充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
ブログ一覧
3383.2016年8月17日(水) オバマ大統領の核兵器先制不使用政策
6月にイギリスが国民投票でEU離脱を決めてから世界的に経済が停滞し、以降わが国でも株価が下がり続けている。国内ではもう半年も経過するというのに日銀がエイヤッとやってのけた衝撃的なマイナス金利がその効果を上げていない。そこへ昨日円高の背中を押すようについに1$=99円台にまで円高が進み、この具合では当分輸出も伸びそうにない。日銀は新たな経済対策を出すのだろうか。しばし注目して見てみたい。
その一方でアメリカ大統領選の影響を受けて対米外交でも妙なトバッチリが降りかかってきた。クリントン民主党候補の応援演説をしていたバイデン副大統領が、とんでもないことを言い出したのだ。「核保有国になり得ないとする日本の憲法をわれわれが書いたことを知らないのか。そんなことを学校で習わなかったのか」と対立候補のトランプ氏にやり返したのである。大きなお世話であるし、日本の憲法制定についてアメリカの学校で教えることはないのではないか。トランプ氏は何と言ったのか。日本の核武装を容認するから、アメリカにばかり頼らず自力で国を護れと言ったのだ。それにしてもバイデン副大統領の一方的な発言はわれわれ日本人にとって迷惑千万なことだ。大体アメリカが草案から何もかもお膳立てして日本国憲法を作成し、日本政府にこれで行けとばかり引き渡したというようなシナリオは誤解も甚だしい。バイデン氏こそもっと日本国憲法制定の事実を知ってもらいたいものである。
ワシントン・ポスト紙が報じるところによるとその前提として核保有国のアメリカは先制攻撃をしないというオバマ大統領の考えがあった。大統領が検討しているとされる核兵器の先制不使用政策に対して、安倍首相が北朝鮮に対する抑止力が弱体化し、紛争の危険が高まるとハリス太平洋軍司令官に伝えたという内々の話があった。つまり安倍首相の考えは、「先制不使用は困る。危険だと確信したらアメリカの北朝鮮へ核の先制攻撃を容認する」ということだったのである。韓国はもちろん、核保有国のイギリスやフランスもオバマ大統領が検討中の政策について反対の立場にいるそうだ。
保守派の安倍首相が反核を唱えるなら大いに歓迎だが、他国の核の使用についてまでコメントを述べることは出過ぎた発言だと思う。わが国は長年非核三原則を堅持し、核の使用に反対してきたのではなかったか。オバマ大統領の考える先制不使用政策は日本の非核三原則に触れるものではなく、非核三原則のひとつである「核を使用せず」に適っていると考えている。ケリー国務長官、カーター国防長官、モニツ・エネルギー長官ら政権内部の政府高官の間では大統領に反対意見を伝えているようだが、残り任期の少ないオバマ大統領としては、ノーベル平和賞を授与された立場からも自説を貫いてもらいたいものである。
3382.2016年8月16日(火) 野武士軍団の元西鉄・豊田泰光さん逝く。
「ポケモンGO」の降って湧いたような人気で世界中のゲーム愛好家が市街地でルールも弁えず、交通事故を起こしたり、他人の私有地に入り込んで問題を起こしたり、使用上の問題を呈したり、巡り巡って一時のブームは去ったかのような下降人気である。新商品を開発した任天堂も株価が暴騰したり、急落したりして対応も思うように行かず振り回されているようだ。あれだけ売れた人気商品を開発しても、長期的に見ると必ずしも会社の発展に寄与するかどうかわからないところはゲーム感覚と変わらない。経営者の苦労も並大抵のものではないようだ。
2009年ごろのイギリスの「インディペンデンス」紙にこんなことが書かれていた。凡そ下らない暇つぶしの最たるものは「カラオケ」で、次いで「24時間スポーツチャンネル」、「ゲーム機」、「携帯電話」の順だという。つまりいま流行りのスマホや「ポケモンGO」は、大分前からいずれ姿を現す下らないものだとすでに見透かされていたようなものである。
