り抜きゴールまであと約50㎞の地点まで辿り着いていながら、ギブ・アップはさぞや心残りであろう。55歳の退役軍人だった。途方もないことを計画し実行する人もいるものである。ただ、この人も単なる冒険家ではなく、陸軍を早期に退職したばかりで志として傷病兵支援の資金集めが目標で、すでにその目標は達成していたという。
実は先日、南極の専門家で南極に15回も訪れた神沼克伊さんと会食した時、何気なく神沼さんに南極大陸は高低差はあるそうですが、遠方を見たらどんな風な景色が目に入るのですかと尋ねてみた。神沼さんは真っ白で雪以外何も見えないと仰った。そんな白い平原をただひとり特別な観測機器だけを頼りに孤独な走行をしていた心境はどんなものだろうか。何だか切ない気分になる。