さて、いま過熱しているオリンピック報道の影に隠れているようだが、例年通り夏の高校野球も熱戦を繰り返している。その熱戦の隅でひとりの元高校球児がこの世を去った。元球児というより、プロ野球でも西鉄ライオンズ黄金時代のスラッガーとして知られた豊田泰光さんである。巨人が痛めつけられた相手チームの中心選手だっただけに、現役時代は憎たらしい存在だった。だが、近年日経新聞に中々味のある評論を書いていたので、豪放磊落な強打者の隠れた一面を垣間見たように思い期待していた。
その豊田さんには、私がまだ千葉の中学2年生だった昭和27年、夏の甲子園で、豊田さんの水戸商は南関東代表校・成田高校に完封負けしたが、その時水戸商の3番打者として成田高の穴沢投手からただひとり3打席3安打を放って孤軍奮闘活躍したのが、豊田選手だった。その後豊田さんの活躍を注目していたが、プロでも大活躍したのは周知の通りである。
後年茨城県の海外教員視察団を度々お世話する機会があり、その都度県の先生方とは豊田さんの話題に触れると先生方にも興味を持っていただいた。茨城県では、豊田さんは同じ茨城県出身の石井藤吉郎さんや石井連蔵さんと並び野球界のヒーローだったのである。
豊田さんはプロ野球ではチームメートの大下弘選手や、中西太選手らとともに野武士軍団と言われた西鉄を日本一のチームへ押し上げた大功労者でもあった。あの元気印の豊田さんが81歳になったとは言え、突然冥界へ行ってしまうとは、テレビのない時代の豊田さんの活躍を知っているだけに、一抹の寂しさを拭えない。
3381.2016年8月15日(月) 終戦記念日に閣僚・国会議員の靖国参拝
終戦記念日に当たる今日、全国各地で慰霊祭が行われたが、東京の日本武道館では先日「生前退位」についてお気持ちを述べられた天皇・皇后両陛下ご臨席の下に政府主催の全国戦没者追悼式が行われ、310万人の戦没者を悼んだ。天皇は例年通り戦争の惨禍が再び繰り返されないことを願うとのお言葉を述べられたが、安倍首相は歴代の首相が言及したアジア諸国への加害、深い反省などの言葉に今年も一切触れなかった。
今日はお隣の韓国でも日本の植民地支配からの解放を祝う「光復節」式典が行われた。この数年日韓関係は必ずしも友好的と言えるような間柄にはない。今日も竹島に国会議員が上陸し、自国領土であることをアピールした。
一方毎年中韓両国を刺激する閣僚の靖国神社参拝は、今年も約70名の国会議員、毎度参拝する高市早苗総務相と今年初めての丸川珠代オリンピック担当相が行った。常習の高市総務相はともかく、丸川大臣の言い分は、国のために亡くなられた戦没者の御霊にお参りするのは当然とのニュアンスの発言だったが、すべて極右の政治家の受け売りでこの大臣には靖国神社の本質がよく分かっていないようだ。靖国神社に誰が祀られているかという点をまったく考えず、また戦禍を与えたアジア各国への思いやりに欠ける発言である。毎年繰り返される中国と韓国からの批判を焚きつけるようなものではないか。丸川大臣の行動は、今日参拝したいが立場上お参り出来ないどなたかの身代わりで靖国へやってきたのではないか。そう勘ぐって考えざるを得ない。こんな非常識な人間が国務大臣とは呆れるばかりである。
さて、高校の3年後輩で大学のゼミでも後輩に当たり、卒業後も高校、大学の先輩・後輩として気軽に付き合っていた中村寛夫くんが4月に亡くなったとゼミの先輩・小松先生からメールでお知らせいただいた。彼は中々優秀な後輩でゼミの恩師・飯田鼎先生も期待していた。卒業後岩波書店に勤めて、相変わらずペンもおしゃべりも達者だった。近年は肺を患い、外出の際は酸素吸入器を持参して苦労されているようだった。最近はあまり外出することもなくなったせいか、電話と手紙によるやり取りだけになってしまった。昨年もらったハガキには「イヤな世の中になったもんです。小生ヒッソリ消光しおり」と書き添えてあった。常日頃から自民党政権に批判的だったし、徐々に保守化する政治にうんざりしていたことが窺える。
2012年にゼミの恩師を追悼する文集を発行した際、私が編集責任者となり、彼にも寄稿をお願いしたところ健康不良を理由に一旦は断って来たので、脅しつけ命令調でペンを執らせたことも懐かしい思い出である。幸い追悼文集は多くのゼミ卒業生から励ましと慰めをいただき、まずまずの出来映えだったと自画自賛している。幸いにも中村くんが中々個性的な名文を寄稿してくれたので、全体的にまとまって洗練された小冊子になったと自負している。
昨夕奥様にお電話した際、いろいろお話を伺い彼を懐かしく偲んだところである。追悼文集については手元にある筈だと仰っていたが、折角中村くんが書いた名文を奥様が読んでいないのは残念なので追悼文集と、他に出身高校についてもページを割いている拙著「南太平洋の剛腕投手」も一緒に、今日郵送したところである。それにしてもまたナイスガイが彼岸へ旅立ってしまった。何としても寂しく悲しいことである。
リオ・オリンピックも中盤に入った。競泳はすべて終了し、日本は金2、銀2、銅3のメダルを獲得したが、何とアメリカの怪物、31歳のマイケル・フェルプス選手は今大会5つの金メダルを獲得し、彼ひとりで過去の大会を合せてオリンピックで23個の金メダルを手にする大活躍ぶりだった。今日行われた陸上男子100m決勝では、ジャマイカのウサイン・ボルト選手が、北京、ロンドンに続いて3連覇を飾る圧巻の走りを披露してくれた。
特筆されるのは、テニスで錦織圭選手が銅メダルを獲得し、日本人テニス選手として1920年アントワープ大会の熊谷一弥選手の銀メダル獲得以来96年ぶりのメダリストとなったことである。1世紀も前にオリンピックで大学の先輩が大活躍したことを知って嬉しく誇らしく思う。
3380.2016年8月14日(日) カストロ・キューバ革命評議会前議長卒寿を迎える。
今月末のキューバ旅行に備えてキューバ革命や、フィデル・カストロ前キューバ革命評議会議長、チェ・ゲバラに関する書物を読んでいるが、これまでキューバ革命についてはカストロらの功績以外あまり深く調べるようなことはなかった。革命はちょうど60年安保闘争やベトナム戦争と時期が重なっていたこともあり、キューバ革命の現象それ自体には大きな興味を持って概略を知ることはできたが、深く学ぶほど気持ちが向かわなかった。革命成就後ゲバラが諸外国巡行の際日本を訪れ、敢えて広島を訪れたことも寡聞にして初めて知った。私の関心と情報が近場に偏り過ぎていたかも知れないが、今改めて関連書を読んでみるとカストロの革命実現のための緻密な計画性や、行動力、ぶれない信念、巧みな話術と演説、更に優れた人間性に、多くの国民が彼を慕うことに納得できるような気がする。更に今まで知らなかったが、カストロがいわゆるソ連式、毛沢東式の社会主義とは異質で、マルクスが目指すような真の社会主義を目標にしていたことが分かる。従って当時のソ連を表面的にはともかく内心では模範にして頼っていたわけではなく、ソ連邦崩壊まで決してソ連と気脈を通じるということはなかったようだ。
一口に革命といっても多種多様だが、キューバ革命がいかにカストロ個人の力によって成し遂げられようとも、カストロは彼個人への個人崇拝を避け、しかも現場の最前線に立って指揮官として指揮、行動して模範を示していたことによってリーダーが国民から信頼され、深く敬愛されるような社会主義革命を成し遂げたことは稀有な例だと思う。その意味でベトナム戦争を勝利に導いたホー・チー・ミンとも別の道を歩んだ人だと思う。
人間的な魅力も捨てがたく、まだまだカストロの魅力を知りたいものだと思っている。
そして昨13日がそのフィデル・カストロ90回目の誕生日である。日本流に言えば「卒寿」というおめでたい誕生日に当る。
カストロは13日付共産党機関紙上で、5月に広島を訪問したアメリカのオバマ大統領の演説に対して「何十万人の住民を殺害したことへの謝罪の言葉が欠けていた」「広島と長崎を無作為に選んだ原爆投下は犯罪的攻撃だ」と厳しく指摘した。
カストロは革命前後に何度となく訪米しているが、革命前アメリカ資本のバチスタ政権との癒着による搾取と、革命後の経済封鎖に対して国交回復による雪解けを言われながらも反米的言動は留まるところを知らない。手元にまだ読み始めていない革命関連書もこれから楽しみに読もうと思っているが、キューバではある程度革命に拘って見聞したいと今から楽しみにしている。それにしてもカストロ兄弟(兄フィデル、弟ラウル現革命評議会議長)もチェ・ゲバラも大した人物である。
さて、今朝国民的人気グループ‘SMAP’が今年12月31日限りで解散することに決まったとの衝撃的ニュースが駆け巡った。今年1月一度その噂が出て1月14日付本ブログでも触れたところだが、人気グループであるが故にしばらくして元の鞘に収まってファンはホッとしていたようだ。だが、内情はそんなに単純なものではなかったようで、結局事務所とメンバーが話し合いの末解散することに決まった。‘SMAP’は1988年に結成され、以降今も人気は先端を走っている。その名称もSports Music Assemble People(スポーツと音楽を融合する人々)の頭文字から取ったというから、融合が挫折したというところだろうか。
3379.2016年8月13日(土) オリンピックにからむ諸々の問題
今度のオリンピック競泳で珍しいことがいくつかある。先ずは、昨日行われた女子100m自由形で金メダリストが2人も現れたことである。しかもその内のひとりが、黒人アメリカ選手だった。その昔テニス、ゴルフや水泳では黒人と白人が同じ場でともにプレイすることはなかった。それが一応人種差別の壁が撤廃され、今では多くのスポーツで表向き差別はなくなり、その上競技によっては白人選手以上に黒人選手の活躍が目立つようにもなった。それでも水泳だけは、同じトレーニングの場が与えられなかったのか、これまで黒人選手が華々しい活躍をすることはほとんどなかった。これからは、人種の差別なく互いに競い合うスポーツの本領を見せてくれるだろう。
次いで、順位で同着が目につくようになったことである。冒頭に挙げた100m自由形の金メダリストルは2人の選手が同着となった。今日行われた男子100mバタフライ決勝では3人の選手が同着2位となり、一気に銀メダリストが3人も誕生した。加えて3人の内のひとり、南アのレクロー選手は前回ロンドン大会でも2人が2着だった時のひとりだった。すでに今大会で4つの金メダルを獲得しているアメリカのマイケル・フェルプス選手も銀メダリスト3人の内のひとりだった。オリンピックの競泳種目で同じメダルを3人が分け合うのは史上初だそうである。
嫌なことは、あれだけドーピングが騒がれた大会であるにも拘わらず、検査で陽性が出たり、出場予定だったが疑念を持たれて追放処分にあった選手がいる。昨日行われた陸上競技最初の女子10000m決勝でも、従来の記録を大幅に塗り替える世界記録で圧勝したエチオピアのアルマズ・アヤナ選手が疑われている。スポーツ界では度重なる傷の痛みが骨髄に達していないのではないかとそのいい加減さに呆れるばかりである。
嫌なことの2つ目は、柔道1回戦でイスラエル選手に敗れたエジプト選手が試合終了後、イスラエル選手の握手を拒んだことが問題になっている。IOCではオリンピック憲章と理念に反するとして、問題にするようだ。
さて、リオ・オリンピックの熱気に圧倒されて些か過熱もトーンダウンしたかに見えるアメリカ大統領選挙運動中に、民主党候補ヒラリー・クリントン氏がこのほど環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に反対を唱えた。共和党候補トランプ氏から態度を迫られ保留していたクリントン氏もトランプ氏同様に反対を訴えたのである。どうも駆け引きが絡んでいるようだ。先日オバマ大統領がクリントン氏を次期大統領として強く推したが、クリントン氏はそのオバマ大統領の親心を無視するかの如く選挙向きの行動に出た。その影響かどうかは、はっきりしないが、TPP反対を打ち出したクリントン氏を批判するかのように、昨日オバマ政権はTPP批准に向けた行政措置の説明案をアメリカ議会に送付した。
だが、アメリカには反対意見も多くこの先どうなることやら視界不良である。アメリカ議会、民主・共和両党、上下院議員らにとって選挙を考え、周囲との調和を考えながら結論を出さなければならないのは気苦労とは思うが、しっかり自らの信念だけは貫いて欲しい。周囲への気遣いや選挙対策で自論を主張しないというのでは、本末転倒ではないだろうか。アメリカ大統領選挙が色褪せてくるわけだ。
一方、安倍総理は秋の臨時国会でTPP批准を目指すと言っているが、わが国内でも農協を中心に反対の声は根強い。最近強気になってきた首相は、これに対してどう出るか。